一般向けですが多少アホエロいです。全裸ネタが多いんでお気を付けて。
ここは巨乳の女神に祝福された国『バストランド王国』。豊かなバストを誇る美しい女性が生まれ育つと称される、おっぱい星人の理想郷。
大陸に点在している各国の中で、最も大きく最も美しいバストの持ち主と噂される巨乳女王『姫神朱乃』陛下が治める、平和で豊かな巨乳国家。
その王城『オパイ城』。
各所に巨乳の女体像が置かれ、世界中から献上された色とりどりのブラジャーが美術品のように飾られた王国で最も権威ある、最もはしたない建築物。
長きにわたり彼の地を治めてきた歴代巨乳女王、その支配の象徴にして王権の証。
今、オパイ城は歴代巨乳女王たちが守り通してきた誇り高きオッパイと共に、脆くも崩れ去ろうとしていた・・・・・・。
「・・・・・・どうやら最後の兵が鎧を脱がされたようだな」
凛々しく精悍な面立ちの女騎士が、無念さを苦渋に上乗せした表情で悔しげにつぶやき捨てる。
緑色のメッシュが一本だけ入っている短い青髪が特徴の美少女剣士で、腰には大剣を帯びて身体に張り付くようにフィットした聖なるバトルスーツを身に纏っている。
この防具は凹凸がハッキリと出過ぎる上に、パンツを脱がなくては着れないため、装備するには己がスタイルに対して絶対の自信を持っていることが不可欠。
自信とは、己を信じ、貫く覚悟。
俗に『性』なる鎧と揶揄されることもある最強防具を身にまとえている時点で、彼女の実力を疑う者は皆無であろう。
彼女こそバストランド王国騎士の最高峰、栄えある『聖巨乳騎士』の座に君臨する最強の剣士にして王家の剣ゼノヴィア・クァルタその人であった。
「皮肉な話ですね・・・嫉妬深き偽りの神から妬まれるほど美しいオッパイを持つ我がバストランド王国が、まさかデカ尻自慢の魔王如きに攻め滅ぼされるなんて・・・」
神の祝福を受けて聖別された性なる鎧・・・もとい、聖なるバトルスーツを纏った女騎士と対を成すように白銀の装甲で防御力を補填した人の手になる人造のハイレグアーマーを装備した女性騎士が慨嘆するようにひとりごちる。
頭部に着けた羽根飾りが特徴的な銀髪緑眼の美人騎士。
前の女騎士と比較すれば些か歳上ではあるが、十分すぎるほどに若く美しい美貌の主である。
ゼノヴィアが王家の敵を切り裂き屠る剣であるなら、差し詰め彼女はあらゆる脅威から王家を守る守護の楯。
18個ある騎士団のうち最強と称されるエロ鎧騎士団の団長にして『美乳将軍』の称号を授与された女将軍ロスヴァイセ。
他の者よりかは控えめなバストが原因で神から受けられる恩恵は少ないが、それを補ってあまりある義務感と向学心が彼女の用兵家としての才を開花させ、軍を率いれば向かうところ敵なしの常勝将軍にまで押し上げた。
特に敗勢における粘り強さは特筆すべきものがあり、守りに守って最終的に攻勢に転じて一発逆転の奇跡を成し遂げた事も一度や二度ではない。
守ることにかけては一家言持つ彼女であるが、事この情勢まで追いつめられれば流石に腹を括るしかない。
「誰か。私の鎧からスカートを外しなさい。これから戦に望むのに、装飾過剰な飾りなど邪魔なだけです」
敬愛する騎士団長の命を受けた見習い従騎士の少女は目に見えて狼狽し、再考を求め確認の言葉で問いかけた。
「で、ですがロスヴァイセ様。よろしいのですか?
スカート部を外してしまいますとその・・・・・・お尻の形がクッキリと見えすぎてしまうのですが・・・・・・」
婚期が迫り結婚を焦る余りにお見合いを失敗しまくっている癖に、男からの欲情にはとんと疎い上官を彼女なりに気遣っての言葉であったが、それに対する返答はいっそ清々しいまでに潔すぎて乙女としての恥じらいは何処にやってしまったんだと言いたくなるものだった。
「かまいません。元より兵たちを鼓舞するため見栄えを良くしていただけの飾りです。決戦を前に付けておく理由も必要もありません。むしろ動きを阻害し、却って邪魔になります。
人は石垣、人は城。兵を指揮する将軍にとって兵たちこそが剣であり楯であり鎧なのです。軍が破れ兵たちを失った今の私は鎧を着ていないのと同じ状態・・・文字通りスッポンポンです!
