オリ主で振り返る平成仮面ライダー一期(統合版)   作:ぐにょり

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121 一方その頃臨獣殿では

あれから暫くの時が経ち。

アンデッドバックルパカパカクモシソわからせお兄さんとしての活動がひとまずの終わりを告げ、一つの問題に直面する。

といっても、アンデッドやらバトルファイトやらゴルゴムやらの差し迫った問題ではない。

厳密に言うとこれらも決して差し迫った問題という訳でもないのだが……。

それよりも長期的な問題になりそうなので、こちらを先に整理していく。

 

赤心少林拳には2つの流派がある。

守りを良しとする活人拳である、赤心少林拳玄海流。

攻めを至上とする殺人拳である、赤心少林拳黒沼流。

 

当然、源流は玄海流であり、黒沼流は亜流だ。

どちらが有利だろう、という話になれば、恐らく玄海流の方が便利なのではないだろうか。

地味な守りの奥義である梅花の型ではあるが、あれは昭和の狂ったスペックの怪人たちを相手に一歩も引くこと無く戦い抜いたスーパー1の相棒。

なんとなれば、物理的な攻撃でない魔法やら呪いやらの不思議パワーまでも防いだ実績があった筈だ。

対して、桜花の型は確かに今まで守りを抜けなかった事は無かったが……再生能力ごと相手を殺害する、という事は出来ていない。

 

或いは俺の修行不足で義経師範の桜花なら魔石の戦士の再生能力ごと相手を殺害できる可能性もあるかもしれないが、それを試すには魔石の戦士の命を一つ消費する事になる。

現状、魔石の戦士に死んで欲しい相手は居ないし、殺すための魔石の戦士を作る予定は無いので、これは俺自身が桜花を習熟し続けていくことでしか解明はできないだろう。

 

この世界でどうか、という話は知らないが、元々黒沼流が初めて描写された世界での話では、この流派は赤心少林拳を分裂させて戦力を低下させた上で壊滅させる為に作られたものだ。

故に、鉄壁の守りを誇る梅花と対になる、というていで桜花の型はつくられた。

まぁ、この梅花の型も無類の護りを誇るとは言いつつ、一般玄海流拳士達は普通に矢に射られたりして殺されたりしているので、習熟が甘ければ意味のない技術ではあるのだが……。

 

元々、隙の多い分派ではあるのだ。

もちろん、それを習得している側も理解している為に、失われた梅花の型を元にしたと思われる護りの型も存在しており、創設当初に比べれば死ににくい流派にはなっている筈だ。

少し前のマッドアークの襲撃時にも、各員が変身システムを使用したとはいえ、欠員どころか大きな怪我を負った兄弟子も殆ど居なかった。

青森の一角を護りきった後、師範などは息切れ一つしていなかったという。

 

だが……。

それでも、そこからの分派というのは容易く生やして良いものではない。

赤心少林拳黒沼流アクガタ。

これこそ、師範に取り敢えず分派しろと言われて作った仮の流派だ。

俺が奥義の崩しで色々と技を増やしたり、対特定種族用不意打ち連続技とか、未熟な拳士もこれで安心魔界神スリーマンセルで行う対魔化魍及び童子と姫虎の巻とか、そういうのを作って行く過程で徐々に赤心少林拳からも黒沼流からも外れてきてるのだという。

つまり、破門だとか免許皆伝だとかそういう話ではなく、ちょっと本筋である黒沼流に入れるには邪道過ぎる技術は別に分けろ、という話らしい。

 

だから、赤心少林拳アクガタ、では無いんですね。

じゃあ流派分けなくていいじゃない、とは思うのだが、基礎の出来ていない未熟な新弟子たちが影響を受けるのは良くないのだという。

故に、俺はアクガタ開祖として隔離されつつも黒沼流預かりからは変化無しという事になる。

未熟な新弟子の中から、なんであっちの技術は教えてもらえないんですか、という、横道に逸れたがるのを防ぐ為、あれは新設の分派だから、という事で対応するのだとか。

ここで、うるさい貴様はまず基礎を納めろ、で済まさない辺りはかなり文明的というか。

 

