オリ主で振り返る平成仮面ライダー一期(統合版) 作:ぐにょり
144 増える怪
近年、猛士界隈で問題となっている急増する都市伝説系魔化魍。
グロンギのゲゲルに始まる人類敵対種族の台頭も確かに原因の一つではある。
今まで信じられていなかったUMAの類も、実はこれら敵対種族の潜伏中の姿なのではないか、という説が出回ったお陰で、これまでは極めて稀な出現例しか無かった都市伝説型魔化魍の出現率は急激に高まっている。
だが、実のところを言えば最も彼等の出現に力を貸したのはグロンギを始めとする人類敵対種族そのものではない。
実際に死傷者を出した彼等の存在感は確かに強かったが、それが既存の都市伝説などと結合して魔化魍を生み出すまでに濃度の高い穢……いやさ、人間の恐れを生み出すに至った原因の多くは、インターネットの一般への普及にあると見られている。
2000年代に突入してからのインターネット環境の一般化は極めて急速で、人の口から口に伝わる伝承とは比較にならない速度で虚実入り交じる都市伝説が人々の間で拡散、共有される土壌が生まれ始めているのだ。
或いは、インターネットの普及そのものに、洋館の男女、或いはその背後に居る謎の男女が関わるなどして、新たな魔化魍の発生を促進しているのではないか。
これまで発生した都市伝説系魔化魍は、比較的古くから存在する妖怪や伝承などが元になっている。
都市伝説、というよりは、怖い噂、怪談と表現する方が近いだろう。
ウラセカイなどは古典に近いマヨヒガの変形だし、ターボババアや高速移動する人面犬などはモロに戦後生まれの怪談だ。
人づてに聞いた話ではテケテケや口裂け女が元ではないか、という魔化魍の出現も報告されているらしい。
都市伝説魔化魍に限らず、元から魔化魍というのは特定の条件を満たすことで別の魔化魍に変異するという性質を備えている。
バケガニがアミキリになったり、或いはウブメとヤマアラシの遺骸が溶け合いナナシになったりなどだ。
不特定多数の意思あるものの思念に影響を受けて存在を確立する、それ故に常に形を一定に保つわけではない、という事か。
ターボババアがターボで無くなると存在を維持できないのも似たような理由だろう。
無意識集合体、という点で言えば、バトルファイトにおいて種族代表の戦士として構築されたアンデッドにも似ている。
少し前に青空の会で再会した橘さんに聞いた話では、バトルファイトの運営を名乗る謎の存在からのメッセージを受けたという。
彼等によると、バトルファイトは今回を最後に終了するのだとか。
つまり、バトルファイトというシステム自体がその運営の手によって作られたもの、という事だ。
因みに、俺はこの運営なる存在がいたずらであるとは一切思っていない。
バトルファイト優勝の座を掠め取った俺が願いを叶える寸前に邪魔をしに来た創世王らしき存在。
そして前後する様に告げられたバトルファイト終了のお知らせ。
タイミングから考えて間違いない。
ゴルゴムの仕業だ。
魔化魍の発生メカニズムとバトルファイトのアンデッド生成システムには少なからぬ関係があると見て良い。
魔化魍は自然発生もするが、ある程度の陰陽術、呪術の心得があれば式神のように任意で生成して操作することも理論上は可能になる。
鳴滝などがバケガニを運用していたのもこれが理由だろう。
陰陽術は根気強く学びさえすれば使用者を選ばない、ある種のライダーシステムと比べても使いやすい技術だ。
バトルファイトが行われていた年代から考えれば明らかに陰陽術が後発だ。
だが、魔化魍という存在はどのタイミングで生まれたものだろうか。
魔化魍は生物の意識、感情、恐怖が焦点を結ぶ事で産まれる。
感情というと生物として高度な脳機能を持たなければ発揮できないものと思われがちだが、それは違う。
能動的に動き、生き残り、繁殖し、自らの遺伝子を後世に残していくという機能を備えた生物の多くが、危機回避能力の一種として恐怖という感情を備えるのだ。
逆説、能動的に死を避けようとする生き物は全て恐怖という感情を機能として備えていると言って良い。
この惑星に恐怖という感情が発生した時期は何時か。
それは、或いはテオスがこの惑星で人間を生成した時期より、遥かに昔。
煮え滾る硫化水素の中に漂っていた時期からのお付き合いかもしれない。
そうであれば、ゴルゴムにとっても魔化魍は切っても切れない関係にあったのではないか。
バトルファイトというシステムが、魔化魍発生のメカニズムを元に作られた可能性すらある。
その上で、だ。
バトルファイトは終了した、という。
アンデッドを作り上げるシステムは破棄されたのだ。
では、アンデッドという形で収束していた生き物たちの無意識は?
