ウルトラマン戦記   作:ブレード

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第2話 消えゆく光

ロックオン達GGGの援軍で窮地をくくり抜いたアークエンジェル。

 

 

宇宙

移動中

アークエンジェル

ブリッジ

ハーマン「助けに来てくれた事感謝する。」

 

ロックオン「そっちもご苦労さん。無事で生き延びれたな。」

 

バン「ハーマン中佐も無事でよかった。」

 

ハーマン「バン、よく来てくれたな。」

 

バン「フィーネやジークもいるぜ。」

 

フィーネ「うふ。」

 

ジーク「グォ。」

 

キラ「この人達は?」

 

ロックオン「まず俺から紹介する。俺の名はロックオン=ストラトス、GGGの隊員だ。よろしく。」

 

アレルヤ「僕の名はアレルヤ=パプティズム。」

 

凱「俺のは獅子王凱だ。よろしくな。」

 

バン「俺の名はバン。そっちは相棒のジークだ。」

 

ジーク「グォ。」

 

フィーネ「私はフィーネ。」

 

ハルト「あっ。」

 

バン「ジークはロボットに似てるような感じだ。つまり同じゾイドだ。」

 

ジーク「グォ。」

 

ハルト「僕は時縞ハルト。よろしくお願いします。」

 

バン「よろしくな。」

 

キラ「あっ、あの。」

 

凱「?」

 

キラ「さっきは助けてくれてありがとうございます。」

 

凱「君がストライクのパイロットか?」

 

キラ「はい。僕はキラ=ヤマト。」

 

凱「君の名前はキラ=ヤマトって言うんだ。」

 

キラ「はい。」

 

 

援軍に来たGGGの面々と対面するアークエンジェルクルーら。

 

格納庫

ユウスケ「こっ、これって喋るロボット何ですか?!」

 

雷龍「あぁぁ、もちろんこの通りだ。俺達は人間と同じロボットだからな。」

 

氷竜「私達ビークルロボは人々を救助する事を目的に作られたんだ。」

 

ユウスケ「なんかすごいじゃん。」

 

ショーコ「霊屋君、ロボット大好きだね。」

 

ユウスケ「俺、こう言うロボットは好きなんだよ。」

 

ゴルディーマーグ「気に入ってくれありがたいぜ。」

 

炎竜「こう言うのも案外悪くないな。」

 

風龍「いいですね。」

 

マードック「GGGの喋るロボットをお目にかかるのは光栄だ。」

 

雷龍「俺達に興味を示すなんて嬉しいぜ。」

 

 

自分達に見て興味を示して持つ者に嬉しく実感するビークルロボ達。

 

 

風龍「ちなみに僕と雷龍はヘリック共和国で作られた戦闘用ビークルロボです。炎竜と氷竜から人々の命の大切さを教わり、人命救助をするようになったんです。」

 

ユウスケ「なんだか感動しちゃうな。」

 

 

廊下

ガイ「・・・・。」

 

 

ボーグ星人、ベムスターとの戦いを終えたガイは身体を休めるためにシャワールームへ向かおうとするが、

 

 

エルエルフ「おい、クレナイガイ。」

 

ガイ「おまえは?」

 

 

ガイの名を呼ぶ者がいた、その者はエルエルフだった。

 

 

エルエルフ「おまえがウルトラマンだったのか?」

 

ガイ「なんの事だ?」

 

エルエルフ「とボケても無駄だ。俺は偶然あの場でおまえが変身したのをこの目で見ていたぞ。」

 

ガイ「・・・・よく見抜いたな。俺がウルトラマンオーブだ。俺にどうするつもりだ?」

 

エルエルフ「おまえのその力とさっきヴァルヴレイヴのパイロットの力でプラントを革命する。」

 

ガイ「プラントを革命だと?!」

 

 

ブリッジ

ノイマン「艦長、もうすぐデブリベルト付近に到着します。」

 

マリュー「地球軍の核攻撃で犠牲となったプラントのコロニーね。」

 

一同「・・・・。」

 

凱「あの24万人以上の住民が死んで犠牲になって、戦争は始まった。」

 

ティエリア「人は何故争わなければならないのか。」

 

 

地球連合軍によるユニウスセブンへの核攻撃により24万人以上の住民全員が死亡し、それに対してプラントは地球圏に宣戦布告をし、ニュートロンジャマーを大量に投入されて地球圏にも深刻にダメージを与えられて、ザフト軍を地球に降下し、一気に侵攻した。

 

 

ショーコ「このまま黙って通るわけにはいないよ。」

 

ハルト「ショーコ。」

 

ショーコ「だから私達何か出来ることをしたい。」

 

