ウルトラマン戦記   作:ブレード

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第1話 サイレントラン

CE71年、ナチュラルとコーディネイター、マナ、宇宙人の激しい戦いは地球圏全体を戦火に増し、CE全体を揺るがした。ここオーブ首長国連邦のコロニー、ヘリオポリスでヘリック共和国が極秘兵器開発の報を知ったザフト軍、宇宙人同盟が襲撃をし、ヘリオポリス内にあったヘリック共和国とGGGが開発した機体、デュエル、バスター、ブリッツ、イージスがザフト軍、宇宙人同盟に奪取され、唯一奪われず済んだのはストライクとヴァルヴレイヴ1。ザフト軍、宇宙人同盟の襲撃に立ち向かったパイロットはヘリック共和国の軍人でなくヘリオポリスの学生のキラとハルトで、キラはストライク、ハルトはヴァルヴレイヴ1にそれぞれ操縦して、ザフト軍、宇宙人同盟に勝利をしたが、その被害によりヘリオポリスは崩壊した。また軍の最重要機密を勝手に触れた事で、ヘリック共和国の軍人らにキラとハルト、彼らの通う学校の生徒らを拘束され、現在はアークエンジェルは避難民を回収してオービットへ向かった。

 

 

宇宙

アークエンジェル

個室

キラ「僕達は軍人でありません。」

 

ハーマン「君は二度もその機体に乗り、ザフト軍と宇宙人同盟と戦った。」

 

ハルト「あの時は仕方なくみんなを守るために戦ったんです。」

 

ムウ「だが、君達二人はもうその機体に操縦した事は既に君達二人のものになった。」

 

キラ「でもしかし、まだそうと決まったわけでは。」

 

サキ「そうよ。ハルトとキラがまだ決まったわけじゃないわ。」

 

キューマ「ハルトとキラは仕方なく乗ったんだ。」

 

アイナ「そうよ。あの時、もし乗っていなかったら私達は・・・・。」

 

ハーマン「悪いが、既にその機体を使いこなした事で決まったんだ。特にヴァルヴレイヴ1号機に乗った君は既に人じゃなくなった。」

ハルト「えっ?!」

 

サキ「じゃあハルトはあの画面を押して既に。」

 

ハーマン「そういう事だ。」

 

ハルト「あっ、そんな。」

 

サキ「ハルト。」

 

 

キラとハルトはザフト軍、宇宙人同盟の襲撃でみんなを守るためにヘリック共和国の開発したストライク、ヴァルヴレイヴ1にそれぞれ乗り込んで撃退したが、それぞれの機体を使いこなして圧倒した事で既に機体は自分達のものとなり、キラはコーディネーターである事で、普通の人間とは桁外れの能力を持ち、MSの操縦を訓練せずに一瞬で使いこなし、またヴァルヴレイヴ1に操縦したハルトは起動する際にディスプレイにガイドプログラムのピノが『アナタハニンゲンヤメマスカ』と言う表示が出てみんなを守るためにYESを押して何かを注入されて人でなくなってしまった事に唖然とした。

 

 

ハルト「うっ、あっ、身体が!!」

 

 

突如、ハルトの身体に異変が起きて苦しみ出した。

 

 

サキ「ハルト。」

 

キラ「ハルト?」

 

キューマ「ハルト?」

 

アイナ「ハルトさん?」

 

ムウ「近づくな!!」

 

一同「!!」

 

 

身体に異変が起きたハルトの心配して近づこうとしたら突如ハルトがいきなり襲いかかり出した。

 

 

ハルト「うおおおおー!!」

 

サキ「ハルト?!」

 

ハーマン「彼はヴァルヴレイヴの起動の際に何かを注入されてこうなった!!迂闊に近づくな!!」

 

ハルト「うおおおおー!!」

 

 

凶暴化したハルトがキラ達に襲いかかり始めるが、そこで一人の人物が前に立って現れた。

 

 

???「やれやれ、厄介事が増えたな。」

 

 

凶暴化したハルトを前に立って現れた人物はジャケットを着たぶっきらぼうな男性で、襲いかかってきたハルトに対し、そのまま間合いに駆け込んで腹を殴った。

 

 

ハルト「あっ!!」

 

一同「ハルト!!」

 

???「大丈夫だ、彼は気を失って元に戻っただけだ。」

 

キラ「あなたは?」

 

ガイ「俺の名はクレナイガイ。GGGの隊員だ。」

 

 

ジャケットを着たぶっきらぼうな男性の名前はクレナイガイ。彼はGGGの隊員として活動している。

 

 

ガイ「いきなり驚かせてすまなかったな。」

 