鉄の鎧など不要! この身を楯として使い、女王陛下を守り参らせる!
裸の将軍最期の勇姿! しかとその目に焼き付けなさい!」
「・・・・・・団長・・・・・・」
格好良い台詞に見えて、実はかなりアホらしい台詞を恥ずかしげもなく誇らしげに放つ上官の残念さに最期まで頭痛を感じさせられながらも、従騎士は命令には素直に従ってやった。
身分の高さと神々しさを演出するため凝った刺繍が成されていた純白のスカートを脱ぎ捨てたロスヴァイセのハイレグアーマーは切れ込み具合がエグすぎるせいで色々はみ出しそうになってはいたが、一応隠せたし見られはしない程度に収める事はできた。
「ふっ・・・。名将と名高い貴公も存外、忠義バカだったのだな。
この窮状にまで陥って、将軍などと言う役職に何程の価値もありはすまい。兵を指揮してこそ常勝を謳われるのが、貴公等指揮官と言う生き物だ。
兵を失い、一兵卒となった身で戦場に赴くなど将軍としてあるまじき愚考と言うものだぞ?」
「百も承知です。それに、たった一人のデカ尻魔王に敗北を重ねた我が軍を称するのには『常勝』などと言う単語は不適切です。それこそ愚考と言うものなのではないですか、女王付き聖巨乳騎士殿?」
「違いないな。
・・・・・・よし、私も腹の括り方を徹底するとしよう。
しからばーー宝剣デュランダル! その力を我に宿せ!
脱・着!!」
すぽぉぉぉぉっん!!!!
『なっ!?』
広間に残っていた王国巨乳騎士たち全員が驚き慌て、息を飲んだ。
ただでさえ布面積は広くとも実質全裸よりもエロく見えなくもなかったゼノヴィアのバトルスーツを細切れに弾け飛ばし、聖巨乳騎士ゼノヴィアは生まれたままの姿で宝剣の切っ先を大理石の床に突き立て、柄頭に両手の平を添えたポーズで目の前に迫りつつある強敵を、扉越しに見据えた。
ロスヴァイセが戦慄を交え、震える声で其れの正体について語り出す。
「クァンタ家に代々一子相伝で伝えてきた伝説の攻撃特化防御無視剣術『天然自然流』、その最終奥義『全裸無装』。
装備を全て脱ぎ捨て防御力補正を自ら皆無とし、かすり傷一つでさえ大怪我に成りかねない状態になることで防御すること自体を無意味化し、敵を倒せなければ確実に敗け、負けた後には捕らえられた女騎士として当然の陵辱が待つ状況に自分を追い込んで『パイ水の陣』と成す。
ーーまさか生きて目にする日が来ようとは・・・長生きはするものですね」
「ふふ、少しだけだぞ?」
ーーいや、少しもなにも全裸だし。なにひとつ隠せてないし着てもいないし丸見えでしかないし。
従騎士の少女は改めて自分の生まれ育った故郷が、異常な連中によって治められていた事実を知って打ちひしがれていた。
そんな純粋で真っ当な少女の常識をあざ笑うかのように、運命は過酷な現実を突きつけ続ける。
巨乳女王陛下のお色直しが完了したのだ。
「ゼノヴィア様! ロスヴァイセ様! 陛下の戦闘用お色直しが完了いたしました!
直ぐにこちらへ参るとのことであります!」
「来られたか・・・」
昔を思い出してでもいるのか、ゼノヴィアはしばらく考え込むように瞑目し、しばらくして目を開くと落ち着いた声で指示を出し始める。
「了解した。お前たちもバリケード構築に全力を尽くせ。ある物は全て使え。ベットだろうとタンスだろうとパンティだろうと区別する必要はまったく無い。どんな物でも使って少しでも時を稼ぐのだ」
「はっ!了解です!」
「急げよ? 先ほど最後のエロ鎧騎士が脱がされて敗北した。敵が彼女たちをイジメて遊んでくれているうちに、少しでも扉を頑丈にしておくんだ。
彼女たちの犠牲を無駄にすることは許さんぞ!」
「はっ!! 承知しました!!」
即座に命令を実行しようと駆けていく若い部下の美尻を見送りつつもゼノヴィアは、友に向けてハニカむような笑顔を見せる。
「どうにも眩しいな、若さというものは。
尻の白さが際だち、肌が綺麗でシミ一つない。
直率する部隊として創設したTバック鎧騎士隊ではあるが、さすがに見栄えがよい娘たちばかりが集まりすぎたか。美しさが強さと比例するバストランド生まれ故の苦悩だな」
「あら、あなたも私もまだまだ捨てたものではないと思っていますけれど?
