ウルトラマン戦記   作:ブレード

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第24話 閃光の刻

海上の孤島でニコルを討ってしまった。

 

 

移動中

アークエンジェル

廊下

キラ「・・・・。」

 

ムウ「さっきの戦いの事か。」

 

キラ「ムウさん。」

 

ムウ「俺達は軍人だ。人殺しじゃない。戦争をしているんだ!!」

 

キラ「うっ!!」

 

ムウ「討たなければ討たれる!!俺も。お前も!!みんな!!」

 

キラ「知ってます!!」

 

ムウ「なら迷うな!!命取りになるぞ!!」

 

 

ブリッツのパイロットを殺害してしまった事をためらうキラを厳しく言うムウ。一方、ザフトでは、ニコルの死に悲しむイザーク達は、

 

 

ボズゴドフ

廊下

イザーク「何故だ、何故あいつが死ななきゃならないんだ!!」

 

ディアッカ「イザーク。」

 

ハーノイン「ニコルが何故死ななきゃならないんだ!!畜生!!」

 

ヒルダ「悲しいもんだな、コーディネイターの1人が死んだくらいで。」

 

ロザリー「何メソメソしてんだよ。」

 

イザーク「何!!」

 

ヒルダ「あたしらノーマを今までいたぶってきたからこうなっちまったんだろ。」

 

クリス「ムキになっちゃって。」

 

ロザリー「あはははっ。」

 

ハーノイン「てめぇ!!」

 

アードライ「やめろ!!仲間同士争っている場合か!!」

 

イザーク、ハーノイン「うっ。」

 

ヒルダ「はいはい。」

 

アードライ「お前達ノーマだって我々の貴重な仲間だ。」

 

クリス「口だけで言ってといて。私達をいつも除け者にして。」

 

アードライ「・・・・。」

 

アスラン「ニコル・・・・。」

 

 

ニコルの死を悲しむ中、悲しまずに喜ぶ者がいて、身内での衝突し合い、アスランは彼のロッカーを開けたら、中から手紙らしきものが出てきた。『あー、アスラン。この間は、ありがとうございました。寝てませんでした?ほんとは、もっとちゃんとしたのをやりたいんですけどね。戦わなきゃいけないな僕も、って思ったんです。ユニウス7のニュースを見て。』

 

 

アスラン「うっ、うわあぁぁぁぁぁー、ニコル!!今まであいつを討たなかった俺の甘さが、お前を殺した!!」

 

イザーク、ディアッカ、アードライ、ハーノイン「・・・・。」

 

アスラン「キラを討つ、今度こそ!!」

 

 

自分がキラを討たなかった事でニコルは死に、キラを今度こそ討つを決意するアスラン。別の場所では、地球連合軍の基地では、とある謎の集団が現れて、襲撃を受けていた。

 

 

キエフ

キエフ基地

ガイロス帝国兵1「うわぁー!!」

 

 

謎の集団の率いるジェノザウラー、ストライクダガー、ジンクス、ダークロプスゼロ、ディマンティス、ディロフォースの攻撃を受けるガイロス帝国の部隊。アイアンコングとレッドホーンとリアルドが迎撃を出て行うが、多数のディマンティスとディロフォースがアイアンコングとレッドホーンに集団で攻めて、圧倒し、ジェノザウラーがハイパーキラークローでアイアンコングを破壊した。空中にいるリアルドをストライクダガーがビームライフルで撃墜した。

 

 

ガイロス帝国兵2「あれは我が軍の新型機のストライクダガーとジンクスとジェノザウラーが何故ここに?!」

 

キエフ基地司令官「一体何が起きているんだ?!」

 

 

謎の集団の中には地球連合軍の新型機のストライクダガーとジンクスとジェノザウラーがいた事で、戸惑いを感じるキエフ基地司令官。

 

 

スージー「私達の事、気付いていないみたいね。」

 

鉄竜騎兵団団員1「我々、鉄竜騎兵団の事をまだ知らないみたいです。」

 

スージー「ゼネバス復活のために。」

 

 

謎の集団の名は、鉄竜騎兵団。かつて滅んだゼネバスを復活させる事が目的だ。彼らの襲撃はここだけでなかった。

 