アイナ「ハルトさんが無事でよかったー。」

 

キューマ「ホッとした。」

 

キラ「すごい・・・・。」

 

ガイ「今はこのままにした方がいい。彼の事が俺が見る。もし何かあったら。」

 

ハーマン「わかった、本来は軍の我々がするはずだったが、君に任せる。」

 

 

ハルトがまた凶暴化する事でガイがハルトの事をしっかり引き受けて、ハーマンとムウは部屋を出た。

 

 

ハルト「うっ。」

 

ガイ「目を覚ましたか。」

 

サキ「ハルト。」

 

キラ「本当にハルトだよね?」

 

ハルト「僕はさっき?」

 

ガイ「おまえはあの機体を起動させた事でマギウスになった。」

 

ハルト「マギウス?」

 

ガイ「起動する際に注入されてなったんだ。おまえがさっき凶暴化して襲いかかろうとした原因もマギウスになった事の副作用だ。」

 

ハルト「じゃあ僕は人じゃなくなった事なんですか?」

 

ガイ「そうだ。マギウスになったおまえは身体再生能力、相手の身体に乗り移る事が出来るジャックを得た。もう普通ではなくなったんだ。」

 

ハルト「そんな・・・・。」

 

ガイ「おまえ自身、これからどうしていくかだ。マギウスとして守りたいものを戦い抜くか。」

 

ハルト「・・・・。」

 

キラ「ハルト。」

 

ガイ「おまえも軍の機体を勝手に乗ってザフト軍、宇宙人同盟と戦った以上、後戻りは出来ない。おまえ達自身やらなきゃならない。」

 

キラ、ハルト「・・・・。」

 

 

ガイの口から後戻りは出来ない以上自分達自身出来ないこれからどうしていくか、どうやっていくか。彼らの会話を偶然廊下で聞いた人物がいた。

 

 

エルエルフ「・・・・。」

 

 

彼の名はエルエルフ。ザフト軍のエージェントで、彼は同じエージェントらと共にヘリオポリスに潜入してヘリック共和国、GGGの新型機を奪取するために本隊に知らせ、一気に襲撃を仕掛けてデュエル、バスター、ブリッツ、イージスを強奪する事に成功したが、その際に負傷してしまい、1回目の襲撃を終えた後彼はヘリック共和国の軍人らに拘束されたが、悪運により偶然パイプ椅子のネジが外れて脱出をし、アークエンジェルに潜伏した。

 

 

ブリッジ

マリュー「進路に異常は?」

 

ノイマン「今のところ問題はありません。」

 

マリュー「でもガンダムとヴァルヴレイヴが学生が乗ってザフト軍を撃退したなんて驚いちゃうわ。」

 

ナタル「おかげで守り切れたが、残りのガンダム4機はザフト軍の手に渡り、そのガンダムとヴァルヴレイヴがその学生が乗りこなしてしまったとは。」

 

マリュー「普通の学生がその機体に乗って二度もザフト軍を撃退した。普通では考えられないわ。一人はコーディネイター。」

 

ナタル「ラミアス艦長。」

 

マリュー「彼は同じコーディネイター同士どう戦っていくかしら?もう一人は霊長兵器ヴァルヴレイヴ乗った事により人じゃなくなった。もう一人もこれからどうしていくか。」

 

 

食堂

カズィ「俺達はこれからどうしていくんだ?」

 

ライゾウ「俺に知るか、なんで俺らが捕まらなきゃならねぇんだよ!!」

 

タカヒ「当分は一緒みたいのようですわ。」

 

トール「マジなのかよ?」

 

カズィ「軍に一生捕まったままは耐えれなくなるよ。」

 

ショーコ「まあ落ち着いてみんな。何とかなると思うよ。今は辛抱していくしかないよ。」

 

ライゾウ「冗談じゃねぇぞ!!軍に捕まったまま過ごすなんて、俺は納得しねぇぞ!!それに俺はザフトの野郎と宇宙人同盟の野郎にダチの仇を取らなきゃならねぇんだ!!」

 

ショーコ「山田君。」

ライゾウ「こんなところでいつまでも過ごしているわけねぇだろ!!」

 

 

ザフト軍、宇宙人同盟の襲撃により友を亡くし、じっとしたまま過ごせずに友の仇を取ろうと必死になるライゾウ。

 

 

サトミ「戦闘中で偶然捕まったザフトの人間がいる。」

 

アンジュ「・・・・。」

 

ショーコ「この子は?」

 

サトミ「どこか見覚えがある顔だ。この少女は確か・・・・。」

 

アンジュ「・・・・。」

 

