ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary   作:のうち

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今回はマルスとの戦い以前から行方不明になっていた時任貞美がちょうど仕事で聖域の外に出ていた英里とカノンを別の時空に飛ばされてしまう。そしてその2人が目覚めた先で、目にしたのは自分達が守っている聖域の12宮をプリキュアではなく聖闘士が守っている世界だった。そして自分達の指にはまっていたのは12闘士の指輪だった。




キュアアクエリアの罠、飛ばされた世界で出会ったのは聖闘士

英里とカノンは聖域の援助をしてくれている各国政府への今年の報告書を提出する為に外交担当のカノンと一緒に日本に来ていた。

貞美「あなたが教皇ですね。」

 

カノン「お前は確か、時任貞美だったか、何故失踪中のプリキュアのお前がここにいる。半年前にお前がしでかしたことは大きい罪だ。聖域へと戻り罰を受けよ。」貞美はあるものを懐から取り出す。

 

英里「それは黒い水瓶座の指輪。」

 

貞美「そう、これはキュアマルス様と聖域との戦いの折空になった聖域から持ち出された13の指輪の1つ、かつての内乱の際に邪な心を持ったキュアジェミニのサナが12闘士の力を量産しようとして作られた聖域の黒い遺産、だがしかしその当時は適合者が現れずそれは全て封印された。それのうちの1つに私は選ばれた。」

貞美はその指輪をはめる。

 

貞美「プリキュアダークアップ!」

 

アクエリア「キュアアクエリア!」

 

アクエリア「あなた達2人はプリキュアに変身できなくても厄介な存在ここで消えていただこう。」

アクエリアはワームホールを開き、2人はそのワームホールに飲み込まれた。

そして2人は意識を失った。そして目が醒めるとそこは

 

英里「ここは、中国の五老峰か」

 

?「お前さんは何者じゃ?」と紫のエルフ耳のおじいさんがいた。

 

英里「あなたは一体?、私と似たような何かを感じるのじゃが」

 

?「ほう、お前さんもか、実はわしもお前さんをみてから何故か他人のような気がせんのだ。」

 

英里「失礼ですが、あなたの名前を伺っても良いだろうか。」

 

?「わしか、童虎、この五老峰の滝で200年以上座したまま座っているただの老いぼれよ。」

 

英里「その割に中に内包している力は200年以上生きた古めかしいものではなくまるで10代後半のような若さを感じる。」

 

童虎「お前さんからもその若さとは裏腹に200年以上生きたからこそ得られる風格というものがお前さんの体からも出とる。案外お前さんもわしと同い年かそれくらいの歳なのではないかの、そこに転がっておるやつも同類といった感じか。」

 

英里「そこまでわかるとは、挨拶が遅れたの私は英里だ。そっちはカノン」

カノンも挨拶をする。

童虎「してお前さん達は何故ここにおる。」

英里は童虎にここに来た経緯と自分達の正体について話し、童虎もこの世界や自分について話す。

 

童虎「ほう、それではお主達は別世界の聖闘士であったか、そしてお主が扱っていた力からするにお前さんは別の世界のわしということになるの。」

 

英里「なんともまぁ、お前さんを見た時から感じるものはそういうことだったのか。」

 

童虎「お前さん等の帰る方法なんじゃが恐らくは聖域のスターヒルの頂上でなら他の世界のおなじ力との共鳴を使えばあるいは。」

 

英里「なるほど、してそれでやはり12宮を突破しなければいけないのか。」

 

童虎「当然じゃの。しかし教皇はわしの友人でのシオンというそこまで辿り着ければ、話は聞いてくれるはずじゃ。」

 

英里「そうか、助かったありがとう。」

 

童虎「まて、これを持っていくといい。これをシオンに渡せばあいつもわかるはずだ。」

 

英里「そうか、取り敢えず、ギリシャまで行かなくては、カノン頼む。」

 

カノン「わかった。アナザーディメンション!」と時空の穴を開きそして2人はいってしまった。

 

童虎「しかし、人生とはわからんものよ。」と童虎は笑みを浮かべた。

 




ちなみに英里達が降り立ったのはサガの乱が起きる五年前です。

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