ウルトラマン戦記   作:ブレード

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第13話 宿敵の牙

タッシルの町が焼かれて大勢の住民が死亡し、夜明けの砂漠は壊滅した。カガリはアークエンジェルと同行する事になった。

 

 

北アフリカ

移動中

アークエンジェル

ブリッジ

エルエルフ「お前も一緒に来るとはな。」

 

カガリ「情勢の事なら私が詳しく知っている。」

 

エルエルフ「ほお、お前は何やら色々詳しい事を知ってるそうだな。」

 

マリュー「いいのですか?」

 

エルエルフ「彼女なら地球の情勢の事を詳しく知っている。それにまだ話したい事もある。」

 

マリュー「話したい事?」

 

エルエルフ「まずはザフトの町であるバナディーヤでザフトの情報を探る事だ。」

 

ムウ「敵さんの情報を探る訳か。」

 

エルエルフ「敵の動きを探りに向かわせるそれぞれ向かわせるしかない。」

 

ナタル「行くのは誰に?」

 

エルエルフ「それは俺が今から決めて向かわせる。」

 

 

ザフトの支配下の町であるバナディーヤに潜入して情報を探るためにエルエルフは今から向かわせる者を選んで決めて向かわせた。

 

 

バナディーヤ

キラ「行くことになったのは僕とアンジュとハルトとサキ、凱さん、護君、命さん、バン、フィーネ、ジーク、刹那、クレナイさん、マグナ、リバイ、カガリで。」

 

アンジュ「町に行くって、私とキラとハルトとカガリ、凱と護と命、バンとフィーネとジークともう1人のガイ、刹那とマグナとリバイにそれぞれ別行動で分けたようね。」

 

サキ「ザフトが支配してる町でも何だか平和そうね。」

 

カガリ「平和そうに見えたって、そんなものは見せかけだ。」

 

ハルト「流石にそこまでの事は。」

 

カガリ「逆らう者は容赦なく殺される。ここはザフトの、砂漠の虎のものなんだ。」

 

サキ「本気で言ってるの?」

 

カガリ「何だと?!」

 

キラ「そのくらいにしよう。」

 

 

凱と護と命の方は、

 

 

護「凱兄ちゃんと命姉ちゃんと一緒だなんて嬉しいよ。」

 

凱「俺達は遊びに来たわけじゃない、バナディーヤで敵の情報を探るために潜入しに来たんだ。」

 

命「3人で街の中を歩くのも久しぶりだわ。」

 

凱「そのようだな。」

 

護「3人で一緒なんだから歩き回ろう。」

 

命「ねぇ、凱。」

 

凱「しょうがないな、じゃあ楽しみながら歩いていくか。」

 

 

町を歩き回りながら楽しんで様子を探って行く凱と護と命。町の遠くから3人の同行を見る人物がいた。

 

 

CC「・・・・。」

 

ルルーシュ「天海護の事か。」

 

CC「お前には関係のない事だ。」

 

ルルーシュ「彼がお前の実子だと言うことを。」

 

CC「・・・・。」

 

ルルーシュ「どうした?」

 

CC「ラティオの事を口にするな。これは私の問題だ。」

 

ルルーシュ「お前の問題か。天海護とそれに獅子王凱にも会おうと思ってな。ギアスの力を受けないGストーンを持つ者。これは俺にとってでも問題だ。今まで俺のギアスを使った作戦はあの2人に台無しにされて来た。」

 

 

自身のギアスを全く受けないGストーンを持つ凱と護。今までギアスを使った作戦でその2人によって邪魔をされた事で、自分にとって天敵でもあるとそう思うルルーシュ。バンとフィーネとガイの方は、

 

 

フィーネ「何だかいい町だわ。」

 

バン「俺達がGGGだとバレないよな。」

 

ガイ「大丈夫はずだ、俺たちの事は気が付かれていないようだ。。ここで何か情報見つけていかないとな。」

 

フィーネ「何かないかな。」

 

ジーク「グォー。」

 

バン「ジークもどこか寄りたいみたいだな。」

 

 

町中を歩きながら自分達がGGGの一員である事に気付かれず、ここで何か情報を掴んでいこうとするバンとフィーネとジークとガイ。

 

 

刹那「・・・・。」

 