タカヒ「私達に出来る事?」

 

ショーコ「死んだ人達への安らかにしてあげたい。」

 

アイナ「私も死んでいったプラントの人達を追悼してあげたい。」

キューマ「ザフト軍は嫌いだけど戦争で犠牲になったユニウスの人達のためにも。」

 

マリエ「賛成する。」

 

リオン「教師の私も賛同します。」

 

 

アークエンジェルがユニウスセブンの残骸を通る際、ショーコは死んだ人々を何かしていきたいという提案に賛同するが、

 

 

ライゾウ「悪いが俺は反対する。」

 

ショーコ「山田君。」

 

ライゾウ「お前ら、ザフトが何をしたかわかってんのか?ザフトが宇宙人と一緒にヘリオポリスを襲撃して大事な日常が奪われたんだぞ。俺はそんなザフトと宇宙人が許せねぇんだ。」

 

ハルト「でも亡くなったユニウスの人達は関係ないよ。」

 

ライゾウ「俺にとって大事なダチをザフトの奴らに殺されたんだ。だから俺はザフトの連中だけは絶対しねぇつってんだろ!!」

 

ショーコ「でも死んだ人達は何も関係ないわ。」

 

サトミ「悪いが、山田の言い分に賛同する。私達の生活を脅かした者の住民を追悼には出来ない。ザフトがヘリオポリスを襲撃してどれだけの人達が反感を持っているかわからないか?」

 

ショーコ「ザフトと亡くなったユニウスセブンの人達は・・・・。」

 

イオリ「ザフトの人間を追悼するのは断じてごめんよ。」

 

ショーコ「そんな。」

 

ティエリア「やめないか。」

 

 

ショーコのユニウスセブンの住民への追悼に対して反対するライゾウ、サトミ、イオリらと衝突に対してティエリアが仲裁した。

 

 

ハルト「ティエリアさん。」

 

ティエリア「喧嘩はやめることだ。ここで喧嘩して何になる。」

 

ショーコ、ライゾウ、サトミ、イオリ「・・・・。」

 

ティエリア「君達のやっている事は地球軍とザフト軍と同じではないか。」

 

ショーコ、ライゾウ、サトミ、イオリ「・・・・。」

 

ティエリア「喧嘩をするのであれば私が提案をする。ユニウスセブンの住民への追悼へ行く者、行かない者はここで待機する事だ。」

 

 

仲裁したティエリアによって出された提案は行く者と行かない者に分けていき、喧嘩は収まった。ユニウスセブンの残骸へ行っていき、ショーコらは亡くなったユニウスセブンの人々に折り紙で折った大量の折り鶴を持っていった。またキラとハルトと凱とティエリアは万が一に備えてそれぞれの機体に乗り込んで出た。

 

宇宙

ユニウスセブン

ショーコ「・・・・。」

 

ミリアリア「悲しいね。」

 

ティエリア「戦争でどれだけの人がたくさん死に、亡くなってきたか。」

 

凱「地球軍は酷い事をしたな。ここに住んだ人達の命を奪った。」

 

マリエ「悲しいよね。」

 

アイナ「戦争が起きていなかったらユニウスセブンに住んでた人達ももし生きていたかも。」

 

キューマ「アイナ。」

 

アイナ「すごく悲しいわ。」

 

マリエ「天国で幸せになってもらいたい。」

 

キラ「・・・・。」

 

ハルト「アスランって子の事をまだ気にしてるんだ。」

 

キラ「僕はまたアスランと戦わなきゃならないのか。」

 

 

一年前の2月14日、ユニウスセブンは地球連合軍の核攻撃によって24万人以上の住民が全員死亡し、この日は『血のバレンタイン』と呼ばれ、戦争が始まった。ショーコ達は亡くなったユニウスセブンの住民に折り鶴を送って安らかに祈った。

 

 

アークエンジェル

ブリッジ

タカヒ「なんだか切ないですわね。」

 

サトミ「そうかな?」

 

タカヒ「そんな気分ですわ。」

 

ライゾウ「・・・・。」

 

マリュー「悲しい気分ね。」

 

ムウ「あぁぁ。」

 

ハーマン「戦争はどれだけたくさんの人が死んでいったか。」

 

ガイ「人は何故争わなければならないんだ。」

 

 

ユニウスセブンの残骸を見て暗く感じて切ない気分になり、戦争でどれだけたくさんの人が死んでいったのか感じるガイ達。そんな中、アークエンジェルの元に小さな物体が近づいてきている事に反応をキャッチした。

 

 

トノムラ「周辺に反応があります。」

 

マリュー「すぐに確認を。」

 

 

すぐその反応を確認して映し出されたのは宇宙に漂う一つのポッドだった。

 

