オリ主で振り返る平成仮面ライダー一期(統合版) 作:ぐにょり
基本的に、ネイティブという連中が徹頭徹尾気に食わないし胡散臭いと感じるのは、奴等が自分達の来歴を曖昧にぼかしてくるためだろう。
こと、人間全部ネイティブ化が完了する寸前、テレビカメラに向けて偉そうに演説をぶつ中ですら、奴等がするのは人間批判。
人間はこんなに愚か、だからネイティブにしてあげる!
脈絡がなくない?
しかしそれも仕方のない話だ。
所詮は母星が駄目になって脱出してきた連中なので、何を語ったところで証拠がないし、説得力もない。
人類をネイティブ化するよりも先にワームの数を減らしたのだって、人類が自分達の行動だけを見て信じるように仕向けるため、という側面がある。
所謂、言葉ではなく行動で示す、と言うとなんだか良きことげに聞こえるが、大きな間違いである。
当然、ランダムに選ばれるマスクドライダーシステムの適合者を抹殺しようとしたり人質をとって脅したりなんてのは表沙汰にしない。
そもそもの問題として、ネイティブが飛来してから数十年が経った段階ですら、協力者夫婦を殺害して身分を乗っ取るような真似をしていたのがネイティブなのだ。
ZECTに対する裏切りが発覚した為に殺した、という理由があったからといって何一つ正当化出来る話ではない。
そもそも言葉を尽くさず恐怖で縛ってくる連中にろくな奴は居ないのだ。
というか、連中がやってる人類批判の大概が奴等にも当て嵌るのだから、自分達が何者かという点に言及する訳が無い。
証言者はおらず、ワームの遺伝子情報からの類推と状況証拠しか無いが、ワームは地球人類の前に奴等の牙にかかって同種にされたものだ。
生物としてみるとワームとネイティブにはそう大きな違いはない。
まぁ、流石に肌の色以上に大きな差ではあるのだが……。
ワームがネイティブを目の敵にする理由、怨恨以上のものが無いんだよな、基本性能は上だし、繁殖力の差で最終的に勝てるし。
怨恨がなくただの競合種族ならネイティブに粘着する理由はない。
対ワームシステムのゼクターだって適合者に擬態してしまえば乗っ取れるのだ。
その上で、連中はこの平成の時代において初めて敵対するタイプの侵略生物だ。
2000年から敵対してきた連中、大体地球産な上に、迂遠な計画で人類の改造とかしてくるタイプも居なかった。
ZECTに直接の指示を送っていた代表面した個体がなんとも小物臭いので、種族的にずば抜けて暗躍が上手い、という訳でもないのが救いだが。
奴等が地球上で多少なりとも暗躍できていたのは、表向きの現代のテクノロジーでは見分けられない擬態能力と母星から持ち込んだと思われる地球外技術によるものでしかない。
奴らにとっての不幸は、奴等の擬態能力の限界にあると思う。
飛来した当時に一番に暗躍していた秘密結社は改造人間を主戦力にしていたし、複雑な構造の機械と強化された生体パーツの組み合わせである当時品の怪人は擬態先としては最悪だ。
運良く未改造の科学者に擬態出来たとして、怪人のセンサーがあれば恐らくネイティブの擬態を見破るのは容易かったろう。
そして、協力的でない、攫われて無理やり働かされている科学者は大体監視付きだ。
入れ替われば直ぐにわかるし、組織から抜けて余所で働こうとすれば始末される。
奴等は地球の裏社会で暗躍する無数の秘密結社に能力的限界から気付くことができないのだ。
秘密結社の隠蔽体質には頭が下がる思いである。
はっきり言って、もはや俺が暗躍するまでもなくネイティブは滅ぶ。
全人類の自由意志に寄らない強制種族改造。
それをすると、どんなやべーやつが現れるか、俺は身を以って知っている。
それは死ぬほど痛いし、なかなか死なない生命力が無いと恐らく死ぬ。
そしてそのやべーやつの組織力は俺のちっぽけな保有戦力とは比べ物にならない。
人類の成長のために放っておいて貰えたのは、あくまでも種族間闘争に巻き込む形だったり、ワームが単純に物理で敵対していた為だ。
今度こそ奴らは滅ぶ。
もうおしまいだ……勝てるわけ無いよ……。
そう歯を鳴らしながら震えて待つがいい。
だが。
それが健全な解決方法かと言われると、さにあらず。
それは揺り籠の中でまどろむ赤子が親に護られているのと変わり無い。
人類は内外に無数の敵を持つ。
それに、外敵に対して表の社会の能力で対処できるように成長できる良い機会なのではないか。
なんなら、ここからが成長しどころと言うか、或いはこれまでの成長の成果を見せる時というか。
