グレモリー家の次男 リメイク版   作:EGO

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life12 悪意の始まり

聖杯をそばに浮かせているリゼヴィム、そして奴の横にはリリスがいた。

リゼヴィムの登場をうけ、ヴァーリの表情は今まで見たことがないほど怒りに彩られ、俺も警戒のために銃剣を取りだす。

ヴァーリを見て、リゼヴィムが哄笑をあげる。

 

「うひゃひゃひゃひゃっ!きゃわいい孫にそんな眼をされちゃうとおじいちゃん嬉しくてイッちゃいそうだよ!だだですら、さっきのロイちゃんの殺気で興奮してんだから!」

 

俺で興奮しないでいただきたいね。にしてもどうするかな。銃剣を出したはいいが、リリスがいる以上下手に攻撃できねぇ………。

俺が考えているなかイッセーがアザゼルに訊く。

 

「アザゼル先生、ヴァーリとあの人に何があったんですか?」

 

イッセーの質問にアザゼルが表情を険しくしながら答える。

 

「……奴は自分の息子、つまりヴァーリの父親に『ヴァーリを迫害しろ』と命じたんだよ」

 

━━━━ッ!こいつ、自分の孫を虐待しろって言ったのか!?イカれてやがる………!

リゼヴィムはそれを聞いて口を尖らせた。

 

「聞き捨てならないにゃー。俺はバカ息子に『怖いならいじめろよ』ってアドバイスをしてあげただけなんだぜ?ま、魔王の血筋で白龍皇なんてのが生まれたら、あのビビりなバカ息子の豆腐メンタルじゃ耐えきれないだろうさ」

 

俺は前世含めて親になったことはないが━━━子供の才能に恐怖する、か。それ以上の愛情ってやつを持てなかったのか………?

 

「結局、ヴァーリきゅんはお父さんの仕打ちに耐えられずに家出しちっゃたけどねん♪グリゴリでアザゼルくんに育てられてもらったんだってねぇ。よかったねぇー、アザゼルおじさんは面倒見がいいもんねー」

 

アザゼルも憎々しげにリゼヴィムを睨んでいた。

ヴァーリが問う。

 

「…………くだらん。それよりあの男はどうした?」

 

「ん?あー、パパのその後?うひゃひゃひゃひゃっ、俺が殺しちゃったよ!ビビりなんだもん。見てていらついちゃってさ。つい弾みで殺しちゃったんだ☆あんれー、ショックだった?怒っちゃったー?」

 

「別に。俺も消そうとしていただけだからな。━━━ただ、俺はうれしいよ」

 

ヴァーリは全身のオーラを膨らませた。

 

「俺は貴様を一番殺したかったからな………ッ。貴様は『明けの明星』と称された魔王ルシファーを名乗っていい存在ではない!」

 

ヴァーリの鎧がいっそう輝いていく。

リゼヴィムはそれを見てもただうれしそうに笑うだけだ。

 

「……いいじゃん。チョーいい目つきだ。いい育て方してんよ、アザゼルちん。あの泣き虫少年がこれとはうれしいねぇ」

 

ヴァーリが今にも飛び出しそうになるが、アザゼルが壁になってそれを制していた。

アザゼルはそれで忙しそうなので俺が訊く。

 

「その聖杯で何をする気だ?邪龍を復活させて何がしたい?」

 

単刀直入に訊いてみた。こいつの場合は回りくどく訊くよりはそっちのほうが簡単に言ってくれそうだからな。

なぜ今まで行方不明だったこいつが今動き出したのか。こいつがトップの新生『禍の団(カオス・ブリゲード)』の目的は━━━━。

リゼヴィムは俺の質問に高々と返す。

 

「うひゃひゃひゃひゃ、聞きたいの?いいよ、特別にお話してあげよう。━━━今から数ヶ月前のことだ。とある出来事がこの世界にもたらされた。━━━俺たちが知らない異世界の存在だ。こいつは昔から議論されていたわけだが、ついにその存在が確認されたわけだねー」

 

━━━異世界の存在?まあ、ある意味で俺はその異世界の住民だが、詳しくは知らん。

俺をこっちに送ってくれたMs.神様が、こっちでいうどの神話体系なのか知らねぇし、興味ねぇ。

俺がリゼヴィムにバレないうちに思考を切り上げ、奴の言葉の意味を考える。

俺がこっちに来てから接触した異世界の何か━━━━。

 

『ロイ先生!「乳神様」って、なんですか!?』

 

「「━━━━━ッ!」」

 

俺とアザゼルはほぼ同時にイッセーを見る!

そのイッセーはよくわかっていない感じで自分を指差していたが、間違いなくあれのことだろう!

