ウルトラマン戦記   作:ブレード

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第4話 惨劇

オービットベースに到着したアークエンジェル。今回、キラとハルトとサキと凱とショーコが勝手にラクスとリーゼロッテを返した事で法廷が開かれたが、ロックオンが暴行したため不問となった。

 

 

宇宙

オービットベース

セカンドオーダールーム

大河「よく無事で来たGGG隊員の諸君、共和国の軍人の方々も。」

 

バン「宇宙での戦いは本当大変だったよ。」

 

大河「バン君、凱君達と一緒に頑張ったな。」

 

バン「いやぁ、それほどでも。」

 

護「凱兄ちゃん。」

 

凱「護も留守番どうだった?」

 

護「やっぱ凱兄ちゃんと一緒がいいなって。」

 

凱「次はちゃんと連れてってあげる。」

 

ティエリア「大河長官、ヘリオポリスで開発した新型機は既にガンダム4機はザフト軍の手に落ちました。」

 

大河「むぅ、敵はこちらの事を既に気付かれていたかもしれない。」

 

ティエリア「となると既にスパイを送り込んで情報を入手して、ヘリオポリスを襲撃した。」

 

火麻「今回の件で俺達や共和国が中立国に手を出した事で ザフト軍や地球軍の連中が目を付けるようになって来やがった。」

 

麗雄「中立国に手を出してしまった以上ワシらもタダでは済まされん。」

 

大河「うむ。」

 

 

今回、新型機の開発を中立国のコロニーのヘリオポリスで開発した事がきっかけで自分達GGGとヘリック共和国の行為が今後ザフト軍と地球連合軍に目を付けられることになった。

 

大河「先ほど彼が暴行した事には申し訳ない。」

 

ショーコ「私は殴れた事は気にしてません。」

 

キラ「彼はテロで家族を殺されたって?」

 

大河「ロックオン=ストラトスは少年時代にガイロス帝国のアイルランドで起きたテロで家族を失い、家族を失った事でテロに対して激しい憎しみを抱えており、家族の命を奪ったテロを許せずにいた。」

 

ガイ「ロックオンはガイロス帝国のアイルランド出身か。」

 

キラ「彼にそんな事が・・・・?」

 

大河「彼は今でも家族を殺したテロが誰なのか探っている。」

 

 

ロックオンの過去をGGGの長官である大河の口から彼は少年時代にガイロス帝国のアイルランドで起きたテロで家族を失い、テロに対する激しい憎しみを抱えており、今でも家族を殺したテロを探っている。

 

 

ガイ「大河長官。」

 

大河「どうやら彼は過去の事を思い出させてしまったようだ。」

 

 

またオービットベースへ到着した一同はスワンに案内されてもらいながら中を見回った。

 

 

霊屋「これがGGGのオービットベースの中なんだ。なんか広すぎるよ。」

 

タカヒ「なんだか凄いところに来てしまったようですわね。」

 

リオン「普通のコロニーとは違うみたいね。」

 

カズィ「俺達はなんだか凄いところに来ちまったな。」

 

トール「そうだな。」

 

ライゾウ「建物の外が金ピカみてぇだ。」

 

スワン「オービットベースの中はいかがなさいましたデスか?」

 

霊屋「いろいろもっと見てみたい。」

 

スワン「じゃあ私がいろいろな場所をあなた達に案内してあげます。」

 

 

スワンがオービットベース内の様々な場所を案内してもらい、霊屋達は楽しそうにした。

 

 

エルエルフ「・・・・。」

 

 

そんな中、エルエルフがある事に企みを企てていた。一方、アークエンジェルに残ったサトミはとある事に用があった。

 

 

3番格納庫

アークエンジェル

部屋

サトミ「おーい、アキラ、いるか?」

 

 

サトミは妹のアキラを探しに部屋に入り込んだ。

 

 

アキラ「・・・・。」

 

サトミ「オービットベースに着いたんだけど、良かったら・・・・。」

 

アキラ「私は行きたくない。出てって。」

 

サトミ「そんな事言わずに行こう。」

 

アキラ「出て行ってよ!!」

 

 