この惑星で一番に繁栄したい、生き残りたいという欲。
転じて、力なく消えたくないという恐怖。
或いは一種の穢。
総勢52プラスαの種族ごとに統率され、一定の形で結実する事を約束されていたアンデッド達はもう居ない。
残されたのは?
不死の怪物52体を作り上げるに足りるだけの穢だ。
これが杞憂、或いは杞憂ではないがゴルゴムが既に何らかの対策を施している、というので無ければ、タイミングは最悪と言って良い。
秩序あるルールから解き放たれた膨大な穢。
穢が特定の形を持ち易くなるインターネットという情報ネットワークの発達。
誰かが一つ怪談を創作し、それが
極めて遺憾な話だが、この世界は平成ライダーやらその他諸々の特撮世界が寄せ集められた世界に見えている。
だが、もしかすれば。
今後のこの世界は、怪談話をした直後にその怪談に登場する怪異に襲われる、一話完結型週刊連載ホラー漫画の様な時代に突入してしまうのかもしれない。
バリバリ最強NO1な霊能力者さんがいらっしゃるなら、是非名乗り出て欲しい。
今すぐにでも細胞を採取して霊能力者型トライアルシリーズを量産開始する次第だ。
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などと、物事を悪い方悪い方に考えるのはよろしく無い。
脅威が増えるのはよろしく無いが、見方によってはチャンスとも言える。
はっきりとした敵の存在は戦力を増強する理由としては十分な言い訳になる。
そもそも、魔化魍関連の事件は古くからある程度警察と連携して隠蔽されてきたという歴史が存在する。
魔化魍の被害者というのはありきたりな死に方をしない。
死体が魔化魍に食われていれば痕跡は残らないが、中途半端に遺体が残った場合は結構な怪事件として扱われてしまう。
原理原則として、魔化魍の存在を一般に公表するのは得策ではない。
恐怖を元に産まれ人間を食らう、通常兵器が通用しない巨大な怪物が存在する。
それを知らされただけで人間発の穢の量は一気に増大するだろう。
魔化魍の発生率を抑えたいのであれば魔化魍の存在を知る人間は可能な限り少なくしておかねばならないのだ。
腹案として、一般市民含む全人類が魔化魍を恐れる必要がない程度の戦闘力を保有する事で相対的に魔化魍の危険度を下げ、穢の発生を抑えるという一粒で二度も三度も美味しい案が存在するのだが、これは現時点の技術では難しい。
魔化魍に対処する組織、そしてその協力組織は事実の隠蔽に力を注がなければならなくなる。
そして、魔化魍の発生率が上昇し被害者の痕跡が残る頻度が上がれば、猛士と警察上層部のやり取りをいちいち挟んでいては間に合わなくなる。
魔化魍の情報を末端までとは行かずとも、現場レベルの判断ができる程度の階級にまで知らせる必要が出てくるはずだ。
今は警察のアギト部隊が魔化魍をどうにかできる可能性もあるが……アギト部隊が対処しなければならない相手というのは魔化魍だけではない。
実のところを言えば、既にアギト部隊は人類敵対種族だけを相手にしている訳ではない。
超越感覚、超越肉体、超越精神を備えるアギトは単純に通常の警察任務においても使いでがある事が明らかになっており、少し前までは閑職同然の扱いだったのが嘘のようにあちこちで活躍しており、その活動範囲は東京都内だけに留まらなくなっている。
まぁ、これはマッドアーク事件の時に東京に警察アギトが集中していた為に一部地方で甚大な被害が出た事を反省し、いざという時に広い範囲で即応出来るように、という思惑もあるようなのだが……。
結果として、警察に所属するアギト一人あたりが担当する区域の広さはとんでもないことになっている。
