やはり俺たちの防衛生活はどこかおかしい。   作:ハタナシノオグナ

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漸くですが俺ガイル12巻読み終えました。
はるのんの言葉は刺さりました。
正にそれを書いていますので殺されるかと思いました。
あれはあとがき書けませんわ……。


【追記】令和元年7月15日
誤字の報告を授かりました。恥ずかしさと嬉しさに悶えております。
霧玖様、重ねてのお礼を申し上げます。


(4)核心

ゆっくりと話させてやろうという思い遣りが2割、切実に帰りたい気持ちが8割を占める八幡の胸中は、その足どりを確実に重たいものとしていた。

しかしその甲斐あってか、由比ヶ浜の話は滞りなく済まされたようだった。

 

 

◆◆ ◇◆◆ ◇◇◇ ◆◆◇

 

 

「では家庭科室に行きましょう」

 

結果教室に戻った八幡が最初に見たのは、一切の説明的長台詞を省略して移動を宣言する雪ノ下の姿だった。普段の(と言ってもそこまでの仲ではないが)饒舌が嘘のように、合財の口調が事務的だ。

 

それにしたってこう、もう少し情報共有とかそういう意識があってもいいんじゃないか。

 

「おい、何が『では』なんだ」

 

そんな思いからついつい挟んだ嘴が不意打ち気味のものになってしまったせいか、不覚の一撃を浴びた彼女達の背中がびくりという震えをみせる。

それとほぼ同時に、凍えんばかりの怒気が振り撒かれる。振り返った雪ノ下の眦は鋭く、あらん限りの罵倒を並列して叩きつけようとするが為に、むしろ思考を塗り潰され何も言えないでいた。

直前まで彼女の斜め前に座っていた由比ヶ浜が目を輝かせながら薄く頬を染めていることだけは不可解だが、状況は『率直に怖い』の一言に尽きる。

 

なんか「ひっ」っていう可愛いらしい声が聞こえたような気もしなくはないけど空耳だろうそうに違いない。その証拠に雪ノ下の目がそれ以上考えたら殺すと言っているし、きっと「ひき……なんといったかしら? 存在を許可した覚えはないのだけれど」とでも言おうとして途端「ハッ(嘲笑)、言う価値もないわね」とでも思い立ったに違いないのだ。何それマジ俺不憫な子。

 

声も挙げられず、愚にもつかない現実逃避にひた走る八幡をとりなすように、由比ヶ浜は簡略化された説明をした。もっとも、それは『簡略』と言うには余りにザックリとしていたが。

 

「クッキー……。クッキー焼くの」

 

「クッキー? よく分からんが……上手くいくといいな。ほい」

 

たかだかクッキー焼くためだけに随分と大層な覚悟を決めるもんだな、と感じる程にその心情は理解し難いものではあったが、まぁそんなものかと思い直して、八幡は買ってきたカフェオレを由比ヶ浜に差し出すことにした。

彼女は一瞬ポカンとした顔で八幡を見つめて、小声で「いいの?」と訊ねている。おずおずと小銭入れを取り出す姿がまたいじらしい。

 

「いいよ、贈与契約だ。受け取ってくれればそれでいい」

 

「ぞ、ぞーよ……?」

 

ただの口上のつもりだったのだが、少し格式張ったモノイイは藪蛇だったらしい。冗談の通じなかった照れ隠しに苦笑を浮かべた八幡は、彼女がいる場では舌戦は起きそうにない事を喜ぶことにした。

 

「さっきの詫びも兼ねてな、今回は奢らせてくれ」

 

そこまで言ってようやく理解した様子を見せる。

 

「…………ありがと」

 

嬉しそうな声で呟くと、一度はこちらにさし返した缶を両の手で抱えはにかんで見せた。

四月とはいえ、空き教室をそのまま流用した奉仕部の空間はうら悲しさと肌寒さを感じさせる。カフェオレの仄かな温さが移るのを見届けてから、未だ鎮まる様子を見せない冷気の根源、もとい部長殿へと水を向けた。

