主人公はレオナール。義理の妹で解放軍の後方参謀にセレニアが付いちゃったせいで色々と苦労させられる羽目にあう苦労性の騎士団長様の物語。良ければお楽しみくださいませ。
・・・オベロ海に浮かぶヴァレリア島。
古来より海洋貿易の中継地として栄えたこの島の覇権を巡り、祖父の代より続いてきた民族紛争は大きな変革の時期を迎えようとしていた。
ウォルスタのロンウェー公爵率いる解放軍が敵をよそおい、ガルガスタン王国内にあるウォルスタ人自治区の住人を虐殺すると言う策謀は功を奏し、ガルガスタン陣営内の反バルバトス枢機卿派を決起させ、復讐に燃えるウォルスタ解放軍の結束を強固なものとした。
その結果、ガルガスタン陣営は二つに分裂しバルバトス枢機卿は窮地に追い込まれる。
足並みのそろわないガルガスタンに対し、当初の約三倍にまで膨れ上がった解放軍は敵に決戦を強いるためコリタニ城の南へと進軍を開始し、コリタニ城陥落は時間の問題と世間では目されるようになっていたのだが・・・・・・。
・・・どうやら世の中という奴は、そうそう思い通りにいってはくれないものらしい・・・。
――ウォルスタ解放軍本拠、アルモリカ城。
救うべき同胞ごと自治区を焼き払う『バルマムッサの虐殺』から三週間が経過し、嵐の季節が近づいている頃。
空を覆う暗雲が稲光を発し、城下をゆく町の子供たちが小走りに広場ではなく、母親の待つ家へと帰っていく姿を散見される中にあって、城の中の一室に詰めるアルモリカ騎士団長のレオナール・レシ・リモンは報告書の内容に眉を曇らせていた。
雷が鳴り、窓から侵入してくる光が彼を白い塩の彫像のごとく染め上げる。
「・・・ガナッシュ卿が負傷し、部隊はクリザローまで後退・・・傷が癒えた後、前線へ復帰の予定・・・。戦死でないのがせめてもの救いだが、決戦までには間に合いそうもないな」
溜息を吐いて羊皮紙を置き、次の書類へと目を通してゆく。
――それは前線から届いた戦果報告と被害報告の束だった。
全体としては無論のこと戦果報告の方が多いのだが、戦力差で見ると被害損耗率がバカに出来ない数値であることに気づかざるを得ない。
このところ解放軍の油断と功を焦っての突撃、そして敵の巧妙な戦術に踊らされて思わぬ被害を被る報告が後を絶たなくなっていた。
数を増したとは言え、解放軍の指揮中枢は全人口の1割にも満たぬウォルスタ人で構成された旧解放軍首脳陣で占められており、新たに兵士として志願してくれたガルガスタン人の参加者たちも多くが枢機卿により弾圧されていた平民階級の出身で経験に乏しい。寝返り組の降将にいきなり高い地位と権限を与えるのは人事の上で問題がある。
結果、解放軍兵士の内訳は、圧倒的多数のガルガスタン人の下級兵士の部隊を、圧倒的少数のウォルスタ人幹部に率いさせざるを得なくなってしまい、数ほどの活躍は出来ていないのが実情だった。
対してガルガスタンは兵力を二分され、更に残る兵の半数も足並みのそろわぬ末期状態が続いていたが、中軸となる主力メンバーは落ち目の枢機卿を見限ることなく仕え続けているだけあって忠誠心篤く、経験も豊富な古参兵の精鋭で占められている。
「足並みのそろわない本体を囮に使い敵を誘因。突出してきたところを伏兵で奇襲をかけ、大した損害もなく撤退。敵ながら見事な戦術だ。鮮やかとさえ評せるほどに。
・・・もっとも、不甲斐ない味方に足を引っ張られなければ、ここまで見事に嵌まるほどの策でもないのが微妙なところだがな・・・」
苦笑して、レオナールは己の無能さを笑い飛ばす。
そんな不甲斐ない味方しか育てられなかった、軍の最高責任者である自分こそが他の誰より不甲斐ない限りではないか・・・と。
トントン。
不意に戸が叩かれ、誰何の声の後、部屋の外から扉が開かれ一人の少女が中へ入ってくる。