 

北米大陸

カルフォニア基地

ARUS兵1「敵襲!!」

 

 

北米大陸のカルフォニア基地でも、鉄竜騎兵団の襲撃を受け、レギオノイドγ、ペドレオングロース、ジェノザウラー、ディロフォース、グレイヴクアマがフラッグ、リアルド、リアルドホバータンクを基地と共に破壊していった。またノルウェーのナルビク軍港では、鉄竜騎兵団のレギオノイドγ、マッカーチス、シンカー、ウオディック、ヘルディガンナー鉄竜騎兵団仕様、グレイヴクアマ、ザバットの襲撃による空、海からの攻撃によって、大きな被害が出ていた。鉄竜騎兵団の襲撃は、地球連合軍だけでなく、ザフト軍のカーペンタリア基地にも襲撃した。

 

 

カーペンタリア

カーペンタリア基地

ザフト兵1「ぐわぁっ!!」

 

 

鉄竜騎兵団の襲撃を受けるザフト軍。基地守備隊を出撃させて、迎撃を開始する。鉄竜騎兵団の中で、ライガーゼロと同じアーマーを纏ったティラノサウルス型ゾイドのバーサークフューラーが背中にある2本バスタークローで、ジン2機の胴体を貫き破壊した。レギオノイドγがビームライフルでディンを撃ち落とし、倉庫や飛行場を破壊した。

 

 

ヴォルフ「ゼネバスのために。」

 

 

バーサークフューラーを操縦しているのは、トリポリ基地で刹那とウルトラマンゼロが対峙したヴォルフだった。彼は鉄竜騎兵団を率いてして地球各地に各部隊を送らせて、襲撃させた。彼らの動きが今後の戦いの左右を動かす事となった。一方、ヘリック共和国、GGGとザフト軍の激戦が繰り広げられていた。

 

 

孤島

イザーク「今日で片だ!!ストライクめ!!」

 

ディアッカ「ニコルとラスティとミゲルとゾーラの仇とお前とヒルダの傷とアードライの目との礼も、俺が全部纏めて取ってやるぜ!!」

 

ヒルダ「さっさと終わらせてやる!!」

 

アードライ「今日こそ終わらせる!!」

 

 

今までヘリック共和国、GGGの特機とウルトラマンにやられた借りを返す事、散っていた仲間の仇を取るなどを執念を燃やすイザーク達。ディアッカのバスターとハーノインのキルシュバオムが同時に射撃してアークエンジェルに喰らわせた。

 

 

ミリアリア「艦、被弾!!」

 

ナタル「ヘルダート、発射!!」

 

 

ヘルダートを発射して、バスターとハーノインのキルシュバオムに向けたが、バスターが350㎜ガンランチャーからAP弾を発射して、ヘルダートを撃ち落とされた。

 

 

アーバイン「おめぇらの相手は俺らだ!!」

 

 

アーバインのゴジュラス ジ・オーガとムウのランチャースカイグラスパーが駆け付けに現れ、バスターとハーノインのキルシュバオム を相手に交戦する。

 

 

ディアッカ「ちょこまかと来やがって!!」

 

 

94㎜高エネルギー収束火線ライフルでムウのランチャースカイグラスパーに向けて、射撃したが、ムウの反射神経で素早く回避され、アグニからビームを発射してバスターに喰らわせた。

 

 

ディアッカ「ぐわぁっ!!」

 

 

ランチャースカイグラスパーの攻撃を喰らって返り討ちにあったディアッカは、相手の一撃によりハイドロが消失、駆動パルスが低下し、これ以上の戦闘は不能と判断し、機体から降りて投降した。

 

 

ハーノイン「時代遅れのゾイド如きの分際が出しゃばるんじゃねぇ!!」

 

アーバイン「そっちからしたら時代遅れと思ってるんならこっちの力を見せつけてやる。」

 

 

アーバインのゴジュラス ジ・オーガとハーノインのキルシュバオムの1対1の一騎打ちが行われ、ぶつかり合った。ハーノインは得意な接近戦でゴジュラス ジ・オーガに格闘する。だが、アーバインは相手の動きを読んで、出てきた相手の拳をクラッシャークローで掴み、そのまま払い投げた。