果たして、競合種族をまんまと絶滅寸前にまで追い詰めた地球外生命体は人類にどんな選択を強いてくるのか。
それに人類は冷静に対処し、場合によってはこれを武力にて排除できるのか。
答え合わせの時間は刻一刻と近付いている。
―――――――――――――――――――
街頭テレビでは胡散臭い初老の男性がワームの存在を明かし、街では倍力機構すらないボディアーマーに身を包んだゼクトルーパーが手配りでワーム探知機能を備えるペンダントを配布している。
そのゼクトルーパーに対し、警察正式採用の装甲服に身を包んだ警官が近寄ると、少しの問答の後にわらわらとゼクトルーパーが退散していく。
兎にも角にもペンダントの配布を済ませたいのだろう。勇み足で無許可の配布を行っている。
はっきり言って、ZECTによるワーム探知機の配布は上手く行っていない。
既にZECTという組織についてある程度の知見がある警察が路上でのサンプリングの許可を出していないというのがまず一つ。
もう一つ理由を挙げるとすれば組織としての信用の無さだろうか。
ネイティブの、ZECTの活動期間はかなりの長さになるが、それは表向きのものではない。
ゼクトルーパーなどによる細々としたワームとの戦いこそ行っていただろうが、彼等はワーム以外と積極的に戦ってきていないのだ。
現状、表向きは日本で最多の強化装甲服の保有数、運用数を誇る警察は言わずもがな、猛士、素晴らしき青空の会など、その名前こそ知られていないが、活動実態が事実上市民にある程度知られている組織は少なくない。
古くは未確認による同時多発東京襲撃、アンノウンによる大虐殺、空飛ぶ人食いの怪物の大量発生、マグマの妖怪、炎の龍。
これら騒動の中、装甲服に身を包んだ警察官やアギトが、イクサや系列機で武装した戦士が、鬼や鎧の戦士が、人々を助けるために戦い、時に命を落とす様は、確かに記憶にも記録にも刻まれている。
そんな彼等と明らかに関わりがなく、今までまともに戦う姿を見せていない組織がしゃしゃり出てくればどうなるか。
無論、言われるままに素直に信じる人も居るだろうが……。
多くの市民は疑惑の目を向けている。
だが、それはZECTとてネイティブとて織り込み済みの反応でもあった。
彼等は人間と比べて特別頭脳や肉体で優れている訳でもない(物理的な強さでさえ伸びしろを含めて考えれば大きく劣ってすらいる)が、格段に愚かという訳でもない。
ワームの排除を優先した結果、相対的に信用が薄い、ワームへの直接的な対処ですら他組織に遅れを取る、ゼクター開発に手間取り他組織が先にクロックアップシステムを完成させる……。
それら全てを理解した上で、ZECTの組織力が弱く、信用が無い事を踏まえ、敢えて我が手柄の様に語って見せているのは、いわば見せ札。
ZECTの、その背後に居るネイティブの企みが上手く行っていない、と、どこかに居るであろう敵対者を欺くための策でしかない。
ワームが絶滅寸前となった時点で、既にZECTという組織の役目は終わっている。
最期の詰めの段階で役立てることができないのであれば切り捨てても問題のない駒でしか無い。
そう、ネイティブは考えている。
「確保しました」
装甲服に身を包んだ警官が通信機越しに何かを報告しながら取り押さえているのは一見して普通の市民。
そして、捕まえられているのは紛れもない一般市民で間違いない。
その手には無数の大きな封筒が束ねられた状態で収められたカバン。
所謂ポスティングスタッフというものだ。
封筒の中を検めれば、そこには不思議な色味の宝石が嵌め込まれた装飾品が収められている。
ZECTの配布するワーム探知機……とされているもの、そのコアパーツ。
見れば、一般市民も装飾品を身に着けている。
警官は素早く一般市民が身に着けているワーム探知機を引き千切り、地面に叩き付け踏み砕いた。
抗議する一般市民、そこに救急車カラーに塗られたコンバートキャリアーが駆けつけ、収容されていく。
ZECTの信用は低い。
しかし、何も知らぬ一般人を通常の手続きで動かす程度のことは当然できる。
金を払い専門の企業に依頼し、簡易な説明書きと共に無料配布物として適当に民家のポストに放り込んでいけば、多少なり身に着けてしまう人間も出てくる。
単純な郵便物として無差別に送り付けることもまた、法に違反してはいない。
また、単純に各地で密かに金で雇われた一般人がワーム探知機を身に着けて過ごしている様子も発見されている。