アキラを誘おうとしたら無理やり追い出されたサトミ。オービットベースではエルエルフの企みで既に狙われている事に気付かず、またもう一つの魔の手が迫ろうとしていた。

 

 

オービットベース

廊下

アードライ「・・・・。」

 

 

既にオービットベースに潜入したザフト軍のアードライがおり、彼はCCから与えられた命で密かにオービットベース内の情報を探りに行動していた。また同じ頃、

 

 

宇宙

移動中

ニコル「こちら、ニコル。ただいまオービットベースへ向かっています。」

 

ゼロ(ルルーシュ)「オービットベースの中を襲撃させる作戦は任せたぞ。」

 

ニコル「ブリッツンレーゲン!!」

 

 

黒の騎士団のゼロから命令を受けてオービットベースへ向かうニコルのブリッツ。ブリッツは敵に見つからないように機体にあるミラージュコロイドを展開して機体の姿を消して光学迷彩のように透明化した。

 

 

斑鳩

ブリッジ

扇「ゼロ、ザフトと組んで良かったのか?」

 

ゼロ(ルルーシュ)「ザフトは最初から利用しているだけに過ぎない。向こうも最初から我々の事を利用している。」

 

玉城「流石じゃねぇか、ゼロ。」

 

カレン「今は作戦専念した方がいいみたいね。」

 

ゼロ(ルルーシュ)「そうだな、ブリッツがオービットベース内を襲撃させれば一気に制圧にかかる。」

 

CC「お手並み拝見だ。その前にアードライを先に向かわせた。」

 

ゼロ(ルルーシュ)「彼をか?」

 

CC「彼にオービットベース内の情報を探らせて、今後のて手掛かりに。」

 

ゼロ(ルルーシュ)「なるほど。」

 

ヒルガ「おい、ゼロ。」

 

ゼロ(ルルーシュ)「ヒッポリト星人ヒルガか。」

 

ヒルガ「派手にぶっ放そうぜ。終わったら豪快に盛り上げてやろうじゃねぇか。」

 

ゼロ(ルルーシュ)「いいだろう。」

 

ヒルガ「それと俺も行かせてくれよ、いいよな?」

 

ゼロ(ルルーシュ)「ニコルが行動起こしてからだ。」

 

ヒルガ「んじゃ、外で巨大化して待機するぜ。」

 

 

ニコルのブリッツとがミラージュコロイドを展開してオービットベース内を襲撃して一気に制圧する作戦を出すゼロの率いる黒の騎士団とザフト軍のガモフと宇宙人同盟のヒッポリト星人ヒルガ。

 

 

オービットベース

セカンドオーダールーム

大河「ヘリオポリスから回収した避難者は?」

 

マリュー「既にオービットベース内に待機させています。」

 

大河「ご苦労。」

 

ハーマン「大河長官。」

 

大河「ハーマン中佐。」

 

ハーマン「ストライクとヴァルヴルイヴ1、4の件ですが、」

 

大河「パイロットはヘリオポリスの学生だと。」

 

ハーマン「はい、軍の機密兵器を勝手に乗り込んでその高い操縦技術でザフト軍の機体を圧倒しました。」

 

大河「そうか。」

 

ハーマン「既に軍の機密兵器を知った彼らとその学生達は今後共和国の一員としてやらねばならなくなるでしょう。」

 

大河「彼らには今後厳しい運命が待ち受けていくかもしれない。」

 

ハーマン「ええ。」

 

 

医務室

モレノ「身体を調べた結果、マギウスになった君達2人は普通ではなくなった。」

 

ハルト「やっぱりもう・・・・。」

 

モレノ「もう二度と普通の人間には戻れない。」

 

 

ヴァルヴルイヴの起動の際にディスプレイに『アナタハニンゲンヤメマスカ』と言う表示が出てYESを押して何か注入されてマギウスになったハルトとサキはGGGの医師のモレノから身体を調べた結果、マギウスになった2人はもう二度と普通の人間には戻れなくなったと告げられた。

 

 

サキ「あたしはマギウスになって気に入ったわ。」

 

ハルト「流木野さん、本気で言ってるんですか?」

 