マグナ「なんか色々ありそうだな。せっかくだしどっか寄ろうぜ。」

 

リバイ「俺達は遊びに来たんじゃない。情報を探るために来たんだ。」

 

マグナ「いいじゃねぇか、息抜きくらいは。」

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「まあそのくらいの事はいいんじゃないか。歩きながら見つけるのも。」

 

刹那「・・・・。」

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「刹那、お前も少しは息抜きして満喫したらどうだ?」

 

刹那「俺は大丈夫だ。」

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「大丈夫な訳ないだろ。お前は特に無茶する事がある。せめてこの辺で何か食っておいた方がいい。」

 

刹那「わかった。」

 

マグナ「ちょうどこの近くに美味いもんがあるぞ。」

 

リバイ「しょうがない奴らだ。」

 

 

戦いで息抜きするために近くにある店によって3人は、食事を取ることにした。一方、キラ達は、町中を歩き回っていたら空腹し、食事を取ることにした。

 

 

サキ「ケバブ、美味しそうね。」

 

ハルト「流木野さんと一緒に食事か。」

 

サキ「あらショーコさんと一緒の方が良かったかしら?」

ハルト「そんなつもりじゃ。」

 

サキ「あたしと2人で一緒に食べれて嬉しいでしょ。」

 

ハルト「うっ。」

 

アンジュ「地球にこんな食べ物があったのね。」

 

カガリ「お前、ケバブを知らないのか?」

 

アンジュ「知らないわよ。私はずっとプラントにいたのよ。」

 

カガリ「お前、プラントの人間だったのか?!」

 

キラ「カガリ、待って、彼女には・・・・。」

 

 

バルドフェルド「アンジュリーゼ=斑鳩=ミスルギ。」

 

 

カガリはアンジュがプラントの人間だと知った途端に、キラ達の前に砂漠の虎如くバルドフェルドが現れた。

 

 

アンジュ「アンドリュー=バルドフェルド・・・・。」

 

カガリ「何?!お前があの砂漠の虎だと・・・・!!」

 

バルドフェルド「この俺が砂漠の虎だ。」

 

キラ「(あの人が砂漠の虎。)」

 

 

その人物が砂漠の虎のバルドフェルドだと知るキラ達。一方、凱と護と命は、

 

 

凱「なかなか見つからないみたいだな。」

 

命「色々歩き回ってもなかなか見つからないわ。」

 

護「でも町中を色々と見回って楽しめたよ。」

 

 

なかなか情報を見つけ出す事が出来ずにいる3人。このバナディーヤで情報の手がかりをどうしたら見つけたらいいの考えた。

 

護「!!」

 

凱「どうした護?」

 

命「護君?」

 

護「あの人が来る・・・・。」

 

凱、命「?!」

 

 

護が自分達の元にある人物が近付いてきている事に反応し、3人の元に現れたのはルルーシュとCCだった。

 

 

凱「お前はルルーシュ、CC!!」

 

ルルーシュ「獅子王凱、久しぶりだったな。」

 

 

同じ頃、バンとフィーネとジークとガイは、

 

 

バン「色々買ったな。」

 

フィーネ「うん、何だか楽しい買い物になったわ。」

 

ジーク「グォー。」

 

ガイ「結局買い物しただけで何も手がかりは見つからなかったか。」

 

 

何も情報を掴めずに買い物だけしたバン達。そんな中、町中で爆発音がした。

 

 

バン、フィーネ、ジーク、ガイ「?!」

 

 

町中で爆発音を響いたバン達。また店内で食事をしていた刹那達も外からの爆発音に響いた。

 

 

刹那「?!」

 

マグナ「何だ?」

 

リバイ「外へ行くぞ。」

 

 

すぐに店内から出て爆発音の元へ向かった一同。現場にたどり着き、そこにはある武装集団が襲撃をしていた。

 

 

バナディーヤ住民1「きゃああああー!!」

 

 

武装集団がマシンガンなどの銃器を使って町に武力を行っていた。

 

 

ブルーコスモス構成員1「青き清浄なる世界のために!!」

 

ブルーコスモス構成員2「汚れたコーディネイター、マナ、宇宙人は地球から出て行け!!」

 

刹那、ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「!!」

 

マグナ「おい、どうした?!」

 

リバイ「急にどうした?!」

 