 

ナタル「ポッド?」

 

チャンドラ二世「どうしてポッドが?」

 

マリュー「ハーマン中佐。」

 

ハーマン「一旦拾おう。ポッドが何か調べる必要があるようだ。」

 

 

宇宙に漂うポッドを回収させて、格納庫に置いて万一備えて警戒態勢を取った。

 

 

格納庫

ロックオン「気をつけろ。何があるかわからねぇからな。」

 

アレルヤ「だといいんだけど。」

 

マードック「開きますぜ?」

 

 

ポッドの中が開き始めて、中からピンクの小さな物と女性三人が出てきた。

 

 

ピンクハロ「ハロ、ハロ、ハロ、ラクス、リーゼロッテ。」

 

ロックオン「ハロ?」

 

モモカ「はぁー、一時は助かりましたよ。」

 

ラクス「ありがとうございます、ご苦労様です。」

 

リーゼロッテ「助けてくださってありがとうございます。」

 

一同「あぁぁ?!」

 

 

中から現れた人物に驚くアークエンジェル一同。一方、プラントに一時帰国したアスランは、

 

 

プラント

アプリリウス

プラント最高評議会

アスラン「ラクスとリーゼロッテ殿が行方不明だと?!」

 

シーゲル「地球連合軍に襲撃されて行方がわからなくなっている。」

 

アスラン「今どちらに?」

 

シーゲル「既に彼女らの行方を捜索する部隊を向かわせた。」

 

 

婚約者のラクスとリーゼロッテとモモカの行方を探すべくアスランはヴェサリウスへと向かい、すぐに出た。

 

 

ヴェサリウス

ブリッジ

アスラン「まさかクルーゼ隊長とカイン隊長がご一緒に。」

 

クルーゼ「おいおい、冷たい男だな君は。無論我々は彼女の捜索に向かうのさ。」

 

アスラン「彼女達の救出に同行していただけるなんて。」

 

クルーゼ「特にお前とクライン嬢は定められた者同士という事は、プラント中知られている。」

 

エマ「早くラクス様とリーゼロッテ様をすぐに救出を。特にラクス様はアイドル。プラント中を悲しんだら・・・・。」

 

クルーゼ「落ち着きたまえ。焦り過ぎると彼女を見つけられなくなってしまう。」

 

エマ「申し訳ありません。」

 

クルーゼ「今回は大きな予感するようだ。」

 

 

ラクスら捜索に向かったアスラン達ら。同じ頃宇宙では、地球連合軍の部隊がいた。戦いに敗れて苛立ちするARUSのフィガロ、ガイロス帝国のカリーヌ、人革連の高亥がストレス解消のためにラクスやリーゼロッテら乗っていた船をグラハム達に命じて撃墜させていた。

 

 

宇宙

ホエールキング

廊下

ダリル「隊長、スミルノフ中佐、何故プラントの民間船を攻撃したんですか?!」

 

グラハム「フィガロ議員やカリーヌ殿や高亥殿の撃墜命令だ。ご機嫌を取りたくて私達に押し付けた。」

 

セルゲイ「我々が負け続けている事で無理やり押し付けた。」

 

ハワード「相手は民間船です。」

 

ソーマ「その民間船を私達はやってしまった。」

 

ジノ「こんな非道な事を無理やり押し付けて俺達にやらさせたんだ。」

 

星刻「自分達の機嫌を取るために平然とやれるものだな。」

 

フィガロ「あらあら、そこで何してるだね?」

 

 

廊下で民間船を無理やり撃墜させた命令に不満を持つハワードらの前にフィガロとカリーヌと高亥が現れた。

 

 

グラハム「フィガロ議員。」

 

ジノ「カリーヌ様。」

 

セルゲイ「高亥様。」

 

フィガロ「君達のおかげでこちらは満足したよ。コーディネイターの無様な姿をせいせいしたよ。」

 

カリーヌ「連敗してるあんた達のためにお機嫌取らせてあげたのよ。」

 

ソーマ「何だと?!」

 

高亥「うふふ、あなた達も気分良くなったでしょ。」

 

星刻「どういう事だ?!」

 

フィガロ「君達も民間船を撃墜してご機嫌取れたでしょ?」

 

ダリル「俺達はあんたらの命令でやらされたんだろ!!」

 

グラハム「ダリル、やめないか。」

 

ダリル「隊長、こいつらは自分達のやった事を忘れてるんだ。」

 

グラハム「手を出したら私達は無事でいられなくなる。」

 

フィガロ「これだからうちの兵士はバカだよね。いつまでも成果の出ないフラッグなんかで勝てるの?」

 