サキ「あたしはこの身体は気に入ってるわ。だって普通じゃないからこんな素晴らしいのなったんでしょ。」

 

ハルト「それは危険過ぎる、いつまた僕が凶暴化した時は起きてしまうか?」

 

サキ「殴って気絶させばいいだけのことよ。」

 

ハルト「うっ。」

 

アンジュ「私もどうしたらいいのでしょうか。」

 

モモカ「私がアンジュリーゼ様のために一度、ここの建物の管理人に話をしてきます。」

 

アンジュ「お願い。」

 

 

モモカはアンジュの事で話をしに部屋を出て向かった。

 

 

アイナ「えっと、あなたは確かアンジュリーゼさんですね。」

 

アンジュ「私に何か?」

 

アイナ「随分辛かったでしたよね。」

 

アンジュ「私は普通に平穏な日々を送っていました。洗礼の儀の日に私は兄に嵌められてノーマだと知らされて私は全て失ったのです。」

 

アイナ「周りがあなたを嫌っても私はあなたを嫌いにはなりません。」

 

アンジュ「えっ?」

 

アイナ「あなたも私やみんなと同じよ。ナチュラルやコーディネイターやマナや宇宙人だってきっと仲良くなれると思うの。」

 

アンジュ「私の事を嫌っているプラントの人間は仲良くなれると思えません。」

 

アイナ「私はあなたの事を仲良くしたい。」

 

アンジュ「?」

 

アイナ「だから私、みんなと仲良く出来たらいいなって。」

 

 

アンジュの事を気にかけるアイナはどの種族共みんな仲良く出来たらいいとその思いを願った。

 

 

アイナ「ハルトさん、流木野さん、マギウスと言うのになっちゃったけど。私マギウスよりカミツキと言う呼び方がいいかしら?」

 

ハルト、サキ「カミツキ?」

 

アイナ「神が憑いているの。そのマギウスって言うのは神が憑いているんじゃないかと思ってるの。」

 

ハルト「いい名前だね。」

 

サキ「あたしはマギウスよりカミツキの方がいいわ。」

 

アイナ「じゃあカミツキで決まり。」

 

 

アイナはハルトとサキの持つ能力をマギウスでなくカミツキと言う名称にし、神が憑いているとそう思ったから。だが、その時オービットベース全体が突如シャッターで閉められて中全体の通路が閉まってしまった。

 

 

ハルト、サキ、アイナ「?!」

 

 

セカンドオーダールーム

凱、護、ガイ、キラ、大河、火麻、ハーマン、マリュー、ムウ、ナタル「?!」

 

 

廊下

スワン、霊屋、タカヒ、リオン、カズィ、トール、ミリアリア「?!」

 

 

 

突如、通路にシャッターが締め出されて、中にいる者達は混乱し出した。

 

 

宇宙

オービットベース外

ニコル「?!」

 

 

ミラージュコロイドを展開したニコルのブリッツがオービットベースの入り口を入ろうとしたら突如シャッターが締め出されて侵入不可能となった。

 

 

ニコル「これは?!」

 

 

 

突如入り口がシャッターで閉められてしまい、もう少しで入れたのを突然の出来事で入れなくなってしまい、作戦が台無しになってしまった。

 

 

斑鳩

ブリッジ

ゼロ(ルルーシュ)「何、シャッターが閉められて入れなくなっただと?!」

 

 

ニコルのブリッツからの通信でその報を聞いたゼロは、すぐに作戦を変更してそのまま斑鳩、ガモフと共に発進して機体を出撃させて総攻撃を仕掛けていく。

 

 

オービットベース

医務室

ハルト「これは一体?!」

 

エルエルフ(音声)「このオービットベースは制圧した。」

 

ハルト「この声はエルエルフ?!」

 

 

セカンドオーダールーム

ガイ「エルエルフの仕業か?!」

 

エルエルフ(音声)「時縞ハルト、キラ=ヤマト、クレナイガイ、獅子王凱、アンジュリーゼ=斑鳩=ミスルギ、解放したければ2番格納庫まで来い。」

 

凱「何で俺の名前まで。」

 

キラ「あのザフトの白髪、僕達に用があるのか。」

 