そんな俺たちを見てリゼヴィムが続ける。

 

「二人なら理解できるよねー?そう、悪神ロキが攻めてきたときだ」

 

リゼヴィムはそう言うとイッセーを指さした。

 

 

「おまえさんがそれをやっちまったのさ、おっぱいドラゴンくん♪おまえは、異世界の神である『乳神』とかいうのに接触した」

 

━━━やはり、あの謎の神様のことか!

リゼヴィムはさらに続ける。

 

「その神はな、この世界のあらゆる神話体系とは関連を持たない未知の神様だったんだぜ?まったく知らない世界のわけのわからなねぇ神様がこの世界に接触を持った。一部の研究者の間じゃ、こいつは革命的な出来事さ」

 

「未知の世界に、未知の神様。━━━それで、どうするつもりだ?」

 

俺の質問にリゼヴィムはさらにテンションを上げながら答える。

 

「そう!それでな、俺は思ったわけよ!━━━攻め込んでみようぜ?ってな!」

 

━━━攻め込む?今、攻め込むと言ったのか!?

今の一言で全員の認識が一気に変わり、表情が一層険しいものに変わる。

警戒しながらリゼヴィムの次の言葉に耳を傾ける。

 

「でもでも、それは叶わない。なぜなら、こちらの世界の次元を守護するとんでもないドラゴンがいるから。━━━もうお分かりだね?そう!グレートレッドさんです!」

 

そこまで喋られたら、こいつが何をしたいのかはわかってしまう。

俺はリゼヴィムを睨みつけながら口を開く。

 

「つまりおまえは、グレートレッドを倒して異世界に攻め込みたいってことだな?」

 

俺の発言にリゼヴィムはパチパチと拍手をしながら満面の笑みを浮かべた。

 

「はい!だぁぁぁいせぇぇぇいかぁぁぁい!満点だよ!さすがは『紅髪の斬り裂き魔(クリムゾン・リッパー)』!いや、『紅髪の殺人鬼(クリムゾン・キラー)』と呼んだほうがいいのかな?かな?どう?うち来ない?」

 

リゼヴィムの質問に、殺気を込めた視線で返す。

リゼヴィムは肩をすくめ、わざとらしく残念がるように息を吐いた。

 

「だが、グレートレッドを倒すのはいくらおまえや邪龍、そこのリリスがいても無理だ。諦めて━━━斬られろ」

 

「確かに俺たちじゃ無理。サマエル使おうにもハーデスじいさんが邪魔してきそうだし、改造邪龍軍団にも影響が出てやる前に全滅しそう。となると、一つしかないねぇ。━━━黙示録の一節を再現しようぜってよ?」

 

黙示録の再現………?黙示録に出てくるグレードレッド以外の怪物━━━━!

 

「………『666(トライヘキサ)』」

 

俺が絞り出すように言ったその言葉。それを聞いたリゼヴィムはまた満面の笑みを浮かべる。

 

「もぉう!俺の言うことが無くなっちゃうじゃん!ま、話しがいがあっていいけど。そうさ、黙示録に記された伝説の生物は何もグレートレッドだけじゃねぇんだよ。━━『黙示録の皇獣(アポカリプティック・ビースト)666(トライヘキサ)、聖書の神に存在が示唆されたあの子がいればどうにかなると思わないかね?」

 

「獣の数字━━━666(スリーシックス)が不吉の数字と呼ばれる大元になった怪物。だがそいつがどこにいるかは誰も知らねぇはずだ!」

 

俺の言葉にリゼヴィムは俺を小バカにした表情で言う。

 

「残ねぇぇん、不正解。誰も知らない?それがねぇ俺たち見つけちゃったのよ。聖杯を使って生命の理に潜った結果、忘れ去られた世界の果てで見つけちゃったのよねー。だかね、どうにも誰かが先に見つけて厳重に封印を施していたんだよねぇ。誰だと思う?ねぇねぇ、誰だと思うよ?」

 

リゼヴィムの質問に俺は考える。俺が知るなかでそんな化け物を封印できる可能性がもっとも高く、それを絶対に口外しない存在━━━。

 

「━━━まさか、聖書の神………ッ!」

 

「大!正!解!何でロイちゃんはわかるのさ?せっかくおじさんが教えてあげようと思ったのに!案外頭がいいのかな?それとも勘がいいのかな?まあいいや、聖書の神の死亡理由が案外それかもしれないのよねぇ。何せ、施してあった封印術式、マジで凶悪かつ禁止級のやつばっかだったわけだし。あんなのしたあとに戦争すりゃ、聖書の神が消滅してもおかしくねぇって」

 

やはりか。俺が知るなかでそんな伝説級の怪物を封印する絶対的な力を持ち、絶対に口外しないのは聖書の神しかいない。死んでいれば口外もくそもねぇ。

アザゼルが何かに気づいたようにヴァレリーが横たわっている寝台の辺りに視線を送った。

 

「マリウスが使った術式はその封印術式から再現したのか!」

 