ハワード「おい、おまえ。」

 

フィガロ「?」

 

 

自分達の大事な愛機であるフラッグを侮辱された事に怒り出したハワードがフィガロの首を掴んだ。

 

 

フィガロ「うわぁぁぁっ!!」

 

ハワード「フラッグをバカにするな!!」

 

フィガロ「離せ!!」

 

グラハム「やめろ、ハワード!!」

 

ハワード「貴様ぁ!!」

 

シュナイゼル「そこまでだ。」

 

 

フィガロの首を掴んだハワードの前にシュナイゼルが現れた。

 

 

カリーヌ「シュナイゼルお兄様!!」

 

セルゲイ「シュナイゼル殿!!」

 

シュナイゼル「喧嘩はやめたまえ。」

 

ハワード「あっ、はい。」

 

 

シュナイゼルの制止によりハワードはフィガロの首を離した。

 

 

フィガロ「シュナイゼル殿、こいつら私の首を掴んできたんですよ!!」

 

シュナイゼル「フィガロ議員、私の妹と高亥殿と一緒にストレス解消させるため部下達に命じて民間船を撃墜させたそうではないか?」

 

フィガロ、カリーヌ、高亥「はっ、はい・・・・。」

 

シュナイゼル「気をつける事だ。」

 

 

ユニウスセブン追悼式典へ向かうラクスら船をフィガロらが勝手に攻撃させた事を叱咤したシュナイゼル。

 

 

シュナイゼル「共和国の船が見つかったそうだ。」

 

ハワード「忌々しいガンダムめが。」

 

シュナイゼル「おや、ガンダムを倒すへの執念か。」

 

グラハム「ハワード。」

 

ハワード「ガンダムを倒してフラッグの力を見せつけてやる。」

 

ソーマ「共和国と同行するGGGも必ずこの手で仕留めてみせる。」

 

 

アークエンジェルの存在にキャッチした一同は直ちに出撃し、忌々しいガンダムをこの手で倒す執念を燃やした。 一方、フレイはコーディネイターが嫌いである事でラクスらの食事を持っていくのが嫌でサキとショーコと一緒に持っていく事になった。

 

 

移動中

アークエンジェル

部屋

フレイ「なんでザフトの子がいるのよ。あっち行って!!」

 

ラクス「私とリーゼロッテとモモカはザフトではありません。」

 

フレイ「一緒でしょ。コーディネイターなんだから。」

 

リーゼロッテ「私とラクスとモモカは軍人ではありません。あなたも軍人ではないはずです。」

 

ショーコ「そうよ、彼女達はザフトの軍人じゃないわ。」

 

サキ「3人はザフトじゃないわ。だからってコーディネイターを嫌うのはどうかと思うわ。」

 

モモカ「せっかくですから私達と・・・・。」

 

フレイ「馴れ馴れしくしないでよ!!」

 

 

ラクスとリーゼロッテとモモカと仲良くするのが嫌なフレイ。

 

 

キラ「どうしたの?」

 

 

フレイがラクスとリーゼロッテとモモカを激しく嫌っているところキラとハルトとアンジュが来た。

 

 

ショーコ「ハルト、キラ。」

 

サキ「ちょうどよかった。フレイがこの子達を嫌々嫌ってるのよ。ザフトじゃないからって。」

 

モモカ「あっ。」

 

リーゼロッテ「どうなされましたか?」

 

モモカ「アンジュリーゼ様!!」

 

 

突如モモカはアンジュに元に抱き始めた。

 

 

アンジュ「ちょっと!!」

 

モモカ「心配しました。ずっと探していましたー。」

 

アンジュ「気安く触らないで。」

 

モモカ「えっ。」

 

 

心配して抱きしめたモモカを突き放したアンジュ。

 

 

ラクス「モモカ。」

 

モモカ「・・・・。」

 

アンジュ「私が最初からノーマだと知っていたんですか?」

 

モモカ「そっ、それは。」

 

キラ「アンジュもどうしたの?」

 

アンジュ「いつから私がノーマだと知っていたんですか!!」

 

モモカ「そっ、それは、その・・・・。」

 

アンジュ「言いから答えなさい!!」

 

 

洗礼の儀の日にアンジュはノーマだとプラント全体に知らされてザフト軍に無理やり兵とされていき、彼女が最初からノーマだと知っていた事で問い詰めた。

 

 

ラクス「アンジュ、おやめください。」

 

アンジュ「ラクス、リーゼロッテ。」

 

リーゼロッテ「彼女はあなたの事を今までずっと支えて来たのです。」

 

ラクス「モモカはあなたの事をずっと尽くして来たのです。」

 

アンジュ「・・・・。」

 