ZECTという表向きの組織らしい振る舞いを捨てれば、ここまで綺麗に暗躍する事ができるのだ。
無論それは、ネイティブにとっての大目標を達成する為の装置、ワーム探知機、という形で普及させようとした、人類ネイティブ化装置の完成があればこそ、なのだが。
──しゃぁぉぁぁ……
ZECT所有物件の地下。
生命維持装置に繋がれた複数の検体が、それを護るように、或いは逃げ出さない様に監視するゼクトルーパー、元人間のネイティブが。
頑強な造りの壁を突き破り現れたそれと対峙する。
猫、猫、仔猫、猫。
それはしなやかな毛皮に張り付くような鎧を纏った仮面の猫の群れ。
つまり、それは人の法、人の倫理に縛られない獣の群れに他ならない。
ぱたぱたと倒れ伏していくゼクトルーパー。
毒ガスだ。
それも、アンチミミック弾を解析し、より毒性を強化した対ワーム、対ネイティブ特化型の毒。
言うまでもなく人体にもその他動物の肉体にも非常に害がある。
人の居ない地下でしか扱えない代物だ。
程なくしてゼクトルーパーは息絶え、生きているのは耐毒装置を内蔵した猫と、自害防止のために人工呼吸器を装着された検体のみ。
猫が群がり、検体の生命維持装置を破壊していく。
人工呼吸器を外され、室内に満ちた毒ガスを吸い込むと、やはり検体もネイティブとしての姿を表しながら、呼吸を浅くしていく。
ネイティブに改造された検体は、最後の力を振り絞るように金属質の猫に鉤爪を伸ばす。
猫はそれを避けない。
──まぁぁぅ
鉤爪に猫が身体を擦り寄せる。
この時代、この形になった猫は人間の好悪の感情を知る。
それが肉体的に別の生き物になっていたとして、動きには感情が乗るのだ。
まるで生身の猫を撫でるような柔らかな手つきの鉤爪の動き。
そこに乗せられた感情を受け取り、その停止を確認する。
ちろり、と、死してなお人の形には戻らないそれを一舐めし、壁の穴に戻っていく。
去り際、最後の猫が部屋に火を放つ。
ナパーム燃料と共に放たれた火炎はこの地下施設を綺麗に焼き払うだろう。
同時刻、テレビやラジオで臨時ニュースが流れる。
インターネットが普及しつつある中でも、未だテレビやラジオは身近な情報源だ。
警視庁の公式会見。
先程、ZECTなる秘密組織の代表として話していた初老の男性が、警察の制服に身を包み座っている。
ZECTという組織の成り立ち。
ワームに先んじて地球に降り立っていたネイティブなるワームの競合種族。
彼等が行ってきた非道なる人体実験、その証拠の数々。
テレビを確認していたネイティブ達は驚愕しただろう。
先の世界的大災害で渋谷の地下ごと消失した筈の数多の資料と、ネイティブ化実験最初の成功例。
それが、天道総司の擬態ではなく、実験前の子供の姿で、加賀美陸の隣に座っているのだ。
次々と明かされる、ワーム殲滅を建前とした違法行為。
ZECTという組織を隠れ蓑とした、地球人類に対する明確な侵略行為。
ZECTの総司令にして警視総監である加賀美陸は全ての責任をとっての辞任を表明。
その上で、数多の犠牲者を生み出し、今なお人類全てをネイティブに作り変えんと企む侵略者の完全なる根絶を、官民で強い連携を組んで遂行していく事を宣言。
集められた記者陣の質問に一礼を返した元警視総監が連行されていく。
ネイティブの上層部は焦っていた。
人類に対しての浸透がそれ程進められなかった事は計算内だったが、明らかに人類側の行動が早い。
ネイティブ化実験の資料や被検体の流出よりも、それこそがネイティブ達を驚かせていた。
これは、ひとえにネイティブの侮りによるものだ。
ここ数年、人類が幾度となく直面した滅亡の危機。
それを他人事と捉え、自分達ならばこうはならないと高を括っていただけのネイティブ。
それに対し、人類は危機に直面するたび、大きな被害を出しながらも一歩一歩着実に成長を遂げていた。
その身を強化服で包み。
生き物としての進化を始め。
組織立った運用のノウハウを学び。
不測の事態への対応力を磨き。
破滅寸前の状態からでも立ち上がる忍耐を身に着けて。
ここ数年の人類は常に未知の脅威に突如として晒されていた。
故にその行動はどうしても場当たり的なものにならざるをえなかった。
見知らぬ脅威を相手に手探りで対処を続けていたし、それが出来るだけの力もつけていた。
そんな人類が、明らかに現在進行系で人類に侵略戦争を仕掛けている存在を先んじて知ることが出来たなら、どうなるだろうか。
ネイティブへの対処。