リゼヴィムは大きく頷いた。

 

「はい!アザゼルくんにワンポイント!その通りだぜ!現在進行形で封印を解除中だ!聖槍があればもっと楽になるんだろうけど━━━ま、聖杯と聖十字架の協力で事は順調っすわ」

 

聖遺物(レリック)がそっちでも使われてんのか。まったく悪用されてばっかりだな。

俺が小さくため息を吐くと、リゼヴィムは意気揚々と宣言する。

 

「つーことで俺らは、666(トライヘキサ)くんを復活させて、グレートレッドを撃破、撃滅、撃退して、復活邪龍くん軍団と666(トライヘキサ)を引き連れて異世界に殴り込みかけんのよ!あっちの世界を蹂躙する!考えただけでもイッちゃいそうになるなぁ。俺が異世界の大魔王になれるかもしれなねぇんだよ?いいじゃん!いいじゃん!」

 

「くだらねぇな、リゼヴィム。他所よそ様に迷惑かける前に━━━おまえを斬る!」

 

俺はそう言ってオーラを再び解放する!空になったと思っていたが、マリウスを撃ったときになんか力が溢れ始めたんだよな。

リゼヴィムが俺の声真似をして続ける。

 

「『くだらねぇな』とか言わないで欲しいなぁ。ねぇ、忘れてない?俺たちは悪魔、『悪』で『魔』の存在なんだよ?じゃあやることは一つ!気に入らない奴をぶっ殺す!ただそれだけだろぉ!」

 

全員がそれを聞いてリゼヴィムを睨みつける。

それを見てリゼヴィムは笑った。

 

「嫌だねー!それは悪魔の眼じゃねぇ。そいつは『正義』の眼だ。ヒーロー様の眼だ。救えないねぇー。特に赤龍帝の坊主、自分が何かわかってんのか?おまえさんはドラゴンで悪魔なんだぜ?」

 

イッセーはそれを聞いて更にオーラが高まる。リゼヴィムの言葉を挑発と受け取ったんだろう。

俺たちが臨戦態勢に入ったのを確認してリゼヴィムが言う。

 

「いいぜ、来いよ。孫のお友達は歓迎しなくちゃな」

 

リゼヴィムはそう言いながら挑発するように手招きをしてくる。

 

「言ってろ!聖杯だけは返してもらうぜ!」

 

リゼヴィムに真っ先に飛び出したのはイッセーだ。

━━━って見てる場合じゃねぇだろ!

 

「イッセー待て!リゼヴィムの能力は━━━」

 

俺の制止の声に構わずにイッセーはドラゴンショットを放った!

そのまま真っ直ぐリゼヴィムに向かうドラゴンショットだったが、リゼヴィムに当たった瞬間あっさりと霧散した。

やはり、ダメか………ッ!

 

「━━━なっ!?どういうことだ!?」

 

イッセーは驚くが当たり前だろう。今の一撃はまさしく会心の一発だった。だが、結果はさっきの通りだ。

イッセーの疑問に俺が答える。

 

「……イッセー、覚えとけ。リゼヴィムの能力は現在悪魔唯一の『神器無効化(セイクリッド・ギア・キャンセラー)』だ。言葉の通り、奴には神器(セイクリッド・ギア)のあらゆる能力が効かねぇ」

 

『━━━━ッ!?』

 

今の説明でリアスたち全員が驚愕していた。

当たり前だろう。リゼヴィムの能力上、現在リアス眷属の主力であるイッセーと木場は戦力にならないということなのだから。

そのリアスたちの表情を見てリゼヴィムは醜悪な笑みを浮かべた。

 

「サーゼクスくんの眷属がなぜ非神器(セイクリッド・ギア)所有者で構成されているか?理由は色々あるけど、そのなかで一番大きな意図は、俺と直接対決したときに役に立たねーからなんだよ?ご理解できたかな?おかげで聖杯にも触れられないんだけどさ!」

 

リゼヴィムはそう言うと手元の空間を歪ませ、聖杯を異空間にしまってしまう。

 

「……そういうことだ、イッセー。だから、リゼヴィムは俺が()る!」

 

俺は銃口をリゼヴィムに向け発砲するが、弾丸はリリスにあっさりと防がれてしまった。

 

「………やはり、その子と引き離さないと駄目か」

 

俺はそう言いながらいったんオーラを抑える。無駄に消耗しないようにしねぇと。

リゼヴィムには神器(セイクリッド・ギア)は効かず、それ以外はリリスが防ぐ。

うまく引き剥がせたとして、リゼヴィムと一対一は━━━キツいな。兄さんたちならいけると思う。てか兄さんにリゼヴィムを任せて、俺たち全員でリリスを足止めすればいけるはず。

━━━無い物ねだりしても仕方ねぇ。さて、どうするか。

俺たちが色々と考えているのを見て、リゼヴィムは愉快そうに笑い、何度も頷いていた。

 