 

「ほらよ」

 

御所望の『いちごナンタラ』を、心の内で「カシコミ カシコミ マヲス シヅマリタマヘ」と念じてから、身振りだけは恭しく手渡した。

 

「遅い」

 

対する雪ノ下の反応はといえば素っ気ないもので、ひったくるように紙パックを掴み取って、後は何も言わずに飲み始めた。由比ヶ浜でさえ、これには苦笑している。

それでも八幡は気を悪くする風でもなく、むしろ意地の悪い笑みを浮かべて右手を差し伸べる。

 

「……その手は何かしら」

 

「なに、経費の徴収だよ。委任契約の達成に伴う費用等の償還請求と言い換えてもいい」

 

突然の真面目くさった語彙に虚を突かれながらも、『何を馬鹿な事を』と言外の意味を含ませて雪ノ下は攻勢に出る。

 

「器の小さい男ね、生物としての底が知れるわよ?」

 

「結構、なんとでも。俺は別に支払われずともいいんだよ、ペットの飼育(餌付け)と思えば腹も立たん」

 

「…………今、なんと?」

 

「さぁな、尊厳はそれぞれだろ」

 

そう、八幡は端から債権の回収など眼中になかった。ただ少し、ほんの少しばかり、仕返しを兼ねて煽ってやろうと思っただけなのだ。

なんとまぁ性格の捻くれた男である。その点では雪ノ下の指摘は正しいのかもしれない。

 

「さて、……行こうか? 家庭科室」

 

そう言ってまた皮肉っぽく笑った。あたかも見せつけるように。

雪ノ下は他人の尊厳を全くと言っていいほど尊重しないが、ひとたび自身の尊厳が害されれば他の何をも差し置いて殲滅にかかるのは初めて奉仕部に来た時に経験済みである。

それを逆手に、どちらに転んでも損をしないようにした八幡は正しく小悪党と言えるだろう。

 

「……ええ、行きましょう」

 

雪ノ下は悔恨を滲ませた声で言って立ち上がった。そのまま勝ち誇り笑っている八幡をキッと睨むと、すれ違いざまに握った拳で胸元を殴りつける。……いいや、叩き付けると言うべきだろうか。自分でやっていれば『心臓を捧げよ!』のポーズに近いかもしれない。

手加減したのか、そもそも害意はなかったのか。そう図りかねるほどにその拳に力は込められていなかった。『この姿勢いつまで続くんだろう』と八幡が考え始めた頃、雪ノ下の華奢な手がブレザーの広いラペルの裏に潜り込み、ストンという軽い感触が胸ポケットに落ちるのを感じた。

 

「……私は家庭科室の使用許可を貰ってくるわ。あなたは杜くん(そこの馬鹿)を起こしたら由比ヶ浜さんを連れて先に向かってちょうだい」

 

そうとだけ言って、さっさと教室を出て行ってしまった。結局、ろくな説明はないままで。

 

「雪ノ下さん……行っちゃったね……」

 

ついていくタイミングを逸して所在無げにする由比ヶ浜に生返事を返しながら、八幡は先程の感触の正体を確かめようと右手をポケットに突っ込んで悪戦苦闘していた。

雪ノ下はこうなることを見越した絶対的悪意から胸ポケットに入れたに違いない。

スーツやジャケット、或いはブレザーを着る方々には御共感いただけると思うが、胸ポケットというものは存外深く作られている。慣れない者がうっかり鍵なんかを滑らせてしまった日には、それの回収に滑稽な踊りを見せる羽目になるのだ。……まぁ脱げばいいのだが。

 

「ブレザー脱いで逆さにした方が賢明だと思うけどな」

 

いつの間にか目を開いていた暁法が、制服と格闘する八幡を見てニヤついていた。

 

「杜くん!? 起きてたの?」

 

由比ヶ浜は驚きの声を上げているが、声を掛けられた八幡はそれどころではなかった。

状況を省みた八幡は俄に赤面し、顔を逸らしてテキパキと脱ぎ始める。その所作は無駄な程に滑らかで、きっと彼の脳内は増やしてしまった黒歴史を悔いる声で溢れていることだろう。