ティエリア「アンジュリーゼ=斑鳩=ミスルギ。」

 

一同「えぇぇぇー!!」

 

サトミ「やっぱりあのプラントのミスルギのアンジュリーゼ=斑鳩=ミスルギだったんだ。」

 

 

彼女の名はアンジュリーゼ=斑鳩=ミスルギ。プラントのミスルギ市の長の娘で、彼女は不自由なことがなく振る舞い、家族共に幸せな日々を過ごしたが、洗礼の儀の際に突如兄のジュリオとザフト軍のクルーゼとカインらによって自身がノーマだと暴かれてしまい、よって彼女はザフト軍の一兵として堕ち、ヘリオポリス襲撃作戦でグレイブに乗り込んだが、戦いであまりに怖がり過ぎて喪失してヘリック共和国の攻撃で被弾し、捕虜になり、現在はアークエンジェルに同行している。

 

 

アンジュ「私をどうするつもりですか。」

 

ライゾウ「なんならこいつを人質に出そうぜ。そうすればザフトの奴らも大人しくなるはずだ。」

 

トール「こいつを人質にすればきっと黙らなくなるはずだ。」

 

イオリ「そうよ、ザフトの人間を人質にすればこっちも有利になるはずよ。」

 

ティエリア「悪いが、人質にしても彼女は殺される。」

 

ライゾウ「なんで言い切れるんだ?」

 

ティエリア「彼女は既に我々の捕虜となって、プラントはノーマを嫌っている。ノーマを嫌っているプラントは彼女を用済みとしている。」

 

アンジュ「私は用済み・・・・。」

 

ティエリア「君が洗礼の儀の日にノーマだった事がわかって、君はプラントの敵の対象だ。」

 

アンジュ「そんな・・・・。」

 

 

自分が既に故郷から用済みとされて、自分がノーマだった事により、故郷の敵の対象とされて愕然とするアンジュ。

 

 

ティエリア「ん?」

 

 

そんな中、艦内に警報が鳴った。

 

 

ティエリア「ザフトか。」

 

ライゾウ「何だと?!」

 

サトミ「ここがいることに気付いたんだ。」

 

ミリアリア「これからどうなるの?」

 

ティエリア「君達はここにいるんだ。」

 

ライゾウ「俺を連れてけ!!俺はどうしても大事なダチの仇を取りてぇんだ!!」

 

ティエリア「ダメだ、一般人の君達を巻き添えさせるわけにはいかない。ちゃんとここにいるんだ。」

 

ライゾウ「くっ。」

 

 

ザフト軍と宇宙人同盟がアークエンジェルを追って残りの機体を奪取するために接近して来たことで出撃準備にかかりティエリア。

 

 

格納庫

キラ、ハルト「・・・・。」

 

 

ザフト軍と宇宙人同盟が近づいている事でそれぞれの機体の前に立って再び戦いに出る事でキラとハルトは。

 

 

キラ「また戦うんだね。」

 

ハルト「僕達はこの機体に乗ってしまった以上戦うしかないんだ。」

 

キラ「・・・・。」

 

ハルト「どうしたの?」

 

キラ「僕はアスランと戦うかもしれないんだ。」

 

 

キラはかつての幼馴染のアスランと再会した事で、アスランがザフト軍にいた事に驚き、彼とまた戦場で会ったら戦う事で悩んでいた。

 

 

ハルト「さっきのあのザフトの兵士はキラの友達何だ。」

 

キラ「・・・・。」

 

サキ「あたしも戦うわ。」

 

ハルト「流木野さん。」

 

サキ「あたしもみんなを守るためにはあたしも出るわ。」

 

キラ「出るって。」

 

サキ「あたしもあの機体に乗るわ。」

 

 

サキも自らみんなを守るため戦いに出る事を決意し、アークエンジェルの格納庫にあるヴァルヴレイヴ1とは異なる緑の機体があったのを見つけた。機体はヴァルヴレイヴ4。

 

 

ハルト「あれは、まさか?」

 

サキ「ハルトが乗ったんならあたしだって同じようになるわ。」

 

ハルト「ちょっと流木野さん!!」

 

サキ「じゃあ乗るわよ。」

 

 

ハルトの制止を聞かずにそのままヴァルヴレイヴ4に乗り込んだ。

 

 

サキ「さて、あたしも。」

 

 

ヴァルヴレイヴ1と同様にディスプレイに『アナタハニンゲンヤメマスカ』と言う表示が出てそのままYESを押してハルトと同様に何かを注入されてマギウスとなった。

 

 

ハルト「流木野さん!!」

 

サキ「じゃあ早速行くよ!!」

 