それは、1年も前から練り上げ続けられていた計画だった。
ワームやネイティブの入り込めない防諜を完備した組織が複数、がっしりと連携を組んで行う、対侵略者掃討作戦。
或いは、ネイティブの存在を知ったのが数年早ければ、まだ擁護の声も上がったかもしれない。
だが、既に人類は知っていた。
現行人類よりも高い学習能力を持ちながら文化的に決して相容れない近縁種を。
神や天使に例えられ、人類を家畜や愛玩物としてしか認識しない超存在を。
人の中から現れ、人の形を破り捨て生まれる人食いの怪物を。
天然自然から湧き出、人を食らう妖怪変化に、地面を引き裂き現れる星を焼く龍を。
戦うことでしか乗り越えることの出来無い障害を。
わかり合うための対話をする間に、取り返しのつかない犠牲が生まれる相手も居るという事を。
人類は、学習していたのだ。
だが、ネイティブに打つ手がない訳でもない。
続々と捕縛されてこそいるが、未だ全国には密かに配置したワーム探知機……アンテナを兼ねたネイティブ化装置を身に着けた人間や元人間が散らばっている。
何もかもが手遅れになる前に装置を起動してしまえば、全人類とまではいかなくとも、多くの人類をネイティブ化できる。
人類に成り代わった訳でない、元は人間のネイティブ。
これほど人類からして排除しにくい存在も居ない。
そして、それら元人間とネイティブを見分けることは不可能なのだ。
そうなれば、人類のネイティブへの攻勢は収まる。
少なくともZECTを操るネイティブの多くはそう考えた。
ZECTの実質的な支配者である根岸はネイティブ化装置の起動を命じる。
ネイティブ化装置は、かつてネイティブの元となった種族がネイティブへと進化を果たした時に身に着けていた緑の石、そのエネルギーを人工的に再現したものだ。
このエネルギーを中継アンテナである配布したネックレスを経由して遠くまで行き渡らせる事により、ネックレスを持たない人類までもをネイティブ化できるのだ。
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つまり、俺が使う赤い霧とか、ガミオの黒い霧の親戚みたいなものだな。
或いは、あのネイティブが揃って持ち歩いていた緑の石こそが奴らにとってのアマダムやゲブロン、アギトの力だったのか。
少なくとも、回収した緑の石に生き物のあり様を変えるような力は確認できなかった。
かつてはそうだった、というだけで、今は抜け殻のようなものなのだろう。
信仰の一種でかつて存在したそれらのレプリカか類似品を持ち歩いているのかもしれない。
十字架とか数珠とか、そういう風なものだ。
さて、ネイティブが最後の足掻きをしている最中だが、各勢力が合同で行うネイティブ掃討作戦、抵抗を許すような隙はない。
地脈に働きかける機能を持たされた各地の巨大音撃鼓、これを利用した清めの音による同時多重演奏による結界がアンテナによる生体改造エネルギーの増幅、伝播を妨害している。
そしてなにより、こちらには精神改造済みの三島が居る。
奴は加賀美陸を売り渡してネイティブに取り入ったつもりだろうが、無意識の内に外に情報を提供するスパイとしての役割を持たされている。
無論、奴が綺麗な三島で最後まで加賀美陸と共に人類のために戦うという選択肢を取っていたなら無害な改造だ。
奴は今、慌てふためき頭に血管が浮かび上がり血圧を上昇させている根岸を冷めた目で見詰めながら、事の推移を見守っている。
ネイティブにも勝ち目がない、という状況を理解し、どの様な身の振り方をするかを考えている最中だ。
それは兎も角としてネイティブの企みや掃討作戦とは無関係に、ハイパーカブトが強敵と戦っている。
名前のない強豪ワーム。
成虫ワームのキメラみたいな見た目で露骨な手術痕があり肩にZECTのロゴマークが刻まれた通りすがりの一般ワーム(去勢手術済)だ。
性質としてはハイパークロックアップに食らいつきながら只管回避行動を取りつつ嫌がらせのような遠距離攻撃を繰り返すもの。
因みに遠距離攻撃はハイパーカブトが避けると背後の建物に普通に被害を及ぼしかねない程度の威力がある。
ハイパーカブト単騎では延々逃げ続けられるくらいの強敵。
ガタックは別口でZECT本部に乗り込もうとして警察と共闘したりしているので援軍は無い。
この強敵を倒すにはどうするか。
そう、パーフェクトゼクターからのマキシマムハイパータイフーン、その十字砲火で逃げ道を塞いで圧殺するしか無い!
