ヴィルキスアリエルモードの瞬間移動で共に飛ばされたウルトラマンゼロエクシア、ウルトラマンジードマグニフィセント、エールストライク、ヴァルヴレイヴ1、ヴァルヴレイヴ4、ソルシェウィサリス、ライガーゼロ。彼らが着いたのは、見知らぬ場所に着いた。
???
アンジュ「こっ、ここは?」
カナメ「お目覚めですか?」
アンジュ「誰?」
カナメ「あなた達が突然この世界へやって飛ばされたので私達が保護しました。」
アンジュ「この世界って?」
カナメ「まずはあなたのお仲間の元へ連れて参ります。」
目が覚めたアンジュを仲間の元へ案内するカナメ。着いた場所は、大きな建物の和室だ。
和室
アンジュ「ここは?」
キラ「ようやく目が覚めたね、アンジュ。」
アンジュ「キラ、みんな!!」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「俺達はここへ来ちまったか。」
美月「・・・・。」
アンジュ「どうしたの一体?」
サラ「ようこそ、アウラの里。そしてもう1つの地球へ。」
アンジュ「もう1つの地球?」
サラ「お話しましょう。この世界はかつては500年前の大戦で荒廃した世界。私達はその生き残りの末裔です。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「ここは遥か大昔に起きた大戦で荒廃した世界に来たわけだ。」
サキ「何だかすごいところに来てしまったわ。」
サラ「あなた達は私達の世界へ初めてのようですね。」
キラ「初めて?」
サラ「私の世界はドラゴンと怪獣が共に共存する世界。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「コスモスの世界と同じだな。」
サラ「そこのあなた、他の世界にもご存知のようですね。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「俺はいくつかの世界を見て渡って来た。ここも怪獣と共存出来る世界があったとは。」
サラ「その前に私の名前を言い忘れましたわ。私の名前はサラマンディーネ。またの名はサラとお呼びください。」
アンジュ「うーん、サラだと物足りないからサラ子でどうかしら?」
ナーガ「サラマンディーネ様にそのような言葉・・・・!!」
サラ「いえ、構いません。私はお気にしてませんわ。」
アンジュ「そう。じゃあサラ子、色々聞きたい事があるわ。」
サラ「何かしら?」
アンジュ「あなた達はどうやって生きていたの?」
サラ「私達は荒廃した世界に適応するために自らの肉体を改造した、偉大なる始祖。「私達は罪深き人類の歴史を受け入れ、贖罪と浄化のため、生きることを決めたのです。アウラと共に。」
リク「アウラ?」
サラ「アウラは、この世界の偉大なる始祖。私達はアウラのおかげで生き続けれたのです。男性は大型ドラゴンとなって地表に散らばるドラグニウムを摂取、体内で安定化した結晶とし、世界の浄化のために生きる。女性はドラゴンと人間、両方の姿になり、社会生活を営み、子を産み育てる。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「俺達ウルトラマンとちょっと似ているな。」
サラ「だが、アウラはいなくなりました。アウラは、エンブリヲとレイブラッド星人とウルトラマンベリアルに連れ去られてました。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「ベリアルとレイブラッドとエンブリヲがこの世界に来ていたのか?」
サラ「彼らを知っているのですか?」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「ああ、奴らはマギウス101人評議会と共に別の世界を支配し、あらゆる種族と対立、戦争を起こし、政治、経済、金融など全て裏で牛耳る。」
サラ「彼らはアウラを使ってあなた達の世界を支配しているのですか?」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「俺もそこまでは詳しくない。マギウス101人評議会の奴らは、人をさらって自分の食糧とする人のRUNEを吸い尽くしている。」
刹那「俺とゼロは地球各地にあるRUNEに関する施設を破壊して来た。」
サラ「アウラ以外にもさらった人達を使っていたのですか?」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「コズミックイラの世界は、奴らの思いのまま支配されている。奴らと一番関わりのある人物、ガイロス帝国のギュンター=プロイツェン、シャルル=ジ=ブリタニア、ARUSのアレハンドロ=コーナー、ジェフリー=アンダーソン、プラントのアマデウス=K=ドルシア、ジュリオ=飛鳥=ミスルギ、ラウ=ル=クルーゼ、カイン=ドレッセルら、先日俺達が遭遇した人革連の大宦官もだ。他にも関わっている連中はいる。彼らはベリアルとレイブラッドとエンブリヲとマギウス101人評議会と通じてコズミックイラの世界を牛耳ている。また他世界への侵攻も目論んでいる。」
アンジュ「・・・・。」