それに美尻よりも美巨乳であることこそが、バストランドの女性には重要なのではなくて?」
「戦場暮らしが長いものでね。どうしても胸より先に尻を重視してしまうのさ。
ーーっと、無駄話の時間は終わりだ、陛下が来るぞ。頭が高い、控えおろう」
『・・・・・・』
ゼノヴィアの高圧的な言い回しに反発することなく、ロスヴァイセと周囲にいた手の空いているTバック騎士数人が同時に跪くことで、滅び行く王国と女王に変わらぬ忠誠を示す。
やがて女王の寝室へと続く巨大な門扉が開いて、奥から美貌のオッパイが・・・いや、巨乳女王が姿を現したのである。
「皆さん、お勤め大儀でした。お待たせしてしまって申し訳ありませんでしたね」
「いえ、陛下。主に使える騎士として当然の義務です。どうかお気になさりませぬよう伏してお願い申しあげます」
「私も聖巨乳騎士殿と同じ考えにてございます。臣下として体を張り、主の着替える時間を稼ぐは誇りであると存じますれば」
きまじめで羞恥心のおかしい軍の重鎮二人がそろって報答し、宮仕えになって時間が浅く忠誠心よりも好奇心の方が僅かに勝った従騎士ひとりだけが目線だけ上に上げて女王の姿を視界に納め・・・絶句した。
『ツンと上を向いて、垂れることを知らないオッパイの様な生き方をしたい』
今代巨乳女王姫島朱乃一世が即位式で言ったとされる名言だが、これのどこら辺が名言なのかなぁと悩んでしまった過去を持つ従騎士だったが、今それは疑惑から確信へと昇華し、変貌した。
朱乃女王陛下が着てきた戦闘用の装備を言葉で表現するならば、誤解を招く余地のない直裁的な表現が好ましかろう。
即ち、牛柄の紐ビキニである。それ以外の何物でもない。
ご丁寧にレッグアーマーとソックスまで牛柄で統一してあり、頭には小さな牛の角。ビキニのお尻にはちょこんと付いた短めの尻尾。
敵対国から「牛女王」などと揶揄されていると聞いたときには憤りを覚えた従騎士だったが、今この光景を見れば間違っていたのは自分で正しかったのは敵の論評の方だったのだと納得せざるをえない。
巨乳では収まらない、爆乳と呼んで差し支えないサイズの巨大な乳房を持つ美貌のエロ女王様。
長い黒髪をポニーテールに束ねて背中に流し、タレ目気味で穏やかな、それでいてどこかエロそうな黒瞳を持つ彼女は玉座に座り、長い足を高々と組んでから女王として、一国を束ねる君主として、国家主権者として、、言わねばならない言葉を玲瓏とした声音で紡ぎだす。
「これから我が国最後の戦いが始まります。わたくしは先祖代々受け継いできた領土とオッパイの誇りを守るため、勝算のない戦いに皆さんを巻き込まなくてはならなくなりました。
この報いはヴァルハラにて再会したとき、自慢のオッパイを好きなようにイジメられることで贖罪に変えさせて頂きたく思います。
ですからどうかーーどうかこの最後の一戦だけでもわたくしに力をお貸し願いたいのです! あの『半端な大きさの分際で自分の胸が世界で一番おっきくて美しい』と勘違いして浮かれてるアッパラパーお嬢様に苦労の味を思い知らせてやりたいのです!
ですので皆さん! 出陣の支度を(どんがらがっしゃーーーっん!)きゃぁぁっ!?
な、なんですの今のとてつもない爆発は!?」
突然なり響いた爆音に所信表明演説中を邪魔された朱乃女王様は立腹しながらも原因を調べるよう指示を出す。
部下たちは即座に命令に従ったし、軍の重鎮コンビも「流石は陛下、的確なご判断です!」と敬意を込めて誉め称えてくれた。
それ故に誰一人として気づいていない。
デッカいおっぱいがご自慢の朱乃女王様は今、若干内股になって腰が引けているという事実に。
ポタポタと、僅かな水滴が一国の主のオマタ元から滴り落ちてきていると言う事実に。
やがてお漏らし女王様の命を受けたTバック鎧騎士の一人が危険を承知で外壁へと通ずる外門の側まで近づいていくと・・・・・・
「きゃぁぁぁっ!?