「ま、余興はこれぐらいにして、見せたいものがあるのよ」

 

リゼヴィムはそう言うと一度指を鳴らす。すると、室内に立体映像が出現した。

 

「これは、城下町か?」

 

俺がそう呟くと、リゼヴィムは今まで以上に機嫌よさそうに言う。

 

「うーん、惜しい!正確にはカーミラ側の城下町でございます!」

 

なるほど、カーミラ側の城下町か。一見何も変わったことはないが………。

リゼヴィムは続ける。

 

「これから起こるのは楽しい楽しいライブですぞ~。俺が今から指を鳴らすと━━━━」

 

と言いながら指を鳴らすリゼヴィム。

 

「━━━大変なことが起こりますよ。予想できます?はい!ロイちゃん!」

 

「………破壊活動か何かだろ?」

 

「うーん、またまた惜しい!ちょっと違うんだよね」

 

いちいち俺に振りやがって!━━━答える俺も俺か?

俺が心の中で毒づくが、映像には何も起こらない。

リゼヴィムも首を傾げて映像を見ていた。

 

「ちょーっと待ってね。うん、そろそろかなぁ。あ、ほら!」

 

リゼヴィムは子供が面白いものを見つけたときのようなテンションで映像の一部を指し示す。

映像をよく見ると、黒く大きなものがちらほらと飛び回っていた。そしてその数がドンドン増えていく!

あれは━━━ドラゴン?何か、かなりの数がいるように見えるんだが…………!

リゼヴィムはそれを見てはしゃぎだした。

 

「謎の黒いドラゴンが大量に出現しました!ここからあの子たちが大暴れしちゃいます!おっ!さっそく火を噴いた!いいねぇ!いいねぇ!そうこなくちゃねぇ!」

 

「リゼヴィム!おまえ、何をした!」

 

城下町を襲うドラゴンの映像をバックに俺が訊く。だがリゼヴィムは醜悪に笑うだけだ。

 

「ロイちゃん、逆にどう思うよ?俺が考えたことをほとんど理解し、答えたキミにならわかるんじゃなーい?」

 

………くそ!めんどくせぇ。だが考えろ。一番あり得そうな可能性。リゼヴィムが考えそうな可能性を━━━━!

俺はそこで、一つの一番あり得て欲しくない結論にいたった。

 

「カーミラにも聖杯による強化をされた奴がいたのか……?じゃあ、あのドラゴンは━━━吸血鬼?」

 

俺の困惑混じりの回答にリゼヴィムは今までの会話でも見たことがないぐらいの満面の笑みを浮かべ、拍手を送ってくる。

 

「大正解だ!やっぱりうち来ない?ねぇねぇ来ない?今は返事しなくていいや!ほら、吸血鬼が起こしたことは吸血鬼がって言ってたじゃん?だから町を壊すのも吸血鬼が━━━『元』吸血鬼がいいかなーって思ったわけよ。てなわけで、邪龍になってもらいました!」

 

やはりか!こいつらしい、実にこいつらしい胸くそわりぃ手段だ。

だが、それがわかったところでどうする。カーミラ側の兵士はほとんどこっちに来ていて、向こうに戦闘要員はほとんどいないはず………。しかも外からの援助を極端に嫌う吸血鬼だ。このままだと━━━全滅する!

俺が最悪の想定をした瞬間、俺たちを大きな揺れが襲った。

今のは地震じゃねぇ。今のは爆発からくるもの………。

 

「リゼヴィム、まさか!こっちの連中も邪龍になるようにしていたのか!」

 

リゼヴィムは嫌な笑みを浮かべた。

 

「その通り。こっちの強化吸血鬼も邪龍くんになって大暴れしていると思います♪てかしてるね!この揺れはしてるよね!」

 

くそ、こっちもかよ!いよいよ切羽(せっぱ)つまってきたな!

リゼヴィムはもう一つ立体映像を展開し、ツェペシュ側の城下町の様子も映し出す。

 

「……何てこった……」

 

俺は映像を眺めながら再び怒りが溜まり始めていた。

力のないヒトたちが一方的に虐殺される光景。そんなものを見せられて頭にこない奴はいねぇだろ………!

そんな俺を他所にリゼヴィムは続ける。

 

「この調子なら壊滅も時間の問題かなぁ?」

 

「リゼヴィム……………ッ!」

 

俺が今までにないほど殺気を放ちながらリゼヴィムを睨むが、奴はそれを受けて肩をすくめるだけであり、再び指を鳴らす。

すると、俺たちの足元に転移型魔方陣が展開された。

 

「気になるようだし、見に行こっか」

 

リゼヴィムがそう言うなり、俺たちは転移の光に包まれたのだった━━━━。

 

 

 

 

 

 




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