キラ「どうしたのアンジュ?」
アンジュ「兄が関わっていたのね。私が洗礼の儀の日に嵌めたのも101人評議会と一緒に。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「アンジュ。」
サラ「少しお話を変えていただきます。そこのあなた達4人。」
サキ「あたし?」
フィーネ「?」
美月「私達に用があるみたいね。」
アンジュ「次は何?」
サラ「あなた達は私と同じ永遠語りを継ぐ者です。」
サキ「永遠語り?」
サラ「特に先日あなた達3人は永遠語りを歌いましたね。」
サキ「あたしとアンジュと美月が一緒に歌ったのが永遠語りだったんだ。」
アンジュ「永遠語りは代々我が家か伝わる歌。この歌はお母様から教わったの。」
サキ「永遠語りは真なる星歌。偽りから解放すべく真実の歌。あなた達の世界は偽りに支配されている。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「コズミックイラの世界は、ベリアルとレイブラッドとエンブリヲと101人評議会によって与えられた偽りの日常、平穏を見て来た。何も知らずに平穏を日々過ごしている。」
サラ「彼らはエンブリヲらの手のひらで踊らされているのですね。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「だが、唯一エンブリヲの支配の影響を受けていないところがある。それはヘリック共和国、オーブ首長国、スカンジナビア王国。特にヘリック共和国は前々からこの偽りの日々と戦っている。」
サラ「コズミックイラの世界にエンブリヲらに影響を受けない国家があったんですか?実はコズミックイラの世界に私達の協力者がいます。」
キラ「協力者?」
サラ「その人物はラクス=クラインとリーゼロッテ=W=ドルシアです。」
キラ「ラクスさんとリーゼロッテさんが?!」
サラ「2人はこのコズミックイラの世界でエンブリヲの偽りの日々から立ち向かっているのです。」
アンジュ「ラクスとリーゼロッテがなぜあなたの協力者なの?!」
サラ「2人はこの世界での出来事に早速気付き、自ら動き始めたのです。特にラクスは平和の歌姫としてありながら裏ではエンブリヲの支配に立ち向かうための準備を進めているのです。」
アンジュ「ラクスとリーゼロッテが・・・・。」
キラ「アンジュ。」
アンジュ「私は結局何も知らないままだったのね。」
サラから聞かされた真実を聞いたキラ達は、コズミックイラの世界はウルトラマンベリアルとレイブラッドとエンブリヲと101人評議会によって偽りの平穏と日常を与えられ、誰1人も疑う事なく過ごし、自分達が奴らの手のひらに踊らされ、またエンブリヲらの偽りの日々から打倒すべく立ち上がったのはラクスとリーゼロッテだ。2人はエンブリヲらの支配から解放すべく裏で行動し、またエンブリヲらの支配の影響を受けなかった国、自分達が共に一緒に戦ってきたヘリック共和国、中立国のオーブ首長国とスカンジナビア王国。
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「ガイも確かコズミックイラへやって、エンブリヲらの支配から立ち向かうヘリック共和国とGGGの面々と一緒に協力して戦ってる。」
サラ「ヘリック共和国は最初からエンブリヲらに立ち向かって戦っていたのですか。」
美月「私は子供とリクと一緒に裏で戦っていたわ。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「美月、お前。」
美月「黙っていたけど、私もエンブリヲらの支配のから裏から行動を取っていたわ。」
リク「俺は美月さんと一緒に行動してきました。」
美月「エンブリヲらの支配はとてつもない脅威を感じたわ。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「このまま全宇宙と世界が奴らの手に渡ってしまう。」
サラ「彼らを倒すには永遠語りを継ぐ者を揃わないと倒す事が出来ないのです。現在永遠語りを継ぐ者は私やラクスやリーゼロッテを含めた7人。他の残り数人です。現在まだ他の者が見つかっていないのです。」
アンジュ「先日私達が中国でデススティンガーに乗ったパイロットに永遠語りを歌ったら異変が起きたの。」
サラ「もしかしてそのパイロットは私達と同じ永遠語りを継ぐ者では・・・・。」
アンジュ「あのパイロットが?!」
サラ「もしかしてするとしたらあなた方が永遠語りを歌って影響が出た人物は多分私やあなた方と同じ永遠語りを継ぐ者です。エンブリヲらはすでに永遠語りを継ぐ者を狙い始めたのです。」
永遠語りを継ぐ者が世界の真実を明かすための存在、現在永遠語りを継ぐ者は、アンジュ、サキ、美月、ラクス、リーゼロッテ、サラ、ユーフェミア。他の残りの者はまだ見つからず、ウルトラマンベリアル、レイブラッド星人、エンブリヲ、101人評議会らが永遠語りを継ぐ者に狙い始めており、既に1人であるユーフェミアは、奴らの手に落ちてしまい、超兵にされてしまった。一方、人革連が陥落した事で、101人評議会に再び召集されたプロイツェン、シャルルら。
???