「なんだ!?」
「まさか・・・反乱ですか!?」
「ふふふ・・・いいえ違うわ、美乳将軍。敵襲よ。
大!魔王リアス・グレモリー様による御親征なのよ!
おーっほっほっほ!!」
「・・・!? 貴様は・・・!!」
ぱんっ!ぱん! ぱぱん、ぱぱん!!
ちゅっっどーーーーーーっん!!!!
パーパラパッパッパッパッパッパ~♪
ーー爆発が連発して煙が吹き上がり、Tバック巨乳騎士を時空の歪みの底へ沈めた深淵の穴から悠々と進入してきた露出狂か、はたまた時代遅れのお色気悪女ボスなのか判断に迷ってしまうお色気過剰コスチュームを纏った巨乳で紅髪の魔王。
お色気バカっぽい格好と仕草を見間違えるはずもない。
人類の敵にして、自分以外すべての巨乳を憎む者! この世すべてのバカおっぱい!
「まさか御大将みずから出馬してくるなんて・・・私は貴女を侮っていたようですね。改めて謝罪いたしましょう。
そして正式に宣戦布告いたします!
おっぱいバカ魔王リアス・グレモリー! 皆の仇!取らせてもらいまーーっ」
「誰がおっぱいバカよ!この普乳!
おっぱいでビンタされて反省しなさい!」
「痛い!痛い!痛いですぅぅぅーーっ!!
ああーーん、せめてオッパイでお尻ペンペンするのはご勘弁をーーっ!!」
「うっさい! 私の巨乳をバカにしたお仕置きよ!お・し・お・き!
食らいなさい! 《クイーン・バァースト・スパンキーング》!!」
「あぁぁぁれぇぇぇぇぇっ・・・・・・・・・・・・あふん♪」
『ろ、ロスヴァイセーーーっ!?(様ーーーっ!?)』
覚悟決めてた最高幹部の一人がオッパイで両頬をビンタされた挙げ句、ビタンビタン!とお尻も叩かれて敢え無い最期を遂げさせられる。
最終決戦の開始直前に最高戦力の一角をいきなり失ってしまうという大惨事だが、そんな窮状にあってもオッパイに栄養が偏り脳にまで回されてない聖巨乳騎士ゼノヴィアは一切揺らぎを見せることはない。
ケツに力を込めて下半身を安定させ、乳首を強調するかのように大きく大剣を振り上げる。
「不意打ちとはいえ、あのロスヴァイセを一撃で倒したことだけは誉めてやる。
だが私は奴ほど甘くはないと知るがいい。
流派天然自然流が最終奥義!
私の剣が光って唸り、貴様を斬れと轟き叫ぶ!
食らえ必殺! 赤裸々天覧けーーーーっ・・・・・・」
「長すぎるのよ技の名前も前口上も! 不意打ちされたければされて負けなさい!
ロケットミサイル・ヒーーーップ!!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁっ!?」
『ぜ、ゼノヴィアーーっ(様ーーーっ!?)!?』
魔王の放ったV1ロケットミサイルの如き早さを誇るお尻による突撃を受け身も取らぬままに、モロに顔面に受けた聖巨乳騎士ゼノヴィアはそのまま魔王のお尻に押し潰される形で倒れ伏して、しばらくの間ピクピク痙攣した後に「・・・あぁんぅ♪」と幸せそうな中に悔しさが入り交じった複雑怪奇な呻き声を最後に動かなくなった。
「・・・さて、と。
オードブルは食べ終わったみたいだし、そろそろシメのメインディッシュを頂けないかしら朱乃女王陛下」
自らが倒した獲物、聖巨乳騎士ゼノヴィアの顔面にお尻でグリグリしながら魔王は、挑発的な視線と態度で最終宣告を告げてくる。
が、思い直したのか視線と態度だけでなく『言葉』まで挑発的なものに変えて、朱乃女王の自尊心をこれでもかとばかりに責め立て始めた。
「いえ・・・朱乃『元』女王陛下とお呼びすべきなのでしょうね。だって今の貴女は女王じゃないし、平民だし。むしろ働き口がないぶん平民より下なんじゃないのー?」
「う~・・・・・・!!!」
「やーい、国を失ったホルスタイン女王様ーっ! デカパイしか取り柄のない無能君主ー! オッパイバカ女王姫神朱乃ーっ!
あんたのオッパイ、デカいだけーーっ! あっかんべーの、べろべろばー!