刹那「・・・・。」

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「ブルーコスモス。あらゆる人種を迫害する団体だ。」

 

刹那「俺はあいつの存在を許す訳にはいかない。」

 

 

武装集団がブルーコスモスだとわかり、彼らはあらゆる人種を迫害する事を主に活動し、彼らの存在は地球連合全体に大きく動かしながらコーディネイター、マナ、宇宙人の排除主義を唱えて、さらに自分の意見に賛同しないものを迫害などもする。そんな彼らの暴挙を見逃さないと刹那が立ち上がった。

 

 

ブルーコスモス構成員1「何だ貴様は?」

 

刹那「・・・・。」

 

ブルーコスモス構成員2「我らの邪魔をする気か?!」

 

刹那「お前達をここで排除する。」

 

ブルーコスモス構成員3「排除だと?!我らに逆らった事を後悔させてやるぞ!!」

 

刹那「俺はお前達のようなものを放って置く訳にはいかない。」

 

ブルーコスモス構成員4「なら死ねぇ!!」

 

 

刹那に向かって拳銃を向けて発砲しかかるが、刹那がすぐに駆け込みながらパンチで腹を殴り、そのまま顎を思いっきり殴った。

 

 

ブルーコスモス構成員2「貴様ぁ!!」

 

 

刹那の先制攻撃にブルーコスモス構成員が一斉に銃器を出して彼に射撃してきた。

 

 

刹那「!!」

 

 

彼の反射神経の反応で銃器から撃ってくる弾丸に反応してジャンプで回避して、身体を反転しながら蹴りでブルーコスモス構成員の頭に打ち込んで、他のブルーコスモス構成員にパンチで殴り込んだ。

 

 

ブルーコスモス構成員1「ぐっ、うわぁぁぁー!!」

 

 

刹那の素手による戦闘で全員やられたブルーコスモス構成員。

 

 

ブルーコスモス構成員1「くっ、貴様ご如きに我らの大義を・・・・!!」

 

刹那「!!」

 

ブルーコスモス構成員1「うっ、うわぁっ!!」

 

 

やられても屈服せず、自分の大義を果さんと立ち上がろうとするブルーコスモス構成員の首を刹那が右手で掴んだ。

 

 

マグナ「おい、刹那!!」

 

リバイ「・・・・。」

 

 

刹那がブルーコスモス構成員の首を右手で掴んで締めようとするのを目の当たりにするマグナとリバイ。

 

 

ブルーコスモス構成員1「あっ、うわぁぁぁぁー!!」

 

刹那「・・・・。」

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「刹那、これ以上の事はするな!!」

 

刹那「・・・・。」

 

ブルーコスモス構成員1「助けてくれ・・・・!!」

 

 

刹那がブルーコスモス構成員の首を掴んで締めようとするのをウルトラマンゼロがやめるように求めるが、

 

 

刹那「うおおおおおー!!」

 

ブルーコスモス構成員1「うわぁぁぁぁぁぁー、くっ、苦しい、助けてくれ・・・・!!」

 

 

だが、刹那は感情的になってウルトラマンゼロの耳を聞かず、相手を殺すつもりで首を掴んで締めたまま殺そうとした。

 

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「刹那、やめろ!!」

 

 

感情的になった刹那が本気で相手を殺そうとしている事で、ウルトラゼロアイの姿の自分では彼を止める事が出来ず、ただ声で呼びかけるしかなかった。その時、刹那の右手に遠くから光弾のようのが打たれてブルーコスモス構成員の首を放した。

 

 

刹那「うっ!!」

 

ブルーコスモス構成員1「ひぃぃぃっ!!」

 

 

すぐにこの場を引いて逃走するブルーコスモス構成員ら。

 

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「今のは一体。」

 

 

どこからか刹那が相手の首を掴んで殺すとしたのを阻止したのを気にかけるウルトラマンゼロ。

 

 

美月「・・・・。」

 

 

街角の遠くから射撃して刹那の行動を阻止したのは美月だった。

 

 

バン「おーい、無事かー!!」

 

 

ようやくバン達が駆けつけに現れて合流をした。

 

 

ガイ「何があった?」

 

マグナ「なんか青き清浄何たらなんとかを・・・・。」

 

ガイ「ブルーコスモスか。ここに現れていたとは。」

 