男マギウス1「光の国も本格的に動いて来たではないか!!」
男マギウス2「人革連が陥落した故に反逆のヘリック共が我々を追い詰めている!!」
プロイツェン「マギウスの方々の皆様、落ち着いてください。」
老マギウス1「人革連まで失ったんだぞ、どうしてくれる!!」
女マギウス1「責任は取ってもらうぞ!!」
プロイツェン、シャルル「・・・・。」
男マギウス2「言いたいことはないか?!」
アマデウス「マギウス101人評議会の方々の皆様、冷静になり、今後の事をどうか考え直しください。」
女マギウス2「プラントの貴様は黙れ!!事態は深刻な状況だ!!このまま時間がない!!我々も後はないんだぞ!!」
男マギウス3「次は我々を狙う可能性もあり得るんだぞ!!」
ウルトラマンベリアル「騒がしいぞ、マギウス共!!」
老マギウス1「ベリアル!!」
ウルトラマンベリアル「お前らは毎回自分達の事しか考えてないな!!」
女マギウス1「余所者の貴様ごときの言う事!!」
ウルトラマンベリアル「俺とやり合うつもりか?やり合うと言うのならお前らはまとめて始末してやるぞ。」
マギウス一同「くっ。」
ウルトラマンベリアル「おとなしくしやがったか。」
エンブリヲ「マギウスの方々はすぐにカッとするようだ。」
レイブラッド星人「本題だ、奴らはどうやら永遠語りを歌い始めたようだ。」
エンブリヲ「あの歌か。この歌は君達の国のところだったようだな、ジュリオ。」
ジュリオ「はっ、はい、エンブリヲ様。」
エンブリヲ「その歌を歌ったのは君の妹のアンジュのようだ。」
ジュリオ「あのノーマが?!」
エンブリヲ「君達マナはノーマやナチュラルを激しく嫌っているね。」
ジュリオ「あの汚らわしく忌々しいノーマなど奴隷に過ぎん!!」
レイブラッド星人「口を慎め、若造。この評議会にはナチュラルもいるぞ。」
ジュリオ「うっ。」
プロイツェン「欠落した分際が。今後はヘリックとウルトラマンの連中を大きく目に集中する。奴らはオーブ首長国へ向かう。」
アレハンドロ「プロイツェン、シャルル、こちらも本格的に動かねばならないな。」
プロイツェン「わかっている。永遠語りを継ぐ者。」
その頃、並行世界の地球では、コズミックイラの世界へ帰ろうとするアンジュ達にサラは、異空間ゲートを開かせた。
並行世界の地球
アウラの里
サラ「もう行かれるのですか。」
刹那「俺達はコズミックイラを牛耳る奴らを倒しにいく。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「ああ、一刻も早くベリアル達の野望を食い止めないとならない。」
キラ「みんなだって僕達の帰りを待っているから。」
サラ「そうですか。私達もいずれはあなた達と一緒に戦う日は来ます。」
美月「その日が来るといいわね。」
サラ「美月。ちょっといいかしら?」
美月「?」
サラ「あなたと連れ子はすでにもう普通ではなくなっている事を。」
美月、みな、こう「・・・・。」
アンジュ「?」
美月「元の世界へ帰りましょう。」
異空間ゲートへと入るキラ達は、ゲートを通じて進み、コズミックの世界にようやく戻った。
コズミックイラ
地球
海上
キラ「ここは?」
ハルト「元の世界へ帰って来たみたいだ。」
ウルトラマンゼロ「そうだな、それとあそこで戦いがもう起きているようだ。」
コズミックイラの世界に帰還したキラ達は、海上ですでに戦闘が起きているのを目の当たりにした。凱達は、ザフト軍と黒の騎士団、さらにスローネ3機と戦っていた。
凱「うおおおおー!!」
ガトリングドライバーで、スローネツヴァイ、スローネドライに向かって突撃するスターガオガイガー。
ミハイル「邪魔だ!!」
ミハイルのスローネツヴァイがGNバスターソードでスターガオガイガーのガトリングドライバーを受け止めて、腰部から8基のGNファングを放出して、スターガオガイガーに喰らわせた。
