或いはこんな織斑一夏   作:鱧ノ丈

78 / 89
 ぶっちゃけた話、今回の話と前回の話は元々一つの話でした。ただ、ちょっと長いかなと思って分割と相成ったわけです。未だに一話当たりの文章量というのは模索中ですが、このくらいが案外丁度いいのかなぁとは思っていたりします。この文章量についても是非読者の皆さんのご意見を伺いたいところですね。

 さて、今回は場面が転じて別の場所での別の戦闘。話の流れ的にはバレバレですが、本作でもいよいよあの娘が登場です。


第七十四話:キセキと蝶の戦舞 降り立つ魔女

 一夏と楯無が侵入していたテロリストと交戦、逃走した敵工作員の捕縛指示、これらを伝えられた時のシャルロットたちは至って平静だった。

 その手の工作員の侵入の可能性は予め伝えられていたし、その際の対処プランも入念に練られたものを共有してある。勿論、そのような事態など無いに越したことは無いのだが、起きてしまったとしても予想の範疇を出ないものだった。

 よって指示を受けたシャルロット、セシリア、ラウラの一年専用機所持組み欧州勢は準備を終えていたこともあり、直ちにISを展開、行動を開始していた。

 

「デュノアさん、具合の方は大丈夫ですの?」

「うん。ちょっと不意打ちで意識飛ばされただけだから。いやぁ、斎藤先輩だっけ? 凄いね、あの人。近距離戦なら多分僕より技術は上だよ」

「何でも織斑と相当な接戦を繰り広げたそうだ。何やら設備のトラブルでセットが崩壊する中で戦っていたらしいぞ」

「まるでハリウッドのアクション映画ですわね……。まぁ、そのようなことを行った挙句、結局は勝ってしまうあたりが彼らしいですが」

 

 敵の状況は伝えられている。ISを所持していたが、それも一夏と楯無の交戦の末に使用不能。敵本人も少なくないダメージを負っているという。油断は禁物だが、対処に困る相手でも無い。よってこんな軽口を言い合う余裕も持ち合わせていた。

 だがそんな軽い会話も長くは続かない。突如としてレーゲンが発したロックオン警報、それをラウラが伝えると同時にセシリア、シャルロットの二人も直ちに臨戦態勢に移行していた。

 

「ラウラッ!」

 

 晴天に恵まれた空に何かが光った、それを視界に捉えると同時にシャルロットは光とラウラの間に割り込むように身を躍らせ盾を構える。直後、高速で飛来した光弾が盾に直撃、しかし重装甲をそのまま切り取った如き堅牢さを持った盾を貫くことはできず、直撃と同時に宙へと散る。

 

「これはっ……!」

 

 飛来した光弾に三人は揃って表情を険しくする。何故ならその攻撃はあまりに見覚えがあるものだからだ。そう、最も表情を険しくしているセシリア、彼女が駆る愛機の主兵装のものと全くの同一。

 いったい如何なる理由によるものか、推論を巡らせる各々のISが同時に接近する未確認機の存在を告げる。そしてソレは現れた。

 

「もしやとは思いましたが……何故この場に現れたのか、問い詰めたいところですわね……!」

 

 その存在だけならシャルロットとラウラも知っていた。だが、実物まで見たことがあるのはセシリアのみ。だからこそ、セシリアは大きな疑念とそれを上回る憤りを込めて現れたISの名を呟いた。

 

「サイレント・ゼフィルス……!」

 

 

 

 

 

 サイレント・ゼフィルス、英国製第三世代型IS――

 英国製第三世代として名が通っているのはセシリアが駆るブルー・ティアーズだが、実際のところティアーズは英国が手掛ける第三世代兵装のテスト機という側面が強い。そしてセシリアとティアーズが収集したデータをベースに、より高いパフォーマンスを安定して発揮できるよう作られた本当の意味での英国製第三世代IS、それこそがゼフィルスだ。