ガイ「行くしかない。」

 

 

医務室

アンジュ「どうして私の名前までが?」

 

ハルト「わからない、君はここにいるんだ?」

 

アンジュ「いいえ、行きます。理由がどうして私を呼んだのか知る必要があります。」

 

ハルト「わかった、一緒に行こう。」

 

 

オービットベースを解放する条件としてハルト、キラ、アンジュ、凱、ガイの5人が2番格納庫に行くことで、5人は解放するために4番格納庫へ向かった。

 

 

4番格納庫

ガイ「来たぞ、エルエルフ!!」

 

エルエルフ「ようやく来たか。」

 

凱「なぜ俺達を呼んだ、目的は何だ?!」

 

アンジュ「私をなぜ呼んだのですか?」

 

エルエルフ「お前達の持つ力だ。」

 

ハルト「僕達の力?」

 

エルエルフ「そうだ、時縞ハルト、お前はマギウスと言う力を持っているようだな。」

 

ハルト「なぜ知っているんだ?!」

 

エルエルフ「船に潜伏している間、聞き取らせてもらった。」

 

ハルト「何てことだ、お前が潜伏していたなんて。」

 

エルエルフ「クレナイガイいやウルトラマンオーブ。」

 

キラ「えっ、彼がウルトラマンオーブ?!」

 

ガイ「・・・・。」

 

ハルト「クレナイさんがウルトラマンオーブ・・・・?!」

 

エルエルフ「そうだ、お前達を助けるたびに彼はウルトラマンオーブに変身して星人と怪獣と戦った。」

 

ガイ「・・・・。」

 

 

エルエルフの口からガイがウルトラマンオーブの正体だと知り、驚くキラとハルト。

 

 

アイナ「あっ。」

 

 

また偶然、ハルト達に着いて来たアイナは格納庫の物陰に隠れていた。

 

 

エルエルフ「お前の力いや時縞ハルト達の持つ力があれはプラントを革命する事が出来る。」

 

ハルト「革命?!」

 

エルエルフ「そうだ、この力があればプラント、いや世界全体は変わる。クレナイガイ、答えは出たか?」

 

ガイ「断る。その力はお前みたいな奴のためには貸さない。」

 

エルエルフ「断るか。そう来たか。」

 

ガイ「何かを企んでいる者とは力を貸さない。」

 

エルエルフ「お前らしいな。」

 

アンジュ「なぜ私を呼んだのですか?答えなさい!!」

 

エルエルフ「アンジュリーゼ=斑鳩=ミスルギ、お前の持っている指輪だ。」

 

アンジュ「指輪?」

 

エルエルフ「そうだ、その指輪があればここに眠られている物が目覚める。」

 

アンジュ「私の指輪で眠られている物?」

 

エルエルフ「その指輪があれば眠られている物は目覚める。」

 

アンジュ「それは何なんですか?」

 

エルエルフ「いいだろう。」

 

 

プラントを革命する事が目的で彼らの持つ力に目を付けたエルエルフは、革命を成功させるために彼らの持つ力で手にかけ、アンジュがなぜ自分の持つ指輪が必要なのか応えようとするが、

 

 

アードライ「エルエルフ!!」

 

 

その時、彼らの前にゼロの命令で先に潜伏したザフト軍のアードライが現れた。

 

 

エルエルフ「アードライか。」

 

ハルト「知っているの?」

 

キラ「ザフトの仲間か?」

 

エルエルフ「昔の仲間だ。」

 

アードライ「お前が何故ここにいる?それに何故アンジュリーゼまでいるんだ?」

 

エルエルフ「俺を迎えに来たか?」

 

アードライ「エルエルフ?」

 

エルエルフ「俺にはこいつらが必要となる存在だ。」

 

凱「何だと?!俺達はお前の配下になった覚えはない!!」

 

エルエルフ「いずれはなる。」

 

アードライ「どうしたんだ、エルエルフ?何があったんだ?」

 

エルエルフ「俺はこいつらの持つ力、その力に目を付けただ。」

 

アードライ「エルエルフ、私と一緒に革命を起こすはずじゃなかったのか?」

 

エルエルフ「俺にはこいつらさえ入ればいい。」

 