 

 

ハーノイン「何だ、こいつ!!」

 

 

ゴジュラス ジ・オーガに一瞬で投げ飛ばされて、計り知れない力がある事に感じたハーノイン。

 

 

アーバイン「その程度か?」

 

ハーノイン「いい気になるな!!」

 

 

次の行動に移って、上空を飛行しながら、平手からビームを連射して地上にいるゴジュラス ジ・オーガに攻撃した。

 

 

アーバイン「んな、程度か?」

 

 

キルシュバオムの攻撃を受けつつ、不屈を表すゴジュラス ジ・オーガ。攻撃が全然効いていなかった事で、奥の手であるレーべングリッツェンを使用して、ゴジュラス ジ・オーガに放った。アーバインの反応速度とゴジュラス ジ・オーガとのリンクにより、キルシュバオムの放ったレーゲングリッツェンを回避した。

 

 

ハーノイン「何だと、嘘だろ?!」

 

アーバイン「機体は性能任せじゃねぇ、機体と精神の一心同体だ!!」

 

 

アーバインとゴジュラス ジ・オーガの一心によるリンクで、空中にいるハーノインのキルシュバオムにロングレッジキャノンを放って、その砲撃の一撃により、墜落し、機体を損傷して、投降するハーノイン。

 

 

イザーク「どけぇっ!!」

 

 

ロックオンのデュナメスと交戦するイザークのデュエルアサルトシュラウド。右肩からシヴァを発射し、左肩からミサイルポッドを一斉発射して、デュナメスに攻撃する。デュナメスは、GNフルシールドを展開して攻撃を防御した。

 

 

ロックオン「とっとと落ちろ!!」

 

 

反撃に出たロックオンは、GNスナイパーライフルで、デュエルアサルトシュラウドに射撃した。

 

 

イザーク「貴様、ちょこまかとぉっ!!」

 

 

射撃して来たデュナメスに、イザークは接近戦を持ち込んで、ビームサーベルを出して切りかかって来た。

 

 

ロックオン「近づけるかよ!!」

 

 

接近してくるデュエルアサルトシュラウドに、デュナメスがGNビームピストル2丁とGNミサイルを同時に発射して、一気に全弾命中して喰らわせた。

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「オーブカリバー!!」

 

 

バキシマムを相手に戦うウルトラマンオーブ オーブオリジンは、オーブカリバーから繰り出す斬撃で、バキシマムにいくつかの箇所に与えた。バキシマムの高い防御力の前に全くウルトラマンオーブ オーブオリジンの攻撃は効いていなかった。

 

 

ウルトラマンジードプリミティブ(リク)、ウルトラマンゼロ「はああああー!!」

 

 

ウルトラマンジードプリミティブとウルトラマンゼロが空中から現れて、バキシマムに同時にキックで喰らわせた。

 

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(リク)「ゼロさん、ジード。」

 

ウルトラマンジードプリミティブ「力を合わせて戦いましょう。」

 

ウルトラマンゼロ「3人なら勝てる。」

 

 

強い力を持つバキシマムを3人の力を合わせて戦うウルトラマンオーブ オーブオリジンとウルトラマンジードプリミティブとウルトラマンゼロ。バキシマムが両腕から火炎弾を連射し、その攻撃をウルトラマンオーブ オーブオリジンがオーブカリバーでバリアを張って防ぎ、ウルトラマンジードプリミティブがジードクローで切り裂いていき、ウルトラマンゼロがツインゼロソードでバキシマムの背後に大きく斬り込んだ。この後、彼らに大きな事が待ち受けようとしていた。

 

 

ヒルダ「アンジュ、覚悟!!」

 

アンジュのヴィルキスを仲間達共に包囲して、一斉にかかるヒルダは自身のキルシュバオムカスタムからパンチを強いたビームソードでヴィルキスに打ち込んでいく。ヒルダの攻撃を回避して、アサルトライフルで射撃するかもアンジュのヴィルキス。

 

 

サリア「そこ!!」

 

 

ヴィルキスの背後からサリアのアーキバス・カスタムが接近しかかって来たが、その反応にすぐに気付いたアンジュは、ラツィーエルを手に持ちながらサリアのアーキバス・カスタムの手足を切断して、墜落させた。