キラ「アンジュ。」

 

 

その時、艦内から警報が鳴った。

 

 

マリュー「総員につぐ、共和国第8艦隊のジョージ=アルスター外務官の先遣隊がザフト軍と宇宙人同盟の襲撃を受けている。」

 

フレイ「パパがザフト軍に?!」

 

 

フレイは父がザフト軍の襲撃を受けている事を知り動揺した。

 

 

ハルト「キラ、流木野さん、行こう。」

 

サキ「行きましょう。」

 

キラ「うん。」

 

フレイ「大丈夫だよね?」

 

キラ「?」

 

フレイ「パパの船、やられたりしないわよね?ね?!」

 

キラ「大丈夫だよ、フレイ。僕達も行くから。」

 

 

フレイに必ず父を無事を助ける約束をしたキラはすぐにハルト達と共に出撃をした。またアークエンジェル内の別の場所では、

 

 

部屋

ガイ「・・・・。」

 

 

オーブリングを出して前にかざし、周囲が宇宙空間のように変化して衣装も黒いスーツに変化し、2枚のカードをリングにリードした。

 

 

ガイ「ジャックさん、ゼロさん、キレの良いやつ、頼みます。」

 

 

オーブリング「フュージョンアップ、ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ。」

 

 

2枚のカードをリードしたガイはウルトラマンオーブハリケーンスラッシュへ変身し、ザフト軍と宇宙人同盟を相手に挑んだ。同じ頃、ザフト軍のクルーゼ隊、カイン隊、宇宙人同盟のテロリスト星人、インペライザーから襲撃を受けているジョージ=アルスターのヘリック共和国第8艦隊の先遣隊。既に発進したメビウス、プテラスでジンやバッフェやグレイブに挑んだが、相手の性能差で次々と撃墜されていった。

 

 

共和国オペレーター1「タートルシップ2隻撃沈。」

 

共和国オペレーター2「イージス、タートルシップ撃沈。」

 

コープマン「うっ、くっ。」

 

ジョージ「奪われた味方機に撃沈されるなどあってたまるものか!!」

 

 

先遣隊の艦や機体は次々と撃沈されていき、窮地に陥っていた。その時、アークエンジェルとその部隊たちが駆けつけに現れた。

 

 

ジョージ「アークエンジェルが来てくれたのか。」

 

 

無事に援軍来て安心をしたが、

 

 

クルーゼ「本命の後登場か。」

 

カイン「彼らの相手を引き受けようではないか。」

 

チャンドラ二世「敵はジン、バッフェ、グレイブ、アーキバス、ハウザー、シグー、イデアール、宇宙人、怪獣3匹、その中に奪われたイージスもいます。」

 

マリュー「わかっているわ、総員、ただちに攻撃よ。」

 

ナタル「バリアント、てぇー!!」

 

 

艦尾両舵からバリアントを発射してジンとグレイブを撃墜した。

 

 

キラ、アスラン「!!」キラのエールストライクはアスランのイージスと交戦し、再び戦場で対峙した。

 

 

アスラン「ちぃ!!」

 

 

ビームライフルでキラのエールストライクに射撃したアスランのイージス。

 

 

キラ「うっ。」

 

 

シールドでイージスのビームを防ぐエールストライクはビームサーベルを出して接近戦で挑んだ。

 

 

ハルト「流木野さん。」

 

サキ「わかっているわ。」

 

 

ハルトのヴァルヴレイヴ1とサキのヴァルヴレイヴ4はサリアのアーキバスカスタム、エルシャのハウザーカスタムを相手に交戦していた。

 

 

ハルト「そこをどくんだ!!」

 

サリア「あんた達の相手は私達よ!!」

 

サキ「あんた達と戦っている暇はないわ!!」

 

エルシャ「通させない!!」

 

 

サリアのアーキバスカスタムがドラゴンスレイヤーでハルトのヴァルヴレイヴ1に斬撃した。ハルトもヴァルヴレイヴ1のジー・エッジを出してサリアのアーキバスカスタムに斬り込んだ。サキのヴァルヴレイヴ4はマルチレッグ・スパインを点火して機動力を推進してエルシャのハウザーカスタムの肩部リボルバー式大口径砲をかわして、スピンドル・ナックルを投擲した。

 

 

ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ(ガイ)「オーブスラッガーランス!!」

 

 

テロリスト星人と2体のインペライザーを相手にウルトラマンオーブハリケーンスラッシュのオーブスラッガーランスの素早いスピードによる攻撃で斬撃し、インペライザーをオーブスラッガーランスで持ち上げながらもう1体のインペライザーにぶつけて破壊し、そのままテロリスト星人に攻撃するが、