雪のような銀髪と、蒼い目をした年頃の娘だ。
矮躯の身体に大人用の文官が着る服をまとっているためブカブカであり、歩く姿を実年齢以上に幼く見せてしまっていることに果たして本人は気づいているのかいないのか・・・。
状況を忘れ、思わずレオナールは苦笑してしまった。
旧知の間柄で身内でもある少女の登場は、最近の彼にとって数少ない心の癒やしとなっていたから・・・・・・
とは言え。それも時と場合による。
この時の彼女が持参してきた書類と要件を聞かされたとき、果たして自分はどんな顔をしていたのか、レオナール自身にも判らなかったほどだから。
「義兄さん。お金がなくなりました。何とかしてください」
「・・・・・・・・・」
幻想的な容姿を持つ義妹の少女から、夢もヘッタクレもない散文的すぎる要求を聞かされたレオナールは、思わず唇の端をヒクつかせてしまうのであった。
「いきなり入ってきて金がないって・・・セレニア、お前なぁ・・・・・・」
「事実です。これをご覧ください」
赤子の頃に屋敷の前に捨てられていたのを拾って育て、実の妹のように可愛がってきた義妹の成長した姿が差し出してきたのは、解放軍の後方支援部隊の参謀として署名された公式文書としての解放軍財政事情についての報告書と要請書を兼ねたものであるらしく、文字でびっしり埋め尽くされていた。
唇のゆがみを大きくしながら、それでもレオナールは職責に従い書類に目を通していく。
が、途中からゆがみは徐々に形を変えてゆき、読み終わる頃には唖然としたように目と口と顔そのものとを大きく開けたOの形に見立てざるを得ないほどの戸惑いに彩られてしまっていた。
彼はぎこちない笑みを浮かべて義妹に問う。問わざるえをない。
「おい、セレニア。・・・これは一体なんの冗談だ・・・?」
「冗談で済むなら私は今この時、この部屋へは参っておりませんが?」
平然と答えられ、レオナールは言葉を失わさせられる。
報告書に書かれていた内容は驚くべきものだった。
要請書の内容は驚愕するに値するものだった。
なんと驚いたことに、解放軍の軍資金がほとんど底を尽きかけていると書かれているのだ! これが驚かずにいられるだろうか? これを驚愕せずして何に驚けというのであろうか?
前代未聞だ、あり得ない。まったく以て理解しかねる。
「・・・セレニア・ミレ・リモン後方参謀。私の記憶違いかも知れないが、前回の報告書には確か『解放軍を三年は維持できるだけの基盤を整えることに成功した。ガルガスタンへの再度開戦に問題は無し』と書かれていたように記憶しているのだが・・・あれは私が見間違いをしていただけなのだろうか?」
「一ヶ月前の定期報告書に記した内容をいっておられるのでしたら、間違い御座いません。あの時は確かにそう記しましたし、今でもアレは間違いではなかったと自負しております。
実際、あの時の解放軍なら三年間は保たせられる自信が私の中にはありましたから」
「ならお前、それじゃこれはどうして・・・・・・」
喘ぐように抗弁を試みる義兄を冷たい眼で見上げ、美しい義妹は眼の色にふさわしい声と口調で冷ややかに義兄の楽観論を完全否定してのける。
「『一ヶ月前までの解放軍なら』と申し上げたはずです。あの一週間後のバルマムッサまでの解放軍には確かに三年戦い続けられるに十分な物が詰まってたんですよ。
それを、三週間で使い潰してくれたのは軍です。だからこそ、何とかしてくださいとお願い申し上げに来ているのです」
「・・・・・・」
「だいたい、あれから今までの間に一体何人の兵隊が解放軍に入隊を志願して、兵士が食べる分の糧食を食い散らかしてきたかご存じですか? 軍隊というのは、何もしなくても維持するだけで物を大量に消費しまくる居候の群れなんですよ?
