ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary   作:のうち

49 / 54
ゼラスとコーネリアの関係

キュアゼンガー、ゼラス・ゾンボルトの活躍により危機を脱し、無事、ゼラスやエクセル達と合流に成功したミヤコ達、そこにゼラス、ゼラスのパートナー妖精である。イルイルと相棒であるエルザ・ブランシュタイン、そのパートナー妖精トロンベが白の騎士団の本拠地である。ルル邸へと足を踏み入れた。

 

 

ゼラス「ここが、白の騎士団の本拠地か」

 

エルザ「まさか、かつての帝国時代の王族の末裔の住む邸宅にこうした形で入ることになるとはおもわなかったわ。」

 

ミヤコ「本当にな、イタっ!」

 

 

エクセル「ミヤコ!、だから無理しちゃダメだって言ったのに」

ルル「ようこそ、皆さま、我が屋敷へ、私はルル・キングスレイと申します。」

 

エルザ「まさか、キングスレイの姓の方に出会うことになるとはな、私はエルザ・ブランシュタイン、ブランシュタイン家の当主をしているものです。」

 

ルル「ブランシュタイン家のお方でしたか。」

 

ゼラス「それで我々は個々に話をしに来たのだが」

 

ルル「ほほう、して話とは?」

 

ゼラス「私達に白の騎士団に協力させてほしい。」

 

ルル「ほう、それは負ければ自らも悪として処断されることを覚悟の上で?」

 

ゼラス「もとより、この身はすでに追われる身!、であればこそ我々の愛した国の為に尽くせることが出来るのは生きがいなのだ。」

ルル「そういえば、コーネリアに剣を教えていたのはあなたでしたね。」

ゼラス「ああ、だが基本的なことだけで、私の技はほとんど教えなかった。」

 

ルル「コーネリアの剣術の中にある荒々しいものは貴女由来だったのですね。」

 

ゼラス「まあ、私にその気はなくても、コーネリアには私の技を使いたいという気概があったのだろう。あいつは私との修行の中で自分だけの技を身につけた。だからこそ私はコーネリアに斬冠刀を送ったその名は神薙斬冠刀(かんなぎざんかんとう)

 

ルル「私はコーネリアがそれらしき剣を使っているところを見たことがないのだけど」

 

ゼラス「おおかた、未だ未熟な自分に斬冠刀はもったいないとしまいこんであるのかもな。少なくとも幻影帝国襲来時はそれを取り出し戦っていたようだが、あの子は本来はとても優しい子だ。だからこそ

普段は使わない。斬冠刀を使うのは本当に守りたいもののためにだからこそ、幻影帝国の襲撃ではたった1人で攻め込んで来た勢力を返り討ちすることができた。」

 

ルル「だかそこまで強いというのは予想外だ。これはマルス軍と戦う為にはまずコーネリアを倒す必要があるな。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。