 

 

サリア「アンジュぅぅぅぅぅぅぅー!!」

 

 

アンジュに敗れたサリアは、彼女の名前を叫んで地上に墜落した。

 

 

アンジュ「・・・・。」

 

ロザリー「裏切り者の分際がいい気なるな!!」

 

クリス「お前なんか最初から存在しなきゃよかったんだよ!!」

 

アンジュ「・・・・。」

 

ロザリー「無言か?!なら死ね!!」

 

ヒルダ「お前もこれでおしまいだ!!」

 

 

何も言わないアンジュに対し、ヒルダとロザリーが左右からヴィルキスの間を挟んで攻めかかって来た。

 

 

アンジュ「お前らが死ねぇぇぇぇぇぇー!!」

 

 

左右から接近してかかって来たヒルダのキルシュバオム カスタムとロザリーのグレイブ・カスタムを2機まとめてラツィーエルで大きく斬り込んで、墜落させ、機体を損傷した。

 

 

ヒルダ「こんなところで・・・・!!」

 

 

アンジュに敗れたヒルダとロザリー。機体は損傷して動けず、投降せざるを得なくなった2人。

 

 

ウルトラマンレオ「たあああああー!!」

 

 

シルバーブルーメと再び交えるウルトラマンレオ。シルバーブルーメは、触手を伸ばしながらウルトラマンレオの身体を巻き付きながら、捕食しようとする。ウルトラマンレオは、自力で力を出して身体に巻き付いた触手を振り払いながら、レオキックでシルバーブルーメに打ち込み、撃破した。

 

 

キラ「アスラン!!」

 

アスラン「キラ!!」

 

 

キラとアスラン、2人の対決が繰り広げ、キラを討つ事に燃やすアスランは、キラをこの手で倒そうとする。エールストライクがビームサーベル、イージスのクロー発生したビームサーベルがぶつかり合い、衝突した。戦いの中、激戦する両軍。空が突如、暗雲化し、雷が鳴った。

 

 

一同「?!」

 

ウルトラマンベリアル「はーははははははっ!!」

 

 

雷鳴と共に姿を現した、最悪のウルトラマン、ウルトラマンベリアルが現れた。3人が交戦していたバキシマムをベリアルクローからベリアルリッパーを放って一撃で葬った。

 

 

ウルトラマンゼロ「お前は、ベリアル!!」

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「何故ここに!!」

 

ウルトラマンジードプリミティブ(リク)「ベリアル。」

 

ウルトラマンベリアル「また会ったな、ゼロ、そして息子よ。」

 

ウルトラマンゼロ(刹那)「ゼロ。」

 

ウルトラマンゼロ「刹那、気を抜くな。ベリアルは、今までの相手とは桁が違う。」

 

ウルトラマンベリアル「さあ、来るがいいゼロ。お前との久々の対決を。」

 

ウルトラマンゼロ「望むところだ、ベリアル!!」

 

 

ウルトラマンゼロとウルトラマンベリアル、2人の因縁の対決が再び、起きた。ウルトラマンゼロは刹那との一心でウルトラマンゼロエクシアに変身して、ウルトラマンベリアルにパンチした。ウルトラマンゼロエクシアのパンチを受けたウルトラマンベリアルは、ウルトラマンゼロエクシアに両手の爪からベリアルクローで斬撃した。

 

 

ウルトラマンゼロエクシア「ジードには近づけさせねぇ!!」

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「ゼロさん、ジードをベリアルの手に渡せませる訳にはいきません!!」

 

ウルトラマンゼロエクシア「ああ。」

 

ウルトラマンベリアル「まとめて相手をしてくれるわ。」

 

 

ウルトラマンゼロエクシアとウルトラマンオーブ オーブオリジンを2人まとめて相手を引き受けるウルトラマンベリアルは、ギガバトルナイザーを出して、2人に向かってベリアルデスサイズを放った。

 

 

ウルトラマンゼロエクシア、ウルトラマンオーブオリジン(ガイ)「うわぁっ!!」

 

 

ウルトラマンベリアルの放った必殺技を喰らったウルトラマンゼロエクシアとウルトラマンオーブ オーブオリジン。

 