そんな人たちが一度に三倍近くも膨れ上がったんです。計画を四倍に引き上げさせなきゃいけませんし、人と違って野菜や果物は強制しても早く育ってくれるものではないんです。
おまけに――――」
そう前置きしてセレニアが懐から取り出してきたのは、アルモリカを含む解放軍の勢力下にある主要な都市や村、港町の物流について彼女個人が調べ上げてまとめた物。
そして、それら軍を支える主要拠点に含まれていない、名も無き農村を含めたウォルスタ人およびガルガスタン人の人口分布を簡易的に記した追加補足だった。
「戦時下ですし、一日ごとに数字が変化するのが常態化しちゃってますので大雑把な目安としての価値しかありませんが、それでも最低限度の問題点ぐらいは一目でわかるよう要点をまとめてありますので多少はマシになるのではないかと」
「・・・・・・」
言い方は手厳しいが心根は優しい義妹の心遣いが、今日だけは痛い。痛すぎる。思わず剣で喉を突いて自決してしまいたいぐらいに。
人口分布の数そのものは差して異常な数字を示していない。男も女も一定数が軍に志願しているものの、農業に必須の数はすべての村で確保できていることがわかる。
・・・ただし、年齢が異常だ。働き盛りの若者や青年たちが残らず兵士になってしまって、軍の胃袋を支える農村には老人と老婆、子供たちしか残されていない。体力勝負の畑仕事に携わる者たちが大人であるのと子供や老人ばかりなのとでは同じ数でも結果は比較になるはずもない。
物流も一見するだけなら正常なように見える。極端に値段が上がっているわけではないし、下がっているわけでもない。戦況が激化していく中で徐々に下がったり上がったりしていく物も多いが、通しで見た場合には許容範囲内で収まりきっている。
・・・だが、品質が悪くなりすぎている。一ヶ月前と比べ、同じ値段の同じ品物が別物と言っていいくらいの場所から仕入れられるようになっていた。
「数字による錯覚の弊害ですね。通常の報告書には村の総人口と増減した数、子供が何人生まれて今年は何人死んだとかしか書かれていませんし、物流に関しても細かい人なら商品の銘柄ぐらいまでは調べてましたけど仕入れ先まで調べることは当時の情勢下じゃ無理でしたからねぇ。
ある意味、今だからこそ分かるようになった解放軍が抱える問題点と言ったところでしょうか?」
「・・・落ち着いて論評している場合ではないぞ!? なにか手を打たなければ遠くない将来、解放軍は敵を前に飢え死にしてしまう!!」
レオナールの悲鳴じみた声が室内に響き渡って、セレニアの鼓膜を痛めつけた。
優れた指揮官の条件として、よく通る声というのがある。レオナールは解放軍最強の騎士であると同時に、随一の名将だ。当然のように優れた条件の全てを網羅している。
だからまぁ、要するに。・・・・・・そう言うことである。
「そうだ! 貿易は! 我らヴァレリアの民にとって命綱とも呼ぶべき海洋貿易での収益はどうなっているか!?」
「・・・それは別途でこちらに記してあります。ご覧ください・・・」
耳鳴りに悩まされ、顔をしかめながらセレニアが取り出したのは別の羊皮紙。
解放軍が手に入れた南ヴァレリア地方に存在する三つの港町、その全てから届けられた収支決算書を編纂して一つの書類にまとめ直した物。
・・・実のところヴァレリアの民にとって、食料生産力の低下は大した問題ではない。
古来より海洋貿易で栄えてきたヴァレリア島では反比例して、農産業は重要視されたことがほとんどなかった。
バーナム山脈などの火山や、ゾード湿原、ボルドュー湖畔など、農業に適さぬ場所が多い土地柄もあるし、四方をオベロ海に囲まれているための海風さえ野菜を育てる上では邪魔者でしかない。