殆ど各県の警察署に所属するご当地アギトと言っても良い有様だ。
去年一年の間に各地に急速に普及した簡易装甲服部隊と連携を取る事で有事の際はどうにか対処できるだろうが、警察の通常任務から逸脱した魔化魍退治に積極的に関われる程暇ではない。
実際、不意に魔化魍と接触する危険性の高い山岳救助隊や山岳警備隊にも専用の装備が徐々に配備されつつある。
持ち運び不可、各警備隊や救助隊の隊舎或いは専用のスペースに備え付けられた
所謂ハイブリッド型というもので、通常の装甲服部隊が利用するグランメイルに複数の
グランメイルはミラーライダーの基本装備、デッキそのものを破壊されない限りそうそう貫かれる事が無かった様にその強固さは折り紙付き。
最低限の、それこそブランクフォームそのものではあるが倍力機構があるため、通常の救助活動などでも大いに活躍している。
標準装備である可変式の救助装備は待機形態を除く7つの形態を備えた万能ツールで、どこかカセットアームを彷彿とさせるが一応質量保存の法則には反していないし分解整備も腕利きのメカニックならどうにかなる程度に収まった名機だ。
なお、諸々の開発は小沢元管理官によるもので、海外から設計図だけが郵送されてきたのだという。
完全なオーバーテクノロジーでも無ければ、選ばれしものにしか使えない訳でもない一般向け装備。
これを小沢さんが作り上げたというのだから大きな成長を感じる。
あわよくば救助隊や警備隊でデータ取りを行い、発展型を警察の正式装備として開発してやろうという意欲も感じられる。
探し回った相手には弟子入りできたのだろうか。
弟子入りできたというのなら是非とも所在を確認してお師匠さんに諸々ご助言いただきたい所ではあるが、弟子入りの成果を随時日本の警察に送りつけてくれるというのならこれほどありがたい話もない。
これほどの装備が、表向きは人類敵対種族と直接的に対峙しない事となっている警備隊や救助隊に配備される理由は当然魔化魍の活発化などが理由の一つだが、それを表立って非難される事があまりない(完全にない訳ではない)のはやはり近年増加傾向にある人類敵対種族の被害の多さにある。
二度の東京大襲撃に加え、大企業スマートブレインのメアリー・セレスト号さながらの集団失踪事件、世界規模で巻き起こったマッドアークの大規模襲撃。
インパクトが大きかったのはやはりマッドアークだろうか。
人間を次々と殺すという点では未確認、グロンギのゲゲルも恐ろしいものがあったかもしれないが、人間を生きたまま貪り食い殺すというのはインパクトが強い。
去年にはアンデッドの被害が天王寺の手で隠蔽された事で表向き大きな被害は無かったという事になっているが、隠蔽しきれていない僅かな情報漏れのお陰で、返って市民の不安はゆっくりと大きく煽られていたとも言われている。
所謂、政府や謎の組織が事実を隠蔽している、という陰謀論だ。
まぁ普通なら一笑に付す様な話ではあるがこれが事実だというのだから救いがない。
軍産複合体は存在しないがゴルゴムの後継組織らしきものは創世王ごと残り続けているのだ。
そのゴルゴムのお陰でそうそう世界が滅亡する事はなさそうという点だけは安心して良いのかもしれないが、世界を滅亡させない為にサタンサーベルで真っ二つにされてしまう被害者が少なからず居ることを忘れてはならない。
斬りかかってくる理由を一つも述べず説得から入らないとかなんて奴だろう。
脅威や障害は全て殺して即座に排除してしまうのが一番だとでも思っているのか。
俺も思う。
悔しいことに気が合うじゃないか……。
気が合うからこそ俺があの時点で排除されなければならない理由を本人の口から聞いてみたいものだ。