 

早速ハルトと同様にマギウスになったサキはヴァルヴレイヴ4を操縦してアークエンジェルから発進した。

 

 

キラ「僕らも出撃するよ。」

 

ハルト「うん。」

 

 

早速キラとハルトもそれぞれの機体に乗り込み、キラのストライクには換装機能があり、ザフト軍、宇宙人同盟の二度目のヘリオポリス襲撃の際には、白兵戦用のソードストライカー、砲撃戦用のランチャーストライカーにそれぞれ装着して出撃し、今回宇宙での活動は機動用のエールストライカーを装着し、出撃し、ハルトもヴァルヴレイヴ1で早速出撃した。

 

 

トノムラ「敵はザフト軍、宇宙人同盟。その中にヘリオポリスで奪われたガンダム4機もいます。」

 

 

敵はザフト軍、宇宙人同盟。アークエンジェルを追ってやって来て、クルーゼ隊、カイン隊の率いる部隊が迫り、ヘリオポリスで奪われたガンダム4機もその中に確認された。

 

 

ムウ「奪ったガンダム4機を全て投入して来たのか。」

 

マリュー「相手の数も多いわ。気を付けて。」

 

ノイマン「了解。」

 

マリュー「フラガ大尉。あなただけに任務を遂行して欲しいことがあるの。」

 

ムウ「?」

 

 

アークエンジェルを追ってやって来たザフト軍のクルーゼ隊、カイン隊、宇宙人同盟のボーグ星人と配下怪獣のベムスターが現れた。

 

 

マリュー「怪獣や星人もいるわ。きついわ。」

 

ナタル「オービットベースに援軍の要請は出しました。それまでに持ちこたえていくしかありません。」

 

マリュー「戦闘開始よ。」

 

 

ザフト軍、宇宙人同盟との戦闘を開始する。アークエンジェル。またザフト軍、宇宙人同盟は、ザフト軍はヘリオポリスで奪ったデュエル、バスター、ブリッツ、イージス、3機のイデアール、ジン、バッフェ、グレイブ、グレイブヒルダカスタム、グレイブロザリーカスタム、アーキバスサリアカスタム、ハウザー、ハウザーエルシャカスタム、クリスカスタム、艦はヴェリウス、ランメルスベルグ、ガモフ、ローラシア級3隻。4機のガンダムに乗っているのはイザークはデュエル、ディアッカはバスター、ニコルはブリッツ、アスランはイージス。宇宙人同盟からはボーグ星人、ベムスター。

 

 

クルーゼ「さてお手並み拝見といこうではないか。」

 

カイン「彼らの戦いを見ようとするか。」

 

 

部下達を出撃させて、それぞれの戦いを拝見するクルーゼとカイン。

 

 

ディアッカ「イザーク、アードライ、ハーノイン、イクス、クーフィア、ヒルダ、ロザリー、クリス、一気に決めるぞ!!」

 

イザーク「ヴェサリウスからアスラン、サリア達が出てる。後れを取るな!!」

 

ヒルダ「ザラのお坊っちゃんか。」

 

ロザリー「クリス、あたしらの力見せてやろうぜ。」

 

クリス「うん。」

 

ハーノイン「一気に仕留めてやるぜ。」

 

アードライ「敵はいくら少なくても油断は禁物だ。」

 

イクスアイン「その中に例の巨人がいるかもしれない。」

 

クーフィア「んなの楽勝だよ。」

 

イザーク「行くぞ!!」

 

 

攻撃の開始をするイザーク達。

 

 

アスラン「・・・・。」

 

エルシャ「アスラン?」

 

ニコル「どうしたんですか?」

 

アスラン「いやなんでもない。」

 

サリア「私達も行くわよ。」

 

エルシャ「おー。」

 

 

キラのかつての幼馴染のアスランは、ヘリオポリス襲撃の際にキラと偶然再会した事で、また彼と戦う事で苦悩した。早速アークエンジェル側から攻撃が行われ、ティエリアの乗るヴァーチェのGNバズーカからビームが放たれた。

 

 

一同「!!」

 

 

すぐにヴァーチェの放ったビームを回避したアスラン達。だが、回避しきれなかった量産機のジン、バッフェ、グレイブはそのままビームに飲み込まれて消滅した。

 

 

ティエリア「お前達の好きにはさせない。」

 

クーフィア「へぇー、やるじゃん。なら僕からもやるよぉ!!」

 

 

クーフィアの乗るイデアールが巨大なクローアームでティエリアのヴァーチェに襲いかかってきた。

 

 

ティエリア「!!」

 

 

