オリ主で振り返る平成仮面ライダー一期(統合版)   作:ぐにょり

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133 しゅうまつがやってくる

年に一度は現れて、そのくせ翌年の主だった事件に関われないもの、なーんだ。

答えはこの世界の仮面ライダーだ。

俺はこれに不満を覚えているが、同時に仕方のない事だとも思っている。

特に非営利目的で仮面ライダーをしているもの、或いは営利目的でも雇い主である会社が潰れてしまったもの、解雇されてしまったものなどは仕方がない。

 

そもそもの話、仮面ライダーの生活というものは不規則極まる。

何時どこに現れるかもわからない人類敵対種族に対して常から備え、いざ相手が暴れ始めれば現場に向かい、これを可能な限り周囲への被害を出さず速やかに撃滅すべし。

これが、そういう仕事であり、待機時間含めて仕事である、というのなら問題はない。

が、別に仕事がある人間がこれをやるというのは如何にも無理がある。

何なら専業主婦(主夫?)であっても難しいだろう。

怪人は始末できたが家事は多く残って、帰ってきた同居人に小言を言われる仮面ライダーというのも切ない話だ。

奥さんそんな旦那さんとは別れちゃいなさい(MNMNT)。

 

一年もやれば、十分仕事をした、と言って差し支えない。

それ以上は敵を倒せても自分の日常生活に支障をきたしてしまうだろう。

戦い終えて、後に残ったのは空白の職歴のみ、なんていうのは救いがない。

学生の時分にライダーをしていた子ですら後の就職に苦労しているのだ。

そして、大凡のライダー達は一年で敵対種族を一種類壊滅に追いやる。

そこまで仕事をしたなら、あとは日常に戻っても良い筈だ。

 

アギト組は、それこそ街で偶然敵対種族と鉢合わせれば戦うこともあるだろうが、アギトの感知能力はマラークやエルを除いたその他種族に引っ掛からないので、概ね普通の生活を送れていると言っていい。

レストランアギトに関してはまだ開店していないようだが、どうにもそれっぽい動きが見られるし、被検体1号……葦原さんは無事に跳ねっ返り女ライダーとバイク屋の若きおやっさんとして悲劇の無い日々を過ごしてらっしゃる。

氷川さんは普通に警察で装甲服部隊として活動されている。これは仕事だから別に良いだろう。

 

龍騎組に関しては、まぁ、神埼兄妹とホモを除けば概ね史実通りなのだと思う。

言うほどアフターが語られていないので断言はできないが、浅倉ですらただのちょっとガラの悪い整備工として日常を送っているのを確認できた(スーパーの魚売り場でニヤニヤと光り物を品定めしていた)。

弁護士さんの病気はどうなのか知らんが、流石に病気で死ぬことまでライダーの宿命が云々に結びつけるのは強引に過ぎるだろう。

 

ファイズ組に関して、流星塾の連中が因子の移植実験により蘇生した、というところまでは確認しているので、あとは日常で好きなだけドロドロとした人間関係を繰り広げていれば宜しい。

いにゅいはお前らとは関係ない所で清らかな交際を繰り広げているからな、ご安心だ。

野良の鶴とか馬に関しては貴重な観察対象として泳がせているが、まぁ、問題は起きていない。

スマブレが無ければそこまで思い悩むこともない連中なのだ。

身体能力が上がっているから賃金高めの肉体労働がらくらく熟せるのも良い方向に結びついているのかもしれない。

 

クウガ組……というか、魔石に関わったタイプで元通りの日常に戻れた人間は見たことがない。

未確認生物対策班は未だ解散される様子も無く、上から圧力を掛けられながらもアンデッドの情報を密かに集めていると言うし。

五代さんなどは言わずもがな、一条さんに至っては……フフフ。

元から警官という荒事を熟す仕事ではあるが、良い戦士に仕上がりつつある。

素晴らしい事だ。

 

何が言いたいか、と言えば。

ある程度戦果を挙げた戦士であれば、日常に戻るのも権利の一つだろう、という事だ。

今年のメインであるBOARDのライダー達にもその権利はある。

が、それでもアンデッドが全部封印されるまでは仕事をするべきだし、彼らは文句のつけようも無い程に働いてくれている。

しかも当のアンデッドであるジョーカーまで積極的にアンデッドを封印してくれている。

蛇やらその手下やらは無事に封印されたのだという。

いろは組、ほへと組ともなんでか記憶喪失にならないまま関わり、二人の男女の仲を取り持ったお礼として五秒に十個の鯛焼きを焼き上げるスペシャルマシンを譲り受けたらしい、何に使うのかは知らない。