隔離、と言ったが、永遠に残る類のものではない。

言わば、新技術を取りまとめて編纂するようなものだ。

これも上手い具合に纏まったら、最終的に黒沼流に合流する事になる。

言わば二つの獣拳が最終的に一つにまとまるようなもので、アクガタという名前は当然そちらから頂いた名前でもある。

 

わかりやすく、最終学歴も低そうな人も多いであろう黒沼流の為にアクガタとカタカナ表記にはしているが、一応、漢字での正式な名称もある。

 

赤心少林拳黒沼流亜空型。

 

あくうがた、をもじってアクガタと読ませる。

姫星と書いてキティと呼ばせるよりはまだ道理が通じる呼び名ではないだろうか。

亜空間、通常の物理法則の通じない空想上の空間から取った名だ。

このアクガタでは、究極形のカウンターと言える桜花の型の派生、一部を除き実在の信じられていなかった対異種族想定の戦闘技術を広げていく事になる。

つまり俺の専門分野を体系化していく訳だ。

 

格闘技、武器術、それらは俺が生き残っていく上でとても重要なものではあるが、それだけで済むものではない。

科学技術を用いた新兵器の開発などは除外するとしても、これからの時代、近接戦闘技術の中にも呪術的、魔術的要素が組み込まれていくのは自明の理と言えるだろう。

人間はテオスの写し身であり、初期戦闘力こそ低いものの、伸びしろは多種族すべて合わせた中で一番と言っていい。

これは本来普通に生きていく中ではそうそう伸びるものではないのだが、地球上に多くの生き物が居る中であえて人間を襲って殺そう、人間だけを食べようという偏食どもが居るおかげで、種族的に最近は変化しやすくなっているようでもある。

 

テオスやマラークなどの古くから存在しつつも活動としては最近まで休止しており、数ヶ月の活動期間を経て再び休止したもの。

それを除いても、人類はこれまでの歴史で常に異種族からの圧を受け続けている。

その中で63億人を超える(大本営発表というもので、現状どれだけ多めに見積もっても60億未満にまで減っているらしい。国力の低下は無闇に他国に知らされないのだ)程にまで繁栄できたのは素晴らしいことだが。

それがどこまで続くかはわからない。

悠長にイヤボーン効果の発現を期待する余裕も、自然な進化を待つ時間も無い。

総人口が増えるという事はその中には倫理的にあまり善性寄りでなく、なおかつオルフェノクの因子などを備えたりアギトの力を宿していたりする個体も多く現れるという事になる。

 

人類の、悪意ある第三者に殺されない為の人工的な進化。

つまり、人類の中に眠っている、架空の存在とされる潜在能力への干渉及び引き出し。

これこそ、アクガタの真の目的と言っても過言。

過言ではある。

過言ではあるのだが……結果的に、そういう方向性に特化させるのが、一番わかりやすく、また、本家黒沼流と合流した時に役に立つ。

殺人拳ではあるが、これからの時代、人間を殺す技術よりも人間を越えた能力を持つ異種族、敵性種族を殺す拳法の方が受けは良いし、教えを請いに来る人も増えるだろう。

 

そういう訳で、俺と交流の深かった兄弟子二名がお目付け役としてアクガタに入り、俺に悪影響を受けたらしい新弟子三名が責任を持って俺の預かりとなった。

まず開祖は俺だがそれを俺に命じたのは義経師範なのだからやっぱり巨大義経師範立像が必要だよな、という事で、フルカラー超合金(メタルビルド)フィギュアライズ義経師範スタンダードモデルを、とりあえず黒沼流の本堂に置いた。

サイズ感のおかげで裾の中を通って巨大師範の金属生足を伝ってファンタジーゾーンに入り込めるアトラクション形式にしてあった。

坐像である関係上お大事な部分にまでは到達できなかったが、一時期などは裾の中に兄弟子がみっちり詰まる群体恐怖症の方にはおすすめできない光景が生まれたりしたものだ。

そしたら本人に承諾を取っていなかったためか怒られた(兄弟子達は精神修養の為に逆さ吊りにされた)ので撤去、この五人にのみ限定でサイズを縮小したフィギュアライズスタンダード義経師範をアクガタの門弟の烙印として与えている。

 

基本的に、黒沼流に居て義経師範へのリスペクトを持たない拳士は居ない。

故に肌身離さずこの師範像は持ち歩いて貰っている訳だが……。

これは別に、持ち続ける事で内部に仕込まれたアンデッドの欠片の影響を徐々に受け、最終的には生きながらにしてトライアルシリーズへと変貌する……みたいな呪具ではない。

むしろ逆に、この烙印である師範像は一種のトレーニング器具なのだ。

この師範像、先に作った坐像と異なり立像なのだが、当然、造形面での再現率を高める為に可動ギミックは無い。

しかし、内部に気を通し、一定の感覚で強弱を付けたり流れを変えたりすることで、可動部分が無いにも関わらず、自ら動き出すのだ!

