ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary 作:のうち
オシリスとペガサスが天蠍宮の前で戦っていたころ、ドラゴン、スコーピオン、ライオネットを残し、人馬宮へと向かう。
天蠍宮に残ったメンバーはキュアスコーピオと対峙していた。
ライオネット「お前は、キュアホーネット!」
スコーピオ「あの時の小娘か、随分と久しぶりだな。」
ライオネット「母さんの仇!」
スコーピオン「ライオネット、考えなしに突っ込むな!」
スコーピオ「馬鹿め、自分から突っ込んでくるとはな、クリムゾンニードル!」
ドラゴン「ライオネット、危ない!」
ドラゴンがライオネットとスコーピオの間に入り、代わりにスコーピオのクリムゾンニードルを盾で止めるがクリムゾンニードルの毒がドラゴンの目に入り、ドラゴンの視界は真っ暗になり、ドラゴンは倒れる。
ライオネット「ドラゴン!」
ドラゴンを抱き起すライオネット
ドラゴン「ライオネット、何処?、」
ライオネット「ドラゴン、貴女、目が!」
ドラゴン「いいのよ。貴女を守れたんだから、それに目が見えなくて不安だったけど、貴女の小宇宙は感じられるから」
ドラゴンはライオネットの声のする方に手を伸ばして言う
ドラゴン「ライオネット、貴女とあのキュアスコーピオがただならぬ関係なのは貴女の怒りを露わにしているその目を見ればわかるわ。でもそんな感情を持ったままじゃ、勝てるものにも勝てない。」
スコーピオン「まあ、怒りで拳が鈍ることだってあるんだ。落ち着いてけ、それにお前はそんなことのためにプリキュアになったんじゃないんだろ。それにあいつを見ろ」とスコーピオを見るとスコーピオは膝をついていた。
ライオネット「これは一体どういうこと⁉︎」
スコーピオン「恐らくは適合できない奴を無理やり適合させて変身させたんだろ。そのせいか変身するだけで体には相当の負担がかかってるんだ。変身を維持するだけでなく、戦闘までしているんだあいつの身体はその強すぎる力に蝕まれているんだ。」
スコーピオ「うるさい、私の役目は私の命をかけてここを守り通すことだ。くらえ、クリムゾンニードル!」
スコーピオンはギリギリの所で避ける。そしてまたスコーピオは膝をつく。
スコーピオン「もうやめろ。その身体ではこれ以上は無理だ。」
スコーピオ「関係ないと言ったろ。私は私を育ててくれた人の為に戦うだけだ!」
スコーピオは小宇宙を高めていく。
スコーピオン「惜しい奴だ。敵ではなく、もっと別の出会いがあればお前とは良い友達になれただろうね。」
スコーピオ「くらえ、クリムゾンニードル!」
スコーピオの攻撃を再び避け
スコーピオン「プリキュアリストラクション!」と相手を拘束する。
スコーピオン「くらえ、スカーレットニードル!」スコーピオンは一気に14発をスコーピオにくらわせた。
スコーピオ「くっ!」
スコーピオン「どう、辞める気になった。」
スコーピオ「何度も言わせるな。私はお前達を倒す。」
スコーピオン「ならばもう、言い残すことはないな、ライオネット、一斉攻撃だ。奴を楽にしてやろう。」
スコーピオンとライオネットは小宇宙をたかめ、そして
スコーピオン「プリキュア、スカーレットニードルアンタレス!」
ライオネット「プリキュアライオネットボンバー!」
スコーピオン「また会うことがあれば、次は友達になろうぜ!」
スコーピオは2人の技を受け消滅した。
その光景をデヴァインは見ていた。
デヴァイン「やはり、忠誠心が強くても、失敗作は失敗作だな。」
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