誤魔化すように黙々とブレザーを揺すっていると、チャリと音を立てて見慣れた白銅色が掌に収まった。

 

「…………器が大きいんだか小さいんだか」

 

そう零す八幡の手のひらで、百円玉が()()、鈍く光を弾いていた。

 

 

◆◆ ◇◆◆ ◇◇◇ ◆◆◇

 

 

家庭科室は平凡な素材(だったはずのナニカ)のよくわからない匂いに包まれていた。

 

おかしい。どう考えたって一般的な材料しか用意してなかったはずだ。というか、家庭科室の備え付けにそんな凝ったモノがあるはずがない。

 

「それで出来たのがコレかよ……」

 

引っ張り出してきた椅子へ馬乗りになって項垂れる八幡はそう独りごちる。

作業開始からかれこれ1時間強、この木炭にも似た(少なくともクッキーではない)何かが出来上がって、全員で実食をしたのがつい先程のこと。

雪ノ下と合流するなり味見役を頼まれた(命じられた)男性2人は『食べるだけでいいなら』と始めは喜んでいたものの、出来上がる過程を見始めてからはまっ青な顔で『全員で食べる合理性』についての弁を考えることに心血を注いでいた。当の雪ノ下の責任感が強かったお陰で何をするでもなく道連れには出来たのだが。

————この場合道連れにされたのは暁法と八幡かもしれない。

そして肝心のお味の方はというと、察しろとしか言い様がないものだった。

『筆舌に尽くし難い』と言って表現を諦めてしまえる代物ではなく、むしろ言語化出来てしまう辺りが一層の生々しさを引き立てており、食ったら死ねるポイズンクッキング(一箸必殺の劇物)よりもタチが悪い。

誰かの炒飯とどちらがマシかと問われても共々願い下げな劇物だが。

 

ともあれ、なし崩し的に小休止となった現在の奉仕部は審問会――――もとい、反省会を開いていた。

 

「由比ヶ浜さん、はじめからアレンジしようと思わないで。何かを変えられるのは素地あってのことなのよ」

 

「うーん、やってるつもりなんだけどなぁ……」

 

手を変え品を変え、同義の説明を何度か繰り返しているせいか、雪ノ下の顔には憤慨よりも憔悴が色濃く表れていた。或いは先程のクッキーモドキのダメージが抜けきっていないのかもしれないが。

 

「……どう教えれば伝わるのかしら?」

 

「さぁてねぇ……正直ここまでとは思わなんだ」

 

誰に宛てるともなく呟いた雪ノ下の言葉に、暁法がぐったりとしながら応えを返す。

細かい技術云々を指摘する以前に、レシピ用語の細々を体現出来るかが既に怪しい由比ヶ浜に対してどの様な指導が必要かは、正直に言えばここで話しても埒が明かないだろう。しかし直截依頼に関わるともなれば考えない訳にもいかない。

どうしようもないジレンマが渦巻いてた。

 

「あのさぁ、さっきから思ってたんだけど、お前らなんで美味いクッキー作ろうとしてんの?」

 

「はぁ?」

 

「相手方へせめてもの思い遣りだよ……」

 

閃いたと言わんばかりの八幡の顔は、その声が質問の為でなく挑発の意を込めたものであると物語る。彼の胸中はいま、勝利への確信と自信に満ちていた。そのせいで視野狭窄に陥ったのだろう、侮蔑に満ちた顔も、憐憫故の視線にもこだわらず独り、語り始める。

 

「いいか? 男ってのはその内容がどうあれ『女の子が』『オレの為に』作ってくれた。っていう事実だけで舞い上がっちまうモンなんだよ、悲しいことにな」

 

まさか友達に贈ろうってんじゃないんだろ? 美味くなくたっていいんだよ。と続けて、雪ノ下へドヤ顔を向けた。

 