ウルトラマンゼロ(ウルトラゼロアイ)「刹那のやつがマジで殺そうとした。」

 

ガイ「何?!」

 

刹那「・・・・。」

 

 

現場に過激派組織のブルーコスモスが現れた事とウルトラマンゼロから刹那は本気で相手を殺そうとした事を聞かされたガイ達。一方、キラ達はバルドフェルドに連れてこられて屋敷へと入り、お茶をする事になった。

 

 

バルドフェルドの屋敷

キラ「町にこんな屋敷があったなんて。」

 

ハルト「凄い。」

 

カガリ「くっ。」

 

サキ「あたし達が敵のお屋敷に誘われるなんて意外かしら。」

 

アンジュ「どうして私達を誘った?」

 

バルドフェルド「君達とは一度話をしてみようと思ったからさ。」

 

アンジュ「私をバカにしているのか?!私がノーマだと知って恥晒しにするつもりか?!」

 

バルドフェルド「まあ落ち着きたまえ、君は感情になり過ぎだ。」

 

アイシャ「アンディ、紅茶が入ったわよ。」

 

バルドフェルド「ちょうどよかった、紅茶を飲みたまえ。」

 

サキ「その人は?」

 

アイシャ「私、アイシャって言うの。私はアンディとは恋人よ。そこのあなた達も恋人なの?」

 

キラ、アンジュ、ハルト、サキ「」

 

 

 

アイシャが入れた紅茶を早速飲み始めたキラ達。

 

 

サキ「ハーブティだわ。」

 

ハルト「いい香りがする。」

 

バルドフェルド「どうだ、アフリカで採れた味は?」

 

カガリ「確かに美味しい。」

 

キラ「飲むとすっきりする。」

 

アンジュ「・・・・。」

 

バルドフェルド「エヴィデンスゼロワン。実物を見たことは?」

 

キラ「いえ。」

 

バルドフェルド「宇宙に人類以外の生命がいるのが確認されたのは、ウルトラマンの存在とクライシスインパクトが・・・・そのおかげで人類には大きな影響が出てきちゃったわけだ。」

 

キラ「クライシスインパクト、6年前に起きた出来事。」

 

バルドフェルド「その影響によってこの世界と滅びかけた別の世界が1つの世界とになって人類は宇宙に対する脅威を感じて、排外主義を唱えるようになった。」

 

 

凱「何故ここにいる!!」

 

ルルーシュ「暇つぶしをしに来ただけだ。」

 

凱「また俺達を陥れるつもりか?!」

 

ルルーシュ「お前はすぐに俺を疑うようだな。」

 

凱「当たり前だ、俺はお前を最初から信用していない。」

 

ルルーシュ「そうか。」

 

護「ねぇ、CCさん。」

 

CC「・・・・。」

 

護「僕は宇宙で腸原種から聞かされた、あなたが僕の実の母親だって。」

 

CC「!!」

 

ルルーシュ「CC!!」

 

CC「知ってしまったのか、ラティオ。お前の出生、そして私が本当の母だと言う事を。」

 

護「そうだよ、何で今まで黙っていた。何であの時ずっと言わなかったの?」

 

CC「・・・・。」

 

VV「彼女は君に本当の事を言うのが怖いからだよ。それと久しぶりだったね、CC、それにラティオ、獅子王凱。」

 

CC「VV。」

 

凱「シャルルの側にいるお前が何故ここにいる?!」

 

VV「僕は君達に久々に会おうと思ってね。」

 

凱、護、命「・・・・。」

 

ルルーシュ「お前も来るとはな。」

 

VV「相変わらずだね。」

 

ルルーシュ「ちょうどいい事を教えてやろう。」

 

凱「?」

 

ルルーシュ「明日、黒の騎士団は砂漠の虎と宇宙人同盟と共同して地球連合のトリポリ基地に総攻撃し、基地にある新型ゾイドを奪取する。」

 

凱「新型ゾイドだと?!」

 

ルルーシュ「どうだ、お前も欲しくはないか?」

 

凱「何故敵である俺達に教える?何を企んでいるんだ?」

 

ルルーシュ「お前達がいないと意味はないからな。」

 

凱「貴様ぁ!!」

 

VV「君は人を挑発させる事が好きだな。」

 