頑張れハイパーカブト!頑張れハイパーゼクター!
君達がちょうど眼の前の強敵を倒すためにマキシマムハイパーサイクロンをぶっ放すと、背後にある所有者不明の謎の電波塔が巻き添えを食って粉々に砕け散るが……。
市民に被害を及ぼすワームとの戦いの末の被害だし、警察はその場は大目に見てくれるぞ。
航空ダイヤもあらかじめ確認したが、射線上に人の乗った飛翔体は存在しない。
その後にパーフェクトゼクターは銃砲刀剣類所持等取締法違反で回収されるだろうが……。
どっちかって言うとそれで警察が話をしに来るのは製造元だ!
安心して撃て!
などと考えている間に、謎の電波塔、つまりネイティブ化装置の設置施設は劇場版もかくやという勢いで派手に粉砕された。
以上、ネイティブ殲滅RTA(ライダーを・沢山・集めて敵を殺す)でした。
タイムアタックではないのでタイマーは記録無し。
ここから俺も変身して施設の残骸に突入、残党の殲滅に参加します。
これが一番確実ではないでしょうか。
毎年毎年大型だったり強力だったりするラスボスを用意してるから
たぶん残ったネイティブが合体して巨大根岸になるとか巨大サナギになるだとかバトラになるだとかメガギラスになるだとかデストロイアになるだとかでかいレギオンになるだとかを予測していた人も居ると思うんですよ
書くタイミングが無くてカッシスワームの合体方法とか省いてたので、それを種に理屈を捏ねてネイティブを巨大化させたり伝説の超ネイティブとかが産まれてくるみたいな
ネイティブ側の最強全力が恐らくグリラスワームで、その装甲はヒヒイロノオオガネでできてて腕力でライダー二人圧倒できる
その程度のものしか用意してなかったというか、用意できなかったので
そんな連中が正体や悪行を暴かれたので人類が総力を決して磨り潰しました
毎度毎度敵側が人類側を驚かせるような最後の切り札を用意できてるわけ無いだろいい加減にしろ!
人間狩りの儀式してたやつらとか神とかはともかく、明確な意志を持たない呪いとか地球のシステムとかは人類に対して明確な切り札持ってたのに計画的に侵略してた連中がでかい切り札を持てないのは因果な話ではないでしょうか
そりゃうまく計画が進んでりゃワーム滅ぼしたあとは戦いも必要なく人類全員同種にできてたんだから武力なんて用意するわけ無いわなと
根岸くん態度は白々しさとふてぶてしさが合わさってクソムカつくけど殺しやすさも相まってバランスが良い
計画が崩れることを想定してないんやろなって
脳みそのサイズカワイイね♡
原作最終決戦も生身にゼクトガンの非戦闘員二人で足止めできてたので
あそこに風に誘われて風間大輔が現れるだけでもたぶん恙無くグリラスワームくんも根岸も死んで擬態天道も救われてたよ
え?原作のシチュエーションでもダカブ状態の擬態天道をカブトなりガタックが抱えて脱出してれば普通に助かった?
カブトのマスクドフォームなら片手で25トンの重量物を持ち上げ続けられるし、ライダーフォームでも常人の数倍の力があるから持ち上げて逃げることはできた?