「呆れ果てたわ……。贈り物なのだから味が良いに越したことはないじゃない」

 

「贈り物だからこそだよ。直接手渡すインパクトを考えりゃ味なんて誤差だ誤差。ほら、よく言うだろ? 『ゴメンで済めば警察はいらねぇんだよ。誠意を見せろよ、誠意をよ』って」

 

「言わないしただの恐喝じゃない……。それに、直接渡すことが誠意でもないでしょう。最大限の努力をして、気持ちを込めてこそよ。あなたの言う『誠意』はお為ごかしの紛いものに過ぎないわ」

 

話が抽象的になるにつれて目を回し始めた由比ヶ浜を見て、暁法が解説を挟んだ。

 

「要するに、気持ちをちゃんと伝える為にどうしよっかってこと。多少時間がかかっても手作りクッキーを美味しく作って渡すのか、少しでも早く気持ちを伝える為に最悪手作りを諦めてでも行くのか」

 

「う、うん……なんとなくわかった、ような?」

 

そんな判然としない答えを聞いて、念の為釘を刺す。彼女自身が見せてくれた覚悟に、翳りが差さないように。

 

「忘れないで欲しいんだけど、俺達は頼まれた事についてしっかりと話し合うし、こんなのは? って解決策も探す。それでも、最後にどっちかを決めるのは由比ヶ浜さん自身だからね」

 

先程まで全く働いていなかった人間の言葉とは思えないが、まっすぐと見つめられた由比ヶ浜は、その言葉をしっかりと受け留めたようだった。ぽわんとした表情がどことなく真摯さを帯びている。

傾きかけた陽を背中に浴びて、未だ雪ノ下といがみ合っている八幡へ体を向けると、躊躇いがちに問いをかけた。

 

「ねえ……ヒッキーも揺れるの?」

 

「あぁ?」

 

今回に限ればラノベ主人公的突発性難聴ではなく、本当に聴こえなかっただけだろうが。

暁法はそう感じていようとも、由比ヶ浜にそんな機微を読み取るほどの余裕はないようだった。逆光が重ならない位置にいる彼の目には、茹でダコみたいになった由比ヶ浜が映っている。

 

「~~っ! だから! そのっ……ヒッキーにも伝わる?」

 

「どうだかな。貰ったことないからわからん」

 

即答する八幡の顔は苦々しいものだった。

 

「あれだけ豪語しておいて保証はしないのね……」

 

「当たり前だろ。人の気持ちなんて理解した気になるしかないんだよ。例え自分自身の事でもな」

 

無責任にそう言い放つ八幡を見て、しかし由比ヶ浜には腹に落ちるものがあったらしい。

 

「そっか……そだね、やって見なきゃ」

 

そう言って、由比ヶ浜は雪ノ下を見ると丁寧な仕草で頭を下げた。

 

「ごめんなさい、雪ノ下さん。手伝ってもらってありがとうございました。……途中で逃げちゃうみたいになるけど、ここからは自分でやってみます」

 

「……あなた自身でそう決めたのなら、私達の役割はこれまで。後は由比ヶ浜さん次第ね」

 

「うん……ありがとう。また明日ね!」

 

バイバイ、と明るく振舞って彼女は帰っていった。その場に未元物質を遺して。

 

「……本当に良かったのかしら」

 

毒々しい何かから無意識に目を逸らし、雪ノ下雪乃は自問する。己が採りうる最善は、彼女に指し示すべき選択は。意識の内に現れては自ら頭を振るその行いは、すべて意味を持つのだろうかと。

すり替わり成り変わるまとまりのない思索を、否定的な批判が遮った。

 

「答えの出る前に悩んでどうするよ。それを杞憂って言うんじゃねぇのか」

 

嵐が去った安堵と片付けへの気だるさを綯い交ぜに、動かずにいた雪ノ下を現実に引き戻す。ジロリと睨めつけた八幡はその視線で手伝いを所望する。その奥では暁法でさえ珍しく働いていた。

 

「そうね。早く終わらせましょ————」

 