 

 

テロリスト星人「ふん!!」

 

 

ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュのオーブスラッガーランスをテロリストソードで防ぎ、左手からテロリストファイヤーを放った。

 

 

ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ「くっ!!そこをどけ!!」

 

テロリスト星人「俺を倒してからだな。」

 

 

一刻も早くテロリスト星人を倒さないとフレイの父ジョージ=アルスターのタートルシップが撃沈されてしまう。

 

 

 

ティエリア「その機体の動きはカインか?!」

 

カイン「その通りだよ、ティエリア=アーデ。」

 

ムウ「この感覚はクルーゼか?!」

 

クルーゼ「そうだ、君とはまた何かの縁のようだな。」

 

ティエリアとカイン、ムウとクルーゼ、それぞれの因縁がぶつかり合い、激突した。

 

 

ティエリア「カイン、おまえとクルーゼは何が目的だ!!」

 

カイン「君が知る必要はない。」

 

ティエリア「答えろ!!エンブリヲはどこにいる?!」

 

カイン「君が知って何を得るんだ?」

 

ティエリア「黙れ!!答えろと言っているんだ!!」

 

 

ティエリアのヴァーチェがGNバズーカでカインのシグーにビームを発射した。カインのシグーはヴァーチェのビームを回避し、重斬刀でヴァーチェに切りつけにかかった。

 

 

ティエリア「!!」GNバリアを展開して防ぐが、カインのシグーの重斬刀には対ビームコーティングがされており、GNバリアをあっという間に貫いてダメージを喰らった。

 

 

ムウ「クルーゼ、そこどけ?!」

 

 

ムウの乗るメビウスゼロから展開されるガンバレルでクルーゼのシグーに攻撃した。

 

 

クルーゼ「本命は君達と戦う事が目的だよ。」

 

ムウ「何?!」

 

クルーゼ「存分に戦いたまえ!!」

 

 

アークエンジェル隊とクルーゼ隊、カイン隊のそれぞれの機体による激しい戦いが繰り広げられ、激闘を繰り広げれていた。

 

 

超竜神、撃龍神、ゴルディーマーグ「うっ!!」

 

 

インペライザーを相手に3人かがりで交戦する超竜神と撃龍神とゴルディーマーグ。

 

 

バン「相手が巨大ならスピードで勝負だ。」

 

 

バンのブレードライガーABが駆けつけてブースターの出力を上げながらインペライザーの周り回りながらスピード戦で持ち込んでいき、バンのブレードライガーABのスピードに追いつけず混乱したインペライザー。

 

 

ハーマン「これでは間に合えないぞ。」

 

マリュー「このままじゃ外務官の船が撃沈されてしまうわ。」

 

ナタル「ゴッドフリート、撃てぇー!!」

 

 

何としてでもジョージ=アルスターのタートルシップの撃沈をさせないためにも必死で奮闘するアークエンジェル。

 

 

チャンドラ二世「3時の方向より何か接近中。これは地球軍です!!」

 

ハーマン「何?!」

 

 

3時の方向から接近しているもの、それはシュナイゼルの率いる地球軍の部隊だった。

 

 

カノン「シュナイゼル様、共和国とGGGの部隊はザフトと交戦しているようです。」

 

シュナイゼル「今回はとても大きな戦いになるようだ。」

 

カノン「?」

 

シュナイゼル「まあよく見るがいい。」

 

 

シュナイゼルのホエールキングから発進されたグラハムのフラッグカスタム、ハワードの、ダリルのオーバーフラッグ、ソーマのティエレンタオツー、星刻のティエレン宇宙指揮官型、ジノのトリスタンが現れた。

 

 

キラ「あれは地球軍!!」

 

ハワード「ガンダム覚悟しろ!!」

 

 

キラとアスランが交戦中にハワードのオーバーフラッグが乱入して攻撃してきた。

 

 

ハワード「おまえ達の存在のせいで俺達はめちゃくちゃだ!!」

 

キラ「なんの事だ?」

 

ハワード「ガンダム、ここで終わらせてやる!!」

 

 

ガンダムの存在によって自分達の立場が窮地に落ち、ガンダムなどの出現で圧倒的な性能によりフラッグなどの量産機は追いやられていき、次第にうまく戦果は出せずにおり、ガンダムをこの手で仕留めていき、フラッグの実力を見せていくハワード。

 

 

ハワード「フラッグの力を見せてやる!!」

 

 

トライデントストライカーでキラのエールストライクに射撃し、次にプラズマソードを出して切りかかった。

 

 

キラ「!!」

 

 

ハワードのオーバーフラッグのプラズマソードをビームサーベルで受け止めて防ぐキラのエールストライク。

 