ディアッカ「落ちろ!!」
バスターの超高インパルス長射程狙撃ライフルで、ウルトラマンガイアV2に喰らわせた。
ウルトラマンガイアV2「デヤァっ!!」
両手から光弾を発射してバスターに喰らわせた。
ウルトラマンゼロ「ザフト軍と黒の騎士団が相手か。」
キラ「それにあの3機はガンダム?」
バン「あれはスローネじゃないか?!」
ハルト「知っているの?」
バン「とにかく話は後だ、すぐに倒しに行くぞ。」
ハルト「スローネ・・・・。凱さんの学校を破壊したガンダム。」
目の前にいるスローネを見たハルトらは凱から以前話を聞かされ、自分達の学校を破壊して生徒を虐殺した張本人である事を知った。
凱「お前らが俺達の学校を破壊した奴らだな!!」
ネーナ「何すぐムキになっていかれてんの?」
凱「忘れたとは言わなせないぞ!!」
ネーナ「ウザいんだよ、アンタ!!」
凱「貴様!!」
相手の態度に切れた凱は、スローネドライに向かって思いっきりパンチをして喰らわせた。
ルルーシュ「ナナリーをどこへやった、答えろ!!」
妹のナナリーがスローネに連れさらわれた事で彼女の居場所を聞き出そうとするルルーシュは、ヨハンねスローネアインに向かって攻撃する。
ヨハン「彼女の事か?」
ルルーシュ「ああ、俺の妹だ。今どこにいる?!」
ヨハン「彼女なら帝国にいる。」
ルルーシュ「何?!」
ヨハン「今頃、帝国の人間として戻っているだろう。」
ルルーシュ「貴様ぁー!!」
連れ去らわれたナナリーをガイロス帝国にいると知ったルルーシュは、激昂してヨハンのスローネアインに攻撃した。ヨハンはルルーシュの蜃気楼にGNランチャーで攻撃するが、蜃気楼の絶対守護領域により防がれた。
ウルトラマンゼロ(刹那)「俺達が相手だ!!」
ヨハン「来たか、ウルトラマンゼロか。」
ようやく駆けつけに現れたウルトラマンゼロ達らを見たヨハンは、ザフト軍と交戦中のロックオンのデュナメスに声をかけた。
ヨハン「ロックオン=ストラトス、いやニール=ディランディ。」
ウルトラマンゼロ(刹那)「ニール=ディランディ?」
ヨハン「ロックオン、君がGGGに入ってまで復讐を遂げたい者の1人は君のすぐ傍にいるぞ」
ロックオン「何だと!?」
ヨハン「クルジス共和国の反政府ゲリラ組織KPSA。その構成員の中にソラン・イブラヒムがいた。」
ウルトラマンゼロ、ウルトラマンゼロ(刹那)「!!」
ロックオン「あぁん?!誰だよ?!そいつは!」
ヨハン「ソラン=イブラヒム・・・ウルトラマンゼロが名付けた刹那=F=セイエイ」
ロックオン「刹那だとぉ?!」
ヨハン「そうだ。彼は君の両親と妹を殺した組織の一員。君の仇と言うべき存在だ」
ロックオン「刹那・・・・。」
ヨハンから自分の家族を殺したのが、テロ組織KPSAのソラン=イブラヒム、その人物が刹那=F=セイエイであると知ったロックオン。スローネらはすぐさま撤退し、まだザフト軍も撤退したが黒の騎士団だけこの場に残り、刹那達ヘリック共和国、GGGの面々と話し合いの場に加わった。
孤島
ゼロ(ルルーシュ)「獅子王凱、またまた会えたな。」
凱「お前とは何度も顔を合わせてるな。それとまずはこっちだ。」
ロックオン「本当なのか、刹那。お前はKPSAに所属していたのか?」
刹那「ああ。」
ロックオン「クルジス出身か?」
刹那「ああ。」
ムサシ「(ゲリラの少年兵・・・・。)」
刹那「ロックオン、スローネが言っていた事だ。」