 依然イギリス国内の研究所にて調整が進められていると聞いていたはずの機体が何故極東くんだりまで現れて、あまつさえIS学園に襲撃を仕掛けたのか。いずれも不愉快なものでしかないが、幾つかの推論を挙げることはできる。だがその全てをセシリアは一時的に思考から放棄した。

 何故かなど後で幾らでも考えられる。肝心なのは今すべきことは何か、だ。そしてそれは決まっている。

 

「お二人とも、散開して下さい。多方向からの連続攻撃、BT兵装搭載機言えども対処には限度があります。勝機は確実にありますわ」

 

 言葉では無く行動で返事が返ってくる。三機のISに囲まれる形になったが、ゼフィルスとその搭乗者に同様の気配は無い。それどころか余裕すら浮かべている節がある。

 結構、経緯の如何はさておき、あのサイレント・ゼフィルスを駆るというのであれば乗り手としての技量は確かなのだろう。確実に代表候補クラスは最低、それ以上も考え得る。こちらが苦戦させられるのかもしれない。

 そんなことは関係ない。自分たち三人には任された責務がある。実力を見込まれて任された以上はそれを全うすることが任された者の本懐だ。その前に立ち塞がるというのであれば、それが何であれ対処など決まりきっている。

 

「ミッション追加ですわ。イギリス代表候補セシリア・オルコットの名の下に認めます。多少損傷が大きくても構いません、サイレント・ゼフィルスの撃破及び捕縛を。あの口元から、余裕を引きはがしますわよ」

『了解』

 

 薄暗く閉鎖された地下空間とは対照的な、突き抜けるような蒼穹の下で四機のISが入り乱れ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(想定よりもできるか……)

 

 サイレント・ゼフィルスを駆りながら亡国機業の一員である"エム"は相対する三人の戦力評価を上方修正する。

 IS学園に襲撃を仕掛けるに際して、学園側の主戦力となり得る人物については予め情報を得ていた。その中には無論、欧州三国の代表候補生である三人のことも含まれている。事前の情報の限りでは三人ともに代表候補の括りで見れば十分に優秀だが、自分が苦戦する程でも無いという見立てだった。だが実際に相手をすると、三人ということを差し引いても想定より実力が上回っている。ともすれば、念のためと持たされたアレを使う必要性があるかもしれない。

 

「だが、足りないな」

 

 サイレント・ゼフィルスの武装は基本的にはブルー・ティアーズと同種の物だ。主砲と呼べる大型のライフルと、遠距離操作により稼働する複数のビット。違いがあるとすれば武装の出力とビットの運用の幅だろうか。当然のことながら、発展型であるゼフィルスの方ができることは多い。ビットを利用したエネルギーシールドなど良い例だ。

 とは言え、基本的な戦術の構築がブルー・ティアーズと近いものになるのは仕方のないことだ。ならば肝心なのは使い手の技量の差。一つ、見せつけてやろうとエムは鼻で笑った。

 

「そら、こいつはどうだ?」

 

 六機のビットから続けざまに光弾が放たれる。一発の威力はブルー・ティアーズのソレを上回り、数も上。更にビットと機体本体の同時操縦にしても対峙する三人が敵ながらに見事と思わざるを得ない巧みさを持っている。

 交戦を開始して数分も経っていない。だが否応なしに理解させられた。サイレント・ゼフィルスの操縦者は自分たちのいずれよりも高い技量の持ち主である。同型機を駆るだけにセシリアがそれを最も強く実感していた。

 

「痛い目を見たくなければ道を開けろ。貴様らに興味など無い。私の仕事はヘマを踏んだ馬鹿な同僚の回収だからな」

「それで引くと思うか、亡国機業(ファントム・タスク)。貴様の目的がどうあれ、相対した以上は捕縛させてもらうぞ。それが我々の仕事だからな」

 

 共有された情報から鑑みてサイレント・ゼフィルスの操縦者が業界で囁かれる組織の一員であることは明白、だからこそ曲がりなりにも国防の一端を担う存在として見逃すわけにはいかない。例えその場では何もしていないとはいえ、指名手配犯を見つけて見逃す公僕などいるわけがない。それはセシリアとシャルロットとて例外では無い。