 

残るアンデッドは片手で数える事ができる程度しか居ない。

別に残り31体くらいだな、などと言う訳ではない。

素直に、あとはギラファとタイガー、融合実験に使われている個体くらいのものなのだ。

その他木っ端アンデッドは我が忠実なるニャンニャンアーミーがバラバラにして家に自慢気に持ち込んでくれた。助かる。

 

後は……天王寺の実験を観察しながら時を待つのみ。

ギラファは一度確認できたのだが、今は逃げの一手を繰り返している。

それはそうだろう。

生半可な戦力ではないアギト部隊が存在する以上、無意味に暴れて人類に存在を知らせるのは悪手でしかない。

しかも自分たちはアンデッドを封印できないのに人間側はアンデッドを封印できるのだ。

動く理由が全く無いし、ジョーカーを最後の勝者にする、という現時点での暫定的な目的を考えれば、勝手に封印されない立ち回りをしてくれるのは喜ばしい。

 

タイガーアンデッドに関しては……、戦う相手がもう見つからず、ギラファを捉えることも出来ず、実験用に安置されているカメレオンともう一体を目当てに天王寺の周辺を探っているらしい。

ニー君の猫力強化の為に細胞を採取しようと思っていたのだが、これは今回のバトルファイトを終了させた後に改めて開封して採取する必要が出てきてしまったな……。

まぁ、ジョーカーが所有するラウズカードも回収できていないから最終的には似た工程をする必要があるから良いんだけど。

 

実際、アンデッドの融合実験こそどうにかなっているようだが、これを天王寺に融合させるデバイスが上手く行っていないらしい。

これは偏に剣崎の戦闘回数不足、キングフォームへの融合などのデータが存在しない為だろう。

無事に記憶の書き直しの済んだ頑張れ義人君二号はなんだか娘さんと感動の再会というか、感動の初対面というか、父親の遺言を父親ロボが持ってきたというか、生ひろしが完全に死んだ状態の逆襲のロボとーちゃんというか。

まぁ、良かったね、って感じになっている。

記憶が完全に復元されてしまったので、父親であるという記憶と共に自分が本人でないあくまでも記憶をコピーされた改造生命体であるという事実にやや苛まれているようだが。

本物としての自我を持ちながら偽物であるという自覚があるというのは難しい話だから頑張って自己解決してほしい。

実際、今後の職歴がどういうものになるか不明な広瀬娘さんのこれからの生活を考えたらほぼ不死身の保護者が出来たのだから、食うに困るということも無いだろう。

彼氏が出来た場合トライアルBに対して娘さんを僕にくださいとかしないといけない事になるのだろうが些細な事だ。

 

今後この世界がどうなるかは進んでみないことにはわからないが、父親がアギト覚醒してて娘の彼氏はオルフェノク、という事態だってありえる。

娘さんを嫁に出す時に旦那さんをまず一発殴ってやる、という昔ながらのタイプだったら威力調整は死活問題になるだろう。

オルフェノクの寿命問題が公になっていたなら、早くに亡くなってしまうオルフェノクの親というのは複雑なところだろうし、父親側も義理の息子の寿命問題なんてデリケートな部分に触りたくはないが、残される娘さんとお孫さんの事を思えば触れない訳にはいかない話だ。

 

オルフェノクとアギトのハーフだって?

実に興味深い!

オルフェノクと人間のハーフはある程度情報があるが、アギトとのハーフとなれば話は違う。

特別待遇で新種のデータ採集に雇い入れたいくらいだ。

薬物投与は一日八回までに抑えるし、機械実験も一日五時間程度で良い。

食事だって経口で与えるし、睡眠時には衣服だって用意しよう。

改造だって同種が他所で増えるまでは死ぬようなものは控える。

どうだろう、破格の条件だと思うのだが。

 