お尻ペンぺーんだ! 悔しかったら勝ってみろーーっ!」
ーー子供かよ。むしろガキかよ。
魔王の恥態ならぬ醜態を見せられ続け、見習い従騎士はすっかり諦めの極致に達してしまった。後もう少しで悟りが開けそうである。もうこのままバカどものことは放っておこう。うん、そうしようそれが良いよ。
彼女が心の中で結論づける中、女同士の醜い争いは激化の一途をたどり取っ組み合いの喧嘩にまで発展していく。
「言わせておけば・・・・・・!!
そういう貴女だって保健体育の成績以外、オール2だったくせにーっ!」
「なぁっ!? い、今更そんな子供時代の話を持ち出すのは卑怯よ朱乃!
だいたい貴女も成績は私と同じで、良かったのは保健体育だけだったじゃない! 自分だけ良い子ちゃんぶるのは子供の時から変わらない貴女の悪い癖よ!」
「へへーんだ! 残念でしたー! 私の方は小学校四年生の春に一度だけ音楽で3をもらってますー! 卒業まで保健体育しかできなかった貴女とは別格なんですーっ!
あったまわるいデカ尻娘はお父さんに、尻だけ振って媚びてればいいのよ! バーカバーカ!」
「ムッキーッ!! 言わせておけばいい気になってくれちゃってーーっ!!
こうなったら決闘よ朱乃! 今日こそ私は貴女を倒して国一番の巨乳になる!
そのためだけに今日まで生きてきたのよ!
全財産はたいた勝負服を買い揃えるほどにね!」
ーーいや、その国を今アンタがぶち壊しちゃったんだけどね? 勝った後アンタ借金取りに売り払われないよう気をつけてね?
遂に悟りを開いた従騎士は、敵の将来まで思い煩えるほどの精神性を獲得するに至っていた。ある意味この戦いで誰より多くの物を手に入れたのは彼女なのかもしれない。
「望むところよリアス! この国で一番の巨乳はわたくし! そのことを証明するためだけに戦争を挑まれて応じたオッパイの意地! しかと思い知りなさい!
うりゃああああああっ!!!!!」
「てぇぇぇぇぇぇぇっい!!!!!」
ボコスカボコスカ! べちんべちん! ぺちんぺちん!
ばいーんぼいーん! ビリビリビリビリリィぃッ!!!
「ちょ、痛いじゃないの朱乃! お尻つねるなんて反則よ!この卑怯者!」
「おーっほっほっほ! 戦いに卑怯もウンコもあるわけありませんのよリアス!
悔しかったら貴女も勝って見せなさーーいったぁぁぁっい!?」
「おほほほほ! かかったわねバカ朱乃!
秘技!『お尻をつねらせて胸を叩く』よ! やーい、ひっかかってやんのバーカバーきゃぁぁぁぁっ!?」
「秘技返し!『服を脱ぎ捨て服を破く』ですわ!
これで貴女もわたくしと同じ文無しオッパイ女王! 貧乏オッパイに落ちぶれましたわね! ザマーミロですわ! おーっほっほっほ!」
「悔しいぃぃぃぃぃーーーっ!!! 屋敷も爵位も領地の統治権さえ売り払って用意した一張羅だったのにーーーっ!!」
全裸になって全財産失った巨乳美人のおっぱいバカたちは自暴自棄になった挙げ句、ヤケクソになったのか被害を周囲にまで広げ出す。
「こうなったらもうヤケクソだわ! 皆まとめて道連れにしてやるんだから!
私が持つ魔力のすべてを投じて極大破壊魔法を詠唱してあげるわっ!」
「だったらわたくしもヤケクソです! 国諸共に破滅するため禁じられた言葉を唱えます!いきますわよ!
「裸無亡・Roccccck!!」
「言ってはいけない言葉・・・ぱんつ!!」
どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっん!!!!
ずずずずずずずずずずずずずずずずずずず・・・・・・・・・
千年の歴史を誇る大国バストランドが敗亡し、崩壊した日から一ヶ月の後、
遷都された新たな都の大門。
その入り口に並べて揃えて飾られている、二つのスッポンポン。
『私たちは大馬鹿者です』
「あ~ん、誰かここから降ろしてよー(ToT)
恥ずかちぃぃぃぃ~・・・(; ;)ホロホロ」
「わたくしはバストランド王国の女王様ですわよーーっ!(*`Д´*)」
今文字数見たら、意外と長ったんですね・・・。