 

「そうか、馬鹿なやつらだ」

 

 では実力の違いを見せてやろう、鼻で笑いながらエムは再びビットの全機に指示を下す。片手に握る主武装"スターブレイカー"の射撃を牽制としてラウラの動きを封じ、その隙にビットによる集中砲火でシャルロットを狙う。セシリアのビットによる抵抗は意識を割かずとも回避ができる。

 

「どうしたセシリア・オルコット。その程度か? イギリスのBT適性最大値が聞いて呆れるな」

 

 嘲笑うように声を掛けるがセシリアは無言のまま。言い返すこともできずぐうの音も出ないかと笑う。

 ゼフィルスのビットから放たれた光弾がシャルロット目がけ殺到する。流石にこれで落としきれるとは思っていないが、それなりに削ることはできるし、何より動きを抑え込める。後はスターブレイカーで撃ち抜けば済む話だ。

 まずは一人――そう考えた直後、宙を貫いた蒼の光条が光弾を纏めて消し飛ばしていた。

 

「なにっ――!?」

 

 予想外の展開にエムはこの場において初めて表情を変える。そして光条の飛来した元を辿り、スターライトを構えたセシリアの姿を捉えた。

 

「貴様っ……!」

 

 セシリアが何をしたのか、それはすぐに理解できた。

 エムが放った光弾、いずれもがバラバラの軌道を描いてシャルロットに迫っていた。だが見る角度、方向によっては複数の光弾が延長線上に重なる瞬間がある。そも目標はただ一点なのだ。近づけば近づくほど集中するのは物の道理だ。

 セシリアが狙ったのはその光弾が延長線上で重なる瞬間、それぞれ三つずつ光弾が重なったのを見切り、二発の狙撃により延長線上に重なった光弾を纏めて撃ち抜いたのだ。

 理屈の上では分かる。だが現実に行うとなれば並外れた狙撃能力を要されるのは素人目で見ても明らかだろう。それを為したセシリアは、気負った様子も何もなくただ平然としていた。

 

「なるほど、サイレント・ゼフィルスの操縦者。認めましょう、敵ながらに見事と言えるほどに貴女の技量は優れている。機体の操縦、ビットの操作、悔しい話ですがいずれもわたくしより上ですわ」

 

 業腹だが、強奪か何かでサイレント・ゼフィルスは英国から亡国機業に渡ってしまったのだろう。そして亡国機業においては今相対している敵が受領し、己の機体として操っている。

 それ自体には憤りしか感じないが、一人のIS乗りとしてはゼフィルスが然るべき技量の使い手の下へと渡ったということを認めざるを得ない。否定しても仕方ないことだ。敵はブルー・ティアーズ、サイレント・ゼフィルスと連なるBT兵装搭載型ISの操縦者としてはセシリアを明らかに上回る。

 

「で、それがどうしましたの?」

 

 悔しさはある。いや、それこそが最も胸中を占めていると言っても過言では無い。何故ならブルー・ティアーズと共に歩んできた道のりはセシリアにとっては己の誇りと同じだ。それを嘲笑われ何も感じないなど有り得ない。

 だがそれを理性で封じ込め、二の次とした。

 

「BT型の適性、技量、それらの上位者。欲しいと言うのであればその称号、差し上げますとも。ならばわたくしは、それ諸共に貴女を撃ち抜くだけですわ」

 

 格上を名乗りたければ好きにすればいい。事実そうなのだから、文句を言うつもりは無い。だが強者が必ずしも勝者となるとは限らない、肝心なのは最後に勝つこと、確かあの同級生(イチカ)がいつぞやに言っていた言葉だったか。

 最初に聞いた時はなんとも野蛮な理屈だと思ったが、ここ最近は割とそれはそれでアリだと思えてきたのは少なからず影響を受けているせいなのだろうか。困ったものだとは思うが、この場においては実に適した理屈と言える。

 