……などという研究者が出てきて社会問題になれば、或いはオルフェノク擁護派、みたいな連中も活発になるだろう。

そうなるとオルフェノクを殺す時に不便になるので困る。

そもそもまずオルフェノクという存在が社会に認知されなければ発生しない問題なのだが。

……スマブレのデータ、今の所俺が独占しちゃってるからな。

警察に居る連中は、恐らく他の警察には余程の事が無い限り情報提供を行わないだろう。

事前にデータを提供していれば警察によって被害を抑えられたかも知れない、という言い分で自分が好き勝手オルフェノクアンチとして活動できる場所を奪われる事を考えれば、どの面下げて情報を出す事ができるだろう。

いや、タイミング的にマッドアークが被害を出した直後に情報をお出ししていれば専用の対策チームなりを設立できたのかもしれないが。

全ては後の祭りだ。

 

話がそれた。

つまり、今年の出来事に関して、割と上手く話が進んでいるのだ。

キングフォームを剣崎さんにやってもらうか否か、というのは難しい。

アンデッドの全てと融合する剣崎さんのキングフォームのデータは貴重だ。

最悪、クローンを作ってやってもらう、というのもありだが、そのまま作って万一脱走などされても困る。

幸いにして、スペードスートのアンデッドの細胞はすべて採取出来ている。

これらをすべて使い、剣崎さんの体細胞を元にトライアルを作って代用とするのが安全ではあるだろう。

実際、人間の姿を取れる作りにせず、下手に記憶を転写しなければそれが剣崎さんをベースに作ったものとはわからないだろう。

 

また、これをベースにトライアルで実験を続ければ、こちらでケルベロスを制作する事も不可能ではない。

あちらはトライアルで培う筈のデータが手に入らず、キングフォームのデータも無い。

地道に待つのは運任せ過ぎる。

 

「そういう訳でお師さん、これを御覧ください」

 

「どれだ」

 

本日の授業が終わった華道教室にて、お師さん──品川栞さんと対面で座る。

俺とお師さんの間の長テーブルには、本、DVD、そしてノートPCが置かれている。

 

「あ、お師さんってPC使えましたっけ?」

 

「ある程度はな」

 

「じゃあこちらのPCでこのDVDを再生して貰うのが一番分かりやすいですよ」

 

「そうか」

 

頷きつつ本を手に取るお師さん。

このアナログ人め……。

とも思うのだが、この時代のPCの起動にかかる時間を考えれば妥当かもしれない。

ぺらり、ぺらりと中身を読み進めていく。

しばし読んで、ぱたんと閉じ、おもむろに本を引きちぎろうとするお師さん。

しばし力んで諦めた。

それは地下秘密基地に設置した印刷所で製造した特別製で、紙にBOARD製ライダーのスーツ部分の素材を元にして製造した強化紙で作っている為、まるで安っぽい同人誌の様な見た目ながら、メ階級くらいの腕力が無いと無理矢理には破く事もできない強度を誇るのだ。

 

「何のつもりでこんな物を作った」

 

「戦力強化の為です。外付けのスーツを用意できると言っても、それを奪われると無力なんて戦士は問題がありすぎますから」

 

「それを、私に見せてどうするつもりだ」

 

「今の術で寿命が尽きそうになって、それでもまだ未練が残っていたら、こちらの術をお使いになられると良いですよ、と。師匠孝行な弟子でしょう」

 

冊子に書かれているのは、獣獣全身変を呪術、陰陽術の使い手向けに更新したマニュアルだ。

お師さんは鬼として鍛え上げてはいるが、呪術知識無しで変身できるように鍛え上げる臨獣殿の拳士とは方向性が違う。

これがあれば、お師さんは万が一の時には不死身の肉体を手に入れる事ができる、という寸法である。

ふふん、と、自慢気に笑ってみせると、呆れ顔を向けられた。

 

「獣の姿になってまでやることなど無い」

 

「俺はまだお師さんに全ての技術を教えてもらっていませんし」

 

「これを見て教える気は更に失せてきたところだが?」

 

「でも、見せなくても勝手に作っていくという事も理解して頂けたと思います」

 

俺の事をしばらく見つめ、天を仰ぎ、目元を揉みながら大きく溜息を吐いた。

物理的には呪術で誤魔化しておられるが、お年を召されている方なので疲れ目になったりするのがお師さんの欠点だ。

物理的に若返らす方法もあるのだが、それは断られている。

 

「それで、今度は何を知りたい。どこで詰まった」

 

「詰まった、という訳でもないのです。魂魄を別の物質に込めるのも改造するのも慣れてきました」

 

「恐ろしい奴だ。出会い頭に殺しておくべきだったかもしれん」

 

「お師さんの教え方が良かったんですよ」

 

「褒めていない」

 

「それでですね、こちらがまず成果物の一つ」

 

──んやぁぁぁ!