 

これは鬼の鎧の技術とトライアルシリーズを作る上で完成した特殊素材を組み込んだ成果で、いくつかの試作した新型装甲服にも標準搭載されている、可動と気密、強度を全て損なうこと無く兼ね備える為の技術だ。

部屋に戻った後に、この立像をどうにか動かす為にあれやこれやと体内の気をこねくり回す事で、楽しく前向きに休憩時間、自由時間も修行に明け暮れる事ができる。

正に暮らしの中に、いや、遊びの中に修行あり、というところだろうか。

アクガタと名乗ってはいるが臨気が無い以上はストレスを溜める必要は一切無いのだ。

あるなら別のカリキュラムを組む事になるが。

 

彼等には、最終的に鬼の技術を応用して開発中の、外付け装置を一切必要としない変身技術を習得して貰う事になる。

事になるのだが、その形式が問題となる。

 

実際、体内の生体エネルギーを利用して行う変身は鬼という前例があるために難しくはない技術である。

鬼の場合はそこに様々な制約、そして変身の際にある種の呪具を利用するという縛りを設けて制御している訳だ。

が、目指すべき理想は、裸一貫の状態に陥っても逆転できる、正に生存の為の変身技術。

変身アイテムを取り上げられたので怪人相手にはちょっと面倒な程度の雑魚くらいの力でしか戦えません、なんてのは問題外。

 

で、この器具、音角なり音笛なり音錠なりを使わないで変身の呪法を組み立てるとする。

すると、途端に制御が難しくなる。

具体的に言うと、心が変身先の形態に飲まれ、心身ともに人間に戻れなくなる……と、思われる。

流石にこれは理論上はそうなる、というだけで、実験体に施術した訳でもないのだが、ほぼ確定と見て良いだろう。

 

副次的な作用として寿命問題は解決され、不死ではなくとも不老になるものと思われるが、これは魔石の戦士が結果的に不老になるのと同じ様に、ある程度神や天使方面に近づく形で進化した生き物なら大体は得る特徴なので問題ない。

問題なのは、恐らくこの術で変身態を得た場合、人間態を失うか、或いは本人が人間態に戻ろうという意欲を失ってしまうだろうという事だろうか。

変身後の姿こそが自らの真の姿であると思うようになるのだと思われる。

お師さんから伝え聞いた化身忍者が如何に優れた技術であったかが伺い知れる一例となった。

動物的本能に飲まれる、或いは凶暴化する、という程度に副作用を抑えつつも人間としての活動を維持できる、というのは中々に天才的なバランス感覚と言える。

 

人間態を失う、或いは、人間態に戻らず変身態のままで生きようとする。

これは、異形による殺人が流行している現代においてはかなり問題がある欠陥だ。

せめてアギトがもっと一般化して、アギトである事を隠さずに普段からアギトの変身態で過ごす人が増えた後ならどうにかなるのかもしれないが、市民権を得られるのは当分先になるだろう。

 

肉体に対する軽めの呪術的処置を事前に行っていれば、気の制御技術だけで可能な戦闘特化形態への変身技術『獣獣全身変』は、奇しくも名前を拝借した元の流派と同じく禁術として、もしもの時を除いて使用を固く禁ずることとなった。

今後は直接的な肉体変化ではなく、肉体を表面的に変異させて肉体と一体化した強化服を生成するような技術を目指す形になっていくだろう。

が、この技術も決して無駄にはならない。

変身アイテムも無く、生身のままでは勝てない相手に殺されてしまう、という場面であれば、有用な術と言える。

今の時代に則さない術ではあるが、それは時代の問題であって、この術そのものに致命的な欠陥があるわけではない。

十年後、二十年後を見定めれば、この術も改良を続けるだけの価値がある。

 