「ボーデヴィッヒさん、デュノアさん。どうやら彼女はもう勝利を確信しているようですわよ」

「そうらしい。では、教育してやるか」

「悪いけど、このままやられっぱなしじゃ満足できないんだよねぇ」

 

 同時に三人の纏う雰囲気が明確に変わったことをエムは感じ取った。そして今まで浮かべていた余裕の笑みを消す。依然こちらの優位に変わりは無い。ある程度の余裕もある。しかし慢心はせず冷徹にすべき対処を行う。それだけのことだ。

 その様を見る者が見ればこう言うだろう。まるで()のようだと。他の殆どを圧倒する剣技を持ち、それに相応しい余裕も常に湛えている。しかし相応の相手には例えどれだけ優位に立っていようと一切の油断を見せず冷徹に下すその姿と。

 それを聞かされたとしてエムがどのような反応をするか、それはこの場では知り得ないことだ。

 

 そして反撃が開始される。

 スターライトより狙い済ました一撃が次々と放たれる。一射一射の狙いが正確無比、どれだけ回避しようとしても当たることが必然と言わんばかりにゼフィルス目がけ蒼の光弾が飛来する。結果として防御用のシールドビットを一機、そのために回し続けねばならなくなった。

 そこへラウラとシャルロットが追い打ちを仕掛ける。両手に構えたアサルトライフルとマシンガンでシャルロットが執拗に追い立てる。当然、エムは追尾の振り切りを試みるが、引き離せない。同時にシャルロットが完全に自分の動きをなぞって追尾していることに気付く。

 エムの操縦技術は決して生半可なものではない。元々センスに恵まれていたこともあるとはいえ、鍛錬に鍛錬を重ねて地道に習得した確かな下地に基づく堅実なものだ。その腕前は代表候補どころか国家代表クラスにすら引けを取るものではない。その悉くをシャルロットは目にしたそばからコピー、己のものとしている。確かにIS学園の専用機所持者としては屈指の技巧派とは聞いていたが、だとしても俄かには信じがたい光景だ。

 

 レーゲンのレールガンから砲弾が放たれると共に轟音が重く響く。

 シャルロットと同じように、地上を移動しながらラウラはゼフィルス目がけて砲撃を撃ちこんでいく。セシリアに比べれば狙いはまだ甘い。躱すことは十分にできる。だが今回の場合はエムの技量を以ってしても回避ができないと思わしめるセシリアの狙撃能力が異常なだけであり、ラウラの狙いの精度も十分に脅威足り得るレベルだ。地表からとは言え、複雑な軌道を描き宙を舞うゼフィルスにきっちりと追い縋り、行く先を読んでいるかのように砲弾を叩き込んでくる。

 ゼフィルスのハイパーセンサーがラウラの表情を明確に伝えてくる。常に付けている左目の眼帯は外され、その奥にある本来とは別に金色に輝く瞳を表に出している。アレがドイツの新技術"越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)"であることは知っているし、ラウラのソレが本来のものと異なり不具合を起こしていることも情報として得ている。だが、仮にこの正確な追尾、ともすれば未来予知染みた動体視力の一因になっているのであれば――

 

(うん、やはり使おう)

 

 相手が想定外に強敵だった。その事実に対し淡々とすべき対処を考える。憤っても仕方ない、心を掻き乱すだけ無駄なことだ。相手が予想より強いなら、対処法をそれ用に変えるだけの話だ。

 周囲を一気に俯瞰、最もベストなポジションを探す。そして見つけた。直進ではなく弧を描くように、回避行動の最中の偶然を装ってそこへ辿り着く。何か特別なものがあるわけではない。ただ、相対する三人それぞれとの距離がほぼ同じであるというだけの場所だ。

 

 それはセシリアたちもまた同様に理解していた。敵がこちらの三人とそれぞれほぼ等距離にあること。だが、そこへ意図的に飛び込んだということには気づいていない。故に、その狙いもまた同様。

 好機と見て一気に畳みかけようと迫る。その行動にエムは内心でほくそ笑んだ。そして空いていた片手に今まで量子格納していた武装を呼び出す。現れたのは金色に塗装された鉤爪のような武器。それを振るい――