 

ウルトラマンゼロエクシア(刹那)「はああああああー!!」

 

 

ゼロエクシアソードを出して、ウルトラマンベリアルに斬り込んだ。ウルトラマンベリアルはギガバトルナイザーでゼロエクシアソードを防いだ。2人の戦いにウルトラマンジードプリミティブが割り込んで来た。

 

 

ウルトラマンジードプリミティブ(リク)「俺が相手だ!!」

 

 

ウルトラマンベリアルが自分の父である事で、自分の手で決着を着けようとするウルトラマンジードプリミティブ。

 

 

ウルトラマンゼロエクシア「リク!!」

 

ウルトラマンゼロエクシア(刹那)「よせ!!」

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「戦ってはダメだ!!」

 

ウルトラマンベリアル「会いたかったぞ、息子よ。」

 

ウルトラマンジードプリミティブ(リク)「俺をその名で呼ぶな!!」

 

ウルトラマンベリアル「その反抗心はいいぞ。」

 

ウルトラマンジードプリミティブ(リク)「黙れ!!」

 

 

父であるウルトラマンベリアルに反抗して対峙するウルトラマンジードプリミティブ。

 

 

ウルトラマンベリアル「今素晴らしいものを見せてやる。」

 

 

ウルトラマンベリアルはジードライザーを出して、ファイブキングとゾグ第2形態の2つの怪獣カプセルを出しながらスキャンしてキメラベロスへとなって、口から必殺技のベロスインフェルノをウルトラマンジードプリミティブに放って、葬った。

 

 

ウルトラマンベリアルキメラベロス「光の国から盗んだカプセルをもとに作らせておいたのだ。レイブラッド星人の遺伝子を受け継いだレイオニクスに力を利用してな。」

 

ウルトラマンジードプリミティブ「う、あぁぁぁっ。」

 

ウルトラマンベリアルキメラベロス「さぁ息子よ。戻ってこい、俺のところへ。」

 

 

倒れたウルトラマンジードプリミティブを自身の体内へと飲み込んだウルトラマンベリアルキメラベロスは、そのまま翼を広げて空を飛び去った。

 

 

ウルトラマンゼロエクシア、ウルトラマンゼロエクシア(刹那)、ウルトラマンオーブ オーブオリジン(ガイ)「リク!!」

 

ライハ、ペガ「リク!!」

 

 

リクが連れさらわれてしまった、彼はこのままどうなる?!また同じ頃、激闘を繰り広げるキラとアスラン。

 

 

アスラン「キラぁぁぁぁぁぁぁぁー!!」

 

キラ「うおおおおおおー!!」

 

 

激しくぶつかり合う2人。キラを援護すべく駆けつけに来たトールのスカイグラスパー。

 

 

トール「キラ!!」

 

キラ「トール!!駄目だ!!来るな!!」

 

アスラン「えいっ!!」

 

トール「!!」

 

 

アスランのイージスが投げたシールドがコックピットに直撃して、操縦していたトールは死亡した。

 

 

キラ「あっ、あぁぁっ、あぁぁぁぁぁぁー!!」

 

 

トールの死で、キラはSEEDに覚醒して、アスランに勢いでかかった。

 

 

アスラン「うっ、俺がお前を討つ!!」

 

 

アスランもキラと同じくSEEDに覚醒して、キラのエールストライクに蹴り込み、そしてMA形態に変形して、突撃し、スキュラを放とうとするが、イージスのフェイズシフトダウンを起こて失敗し、アスランは機体から脱出して、エールストライクを自爆に巻き込ませた。一方、遠く離れた所、ここアラスカでは、地球連合軍最高司令部のアラスカ基地がザフト軍の大軍勢の襲撃を受けていた。

 

 

アラスカ

アラスカ基地

グラハム「数が多い!!」

 

ダリル「このままでは勝ち目はありません!!」

 

 

このザフト軍の大軍勢を前に次々とやられていくグラハムら地球連合軍のMS部隊。だが、そこである人物から通信が入って来た。

 

 

グラハム「?!」

 

エイフマン「エーカー達よ。」

 

グラハム「エイフマン教授?!」

 