一方で、貿易上の立地としては得がたい優位性を持っており、ほぼ全ての国々が他国に貿易船を派遣する場合に、この島を経由するのとしないのとで大きく差が開いてしまう。距離の面と費用の面の両方でだ。
そのためヴァレリア島は古来より海洋貿易の中継地として栄え続けてきた島となり、自分たちが何もしなくても外から物が入ってきて置いていってくれる物流システムが伝統的に出来上がってしまっていた。
それが故のヴァレリア島の覇権をかけて争い続けてきた島の歴史であり、楽して儲かる権利を独占して、誰にも譲りたくないと願ってしまった結果としての今現在起きている内乱なのである。
これらの事情により、ヴァレリアの島民たちにとって食料は『自分たちで作って食べる物』という認識が薄く、外国から買ってきた物、貿易で手に入る物という認識が一般的となっている。
無論、自給率0という訳ではないが、あくまで足りない分の補填という意味合いが強く、残りは金のない貧乏人が食べる分と、金持ちが自分たち専用に育てさせている嗜好品の二種類しかない。
仮にあったとしても書類に載らないような微々たる量だ。軍全体の食糧事情を考えるときに役立つ数字では全くない以上、無視したところで問題は無い。
「・・・ご覧いただいたとおり、貿易黒字は今年も順調そのもの。むしろ今までゴリアテしか所有していなかった港町に、アシュトンとバルマムッサの二つが追加されたわけですからね。
事実上、ヴァレリア島南部における貿易収支は公爵様率いる解放軍の独占状態です。お喜び申し上げますよ、本当に」
「・・・・・・??? ならば問題ないはずではないのか? どうしてそれで解放軍の倉庫が空に近くなっているのだ?」
「南部の貿易収支すべてを独占した公爵閣下が持ってる私兵集団が解放軍だからじゃないですかね?」
「・・・・・・・・・」
今度こそレオナールは、正しい意味で絶望した。
内政努力でダメ、外貨を獲得したが戦争に使ってしまうから残らない。落としていった金の分だけ、他所の国から色々と買ってしまって何も残らない。
「・・・ん? ちょっと待て、セレニア。これは何だ? この一カ所だけ用途が記されていない正体不明な大金は何に使われている?」
不意にレオナールは思い出して、最初に見せてもらった書類へと意識を戻す。
明らかな異常すぎる扱いの予算に初見で気づかなったのは、公爵直筆のサインで了承済みを示す印が記されていたからである。
公爵閣下が必要とされた金である以上は、本人が調べた上で使っていると言うこと。
セレニアが横領する可能性など万に一つもあり得ないとは思うが、それでも公爵の直筆でなければ最初の時に確認ぐらいは取っていただろう。
それぐらい彼にとって無視するのが当たり前すぎる印であったから無意識のうちに見過ごしてしまっていた部分。
だが、よく見ると使われている金の額がいささか尋常でないことに気づかざるを得ない。
公爵が必要だと判断した物である以上、自分がどうこう言う筋のものではないとは言え、軍事に影響してしまっていることである以上、無視は出来ない。せめて内訳を知っておくぐらいのことはしておきたい。
義妹は、「ああ、それですか」と茫洋とした表情で肩をすくめ、どこかしら諦めたような口調と態度で説明してくれた。
「公爵閣下の宮廷活動費ですよ」
「宮廷活動費?」
「なんですか、枢機卿を打倒してバクラムも降した後、ウォルスタ王国建国のための準備に必要なお金なんだそうです」
「・・・・・・具体的な使用先は?」
