ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary   作:のうち

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2代目キュアトラゴスと蛇遣い座の宿命

人馬宮の戦いが終結し、アリエスとサジタリウス次の宮である磨羯宮へ向かっているころ他の宮で戦っていたもの達も続々と合流し、磨羯宮へと向かっていた。

 

そしてカプリコーンとともに来たメンバーは磨羯宮へと到着したのだった。

そして瑠璃達の前にはある2人の女性が立っていた。

 

 

ルル「どうした。キュアカプリコーンよ。お前が待ち望んだ。愛弟子との再会だ。もっと喜んではどうかな。」

 

カプリコーン「貴女、本気で今の状況で喜べると思ってるの⁉︎」

カプリコーンはエキドナを指差す。

 

エキドナ「何を言ってるんですか師匠、私はこの感情をもらってとっても嬉しいんですよ。これが感情なんですね。」

 

カプリコーン「エキドナ、貴女が抱いているのは確かに感情だけどそれは人間の汚い側面の感情だけなのよ。感情っていうのは綺麗なだけでも、汚いだけでも駄目なのよ。」

 

エキドナ「だったら、私はなんなのよ。感情のなかった私は!」

 

エキドナの指輪から黒い、何かがエキドナを包む。

 

アスクレピオス「感情を得た私の得た最強の力、キュアアスクレピオス、師匠を倒すのにはちょうどいいかもですね。」

 

カプリコーン「エキドナ!」

 

ルル「余所見をしていていいのかな。」

ルルもキュアトラゴスへと変身する。

 

トラゴス「んー、中々、しっくり来ないなこの変身、だが使いこなせない訳じゃない。」トラゴスはある本を出す。

 

アクイラ「師匠エキドナは私が」

 

カプリコーン「わかったわ。」

 

トラゴス「プリキュアドミネーションラングウェッジ、とまれ。」

 

アクイラ「これは⁉︎」

 

カプリコーン「体が、まさかこれがギアス」

 

トラゴス「これはギアスではない。ギアスとは確かに人を操る術であるがギアスにも誓約がある。ギアスが使えるのは1人の人間につき一回

だ。私が敵にそう易々と切り札を切ったりはしないのさ。」

 

カプリコーン「そんな、12闘士にここまでの効果を発揮するなんて流石は闇の12闘士の力というわけね。」

カプリコーンは自分の両手の手刀に小宇宙を集中させる。

 

カプリコーン「プリキュアツインエクスカリバー!」

 

トラゴス「ぶつかり合え!」ドラゴスは本を出し、命令を下すとツインエクスカリバーはぶつかり合い消滅した。

 

 

カプリコーン「まさか!、攻撃にまで作用するの」

 

トラゴス「まあ、流石に今のはやばかったからな。これは体力の消耗が激しいからあまり使いたくないんだ。」と息をきらしながらいう。

 

カプリコーン「乱発は出来ない技というわけね。なら・・・」

カプリコーンは自分だけに許された神速のスピードで一瞬でトラゴスの懐に入る。

トラゴス「何!」

 

カプリコーン「プリキュアエクスカリバー!」

 

トラゴス「速い!、馬鹿な!」トラゴスにエクスカリバーが炸裂する。

 

カプリコーン「これでどう」

爆風が晴れると

トラゴス「危なかった。」

 

カプリコーン「まさかあんなギリギリで急所を外していたなんて」

 

トラゴス「あいにく、私もそう易々とやられるわけにはいかんのでな

、だがお前はちょうどいいものを壊してくれた。」

 

一方でアスクレピオスとアクイラは

 

アスクレピオス「どう、アクイラ、私感情を手に入れたのよ。」

 

 

アクイラ「アスクレピオス、いや、エキドナ、師匠も言っていたけどそんな感情だけじゃ駄目なんだよ。貴女は自分の意思で師匠の弟子になったしプリキュアになった。自分の意思を出すのだってそれは感情の発露だということを思い出して!」

 

アクイラの叫びは届いたかどうかはわからない。そしてまた視点はトラゴスとカプリコーンのもとに戻る。

 

カプリコーン「どういうこと」

 

トラゴス「いや、私の催眠、いや記憶操作は後の一歩のところで解けるところまで来ていたのさ。だがデヴァインとかいう胡散臭い魔導師が指輪に何か小細工をしたみたいでな。中々それを解けずにいたんだが、どうやらお前の鎧を破壊するほどの攻撃をトリガーにして私の記憶操作は解けたということだ。」

 

カプリコーン「つまり、貴女は完全に元のルル・キングスレイに戻ったということなの?」

 

トラゴス「まあな、シャルルの記憶操作を受けたのはおそらく初めてではない。私はプログラミングは得意でなあの鎧にかけられていたデヴァインの術式を操られていた時から適当にいじっていたんだろう。プログラムと術式なんぞは紙や壁に刻むかデジタルなディスクに刻んであるかの違いだ。たいして変わらん。」

 

カプリコーン「そういうものなの」

 

トラゴス「さてと、人の宮を勝手にぶっ壊したんでは申し訳ない、あの娘をどうにかしてやるか。!

 

カプリコーン「どうにか出来るの」

 

トラゴス「ああ、ギアスを使う。」

 

カプリコーン「ちょっとまって、あなたはエキドナの感情を解放するときにエキドナにギアスを使ったんじゃなかったの」

 

トラゴス「ふっ、私は何もしてない。私はエキドナを捉えただけで負の感情を埋め込んだのはデヴァインだ。魔術師のそれも私の鎧に補助をするような役割でなく直接埋め込んだとなれば、私が術式をどうしたって改ざんすることは出来ないからな。まぁみてろ。」トラゴスは

変身をといて、指輪を捨て指輪を踏み潰す。

 

カプリコーン「ルル⁉︎」

 

ルルはアクイラとアスクレピオスの前に立つ。

 

アクイラ「ルル・キングスレイ⁉︎」

 

ルル「ルル・キングスレイが命じる!、エキドナよ、負の感情を捨てされ!」

 

アスクレピオスの変身は解けて倒れる。

 

アクイラ「エキドナ!」

アクイラがエキドナに駆け寄る。

 

ルル「さて、カプリコーン行け、ここより先は無人の宮だ。一気にてっぺんへと駆け上がれ!」

 

カプリコーン「もちろんよ。みんな行くわよ。」

 

カプリコーン以外「はい!」

 

 




今日のプリキュア
2代目キュアトラゴス/ルル・キングスレイ
モデルはカプリコーンのイオニア
コードギアス亡国のアキト、キングスレイ卿(ルルーシュ・ヴィ・ヴリタニア)
チグハグ次元のルル・ランペルージ、かつてのヴリタニア王国の王族の末裔であり、この世界では両親に恵まれたものの一族の長で一族の再興を願うシャルルによりキュアマルス軍のプリキュアという記憶に書き換えられてしまう。記憶を書き換える前は一族に伝わる秘術により絶対尊守の力を得ていた。父親は自分の命と引き換えに強力な記憶操作を施した為にほとんど以前とは別人に近い。
記憶操作を受ける前はフランスに留学していてキュアマリアであるメリルの元に下宿していた。

必殺技プリキュアドミネーションラングウェッジ、ギアス

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