重装甲を誇るティエリアのヴァーチェはクーフィアのイデアールのクローアームをパイロットによる高い反射神経で回避し、その直後によるGNキャノンで砲撃した。

 

 

クーフィア「うわぁぁぁっ!!」

 

 

ティエリアの攻撃により撃退されたクーフィア。

 

 

アードライ「クーフィア!!」

 

クーフィア「大丈夫だよ。それにこいつ強そうじゃん。」

 

ヒルダ「このデカ物がどこまで保つかあたしらで潰してやろうじゃないか!!」

 

ロザリー「こいつの首を討ち取ってやる!!」

 

クリス「仕留めてみせる。」

 

アードライ「ハーノイン、イクス、イザーク、ディアッカ、先に行け。ここは私たちに任せろ。」

 

ディアッカ「任せたぞ。」

 

イザーク「俺とディアッカとハーノインとイクスアインはアスラン達のところへ向かう。」

 

ハーノイン「そっちは任せたぞ。」

 

 

ヴァーチェの相手をアードライ、クーフィア、ヒルダ、ロザリー、クリスが引き受けて、イザーク、ディアッカ、ハーノイン、イクスアインらはアスラン達のところへと合流しに向かった。

 

 

ティエリア「行かせるか!!」

 

 

狙いがアークエンジェルだと知り、すぐにイザークらを追おうとするティエリア。

 

ロザリー「お前の相手はあたしらだ!!」

 

 

グレイブロザリーカスタムがヴァーチェに背部2連装砲で砲撃した。

 

 

ティエリア「うっ。」

 

 

グレイブロザリーカスタムの砲撃を喰らい、その直後にヒルダのグレイブカスタムの可変斬突槍パトロクロスがヴァーチェの急所に狙いを向けて刺突しかかった。

 

 

ティエリア「くっ!!」

 

 

グレイブヒルダカスタムのパトロクロスの刺突に対し、ティエリアはGNビームサーベルを出して切り払った。

 

 

ティエリア「はあああああー!!」

 

 

GNビームサーベルを振りながらヒルダのグレイブカスタムに斬撃した。

 

 

ヒルダ「あぁぁぁぁー!!」

 

 

ティエリアのヴァーチェの斬撃を受けて損傷したグレイブヒルダカスタム。

 

 

ロザリー「ヒルダ!!」

 

アードライ「大丈夫か?!」

 

ヒルダ「こいつ、強い。」

 

クリス「かなり手強い相手みたいね。」

 

クーフィア「そんなに強いならやってやろうじゃないか!!」

 

 

クーフィアが勢いでティエリアのヴァーチェに強襲してきた。一方、アークエンジェルから出撃したハルトとキラは、サキがヴァルヴレイヴ4に乗って先に出て探していた。

 

 

ハルト「流木野さん。」

 

キラ「ハルト、あれを。」

 

 

二人はヴァルヴレイヴ4に操縦するサキがザフト軍のジン、バッフェ、グレイブの部隊を相手にした。

 

 

サキ「さあ、かかってきなさい。」

 

 

彼女の操縦するヴァルヴレイヴ4には腰背部に装備された多脚状特能装備マルチレッグ・スパインをブースターとして使い、高い機動力で駆け回り、両肩に装備されているスピンドル・ナックルを両腕に装備して、ヨーヨーのように回しながら、周りにいるジンやバッフェを次々と撃退し、次はナックルにしてグレイブにお見舞いした。

 

 

サキ「わぁお、こんなにすごいなんて驚いちゃうわ。」

 

 

ヴァルヴレイヴ4の性能に驚愕したサキは、機体を操縦しながら軽々と使いこなし、敵を圧倒した。

 

 

サリア「あれはヴァルヴレイヴ?」

 

エルシャ「もう一機いたのね。」

 

 

ヴァルヴレイヴがもう一機いた事でヘリオポリス襲撃にヴァルヴレイヴ1だけいた事に対し、こちらは今現れた事に驚くサリアとエルシャ。

 

 

カイン「ヴァルヴレイヴが二人?」

 

クリムヒルト「?」

 

 

カインの口からヴァルヴレイヴが機数でなく人数で言った事に驚く副官のクリムヒルト。

 

 

ボーグ星人「覚悟するがいい。」

 

 

巨体を姿して現れたボーグ星人と怪獣ベムスターがストライクとヴァルヴレイヴ1とヴァルヴレイヴ4に迫った。

 

 

キラ「怪獣と星人。」

 

 

MSでは怪獣と星人を相手に勝つ事は不可能。このままではやられてしまう。

 

 

ガイ「・・・・。」

 

 

