ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary 作:のうち
スレードとアイゼンの戦いは均衡を保っているようにみえて、アイゼンが押されてきていた。
スレード「どうした、キュアアイゼン。さきほどの威勢が感じられなくなってきて居るぞ。」
アイゼン「くっ!、やはりこの状況では私の不利は変わらないか、せめてなんとか突破口を開いて脱出を」
スレード「脱出の頃合いを伺っていると見ただが、そんなことでは私に攻撃の一つも当てることは出来ん!」スレードは持っていた巨大な剣、斬冠刀でアイゼンを吹っ飛ばす。
アイゼン「ぐぁぁ!!」
スレード「やはり今のお前では私に勝つことは出来んらしいな、キュアベオウルフ」
アイゼンの表情は凍りつく。
アイゼン「馬鹿な何故貴様がその名前を知っている。」
スレード「かつてかの合衆国における史上最悪のバーサーカーと言われたプリキュア 、キュアベオウルフ、それがお前だ。ベオウルフの力を抑え込むことによってお前は今現在の姿を保っているがお前の力は根幹の部分でまだ制御ができていない。だがその力を使わなければ私に勝つことは難しいかも知れないぞ。もっとも負けてやるつもりはないがな。」スレードが斬冠刀をアイゼンに向けて振り下ろす。
だが、寸前のところでスレードとアイゼンの間に一本の剣が突き刺さる。
アイゼン「この刀は!?」
スレード「来たか、オリジナルよ。」
ゼラス「大事ないか、ナンブ」
アイゼン「ゼラス大佐!」
ゼラスはブレスレットを起動させて、プリキュア形態、キュアゼンガーへと変身した。
キュアゼンガー「我はゼンガー!、キュアゼンガー、悪を断つ剣なり!」
スレード「現れたか、キュアゼンガー」
キュアゼンガー「お前がキュアスレードか」
スレード「そう私は貴様を倒す。そして私がメイガスの剣となるのだ。」
キュアゼンガー「おぉぉ!」ゼンガーとスレードの剣撃は凄まじかった。お互いがまるで鏡写しのような状態で戦っていた。
キュアゼンガー 、スレード「「おぉぉ!」」
アイゼン「すごい!、全くの互角だ」
キュアゼンガー「何をしている。アイゼン、エリナを近くで待たせてある。白の騎士団の本拠地まで行け!」
アイゼン「はい!」
アイゼンはヴァイス達が飛んで行った方向へと走るのだった。
スレード「ふっ、行ったか、私としてもおまえと2人で戦えるのは嬉しく思うぞ!」
キュアゼンガー「せやぁー!」
スレード「はぁぁ!」
2人の戦いの均衡は次第に崩れ始めた。
キュアゼンガー「チェェーストォォ!」
キュアゼンガーの斬冠刀がキュアスレードを切り裂いた。
キュアゼンガー「我が斬冠刀に断てぬものなし!」
キュアゼンガーが勝利した瞬間だった。