アードライ「エルエルフ、お前!!」

 

 

その時、第4格納庫のシャッターが爆発してその破片が散ってきた。

 

 

一同「!!」

 

 

すぐに爆発した破片をかわすハルト達。

 

 

アンジュ「何が起きたのですか?」

 

ヒルガ「最初こうりゃ良かったんだよ。」

 

 

第4格納庫のシャッターを破って現れたのはヒルガだ。

 

 

アードライ「ヒルガ!!」

 

ヒルガ「お前は先に戻ってな。」

 

アードライ「エルエルフがいるんだぞ!!」

 

ヒルガ「派手にぶっ放そうじゃねぇか!!」

 

 

ヒルガは両腕に装着されてるヒッポリトミサイルユニットを前に向けてミサイルを一斉発射した。

 

 

エルエルフ「!!」

 

凱「すぐに逃げろ!!」

 

 

ヒルガのヒッポリトミサイルユニットからミサイルを一斉発射されて中全体にぶち込まれて第4格納庫が爆発した。

 

 

キラ「!!」

 

凱「危ない!!」

 

 

ミサイルの爆発で破片が落下して来るのを凱が並外れたジャンプをして素手で破片を振り払った。

 

 

キラ、ハルト、アンジュ「あっ。」

 

 

凱が並外れた能力を見て驚いたキラとハルトとアンジュ。

 

 

エルエルフ「これがお前の力か、獅子王凱、いやサイボーグ凱。」

 

 

キラ「サイボーグ?」

 

凱「くっ。俺の事も調べていたのか?」

 

エルエルフ「今は話してる場合じゃない。」

 

ヒルガ「もういっちょ行くか!!」

 

アイナ「!!」

 

 

ヒルガが再び両腕のヒッポリトミサイルユニットからミサイルを乱射されて、凱はキラとハルトを抱えながらすぐに回避したが、その乱射したミサイルが物陰に隠れていたアイナに直撃して爆発により死亡した。

 

 

ヒルガ「これは盛り上がるぜ!!」

 

アードライ「やめろ、エルエルフがいるんだ!!今すぐにやめろ!!」

 

ヒルガ「悪りぃ、悪りぃ。それとそろそろ出たほうがいいぜ。仲間達が出迎えだ。」

 

 

オービットベース付近にゼロ(ルルーシュ)の率いる黒の騎士団、ガモフが現れて、オービットベースを総攻撃するために機体を発進させた。

 

 

アードライ「予定より早いではないか?!」

 

ヒルガ「言い忘れてた。この基地にシャッターが閉まってブリッツが入る事に失敗しやがったんだ。」

 

エルエルフ「ネズミの潜入などお見通しだ。」

 

ヒルガ「何だと?!」

 

ガイ「(あいつ、そんなに早くから気付いてたか。)」

 

ヒルガ「一旦出るぞ。」

 

アードライ「ああ。」

 

 

アードライは自身のバッフェに乗りながらヒルガと共にオービットベースを出て仲間達と合流した。

 

 

セカンドオーダールーム

命「敵機出現です!!」

 

大河「こんな時に。」

 

火麻「どこのどいつだ?!」

 

命「ザフト軍と黒の騎士団と宇宙人同盟です。」

 

火麻「ザフト軍と宇宙人同盟、さらに今度は黒の騎士団までもかよ!!」

 

 

宇宙で幾たびに戦ったザフト軍と宇宙人同盟が再び現れ、さらに今度は黒の騎士団まで現れて窮地に陥った。敵の出現で既に出撃したサキのヴァルヴルイヴ4とロックオンのデュナメスが交戦していた。

 

 

サキ「いきなり現れてくるなんて!!」

 

ロックオン「とっとと終わらせるぞ!!」

 

 

すぐにザフト軍と宇宙人同盟と黒の騎士団を撃退して終わらせにかかるサキとロックオン。

 

 

イクスアイン「来たか。ハーノイン、あれをお見舞いしてやれ。」

 

ハーノイン「お見舞いしてやるぜ。」

 

 