超全集の設定だけで考えるとハイパーカブトの時点で図解解説から倍力機構の解説が握力だけになってキックにはライダーキック以外でもタキオン粒子による原子崩壊に威力を依存してた節があるから
倍力機構が普通にあるライダーフォームのガタックに抑え込まれては助けることもできないんだ
ハイパーカブトから普通カブトに戻れ?ガタックにダカブを担ぐように言え?
カブトは最終決戦に涼しい顔して登場したけど直前にガタックにボコられゼクトルーパーの一斉射撃食らって爆発に巻き込まれ恐らく満身創痍です
ガタックは直前に騙されていたことに気付いてグリラスワームにボコられ満身創痍です
その上でパーフェクトゼクターを失いながらギリギリの戦いに勝利した直後なので
たぶんあの時点の二人はそこまで頭が回るほど余裕が無かった、で説明がつくんだよね
加賀美がまんまとネイティブを人類の良き友だと勘違いしてなければ助かった?
それはそう
でもだとしてもネイティブの擬態天道を助けたとしてその後の扱いは困るだろうし……
そもそも完全にネイティブ側のネイティブだった田所さんが生き残ってまんまと蕎麦屋やってんだから生き残ってても良いだろ!!!!!!!!!!
こいつ話の開始時点で弟がワームの手で死んでるからって好き勝手してる節があるな
悲しき過去は人を殴るための棍棒じゃないんだぞ
いや、天道はひよりを、加賀美は田所さんを助けた形になるからそれぞれネイティブは一人しか助けられないみたいな話だったとすれば
そもそも擬態天道に死んで欲しい訳でもないけど世界を敵に回しても助けたいみたいな人おらんもんな……
なのでこの世界では陰陽術や天王寺の残した記憶をあれこれする技術を駆使して過去の姿を取り戻して警察に保護されてこれから失われていた青春をゆっくりと取り戻していく形になる
その他のネイティブになってしまった人間とかも警察に身元を登録された上で生きていくことになったりするんやろなと
そこんとこは次回で
因みにハイパークロックアップに対応してる謎のカメラワームはハイパークロックアップに対応できるだけの謎のワームですZECTマークが入ってるからたぶんZECTの仕業ですね間違いないたぶん電波塔の守護者とかそういうやつ死に際にZECTのためにぃとか叫ぶ予定だったけどマキシマムハイパーサイクロンを食らうと設定上は跡形も残らないはずなので断末魔も残らないしなんの証拠もない
☆それはそうとSEEDFREEDOM観ました?
種と種死見た人が欲しかったもの全部入ってる映画だから観に行こうね……パンフは入荷待ちだったし入場特典は品切れだったよメルカリに山程並んでるの見るとやっぱ人は滅ぶべくして滅ぶのでは?と思う
コズミック・イラのガンプラも再販かけられまくってて案の定TV版本編の機体は速攻売り切れてたけどクルクルシュピンとか旧Twitterアストレイとかジンとか買えて嬉しかった
みんなもプラモ売り場行こうな
家族にドンキに山程SEEDのプラモ並んでるって言われて見に行ったらライフリと妹者が山程並んでて笑ったよ一笑いしにいこう
そして劇場版見るまでつべとか見るの控えような、サムネでバシバシにネタバレしてくるアホしか居ないからな
ネタバレ抜きで驚いたとこだけ言うと、20年越しに鈴村さんが余裕でシン・アスカの声出せることかな……
いや、合間合間でゲームの収録とかでやってたから知らぬ間に新録のシンの声は耳にしてたんだろうけど改めてね?
ブレイバーンに慣れてから聞くと声優さんすごいなってなる
あとラクスは変な宗教にハマっててキラの側にいるべきでないとか言ってたアンチくんはみんな反省しような……シン!この……馬鹿野郎!
機動戦艦ナデシコのユリカアンチにもこのことを言える材料はあるんだけどナデシコは制作チームがバラバラで再起不能なのでたぶん当時のアンチはふんわりしたアンチの記憶だけを抱いて寿命を終えると思うと悲しい復権してくれ
そしてちゃんと劇場版をやったSEEDはとても偉い
あの世でクルーゼも笑顔で祝福しとるよ
そんな訳で泣いても笑っても次回仮面ライダーカブト編エピローグ
「天の道、地には人」
天の道をいき、総てを司る