アークエンジェルにいたガイはリングのようなものを出して前にかざし、周囲が宇宙空間のように変化して衣装も黒いスーツに変化し、一枚のカードをリングにリードした。

 

 

オーブリング「覚醒せよ、オーブオリジン。」

 

ガイ「オーブカリバー!!」

 

 

カードをリードしたら剣のようなものが現れてガイは手にし、剣にあるリングを回しながらトリガーを引いて、メロディを鳴らして巨人へと変身して、キラ達の前に現れた。

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「銀河の光が我を呼ぶ!!」

 

 

キラ、ハルト「あっ、あれは?!」

 

マリュー「ウルトラマンオーブ。」

 

 

ガイが変身した巨人はウルトラマンオーブ オーブオリジン。オーブの基本形態で本来の姿でもあり、手に握る剣はオーブカリバー、中央リングあるカリバーホイールを回転して、オーブカリバーに宿る火、水、風、土4つの属性の技を使用することが出来る。

 

 

エルエルフ「あの男性がウルトラマンか。」

 

 

また偶然ガイがウルトラマンオーブに変身したのを目の当たりにしたエルエルフは彼がウルトラマンオーブだと知った。

 

 

ボーグ星人「来たな、ウルトラマンオーブ。」

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「お前の相手は俺だ。」

 

ボーグ星人「ならばここが貴様の墓場にしてやる。やれ、ベムスター!!」

 

ベムスター「キシャーン!!」

 

 

配下のベムスターに命じてウルトラマンオーブ オーブオリジンに襲わせて、ベムスターの角からベムスタービームを発射した。

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「!!」

 

 

ベムスターの発射したベムスタービームを素手で振り払い、そのまま左手で顔面にパンチした。

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「今の俺はお前を倒せる!!」

 

 

彼がまだ初めてウルトラマンオーブになった頃はベムスターに全く歯が立たずに苦戦を強いられていたが、今の彼は様々な戦いを積んで強くなりたくましくなっていた。

 

 

ボーグ星人「小癪な、ベムスター!!」

 

ベムスター「キュイ!!」

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジンの周りを飛び回りながら強襲するが、

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「見え見えだ!!」

 

 

飛び回るベムスターの動きをすぐに見切ったウルトラマンオーブ オーブオリジンがキックでベムスターの背中に打ち込み、そのままオーブカリバーでベムスターを一刀両断して撃退した。

 

 

ボーグ星人「あっ、あぁぁっ、ベムスターが!!おのれ、ウルトラマンオーブ!!」

 

 

ベムスターがウルトラマンオーブ オーブオリジンに倒されてしまい、ボーグ星人がウルトラマンオーブオリジンに向かって攻撃にかかって頭部からヘッドビームを放った。

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン「!!」

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジンはオーブカリバーでボーグ星人の放ったヘッドビームを切り払い、ボーグ星人に向かって進みながら斬撃した。一方、キラとハルトとサキは、アスラン、サリア、エルシャ、途中で合流したイザーク、ディアッカ、ハーノイン、イクスアインらと交戦した。

 

 

キラ「アスラン!!」

 

アスラン「キラ、やめろ!!剣を引け!!俺達は敵じゃない、そうだろ!!何故俺達が戦わなくちゃならない!!」

 

キラ「アスラン・・・・。」

 

アスラン「同じコーディネイターのお前が何故俺達と戦わなきゃならないんだ。」

 

キラ「・・・・。」

 

ハルト「キラ!!」

 

アードライ「お前の相手は俺達だ!!」

 

 

ハルトのヴァルヴレイヴ1の前にアードライとイクスアインのイデアールが現れて行く手を阻まれた。

 

 

トノムラ「敵機がストライクとヴァルヴレイヴ1に近づいて来てます。」

 

マリュー「彼らを救うのよ!!」

 

ナタル「ヘルダート、スレッジハンマー、てぇ!!」

 

 

キラとハルトの救うべくアークエンジェルからミサイルを一斉発射してアスラン達の機体に命中した。

 

 

ハーノイン「うっ!!」

 

イクスアイン「アークエンジェルも厄介だ。」

 

イザーク「ならばディアッカ、ニコル、お前達二人は艦を。俺はアスランの方へ向かう。」

 

ディアッカ「えぇぇぇ?!」

 

イザーク「文句はなしディアッカだ。でかい獲物だろ?」

 

ディアッカ「ちぃっ!!」

 

 

イザークはアスランの方へ加勢し、ディアッカとニコルはアークエンジェルの方へと向かった。

 

 

ナタル「バリアント、てぇ!!」

 

 