「クリザローの有力者バーム氏が町へ帰って来れたことを祝う贈答品に、アルモリカの名士ミン子爵のご息女が三歳になる誕生日をお祝いするためのプレゼントを買うためのもの、後は寝返ってくれたガルガスタン有力者の方々へお礼の品物と解放軍への歓迎式典を盛大に催すためのパーティー会場として―――」
「・・・・・・もういい、セレニア」
顔に手をやり、表情を隠しながらレオナールは義妹の声を遮った。
王国を建国するのに軍事力だけではダメであり、政治資金としてそれらの物に使う必要性も理解できている彼だったが、実際に具体的な使用方法を聞かされると辛くなってしまうと言うか、脱力してしまったのだ。あまりにも、アホらしいと。
「・・・・・・この状況を打開するにはデニム君たちが必要だ。もう彼ら以外に頼れる者が他にいない・・・」
「ですねぇ~」
義妹にとっても旧知の若者の名をレオナールは口にして、妹も否定はしなかった。
バルマムッサの一件で仲違いし、今や敵味方に別れてしまっている彼であるが、その彼以上に信頼できる将が軍内部にいない以上、彼を頼って任せるより他に道はない。
一刻も早く戦争を終わらせ、軍縮を始めなければ解放軍は瓦解してしまうだろう。主に金と飯が足りなくなるせいで。
無茶でも何でもやって戦争に勝ち、戦争を終わらせて、兵士になった農民は復員してもらって兵士を減らし、一息吐く。それをして解放軍は始めてバクラムとの戦いを始められるだろう。
その後に続く戦争は、可能な限り早く勝てる将に部隊を率いてもらわなければ、戦争に勝って飢えて死ぬ。そんな事態になるのだけは絶対に避けなければならなかったから。
とにかく今は・・・・・・金がない!
「・・・今思うと、デニム君たちに支度金として渡した2万ゴートと5万ゴートが惜しすぎるな・・・。
『ゴリアテの英雄』の名声を宣撫工作に利用して兵士を募集するために見栄を張り、効果は十分にあったと満足していたのだが・・・今となっては半額ぐらいにまけておくべきではなかったかと悔やまれてならない・・・」
「全ては後の祭りと言いますしねぇー。
大抵の場合、お祭りというものは終わった後、浪費されたエネルギーの残滓ばかりが漂っていて、どことなく手持ち無沙汰な空虚感を持て余したまま、祭りの残り物を食べて一日過ごすだけで終わるものなんですよねぇ-」
「・・・・・・」
義妹の夢がない上に庶民的で、しかも今の状況にピッタリと当てはまっている比喩に苦いものを抱かされながら、レオナールは旅立つ。かつての同士、デニムの元へ。解放軍崩壊の危機を共に乗り越えられる同士となってもらうために!!
・・・・・・オベロ海の西に浮かぶヴァレリア諸島の民族紛争は、三大勢力の一つが崩れたことで均衡を失い変化の節目を迎えようとしていた。
解放軍は再び若き英雄を迎え入れられるのか? それとも致命的な決別を待つだけなのか?
若き騎士団長の切り開こうとしている“世界”に待つのは秩序か、更なる混沌か。
その秩序と混沌は、一体誰に味方して、誰の毒となるものなのか誰にも分からない。
彼ら一人一人の手に託された未来は、彼ら自身が己の役割と運命に抗い続けた歴史でもあるのだから。
――古の昔
力こそがすべてであり、
鋼の教えと闇を司る魔が支配する
ゼテギネアと呼ばれる時代があった。
だが、そんな時代であっても人々は物を消費しながら日々を生き抜くため逞しく生きようと足掻き続けている。
これは、そんな人々の戦いと努力と苦労の記録である―――。
注:文字数的に一部アイデアを使わず仕舞いにしてしまったせいで多少わかりづらくなってるかもしれません。疑問がありましたら可能な限り応じさせていただきます。