ルルーシュ「そうだ。」

 

凱「お前には言わなければならない事がある。」

 

ルルーシュ「何だ?」

 

凱「シャーリーとニーナが死んだ。」

 

ルルーシュ「!!なっ、何だと・・・・?!」

 

凱「ナナリーが連れさらわれた。」

 

ルルーシュ「なっ、ナナリーが・・・・?!誰がナナリーをさらった!!」

 

凱「スローネだ・・・・。」

 

ルルーシュ「何?!」

 

凱「あいつらは俺達やお前の学園を破壊して大勢の生徒を殺害するのを楽しんでやった。」

 

ルルーシュ「・・・・。」

 

凱「俺も救う事はできなかった。」

 

ルルーシュ「・・・・。」

 

 

凱からアッシュフォード学園がスローネの襲撃によって破壊されて大勢の生徒が殺害された中でシャーリーとニーナまでもが死亡し、さらに妹のナナリーが連れさらわれた事を知ったルルーシュ。

 

 

ルルーシュ「CC、行くぞ。」

 

CC「ルルーシュ。」

 

 

凱達の元を立ち去ったルルーシュとCC。

 

 

護「・・・・。」

 

CC「(ラティオ。)」

 

 

母と子の再会、だが真実を知った護にはまだ彼女を受け入れる事が出来ず、本当の事を今まで言わなかったCCも息子と再会した事に苦悩した。

 

 

バルドフェルドの屋敷

バルドフェルド「止めた方が賢明だなぁ。いくら君がバーサーカーでも、暴れて無事にここから脱出できるもんか。」

 

キラ「バーサーカー?」

 

バルドフェルド「君達の戦闘を二回見た。砂漠の接地圧、熱対流のパラメーター、怪獣を1人で倒した。かなり優秀な方らしいな。」

 

アンジュ、ハルト「・・・・。」

 

バルドフェルド「あの機体のパイロットである以上、私と君達は、敵同士だと言うことだな?」

 

キラ「うぅぅ。」

 

バルドフェルド「ふふ。やっぱり、どちらかが滅びなくてはならんのかねぇ。」

 

アンジュ「うぅぅ。」

 

バルドフェルド「今日の君は客人で、ここは戦場ではない。帰りたまえ。話せて楽しかったよ。良かったかどうかはわからんがね。」

 

 

客人として迎えられ、戦場では敵として、バルドフェルドとのお茶会を過ごしたキラ達。そして一同はバナディーヤの町の潜入を終えてアークエンジェルへと戻った。

 

 

アークエンジェル

ブリッジ

エルエルフ「地球軍の基地に新型ゾイドか。」

 

凱「あぁぁ、黒の騎士団はザフトと宇宙人同盟と共同してトリポリ基地に総攻撃して、新型ゾイドを奪取する。」

 

エルエルフ「これは面白い。奴らが新型ゾイドを奪取で目当てならこちらもその新型ゾイドとやらを手にかけようではないか。」

 

クルーガー「作戦はどう立てていく。」

 

エルエルフ「まずはレイノス隊による空襲、ウルトラザウルスによる砲撃でトリポリ基地に総攻撃、そうしたらクルーガーの部隊、大統領護衛師団の地上部隊、バン=フライハイトのブレードライガー、傭兵のコマンドウルフで奇襲、またザフト軍や黒の騎士団や宇宙人同盟やなどの対策はアークエンジェルの特機部隊で行わせる。」

 

一同「おぉぉ。」

 

エルエルフ「その数機で基地内に突入して新型ゾイドを奪取し、基地を制圧して北アフリカの戦いを終わらせる。以上だ。」

 

 

エルエルフの立案した作戦はまずは空からレイノス隊による空爆と地上からウルトラザウルスによる砲撃でトリポリ基地に攻撃し、そうしたらクルーガーの部隊、大統領護衛師団、バンのブレードライガー、アーバインのコマンドウルフで奇襲を仕掛け、またザフト軍、黒の騎士団、宇宙人同盟にはアークエンジェルの特機部隊に任せて行わせる。そうしたら基地内に突入したら新型ゾイドを奪取、基地内を制圧して北アフリカでの戦いに終止符を打つ。

 

 

食堂

サイ「ちょっと待てよフレイ!そんなんじゃ分かんないよ!!」

 