今、世界は危ういバランスの元でどうにか日常を、平和を保っている。
ふとした瞬間にそのバランスが崩れてうっかり数日の内に一国の中で数十万人規模で死ぬ事もあるが、その経験は着実に意味を持ちつつある。
人々は危機感を抱いている。
それは恐怖と不可分ではあるが、間違いなく、ただ怯えるだけの段階からは抜け出しつつある。
怯えて、助けを待つだけでは助かるものも助からない。
自己防衛、武装、自主と自立である。
陰謀論のお陰で国を当てにしてはいけない、という風潮も少なからず存在する。
戦士と言わずとも抵抗者が増えるのはありがたい。
その中から戦士が増えてくれれば言うことはない。
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「難航してるんだよね」
「どれですか?」
「全部……と言いたいとこだけど、中でもターボババアがさぁ」
甘味処たちばなにて、諸用を終えてスタッフルームでゆっくりと甘味を楽しんでいると、猛士関東支部の『金』である日菜佳さんがお茶を持って向かいに座り話を切り出してきた。
「申し訳ない。あそこで俺なり仲村くんなりが仕留めてれば話は早かった」
磯辺餅を食べる手を一応止めて対応しようとすると、どうぞどうぞと手で制された為食事を再開する。
ポーズとしての申し訳無さでしかないので丁度よい。
「いやー、あんなレアな魔化魍のデータがすぐ参照できるようになっただけでもありがたいから、そこまでお任せはできないって」
もちろん、通常の魔化魍のデータはある程度電子化されているが、関東支部には秘蔵の資料が物理本の形で幾つも保管されている。
だが、古すぎる本は幾つか強度が怪しいものが多くある為、散逸紛失を避けるために電子化が進められているのだ。
最近は猛士の資料を覚える序にこの資料の電子書籍化を手伝っていたりする。
「コピーを取らせてもらうなら電子化した方が手っ取り早いですから。本当はオンラインで他の支部からも参照できる方が便利だとは思うんですけど」
情報の流出の危険性を考えたら難しいのかもしれない。
支部内で魔化魍のデータを素早く参照できるようになるというだけでもサポートの効率は上がったと思うが。
「で、やっぱり被害が?」
「逆逆、目撃例すら無いのよー」
そう言いながら唇を尖らせる日菜佳さん。
「条件が厳しいすから。まさか、渋滞起こしてない全国の高速道路全部で鬼を走らせる訳にも行くまいし」
通常の魔化魍なら目撃情報が無いのは単純に被害者が全て食われてしまったからというだけで済むが、ターボババア系列の被害者が走行中の車に乗車している人間という事を考えれば高速道路などでの事故が無いという事はそのまま再出現が無い事を示している、と見て良い。
運転手と同乗者が食われた後に運良く非常駐車帯で止まった、或いは、ターボババア付きの童子と姫がうまく始末した、という可能性もある。
そうなると童子と姫も高速で移動するのか、或いは童子と姫はどこからか調達した車でターボババアを追跡して後処理をしている、という可能性もあるか。
なんなら既にETCが導入されているから、そういう車を手に入れてしまえば車の元の持ち主が死んでいると発覚して口座が凍結されるまではターボババアの育成し放題だ。
まぁ、もしもそうなら童子と姫の見た目の運転手が居るかを虱潰しに探したほうがターボババアの捕捉には有効かもしれないが、流石に車を運転する程の知恵を持つとは思えない。
そもそも、こういう都市伝説系魔化魍に童子と姫は居るのだろうかという疑問もある。
或いは猫の忍者、ウラセカイの基点である呪具をカラテカに渡していたウルマサツキなる人物が纏めて糸を引いている可能性も……?