 

「きゃあっ!」

「なっ!?」

「ぐぅっ!!」

 

 エムを倒すべく近づいていた三人は揃って金色の熱波に吹き飛ばされていた。纏めて地面に叩き落され、立ち上がろうとして己の愛機が受けた損傷の大きさに気付かされる。

 一撃、たったの一撃で三機ものISに大きなダメージを与えてせしめたのだ。色、形状、そのあまりの違いにゼフィルスの操縦者が使ったのはゼフィルス本来の武装でないことは一目瞭然。だがそんな武装を所持しているということに敵の全容の底知れ無さを感じる。

 

「ここまでだな。動く力は残っていても、そのザマでは満足に戦えまい」

 

 鉤爪から伸びる金色の鞭を弄びながらエムはただ事実のみを伝える。よしんば動けたとしても、先ほどまでのような戦闘は厳しいだろう。そこまで動きを制限されれば、例え三人がかりでも今度こそ落とすのは容易い。

 ふと手にした武装を見遣って考える。いけ好かない上役から、要らないと言っているのに念のためにと持たされた装備。本来であれば上役の手によって操られるべきものだけあって、性能だけは相当なものだ。伊達に、世界の最高峰に位置する使い手の武器ではないらしい。上役に礼を言うつもりなど毛頭無いが、これのおかげで助かったことについては認めざるを得ない。

 

 改めて三人に視線を向け、淡々と言葉を続ける。

 

「このまま止めを刺しても良いが、運が良かったな。本来の仕事に戻るタイミングのようだ」

 

 視界にはこちらに向けて駆けてくるオータムの姿を捉えていた。走る姿のぎこちなさにオータムが受けているダメージを察する。

 気遣うつもりは欠片も無いが、あのままでは既に下した三人同様にまともな動きなど期待できそうにない。余計な面倒を背負い込む前にさっさと回収して離脱するのが吉だ。地表から膝をつきながらこちらを睨む三人にはもはや目もくれず、エムはさっさと任務を遂行すべくオータムの下へ移動しようとする。

 

 

 

 

 

「あら、つれないですね。折角来たのです、もう少し楽しんでいきなさいな」

 

 空が丸ごと落ちてきた、そう錯覚させられるような重い殺気がエムを中心とした周囲に纏めて叩きつけられる。

 あまりに唐突な、まず感じることなど滅多に無いだろう異常な状況にエムだけでなく、セシリア、シャルロット、ラウラの三人、オータムすらもその動きを止める。

 

「このまま見物しているのも一興でしたが、こちらもお仕事でして。無粋な真似とは分かっていますが、ちょっとお邪魔させてもらいますね?」

 

 流れるように影が舞い降りる。漆黒に身を包みながらも、その動きは舞踏会の主役を飾るかのごとく優美そのもの。

 IS学園――未来に夢を馳せる少女たちの輝きが集う地に、最悪の魔女は舞い降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 原作ヒロインズ欧州組vsエム。
 これは前々から言っていましたし、一応描写もしているつもりですが、ヒロインズも一夏に負けず劣らずでぶっ飛んだトコロ(能力とか才能的な)があります。今回のセッシーの狙撃などは良い例ですね。彼女の場合は以前の話でも描写しましたし。
 上手くいけばエムを抑え込めたんですけどね。今回、彼女には原作にはない物を持たせました。出所が誰かは分かりやすいものかと思います。拙作ではあの人も大概にぶっ飛んだ側なので……


 遂にあの人が本格的に介入です。
 あのおっさん二人はISを動かしようがないからまだコントロール効くけど、あの人はなぁ……。あ~もうメチャクチャだよってなりそう。書いてる自分が言うのも何ですが。

 原作五巻編もいよいよ大詰め。そろそろ本格的に話の流れを独自路線にしたいところです。読んで下さる読者の皆様に楽しんで頂けるようなものとしたいです。

 感想、ご意見は随時受け付けております。些細な一言でも構いませんので、お気軽にどうぞ。
 それでは、また次回更新の折に。



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。