言いかけた雪ノ下が突然口を噤む。言いようのない居心地の悪さに身震いがする。

 

「何……今のは」

 

口にしなくてはいられないような、そんな寒気の意味を求めると、答えるように遠くから耳障りなサイレンが響いて来た。

 

「ボーダーの警報……どうしてこんな所まで聴こえてくるのかしら?」

 

警報音が届けられる意味なんてひとつしかない。脅威が迫り来るのだ。

バン! という荒々しい音がして、雪ノ下がそちらを向くとそこに先程まで居た人影がひとつ消えていた。残ったのは暁法だ。

 

「さっきのクッキーで吐き気がヤバい、だそうだ」

 

しかめっ面になる雪ノ下を宥める様に、ぞんざいな釈明を吹き替える暁法がいて。

――――その顔はまるで塗りつぶしたように、何の感情も読み取れないものだった。

 

 

◆◆ ◇◆◆ ◇◇◇ ◆◆◇

 

 

比企谷八幡は駆け出した。疾風に縋り、迅雷に倣い、ひたすらに速く、何よりも早く。

 

突っ走れ! 突っ走れ! 突っ走れ!

 

僅かばかりの弛緩も許されない今は、声にする暇さえもが惜しい。弾けるような脚を止めたが最後、喰らいつく術を失ったが最期、理不尽な惨劇がここに起こるからだ。

『それ』を経験として知る八幡を急き立てるように、負担を忘れた心臓が悲鳴を上げている。

 

——念の為に記しておくが、トイレではない。

 

なんてことはないはずの日常、花曇りの長閑な夕方を、けたたましく鳴り渡るサイレンがぶち壊しにしていた。彼方に見える暗い歪みがその存在を主張する様にゆっくりと、しかし確実に、軋んだ空間に占める割合を大きくしている。

 

「琴時、敵は俺がやる。お前は保護を」

 

トリオン体に支えられた高速機動の激しさに反して、八幡の声からは一切の昂りが除かれている。葛藤や心労こそ胸中にあれど、これから起きる出来事に関しては余計なモノだと割り切った。

対して溜息とともに聴こえてくる声はあまりにも緊張感の乏しいもので、それでいて明瞭な口調にはいっそ苛立ちさえ覚える八幡だった。

 

「私がそっち行こうか。その方が早いでしょ?」

 

「お前は五月蝿いんだ。どうせ無理だろうが騒ぎは抑えたい」

 

「騒がれたって別に良いんじゃない? せっかく姿変えてるんだから」

 

「……どちらにせよ、守るには向いてないもんでな」

 

それは違いない、と苦笑する声があって穏やかな印象が消え失せる。事情を知る者同士の、指示語ばかりの会話が始められた。幾ばくかの寂しげな雰囲気が、緊迫した空気とはそぐわない。

 

「『コッチ』に来るって事は……()()()()()()

 

「それは……そうだろうな」

 

剥き出しの心が薄闇に浮かぶ。決定的な言葉を、八幡は敢えて口にする事はしなかった。

敵を見据え、跳ぶ。

 

「狙いは——」

 

 

 

 

 

 

対象『J』(由比ヶ浜結衣)だ。

 

 

 

比企谷八幡は、蠢くネイバーのまっただ中へ、己の最速を以って突っ込んだ。

 




今回も活動報告から大幅に遅れました。
各話毎に用意したプロットを7.8割程書き上げてから活動報告を挙げてはいるのですが、この回は冗談じゃなく考えるのがつらかったです。
クッキー作り始める辺りまでは順調だったんですがねぇ…………。
どうにもならなくてこうなりました。
書き上げてある程度気も晴れたので良しとしましょうか。
次回のプロットは割と細々作ってありますのできっと、うまくいく。きっと。
こんな焦燥にお仕事で晒される小説家の方には敬意ばかりです。

【追記】平成29年11月1日改訂
改行等の一部書き直しです。
ラペルに手を回すゆきのんを書くのにもっと色気が欲しかった……文章力の欠如です。

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