バスターとブリッツの接近にすぐにバリアントを発射して迎撃した。

 

 

ディアッカ「くっ!!」

 

ニコル「うっ!!」

 

サキ「しぶといわね!!」

 

 

サキはサリアとエルシャとグレイブを相手に交戦し、スピンドル・ナックルを投擲して攻撃した。

 

 

サリア「調子に乗るなぁ!!」

 

 

アーキバスサリアカスタムがドラゴンスレイヤーでヴァルヴレイヴの4に斬りかかった。

 

 

サキ「悪いけど簡単にやられるわけにはいかないよ。」

 

 

マルチレッグ・スパインの6本の脚を展開しながら元の脚を合わせて8本の脚になって、スパイン先端から足場となる硬質残光を発生して踏み台にしながら動き回ってアーキバスサリアカスタムの攻撃をかわした。

 

 

エルシャ「早い。」

 

 

サキのヴァルヴレイヴ4の駆け回る動きに翻弄されたエルシャ。

 

 

キラ「アークエンジェルが。」

 

アスラン「やめろ、キラ!!何故お前が共和国軍にいるんだ、何故ナチュラルの味方をするんだ!!」

 

キラ「僕は共和国軍じゃない!!あの艦には仲間が、友だちがいるんだ!!」

 

アスラン「ヘリオポリスは共和国に手を貸してMSを開発したからだ!!」

 

キラ「ヘリオポリスは中立だ。僕だってなのに・・・・!!」

 

イザーク「アスラン!!」

 

アスラン「イザークか!!」

 

キラ「あれはデュエル!!」

 

 

デュエルも既にザフト軍の手に落ちていたことに驚くキラ。またアークエンジェルの方で、

 

 

ディアッカ「この野郎!!」

 

マリュー「回避行動を取りつつ、最大加速!!」

 

ナタル「アンチビーム爆雷、発射! !イーゲルシュテルン、敵を艦に近づけるな!!ヘルダートは自動発射にセットしろ!!」

 

 

敵機の接近に対し、回避行動しつつアンチビーム爆雷、イーゲルシュテルン、ヘルダートを発射した。

 

 

ショーコ、キューマ、アイナ、ライゾウ、サトミ、タカヒ、サイ、カズィ、トール、ミリアリア「わぁぁぁぁっ!!」

 

フレイ、避難民「きゃああああっ!!」

 

 

アークエンジェルの回避行動で艦内にいるショーコ達やヘリオポリスの避難者達を揺るがした。

 

 

フレイ「何よこれ、何よこれ!!」

 

 

ディアッカ「この野郎!!」

 

バスターの右腰に接続されている350mmガンランチャーと左腰に接続されている94mm高エネルギー収束火線ランチャーを同時に放ってアークエンジェルに攻撃した。

 

 

キラ「アークエンジェルが!!」

 

ハルト「ショーコ達が危ない!!」

 

サキ「みんなをあたし達が守らなきゃ!!」

 

ウルトラマンオーブオリジン(ガイ)「艦が!!」

 

ティエリア「このままではまずい!!」

 

 

アークエンジェルが攻撃されている事で、その艦の中には大事な仲間や友達がいる事に必死で向かおうとするが、

 

 

アスラン「キラ、共和国の元から離れろ。お前は利用されているんだ。」

 

キラ「違う。僕は利用されていない。」

 

イザーク「ちょこまかと!!」

 

 

イザークのデュエルがキラのエールストライクに攻撃しかかった。

 

キラ「!!」ビームライフルで射撃し、イザークのデュエルに攻撃した。

 

イザーク「貴様ぁっ!!」

 

 

キラのエールストライクの攻撃を受けて、こちらもビームライフルで反撃したデュエル。

 

 

アスラン「やめろ、イザーク!!」

 

イザーク「奪えないなら破壊しかない!!」

 

ハルト「くっ!!」

 

 

2機のイデアールを相手に苦戦し、ボルグ・アームで攻撃するヴァルヴレイヴ1。

 

 

ハーノイン「うっ、やってくれたな!!」

 

 

ハーノインのイデアールがクローアームで掴みかかった。

 

 

ハルト「うわぁっ!!」

 

 

ハーノインのイデアールのクローアームに捕まってしまったハルトのヴァルヴレイヴ1。

 

 

サキ「ハルト!!」

 

ティエリア「このままではまずい!!」

 

 

ハルトのヴァルヴレイヴ1が敵に捕まってしまい、窮地に陥ってしまった。

 

 

イクスアイン「これは好機会だ。」

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「今助けてやる!!」

 

 

捕まったハルトを助けに向かおうとするウルトラマンオーブ オーブオリジン。

 