ロックオン「事実だよ。俺の両親と妹はKPSAの自爆テロに巻き込まれて死亡した。全ての始まりは、コーディネイター、マナへの差別が始まり、宇宙で暮らすのが嫌だから中東とアフリカと南米などに植民地をし始めた。その植民地化で国の経済が傾き、国民は貧困に喘ぐ。貧しき者は神にすがり、神の代弁者の声に耳を傾ける。富や権力を求める浅ましい人間の声をな。神の土地に住む者達の聖戦、自分勝手な理屈だ。勿論一方的に植民地化したARUSやガイロス帝国や人革連もそうだ。だが、神や宗教が悪い訳じゃない。植民地だってそうだ。けどな、どうしてもその中で世界は歪む。それくらいわかってる。お前がKPSAに利用されていた事も、望まない戦いを続けていた事もな。だがその歪みに巻き込まれ、俺は家族を失った!!失ったんだよ・・・・!!」
ムサシ「・・・・。」
ティエリア「だから故郷を捨ててGGGに入ったのか。」
ロックオン「あぁ、そうだ。矛盾してる事もわかっている。俺がしている事はテロと同じだ。暴力の連鎖を断ち切らず、戦う方を選んだ。だがそれはあんな悲劇を2度と起こさない為にも、この世界を根本的に変える必要があるからだ。世界の抑止力となりえる圧倒的な力があれば・・・・。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「お前の家族が死んでしまった事は本当にすまなかった。」
ロックオン「何故お前が謝るんだ、ウルトラマンゼロ。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「刹那は、ずっと利用されてきたあるテロリストによって。」
ロックオン「?」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「そのテロリストの名は、アリー=アル=サージェスだ。」
ロックオン「アリー=アル=サージェス?」
ムサシ「刹那を戦い漬けにしたのはその人物か?」
刹那「奴はモラリアでPMCに所属していた。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「刹那。」
ティエリア「民間軍事会社に?!」
ロックオン「ゲリラの次は傭兵か。ただの戦争中毒じゃねぇか!」
ムサシ「何という身勝手な人間だ。」
刹那「俺とゼロは、モラリアの戦場で会い、そして中国で再び再会した。」
ムサシ「あのイナクトと戦ったのは・・・・。」
ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイNEO)「刹那、いや他の子はアリー=アル=サージェスによって、神を信じていた、信じ込まされていたんだ。」
ロックオン「・・・・。」
刹那「ロックオン。」
ロックオン「事情は全て聞かせてもらった。俺が倒すべき相手をな。」
ロックオンは、刹那から自分の家族を殺害した事実を聞き、刹那を少年兵として仕上げたのがアリーで、刹那にテロを行わせたのも彼であり、アリーこそが家族の仇だと知った。そして凱は黒の騎士団の面々と一人で話をしていた。凱は黒の騎士団の面々にゼロ(ルルーシュ)に彼の出生やこの世界が裏で支配されている事を言ったが、
扇「ゼロがガイロスの人間だと?!」
凱「ゼロ、いやルルーシュはガイロス帝国の人間だ。」
扇「本当なのかゼロ?お前がガイロスの人間って?!」
ゼロ(ルルーシュ)「ああ、お前達には俺の素顔を見せてやる。」
カレン、ロロ、CC「・・・・。」
ゼロ(ルルーシュ)は自ら仮面を外して、扇達面々にその素顔を見せた。
ルルーシュ「・・・・。」
扇「これがゼロの姿・・・・。」
玉城「ゼロ・・・・。」
藤堂「おまえの素顔なのか?」
ルルーシュ「これが俺の素顔だ。」
凱「よく聞け、ゼロいやルルーシュは、お前達を・・・・。」
玉城「てめぇの言葉何て聞くかよ!!俺達はゼロいたからここまで着いてこれたんだ!!」
杉山「お前にゼロの何がわかる!!」
黒の騎士団員一同「そうだ、お前みたいなやつの言うことなんて信じるかよ!!」
凱「・・・・。」
扇「俺達はゼロに着いて行く!!お前のようなものとは組まない!!」
ルルーシュ「行くぞ。」
自分を信じる仲間達と共にこの場を去るルルーシュ。
次回 22話へ続く