イクスアインはハーノインにあるものをヴァルヴルイヴ4とデュナミスにお見舞いするためにハーノインのイデアールから多数のブーメランのようなのが射出して2機の全身に取り付かせた。

 

 

ロックオン「ん、なんだ?」

 

オレンジハロ「機動力低下、機動力低下!!」

 

ロックオン「何?!」

 

サキ「どうなってるの?!」

 

 

ハーノインのイデアールから射出された多数のブーメランによって貼り付けられて機動力が低下してしまったヴァルヴルイヴ4とデュナメス。

 

 

イクスアイン「この電磁吸着ブーメランはあらゆる機体の機動力を奪う事が可能だ。」

 

玉城「今のうちに仕留めてやるぜ。」

 

 

電磁吸着ブーメランによって機動力を奪われたヴァルヴルイヴ4とデュナメスにその隙を突いて攻撃にかかってきた。

 

 

ロックオン「まずいぞ。」

 

サキ「このままじゃ埒が明かないわ。」

 

 

電磁吸着ブーメランによって身動きが出来ず、ピンチに陥ったサキとロックオン。

 

 

ゼロ(ルルーシュ)「このまま一気に仕留めるぞ。そしてオービットベースを制圧だ。」

 

 

身動き出来ない2機を仕留めてオービットベースを制圧にかかるゼロ(ルルーシュ)。その時、彼らの前に立ち塞がりかかったハルトのヴァルヴルイヴ1が現れた。

 

 

サキ「ハルト。」

 

 

ハルト「狙うのは電磁吸着ブーメランをコントロールしているハーノインのイデアール。」

 

 

ハルトはエルエルフが出された指示に従い、エルエルフの書いた紙を読みながら行動し、狙うのはハーノインのイデアールの破壊でなく電磁吸着ブーメランをコントロールしている射出装置を狙う事だ。

 

 

ハルト「ハーノインは接近してくる相手に接近戦に熱くなり、その間に隙が出来る。」

 

 

ハルトはエルエルフの書いた紙の指示に従っていながら相手の特徴も読み、ハーノインは接近戦に熱くなって隙が出来き、ハルトはヴァルヴルイヴ1をハーノインのイデアールに接近させていく。

 

 

ハーノイン「接近戦か、おもしれぇ、やってやろうじゃねぇか!!」

 

 

接近してくるヴァルヴルイヴ1に対してハーノインは自分の得意な接近戦にかかり、早速接近戦に熱くなって挑みにかかった。

 

 

ハルト「来たか、そこか!!」

 

 

接近して来たハーノインのイデアールの間合いを取りながら左に回ってボルグ・アームで射出装置を破壊した。

 

 

ハーノイン「うわぁっ。」

 

 

接近戦に取られて射出装置を破壊されてしまい、破壊された事でヴァルヴルイヴ4とデュナメスにくっ付いた電磁吸着ブーメランは剥がれて機動力は元に戻った。

 

 

イクスアイン「敵は何故そんな事が。」

 

アードライ「エルエルフだ、こんなことを出来るのはエルエルフだ!!」

 

ゼロ(ルルーシュ)「流石だ、お前の戦いを見せてもらった。」

 

CC「どうする?」

 

ゼロ(ルルーシュ)「ここは引く。総員、撤退する!!」

 

 

ただちに撤退命令を出して撤退したゼロ(ルルーシュ)達。

 

 

第4格納庫

キューマ「おーい、無事か?」

 

キラ「犬塚先輩。」

 

キューマ「無事だったんだ。」

 

キラ「はい。」

 

凱「あのザフトの人間のおかげで。」

 

エルエルフ「・・・・。」

 

キューマ「ザフト人間。ん?」

 

 

キューマは宙に浮いているの見た。

 

 

キューマ「!!嘘だろ・・・・。」

 

ガイ「どうした?・・・・!!」

 

 

キューマが宙に浮いているのを見て愕然としたのは、それはヒルガの攻撃によって死亡したアイナだった。

 

 

キューマ「アイナ、アイナ、アイナぁぁっ、わあああああああー!!」

 

 

駆けつけたキューマはアイナの死を見て泣き叫んだ。戦いに勝てたのもまた犠牲者が出てしまった。

 

 

次回 5話へ続く


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