 

懐の猫ホルスターの中で丸くなって休んでいたニーくんを取り出すと、勢いよく抗議の声を上げながらオールオーバー相当の鋭さを持つ爪で引っ掻いてくる。

今日は魚市場で魚たらふく食ったあとはそこで寝てただけなんだから紹介くらい大人しくしていろ。

お師さんは流石に呪術的な知覚能力を持っている為か、ニー君を一目見ただけで顰めっ面を晒した。

 

「なんだそれは鵺の類か」

 

「鵺の十倍くらい別動物の要素を入れたキメラの様なものです。人道に反した処置はしていませんよ」

 

──ホンマかぁ?

 

ホンマホンマ。

最終的に人類の為になる改造なのだから人道に反している訳がない。

 

「特定種族の集合無意識による呪詛で起こした奇形化を制御して作った戦闘用猫です」

 

「人道とは何か知っているか……いや、答えなくて良い、続けろ」

 

人が通った道は大なり小なり人道、と答えようと思ったのに。

なんでかお師さんは話を進めろと手で促してくる。

これが信頼の証というものだろう。

僕らはいつも以心伝心なのだ。

まぁ俺はお師さんの考えはいまいちわからない時があるのだけど、そこら辺、だいたい師弟というものは師匠側からすれば全てお見通しであるものだろう。

 

「つまりニー君のボディには、段階的にではありますが、多くの種族の集合無意識が接続されていた、という事になります」

 

「精神的な変異は無いのか」

 

「元の猫の自我が大した強さがあった訳ではないのでなんとも言えません」

 

「猫らしく振る舞っている様には見えるな」

 

「一応、意識を乗っ取られないようにある程度の加工はしてます。どうぞ」

 

──おぁぉ。

 

両脇で抱えて渡すと、しげしげとお師さんがニー君に施された術を確認する。

 

「まぁまぁだな。生き物に施すならこの程度だろう」

 

まぁまぁ、というのはこの場合満点、と判断しても良いだろう。

ニー君はトライアルなのである程度抑えてはいるが、生物に物理的に術を刻む場合、新陳代謝による細胞の変化を考えてある程度余裕を持って刻んでおかなければならない。

繊細な術を仕込むと成長の過程で歪んで術が変異してしまうからだ。

 

「ありがとうございます。それでですね」

 

肝心のお話。

俺よりも呪術に関して優れた知識を持ち、無数の経験を持つお師さんにだからこそ助言を頂きたい部分。

 

「一つの個体の意識を無数の、数十億、数兆の無意識の集合体に接続した場合、どの様にすれば意識を保てると思いますか?」

 

 

 

 

 

 

 





今回はガチで短め
ニコニコのブレイド最終回を見たら色々と思いついたので一気に話が進みます
ラストバトルの相手も決まったので
やっぱあのTV版の最終回は最高ですね……
当時見てた時どんな感情だったかは流石に覚えてないですが
日曜の朝八時からあの最終回をちびっこに向ける辺りやっぱりライダーの制作陣ってとがる時はとがるなぁ
始の素直な笑みと剣崎の別れぎわのせつない笑みの対比
ベンチ剣崎を前にした時に浮かぶ笑顔よ
あの剣崎ロードはいつか行ってみたいですね……
因みに公式が出したTV版アフターの話は基本どれが正史って訳でもないとぐにょりは思ってます
ディケイド、小説版、たそがれ、ジオウと、繋げようが無い部分は多くありますしね
特にジオウ経由だとたそがれにも小説版にも繋がらないですし
あくまでどれも可能性の一つ、という事で

☆原作終了組
一番まっとうにやれているのが変身能力も戦闘経験も完全に喪失した龍騎組なのは当然として、アギト組も実は割と日常に馴染めてる
この世界だとアギト最終決戦でアギトの力がばらまかれてるからね
ファイズ連中はいにゅい以外は特に関与せず
クリーニング屋や鶴と出会えるかはまぁ……運次第としか言いようがない
このSSのクウガのメンバーを見てると力を持ったまま彷徨いてるとろくな事にならない世界だとよく分かるので、流星塾組はどうにかなるはず
レストランアギトは、この世界だとレストランアギトになるかなぁ……
警察に無数のアギトが居るってわかってる状態で店名にするかどうか
レストランからドカ盛り定食屋アギトになって警察御用達、みたいな形になる可能性は無いではないが、翔一くんの料理が結構繊細なのが難点