フレイ「五月蠅いわね!!もういい加減にしてちょうだい!!あなたとはもう婚約関係じゃなくなったのよ!!そのパパがもういなくなったから私が決めたのよ!!」

 

サイ「おい、なんだよそれは!、ちょっと待てよ!!」

 

 

サイとフレイ、2人は家柄の関係で決められた婚約者。フレイの父が死んだ事で、彼女はサイとの婚約関係を破棄し、それに対してサイはフレイが婚約破棄した事に反論し、強く求めてきた。

 

 

ライゾウ「何の騒ぎだ?」

 

ミリアリア「簡単には説明できないわよ・・・・。」

 

カズイ「要するに婚約者だったフレイがキラにべったりだから、サイが・・・・。」

 

サトミ「ただの痴話ゲンカか。バカバカしい。」

 

 

食堂の扉を開けて入ってやって来たキラ。

 

 

キラ「・・・・。」

 

フレイ「キラ!!」

 

キラ「どうしたのフレイ?」

 

サイ「キラ。フレイに用があるんだ!!」

 

フレイ「悪いけど、私はキラを選ぶ事にしたの。」

 

サイ「何だと?!」

 

キラ「どうみ見ても、君が嫌がるフレイを追っかけてるようにしか見えないよ。」

 

サイ「何だと?!」

 

キラ「この間の戦闘で疲れてるんだ。もうやめてくれない?」

 

サイ「くぅっ、キラぁ!!」

 

 

キラに殴りかかろうとするサイ。逆にキラがサイの身体を掴んで壁に押さえつけた。

 

キラ「止めてよね。本気で喧嘩したら、サイが僕に敵うはずないだろ?」

 

凱「おい、そこで何をしてるんだ!!」

 

 

キラとサイの喧嘩で駆けつけにやって来た凱。

 

キラ「凱さん。」

 

凱「サイを放すんだ!!お前が何をやっているか、わかっているのか?!」

 

キラ「凱さん、どうしてここに。」

 

護「キラ兄ちゃん、やめてよ。」

 

キラ「護、君が呼んだのか・・・。」

 

護「・・・・。」

 

凱「キラ、すぐに放せ!!」

 

キラ「そうやってコーディネイターの僕を悪者扱いですか。」

 

凱「?!」

 

キラ「サイボーグのあなたはコーディネイターと違って批判はされない、常に自分が正しいと思っている。そうなんだろ!!」

 

凱「!!」

 

 

回想

ミレイ(回想)「この裏切り者!!あんたなんかヒーローじゃない!!」

 

リヴァル(回想)「お前のせいでニーナは死んだ!!」

 

沙慈(回想)「ルイスの左手をどうしてくれたんだよ!!」

 

 

現在

アークエンジェル

食堂

凱はキラを止めようとしたら、逆にキラに反論されて自分がサイボーグである事で批判されない事、自分が正しいと思っていると言われてしまい、凱はスローネの襲撃によってアッシュフォード学園を破壊されてしまい、ミレイ、リヴァル、沙慈に自分達やニーナ達を救ってくれなかった事を責められた事を思い出した。

 

 

凱「違う、俺は、違う。俺が正しいとは思ってなんかいない!!」

 

キラ「それがあなたの本性なんですね。」

 

凱「あぁぁ、あぁぁ、俺は俺は俺は・・・・。」

 

アンジュ「もうこんな下らない事を止めることね。」

 

キラ「アンジュ。」

 

アンジュ「フレイ、あなたが火種を起こした原因ね。」

 

 

凱を口で責めたキラの前にアンジュが現れて喧嘩の火種の原因がフレイとわかって彼女にビンタした。

 

 

フレイ「うっ、何するのプラントの分際か!!」

 

アンジュ「人を利用するなんてあなたは最低ね。行くよ、キラ。」

 

キラ「・・・・。」

 

フレイ「ノーマの分際が!!」

 

 

キラを連れて食堂を出たアンジュ。アンジュにビンタされて彼女を憎悪し始めた。地球連合軍トリポリ基地の地下工場では、ルルーシュの言った新型ゾイドが2体並んでいた。

 

 

トリポリ基地

地下工場

ヴォルフ「この機体は失われし祖国復活のために。」

 

 

次回 14話へ続く


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