あれからその場を後にしたツナ達は警察も聞きつけて周ってるという事なので結城リトという少年の家に上がりこむのであった。
「取りあえず上がってくれ、お前達も何か訳ありっぽいしな。」
「すいません、お邪魔します。」
「ちょっとー!リトー!どこ行って…て、誰?」
「ついさっき公園であったんだ。」
「えっと…沢田綱吉です。お邪魔します。」
「チャオっす。」
「あ、赤ちゃん…だよね。」
「オレはツナの家庭教師のリボーンだよろしくな。」
「わたし、結城美柑よろしくね。」
「か、家庭教師!?」
「それにしても赤ちゃんの家庭教師ねぇ〜、リトも教わったら?」
「オレは出来る方だよ!」
少し話した後リトの部屋に案内されて話すのだった。
「綱吉だったか、何であんな所にいたんだ?」
「俺の事はツナって呼んで下さい。」
「実は学校の登校中霧の中に突っ込んだらいつの間にかここに居て、」
「リト、この町の地図はあるか?」
「ああ、あるよ、ほら。」
「…やっぱりな。」
「何がだよリボーン。」
「どうやら俺たちは別の世界に来ちまったみてーだな。」
「え、別の世界⁉︎」
「それって、どういう事だよ。」
「ツナ、地図を見てみろ!」
「ここがついさっきまでいた公園の道だ。」
「そうだけど、」
「そしてここがオレたちが最初に着いた学校だ。」
「それがどうかしたのかよ。」
「オレたちは家から出て角を曲がらずずっとまっすぐ走ってたんだ。」
「学校の方角から辿って行くとツナの家はこの場所になる訳だ。」
「この家って…」
「オレの家だ!」
「そうだ。本来の並盛町だとここがツナの家になるはずなのにリトの家になっている。」
「えー!!そんな、訳わかんねえ!」
「あの霧が誰の仕業か分からねえがここが俺たちの知る世界とは違うみてーだな。」
「リボーン!何でそんな落ち着いていられるんだよ。」
「今さら慌てても仕方ねーだろダメツナ。」
「そんな…未来との闘いで平和を取り戻せたと思ったのに…なんで。」
「ツナ…」
あれだけの死闘をくぐり抜いて掴んだいつもの日常をまた掴まなくてはならなくなる事をツナはひどく落ち込んでその場はいっきに空気が重くなった。
「しっかりしろ!(バキッ!)」
「いで、つ〜、いきなり何するんだよ!」
「お前がこんな所で悩んでも仕方ないだろ。」
「でもリボーン!」
「お前は未来で何を学んだんだ。」
「幸いファミリーはみんなこっちには来てないらしい。」
「分からない事を考えるよりこれからの事を考えろ!」
「リボーン…」
「済まなかったなリト、変な気使わせちまった。」
「オレは問題無いけど、違う世界っていうならあても無いんだよな。」
「それは…」
「ココを使わせてもらうぞ。」
「はぁ!?何言ってんだよ。」
「元々は世界が違えどこの場所がツナの家だからな。」
(どうゆう理屈ー!)
「まあ、うちは空き部屋が一つあるから構わないけど。」
「え、良いんですか!」
「どのみち、当てもなく訳ありな人を暗い道の中追い出したりしねーよ。」
「ほらな!」
「偉そうに言うんじゃないよ。」
「あ、ありがとうございます、えっと…結城さん」
「年は離れてるけどリトでいいよ。」
「じゃあ、そう呼ばせていただきます。」
「硬くなるなよ、普通でいいよ。」
そこからリトとはだんだん打ち解けあって今日はここに泊まらせてもらう事にした。まだ色々と問題はいっぱいだけどリボーンの言葉にどこかほっとしていた。
違和感バリバリかも知れないですけど
早めに投稿していきます。