 

ハワード「新型か、何だろうと俺の敵だ!!」

 

 

力一杯出して振り切りながら操縦技量を見せながらキラのエールストライクを圧倒するハワードのオーバーフラッグ。

 

 

凱「キラ!!」

 

 

キラを助けに行こうとしたら、星刻のティエレン宇宙指揮官型が現れた。

 

 

星刻「おまえの相手は私だ!!」

 

凱「この声は星刻か。」

 

 

星刻の存在に気付き、スターガオガイガーは彼の乗るティエレン宇宙指揮官型と交戦する。

 

 

凱「こんな時に。」

 

 

星刻のティエレン宇宙指揮官型に格闘によるパンチするスターガオガイガー。

 

 

星刻「くっ。」

 

 

スターガオガイガーのパンチを喰らった星刻のティエレン宇宙指揮官型は200mm×25口径長滑腔砲にある刃を近接戦に使用してスターガオガイガーに切りつけた。

 

 

凱「うっ、はあああああー!!」

 

 

星刻のティエレン宇宙指揮官型に斬撃されてスターガオガイガーはすぐに反撃に出て左腕からプラズマホールドを放出してティエレン宇宙指揮官型に喰らわせた。

 

 

アレルヤ「うっ、この感覚はソーマ=ピーリスか?!」

 

 

アレルヤの脳量子波から反応したのはソーマのティエレンタオツーが近づいて来た事だ。

 

 

ソーマ「被験体Eー57!!」

 

 

ソーマのティエレンタオツーが突撃しながら200mm×25口径長滑腔砲でアレルヤのキュリオスに射撃を行なった。

 

 

アレルヤ「!!」

 

すぐに出力を上げて回避し、こちらも反撃に出てGNビームマシンガンで応戦した。

 

 

ロックオン「くっ、接近戦はあいにく嫌だんだよな。」

 

 

ロックオンのデュナメスはジノのトリスタンを相手に交戦中で、ロックオンは接近戦で来るトリスタンを相手にGNビームサーベルを出して攻撃した。

 

 

ジノ「オラオラオラー!!」

 

ロックオン「やられるかよ!!」

 

 

トリスタンの振り回すMVソードハーケンタイプがデュナメスのGNビームサーベルとぶつかり合いながら激突した。

 

 

ハーマン「地球軍まで来てしまうとさらに最悪だ。」

 

マリュー「これじゃ助けることもむりだわ。」

 

 

シュナイゼルの率いる地球連合軍の部隊でさらに戦局は悪化し、ますます厳しい状況となった。

 

 

フレイ「パパ!!」

 

 

その時、ブリッジにフレイとサイが入り込んで来た。

 

 

サイ「フレイ、行っちゃだめだ。」

 

フレイ「パパの船は何処なの?」

 

マリュー「今は戦闘中よ、非戦闘員はブリッジから出て。」

 

チャンドラ二世「イデアール1機、タートルシップに向かっています。」

 

フレイ「!!」

 

 

クーフィアのイデアールがジョージのタートルシップに向かって接近している事を知ったフレイ。

 

 

キラ「くぅぅ!!」

 

ハワード「覚悟しろ、ガンダム!!」

 

 

プラズマソードでエールストライクを追い詰めていくハワードのオーバーフラッグ。

 

 

キラ「そこを退いてくれ!!」

 

ハワード「貴様を倒すまではどかん!!」

 

 

一歩も引かずにガンダム打倒の執念を燃やすハワードは、この手で倒そうとする。

 

 

ラクス「あら。」

 

 

その時、ブリッジにラクスとリーゼロッテも入って来た。

 

 

フレイ「!!」

 

 

フレイは銃を出してラクスとリーゼロッテに突きつけた。

 

 

フレイ「ふん!!」

 

ハーマン「何をするつもりだ!!」

 

フレイ「パパの船を撃ったら、この子を殺すって!あいつらに言って!!」

 

マリュー、ハーマン「・・・・。」

 

 

父の船を撃墜したらラクスとリーゼロッテは殺すように必死で訴えるフレイ。

 

 

ハワード「もらった!!」

 

 

ハワードがプラズマソードでキラのエールストライクに突き刺しかかるが、

 

キラ「!!」

 

 

ハワードの攻撃を見切りながら回避し、ビームサーベルで攻撃をするが、

 

 

ハワード「!!」

 

 

その攻撃によりハワードのオーバーフラッグの胴体に突き刺さってしまった。

 

 

キラ「あっ、あぁぁぁっ!!」

 

グラハム、ダリル「ハワード!!」

 

ハワード「隊長、フラッグは・・・・!!」

 

 