そういう訳で、三人の弟弟子と二人の兄弟子との協議の結果、五人には先んじて呪術的処置を受けてもらう事になった。

これで、誰かがうっかり人里に降りたタイミングでオルフェノクが暴れていたりファンガイアが人間を食う場面に遭遇したり魔化魍と出くわしたりしても、死ぬ事は無いだろう。

彼等は体面上では門弟という事になるが、実質的には新技術を研究するにあたっての貴重なサンプル兼協力者だ。

誰か一人でもいいから上手いこと事件に遭遇して緊急避難的に変身してくれるとサンプルとして捗るのだが……。

まぁ、こっちは自然進化と比較して早めに結果が出れば良いやくらいのものなので、気長に待つとしよう。

 

―――――――――――――――――――

 

そんな訳で、アンデッド周りの事情から少し離れていたが、それでもアンデッドの細胞収集に余念は無い。

ニー君を時折お使いに出したりしていたし、新たに手に入ったアンデッドの細胞を元にニー君と同系列の個体を増やしたので、戦況把握はばっちりだ。

 

まず、桐生某は逮捕された。

これは俺がどうこうしたという訳ではなく、普通に警察の方々が優秀だった、というのもあるだろう。

いや桐生さんは人間なんだからそこまで強行で逮捕されたりはしないだろ、という意見もあるかもしれないが、今は新世紀を迎えたばかりにも関わらずまさに世紀末状態。

そもそもこの時代の警察が最初に真正面から相対したのは未確認生命体……グロンギだ。

怪人態に変身せずとも超人的な身体能力を発揮し特殊能力もある程度使用可能な彼等が最初に想定される相手なのだから、人間を次々と異常な方法で殺して回る無精髭の怪しげな男ともなれば容赦などされるはずもない。

しかも被害者を殺害する時にベルトに手をやる仕草などするものだからアギト系列からの悪堕ちかと疑われ、初手警察アギトの飛び蹴りを喰らい、今は警察病院で全治数ヶ月の重症らしい。

割と前科があった為、治療が済んだら良くて無期懲役、悪ければ死刑が妥当だろうとの事だ。

悪党ばかりを狙っての殺人とはいえ、罪を重ねすぎていた。

こればかりはどんな敏腕弁護士でも減刑は難しい。

 

この国の処刑方法はオルフェノク化による脱走に強い吊るしタイプなので、まかり間違って桐生さんがギャレンオルフェノクになる、なんてことも無いだろう。

風のうわさ(盗聴器経由)では、最近は死刑執行も早まりつつあるらしい。

いつアギトに目覚めるか、オルフェノクになるか、という事を考えれば、そうそう危険人物を長々収監しておく訳にもいかない、という事か。

 

なお、橘さんはこれをテレビのニュースで見てショックを受けていたが、研究には支障はなさそうで大変喜ばしい。

むしろ、彼のようにライダーになれなかった事を切掛に悪堕ちしてしまった人を救う一助になるかもしれない、という事で、新型変身システムの開発により意欲的になってくれている。

後々、桐生さんが退院するタイミングでも知らせてあげれば、面会に言っておまバカアドバイスを貰えるかもしれないが……。

今、橘さんは落ち込んでも慰めてくれる最良のパートナーが隣に居るので、無闇に関わりに行く必要は無いのかもしれない。

 

さて、タイミング的に、ここらで野良アンデッドがちょくちょく動き出す。

センチピードアンデッドはニー君が上手いことバラバラにしてくれてカリスが再封印しているので考慮する必要も無く、安心して上級アンデッド狩りに勤しめるというものだ。

 

今回の標的はカプリコーンアンデッドとオーキッドアンデッド。

ふわふわした連携とも言えない、ライダーと親しい人間を人質に取るというざっくばらんな作戦でライダーと対峙したとても賢い上級アンデッドだ。

こいつらに関しては特に言う事は無い。

カプリコーンアンデッドは何をするでもなくブレイドが封印するので、それまでに角の一本、或いは手足の一本程も手に入れば良い。

オーキッドアンデッドはもっと簡単だ。

人間態でふらふらとうろついてくれるなんて、これ以上無い程に狩りやすい。

 