 

ボーグ星人「貴様の相手は私だ!!」

 

 

交戦中のボーグ星人に阻まれてしまい、このままでは助けることも出来ない。窮地に陥ってしまったアークエンジェル勢。このまま為すすべはないのか。

 

 

アデス「このまま我々の勝利を収めるようです。」

 

クルーゼ「いくら彼らでも保つことは難しい。」

 

 

窮地に追い詰められていくアークエンジェル勢。だがその時、遠くからビームが発射されてティエリアと交戦しているクーフィアのイデアールに命中した。

 

 

クーフィア「うわぁっ!!」

 

アードライ「クーフィア!!」

 

ロックオン「なんとか間に合ったぜ。」

 

オレンジハロ「マニアッタ、マニアッタ。」

 

 

遠くから狙撃したのGGG所属のロックオンのガンダムデュナメスだ。他に援軍として駆けつけたガンダムキュリオス、ブレードライガーAB、スターガオガイガー、超竜神、撃龍神、ゴルディーマーグもいた。

 

 

ティエリア「ロックオン!!」

 

ロックオン「待たせたな、ティエリア。」

 

ハレルヤ「僕もいるよ。」

 

バン「間に合ったみたいだ。」

 

ゴルディーマーグ「とっとと終わらせてやろうぜ!!」

 

クルーゼ「援軍か!!」

 

アデス「GGGの特機です!!」

 

 

駆けつけに来たGGGの援軍により一気に形勢は逆転をし始めた。

 

 

ノイマン「艦長。GGGの援軍が来ました。」

 

マリュー「これなら勝てるわ。後はフラガ大尉が任務を遂行すれば。」

 

 

イザーク「このっ!!」

 

 

キラのエールストライクを追い詰めるイザークのデュエル。そのままトドメを刺そうとする。

 

 

凱「ドリルニー!!」

 

 

その時、凱のスターガオガイガーが飛び込んで膝からドリルニーでデュエルに打ち込んだ。

 

 

イザーク「うわあああああー!!」

 

 

スターガオガイガーの介入により阻まれたデュエル。

 

 

イザーク「おのれ、ナチュラル!!こんなのも用意していたか?!」

 

アスラン「イザーク、ここは引け。」

 

イザーク「ちぃっ。」

 

 

スターガオガイガーが現れて振りに陥り、撤退するアスランとイザーク。

 

 

キラ「アスラン。」

 

 

超竜神「ダブルガン!!」

 

 

超竜神がディアッカのバスターに両腕の武器を発射しながら攻撃した。

 

 

撃龍神「ヴァンレイ!!」

 

 

撃龍神の右腕に装備されているデンジャンホーからヴァンレイを放ってニコルのブリッツに攻撃した。

 

 

ニコル「ここは引くしかありません。」

 

ディアッカ「強力な相手じゃ勝ち目がねぇな。」

 

 

ニコルもディアッカも撤退をし、他のザフトの部隊も次々と撤退をし始めた。

 

 

ボーグ星人「ウルトラマンオーブ、勝負はお預けだ。」

 

 

ボーグ星人もまた撤退をし始めた。

 

 

ウルトラマンオーブオリジン(ガイ)「・・・・。」

 

 

ヴェサリウスオペレーター1「我が軍の部隊、次々と撤退します。」

 

クルーゼ「GGGの特機か。この状況じゃ勝ち目はないようだ。」

 

 

味方機が次々と撤退する最中、その時ヴェサリウスとランメルスベルグに何者かが攻撃をした。

 

 

ヴェサリウスオペレーター1「我が艦とランメルスベルグが攻撃されています。」

 

クルーゼ「!!まさか。あの男か?!」

 

 

ヴェサリウスとランメルスベルグを攻撃したのはマリューに与えられた任務で出撃したムウのメビウスゼロだ。

 

 

ムウ「もらった!!」

 

 

メビウスゼロのガンバレルによるオールレンジでヴェサリウスとランメルスベルグを攻撃していった。

 

 

カイン「流石だよ、ムウ=ラ=フラガ。」

 

クリムヒルト「カイン隊長!!」

 

カイン「我が軍の機体が撤退している今、ここは撤退する。」

 

クリムヒルト「はい。」

 

 

ムウの奇襲攻撃により味方機と共に撤退したヴェサリウス、ランメルスベルグ。

 

 

ノイマン「ザフト軍、宇宙人同盟、撤退します。」

 

マリュー「何とか助かったようね。」

 

 

無事、戦闘を終えたアークエンジェル。宇宙での戦いはまだまだ続く。

 

 

 

次回 2話へ続く


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