童子と姫でなく悪意ある術者によって引き起こされているのなら、通常の魔化魍退治のセオリー通りにはいかないかもしれない。
「鬼の人らはそれぞれの持場もあるから、なおさらねぇ。小春くんは弟子入りとかしないの?」
「ぼかぁ(鬼としての師匠は)今のお師さん一筋ですから」
「そのお師匠さんが復帰してくれればいいのに」
「老人は労らないと」
別に老体だから労らなければならないという理屈もないのだが、そういう事にしておかないと自分たちが年老いた時に労られなくなってしまうからな。
それにお師さんは華道教室もある。
あれ、老後の道楽とかではなく普通に生活費をあれで稼いでるから辞められるものでもないし、そもそも術で老化を誤魔化している状態で今の猛士の鬼のシフトに耐えきれるか、という問題もあるだろう。
そもそもお師さんはノツゴを滅するのに弟子を犠牲にしようとする危険人物だから好き好んで猛士に復帰させたりもすまい。
「それに鬼は肉体労働だもの、何時までも現役とは行きませんよ」
俺だってできればお師さんには生涯現役の期間を延長した上で死後も現役でいてもらいたい気持ちもある。
だが水子の魂を利用するのとは倫理的に訳が違う。
獣獣全身変を利用した不死化も今の所拒否されているし、DAや式神の技術を利用してFAGとしての肉体に加工した魂を括り付けて不滅の戦士に、など、受け入れては貰えまい。
……肉体を最盛期の状態で維持する術を使用しなくて済む関係上リソースが増えて戦闘力が上がる良い案だと思うのだけど、やはりノツゴに殺された両親の遺伝子を受け継ぐ肉体には思い入れがあるのかもしれない。
「そうよねー、例えばほら、斬鬼さんも最近体調良くないって言うし」
「通常魔化魍の出現率も高いんでしたっけ? 酷いシフトでしたねーあれ」
流石に記憶の中を探っても鬼のシフト表の細かいところまでは覚えていないが、元のシフト表より酷くなっていた記憶がある。
俺もどこかで斬鬼さんの肉体とか治そうとは思うのだが、接触する機会が無いんだよなぁ。
そもそも今体調が良い、万全な状態の鬼とか全体の何%くらいなのだろうか。
「勝手に見たの? エッチなんだぁ」
「仲村くんが見せてくれたんですよ」
因みに、忙しいのは関東だけではなく全国の鬼が似た状況にある。
地元の方では比較的出現率が低いらしいがそれでも俺が居た頃と比べて魔化魍の出現頻度は上がっていた。
地方と東京を往復しながら鬼の弟子をしている関係で仲村くん自身のスケジュールは更にタイトだ。
俺も時たまロードインパルスの最高速度で現場への送り迎えをしたりしているが、仲村くんは大学の単位とかは大丈夫なのだろうか。
大学の単位を優先して魔化魍が跳梁跋扈して文明が滅んだりしたら卒業も糞も無くなるので、仕方がないと言えば仕方がないのかもしれないが。
元から猛士関係の家出身だと言うし、ご両親もそこらへんは深い理解があるものと信じよう。
「まぁ、今は魔化魍と戦う戦士だって鬼だけじゃ無いんですから、なるようになりますよ」
「皆頑張ってるしね」
人事を尽くして天命を待つ、という。
天命はあてにならないが、人間だって何時までもただの魔化魍の餌では終わらない。
せっかくなので、今の鬼、今の猛士、今のこの社会システムでどれほど大量発生する魔化魍に対応できるかという点にも注目させて貰おう。
探り探りの響鬼編、始まりです
探り探りというかこのSSでの魔化魍発生システムと剣編のオチとバトルファイトシステムの兼ね合いで起きるかもしれない諸々の不具合に関する考察とかの回
☆ライダー特盛世界にホラー漫画要素が追加されるかもしれないけどそれに関してはそれほど危険視していない男
いざとなればこれまでのデータを元にFAGを大量生産して全国の高速道路という高速道路に突入させてローラー作戦とかできるので実はターボババアに関してはそれ程……
知人にはヘキサギアがミラーワールド側から監視警護してるから最悪連れて逃げる程度はできるしね
そろそろ諸々の問題を根本から解決する系の手段も選べる時期
まぁ直接手を下せる相手は直接殺すんだけど
☆沈黙のゴルゴム
何故数え切れないほど続いてきたバトルファイトを中断したのかは今の所不明
対魔化魍の発生抑止システムだった可能性を考えたら普通に終結させて次回開催までの安寧を選べば良かった筈だが……?