ここらは手こずる様な場面でも無いので、ささっとサンプルを回収してしまおう。

いや、それとも新型のニャンニャンアーミーの実戦テストに使うか……。

適度な強さの的……敵は使い所が多い。

悩みどころだ。

俺が行くか、何か別のものを差し向けるか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





短めの幕間的な話
対カプリコーンと対オーキッドはどっちか片方だけでもまぁまぁ長くなりそうなので次回へ
需要があるかどうかは不明だけど書いたものは出したいという欲望を解放しただけ
ブレイド編の話がみたい人は次回をご期待下さい



☆呪術的処置を行われ、後は緊急事態に出くわすのを待つだけの何の変哲もない弟弟子三人とそれを見守る兄弟子二人と人を獣人へと変える禁術を生み出した謎の男
弟弟子の三人は先のマッドアーク騒動で家族やら友人やら恋人やらを失っただけの何処にでも居る異種族ぶっ殺すマンとぶっ殺すウーマンだよ
たぶん名前に熊とか海月とか鷹とかの文字が入ってる
兄弟子の二人は色々やらかす主人公や復讐に囚われてるっぽい新規の弟弟子達をなにかと気にかけてくれる事もあった世にいう貧乏くじ引くタイプだよ
兄弟子らも犀とか猫とか名前についてるけど、主人公がそのへんの名前に頓着するには結構好感度を上げないといけないから多分人間名は最後まで覚えないんじゃないかなぁ
変身態で固定されたら名前をつけてあげないとね……

☆アクガタの技術はちゃんと練習すれば誰でも習得できる普遍的な技術として確立するまでは広められないので、黒沼流本家から同門に落とされた五人と個別に話す時は多分いきなり後ろから現れてめっちゃ近くから小さく語りかけるちょっと魔石とかテオスの力の関係で不死身の様な雰囲気もある何の変哲もないロは付かないンの人
兄弟子らの名前は覚えてたり覚えてなかったりだけど基本的に兄弟子達、で一括にしているので名前を呼んだりはしない
実は師範に対しても大体師範とかお師匠とかで済ませたりする
尊敬はしてるんだ尊敬は

☆その年の本筋に関わりない連中の描写は必要なのかという話
書いてて楽しいので必要
なんか変わり種出したい時とかに使える
ラーメン屋の調味料とか辛子高菜とか紅生姜みたいなものとおもって貰えれば良い
話が進むにつれて脇道にそれていくのが残念とか言われるけどほら時間帯的にはまだ三十分くらいしかズレてないからセーフセーフ
実際、ライダーと戦隊って結構無造作にクロスする時あるから……
でもはっきりとセクロスしたと思しき描写があるのはライダー側だけな気もする

☆桐生容疑者
この世界では他にもライダーやれる組織あるんだからそっち行けよって意見はあるかもしれないけど
ギャレン採用試験に落ちたタイミングを考えると装甲服部隊も無いし青空の会は基本的に情報非公開だから……
意外と人類側の守護系組織多いけど横のつながりがそんなに無い弊害
でも被害者面するほど善良かっていうとそうではないよね?
どんな理由があろうと犯罪者ではあるし
戦闘面で優れた素養がある?
危険思想持ちって時点で拾うにはリスク高すぎてアウトでーす
行き場のない正義感があるなら警察採用試験でも受けていて下さいよ
いや人相から考えるに受験資格の年齢の面でアウトだったのかもしれないけど


そういう訳で次回は対カプリコと博士じゃないオーキド
もしかしたらオーキドの方はコタローが庇うかもしれないから戦闘シーンにがっつり非戦力の民間人が交わる珍しい展開ができるかもしれない
できないかもしれない
コタローじゃなくてコジローだったらポケモンコラボイベントだったかもしれない
でもうちのニャースは喋らないから……
言語能力を持たない分戦闘力ははっきり言って違法改造ポケモンなのだ
そういうものが次回カプリコかオーキドに群れを成して襲いかかる
襲いかかられなかった方は謎の甲虫武者に不意打ち食らったりする
無情にも引き裂かれる恋人たち、みたいな展開になるかもしれない次回も気長にお待ちくださると助かります

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