☆お師さんにはできる限り長生きしてほしい弟子
そのためならケモ属性を付与する事も辞さない
でもまぁ死ぬか生きるかは自由意志でキメてほしいのでデータだけ渡す
呪術とか陰陽術に優れた人間でないと渡したデータは意味のないものなのでそれほど害はないだろうと思ってる
獣獣全身変できることとそれが人類の脅威になる事は別だからね
解読されて一般人に広まってもあくまで技術に過ぎないからアメリカ辺りの銃と同じ扱いになるだろうと予想している
広まってもまぁ悪かないやろ!

☆別に人語を喋っている訳ではない八割ケルベロスみたいなニー君
発言に関しては猫が喋る、みたいな内容で検索したり猫エッセイ漫画とかで出てきたものを採用しているだけなので捏造ではない
ほんまか?
ほんまや
動物実験は普通に今も世界中で行われているので恐らく人道からは反していない
高度な知能を持ち多くのアンデッドの特殊能力を備え猫を改造してトライアルを作る施術を幾度となく受けている
恐らく去勢手術は受けているので元がオスだったとしてもωをもふもふする事はできない悲しみ

☆仕事終わりに弟子から獣人として永遠を生きる選択肢を突きつけられる美女ババア師匠
下手に知識を与えると危険だけど知識を与えないなら与えないで危険なので制御できる範囲で知識を与えてどうにかしようという善良な気持ちが芽生え始めている
でもノツゴが出たらどうかなぁ……
主人公は別に復讐心でむちゃくちゃしている訳ではないから反面教師にはならないからなぁ
ケモ朱鬼が爆誕してもいいのではないだろうか
その後は恐らく臨獣殿とかに移住する

☆アグネスタキオン
今流行りのウマ娘の一匹として擬人化された
正確には擬人化じゃなくて実在馬の魂を引き継いだ別世界の生物なんだけどそこはまぁいいんだよ
ツイッターとかで馬がいなくてウマ娘が居る世界とか歴史が大きく変わっているのではないかとか
そもそも馬の馬力と速度を持つウマ娘が居るなら人類は負けて繁栄していないのではないだろうかとか
戦争では重用されたんだろうなとか
呂布と赤兎馬じゃなくて、赤兎馬のウマ娘が呂布の役割も果たしていたんだろうなとか
ウマ娘のレースは人類とウマ娘がうまい具合に手を取り合った後、ウマ娘は危険な存在ではないですよ、という事で華やかに着飾って歌って踊ってみせたのが始まりなのでは、みたいな話があって面白かった、とか
ネイチャもそうだけど☆1ウマ娘のシナリオどれも面白いなぁ
などという話ではなく
このウマ娘版アグネスタキオン、ユーザーの分身的なトレーナーの事をモルモットと言うんですが
ウマ娘 アグネスタキオン モルカー
で検索してもトレーナー姿のモルカーのファンアートがないのは何でなんですかね……
ウマ娘一期の頃はタマモクロスとマキバオーのファンアートがちょっと増えたのになぁ
でもフジキセキとカスケードのファンアートは見つからなかったからめぐり合わせの問題なのかもしれない
あとウマ娘のトレーナー陣を見てると人類は愚カーとは言い切れない程度には希望が持てて栄養バランスも良い


そういう訳で残りのアンデッドとのバトルは恐らく省略されるけどゆるしてたもれ
やってもギラファとケルベロスを取り合うくらい?
ケルベロスは恐らく戦わないかなぁ
ただの蹂躙になる、っていうより、扱い的に戦う必要が無いというか
ラストバトルの相手は決まっていなかったけどジョーカーというかヒューマンアンデッドの企みは結構前から決まっていたのでようやく書ける喜び
でもそれが読者側から楽しく読めるかはさっぱりわからん
何年読者側をやっていてもそこらへんはわからんていうか、ぶっちゃけただの好みの問題でしかないよねって
そういう意見も受け入れられる方は次回も気長にお待ち下さい

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