筈だが?みたいな事を解説で書いてる人は実はその時点では何も考えていない場合が多い気がする
転生モノのあらすじとかの末尾分が「何を見るのか」や「何を成すのか」ってなってるのもだいたいそう
☆響鬼編第一登場原作キャラ
明確に原作で金と言われていたかはわからんけど仕事内容からすると明らかに金
シフトとか組む側である為に非戦闘員や引退者の戦力化を進めてくれた仲村くんと主人公とは結構付き合いがある
年齢が近い、ってのもあるけどその関係でこの二人と親しげに話す姿が度々見られる為とある鬼見習いは非常にやきもきしている
けどまぁ主人公もその友人も年上好きだから完全に杞憂
☆やっぱり体調の悪い斬鬼さん
本編で書いた理由で魔化魍出現率が上がってこの人に限らずだいたい皆疲労が溜まったまま仕事をしているような有様
この時点で主人公と面識があるかは不明
主人公が朱鬼に弟子入りしていると知ればどういう反応をするかは未知数
あの人には近寄るな、ってのはあきらが未成熟な若者だったからってのもあるだろうし……
☆たぶんそろそろ独り立ちさせられそうな仲村くん
この世界だしこの時期だしもう十分戦えて鬼にもなれるのにいつまでも師匠にくっついてとはいかないので単独で活動したりもするのだろうと思われる
Uギアで短距離ジャンプとかはするけど時速1000キロ近い速度での移動には未だ慣れない
猛士とか鬼の機動力を上げるなら劒冑よりあの機械の獣を採用するべきではないか……?
くらいの話なので慣れたら普通に適応できたりする
☆山岳救助隊&山岳警備隊
救急の方と警察の方から人員を出されているけど、実際の二つの組織よりもより動ける人間を選抜している様子
なんでって装甲服部隊が居るわけもない田舎とかその辺でマッドアークが大暴れして事実上消滅した村とかもあるし田舎とか自然は今の社会だと結構な警戒対象なのだ
魔化魍の数が増加したという話を聞いた警察とかが気を利かせたというのもある
普通に装甲服あれば普通の遭難者救助にも便利だしね
まぁベースはミラーライダーブランク体なので魔化魍と戦えるほどではない
けど巨大魔化魍に踏み潰されても大丈夫な程度の強度はあるはず
救助用の諸々の装備を割と潤沢に使えるけど、実際の山狩りは地元の消防団とかも出張ったりするのでやっぱり死者がどうしても出る
そろそろカブトだけど警視総監どうしようと思っていたけどここを基軸に結成される組織の長とかになったりすれば除外できるのでこういう事になった
テラサでもう響鬼無料配信してないとかマ?
Netflixと抱合せ契約だしガリベンガー見れるから続けるけどもさぁ
という訳で東映特撮ファンクラブに入会したのであった
ロボタック垂れ流しに出来るから結果的には良かったかもしれない
月千円でこれだけ見れりゃ満点よ
とか言いつつ響鬼編でどれだけ原作を見直しながら書く事になるかは未知数
でも折角なのでわかりやすい対巨人戦のやまびこは書きたい
魔化魍戦書けば原作の鬼も出せるしね
そういういきあたりばったりの思いつきで書かれる響鬼編ではありますが、それでもよろしければ次回も気長にお待ち下さい