その攻撃によりビームサーベルに突き刺さった胴体が爆発してハワードは最期を迎えて、グラハムらの目の前に散った。

 

 

クーフィア「もーらい!!」

 

ジョージ「!!」

 

 

ジョージのタートルシップに現れたクーフィアのイデアールがビームキャノンで一気に仕留めてタートルシップは撃沈され、ジョージは死亡した。

 

 

フレイ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!」

 

 

父の最期を目の当たりにしたフレイは、再会を果たせず絶望した。

 

 

キラ「あっ、あぁぁっ。」

 

 

フレイとの約束を果たせず、フレイの父を助けれなかったキラ。

 

 

ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ(ガイ)「なんて事だ。」

 

 

テロリスト星人との交戦でフレイの父を助ける事が出来なかったウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ。

 

 

クーフィア「やったよ、これでゲームクリアだ。アードライ達も聞いたら喜ぶよ。」

 

カイン「よくやった、クーフィア。」

 

クーフィア「僕なら余裕だよ。」

 

 

クーフィアは戦いをゲーム感覚で楽しみながらフレイの父ジョージを殺した事を何とも思わずわにただ撃墜して喜んだ。

 

 

グラハム「ハワード・・・・!!」

 

ジノ「ハワード・・・・。」

 

ソーマ「メイスン准尉。」

 

 

ハワードの最期はグラハムや他国のパイロット達も目の当たりにし、驚きを隠さなかった。

 

 

シュナイゼル「これではもう戦えれない。総員に撤退を出す。」

 

カノン「はっ。」

 

 

各員にシュナイゼルから撤退命令が出され、すぐに撤退をするグラハム達。

 

 

ダリル「隊長、ハワードが。」

 

グラハム「わかっている、この屈辱は忘れない。」

 

 

撤退をしながらハワードを殺したキラのエールストライクを覚えて必ず仇を取る事を誓うグラハム。

 

 

フィガロ「シュナイゼル殿は何をしているんだ、せっかく倒せるチャンスを。」

 

 

シュナイゼルらが撤退する中で自ら撤退せずにいるフィガロとカリーヌと高亥らのアガメムノン。

 

 

クーフィア「ねぇねえ、カイン隊長、クルーゼ隊長。」

 

クルーゼ「好きにするがいい。」

 

 

撤退しなかったフィガロとカリーヌと高亥らのアガメムノンに目をつけたクーフィアがそのまま向かって奇襲をして来た。

 

 

アガメムノン女性オペレーター1「わぁぁぁぁぁっ!!」

 

フィガロ、カリーヌ、高亥「!!」

 

クーフィア「いただき。」

 

 

奇襲に現れたクーフィアのイデアールがフィガロとカリーヌと高亥のアガメムノンにビームキャノンで一気に仕留めて撃墜し、艦に乗っていた3人は死亡した。

 

 

シュナイゼル「愚かだ、戦場に出て気分そらしとは。逆に自分達が最期を迎えるとは哀れだ。」

 

 

3人の最期を見て哀れと自業自得を思ったシュナイゼル。

 

 

ハーマン「バジルール少尉。」

 

ナタル「ザフト軍に告ぐ!こちらはヘリック共和国軍所属艦、アークエンジェル!!」

 

アデス「アークエンジェルから全周波放送です。」

 

ナタル「当艦は現在、プラント最高評議会議長、シーゲル・クラインの令嬢、ラクス・クラインとリーゼロッテ=W=ドルシアを保護している。」

 

アスラン「何?!」

 

キラ「えっ?!」

 

クリムヒルト「ラクス殿、リーゼロッテ殿。」

 

ナタル「偶発的に救命ポッドを発見し、人道的立場から保護したものであるが、以降、当艦へ攻撃が加えられた場合、それは貴官のラクス・クライン嬢とリーゼロッテに対する責任放棄と判断し、当方は自由意志でこの件を処理するつもりであることを、お伝えする!!」

 

エマ「おのれ、下等なナチュラルが!!」

 

アスラン「これが共和国のやり方か。地球軍と同じじゃないか!!」

 

 

ラクスとリーゼロッテを人質に出してザフト軍をけん制した。

 

カイン「このままで手も足も出せない。」

 

エマ「ラクス様とリーゼロッテ様を!!」

 

クルーゼ「エマ、撤退だ。このまま手を出すと彼女らが危ない。」

 

エマ「はっ、はい。」

 

 

ラクスとリーゼロッテを人質にされている以上、手も足も出せずに撤退をするクルーゼ隊、カイン隊。

 

 

ハーマン「ここでやれるわけにはいかなかった。」

 

マリュー「はい、ハーマン中佐。」

 

 

次回 3話へ続く


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