ビリー「これは一体?!」

 

エイフマン「よく聞くんだ、お前達今いる者達は既に切り捨てられたんだ。」

 

グラハム、ビリー「何だと?!」

 

エイフマン「総司令部の高官らは既に脱出して、この基地の地下にサイクロプスが仕掛けられている。」

 

ビリー「サイクロプスだと?!あのマイクロ波の・・・・?!」

 

エイフマン「時間がない、すぐに脱出するんだ!!今いる者達を連れて逃げるんだ!!」

 

グラハム「エイフマン教授。」

 

ビリー「エーカー、脱出しよう。」

 

グラハム「ああ。教授も脱出を。」

 

エイフマン「ワシはここに残って今いる者達を脱出させる。」

 

ビリー「教授。」

 

エイフマン「お前達若者を死なせるわけにはいかん。ワシが全てをもって責任を持つ。」

 

ビリー「・・・・。」

 

グラハム「わかりました、教授。あなたの行為を無駄にしません。」

 

 

サイクロプスの起動まで残りの時間まで今いる者達を脱出するために全機に脱出命令を出すエイフマン。その脱出する際に地下からギャラクトロンとダークロプスゼロとレギオノイドγの無人機部隊が現れて、グラハム達地球連合軍やザフト軍に攻撃した。

 

 

エイフマン「連中はあんな物も用意していたのか?!」

 

ビリー「すぐに脱出だ!!」

 

 

自分達の脱出を阻むために現れた無人機部隊、ダークロプスゼロは胸のディメンションコアからディメンションストームを放ち、交戦中のジンとリアルドを撃退した。

 

 

グラハム「味方ごと殺したのか?!これが人のやり方か?!」

 

ビリー「エーカー、時間がない、今すぐ脱出だ!!」

 

 

味方ごと葬った無人機部隊に怒りを表すグラハム。とにかく時間がなく、急いで脱出し始めた。レギオノイドγがビームライフルで脱出し始めた他の地球連合軍MS部隊を次々と撃破していった。

 

 

ロイド「こんな事が・・・・。」

 

セシル「酷い・・・・。」

 

コーラサワー「何だよ、おい。こんなのありかよ・・・・。」

 

 

無人機部隊による戦いを見て無差別に敵味方問わず攻撃し、まるで殺戮をしているのに感じて唖然とするロイドら。ギャラクトロンが発射した右腕がロイド達のアヴァロンに向かってビームを発射攻撃した。

 

 

一同「!!」

 

 

その時、アヴァロンの前にダリルのオーバーフラッグが自ら盾になって、アヴァロンを庇い、攻撃を受けた。

 

 

ダリル「うわあああああー!!」

 

グラハム「ダリル!!」

 

ダリル「隊長達を脱出の邪魔はさせない!!」

 

グラハム「ダリル!!」

 

ダリル「隊長、俺に構わず早く脱出を!!」

 

グラハム「くっ!!すまないダリル!!」

 

 

部下のダリルの自己犠牲で、その辛さと無念を抱いて脱出へと進むグラハム達。そしてアラスカ基地の地下、サイクロプスがついに起動し始め、数十基並んだパラポラアンテナからマイクロ波が発生した。

 

 

グラハム「!!」

 

 

急いで圏外へ突き進んだグラハムら。

 

 

エイフマン「後は任せたぞ。」

 

 

基地と共にサイクロプスの起動によって最期を遂げたエイフマン。

 

 

ダリル「俺はARUSのフラッグファイターだ・・・・!!」

 

 

愛機の名を叫びながらサイクロプスに飲み込まれて最期を遂げたダリル。何とか脱出をしたグラハムら。だが、サイクロプスによって地球連合軍、ザフト軍の双方に大きな犠牲を出し、アラスカ基地は軍サイクロプスの起動で、跡形もなく消滅した。

 

 

移動中

ホエールキング

プロイツェン「サイクロプスのおかげで戦力の大半は減った。私の息子のヴォルフに鉄竜騎兵団と共に各拠点を襲撃させてる。」

 

シャルル「いよいよか。」

 

プロイツェン「全てはゼネバス復活のためだ。」

 

 

次回 25話へ続く


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