ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary   作:のうち

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リブラ対ジュゴス、アクエリア強襲

処女宮を突破した、パライストラのプリキュア軍、一行は天秤宮、かつての英里が守護し、現在は雛子が守るべき宮へとたどり着いた。

 

英里「他のものは先へと進め!」と英里、ジェミニ、リブラが残り、他を先へ進ませた。

 

 

リブラ「桜花姉さん。」

 

英里「桜花・・・」

 

ジュゴス「会うのは富士の麓での戦い以来か、雛子、それに老師」

 

リブラ「なんでなんだ、姉さん、貴女は決してマルス軍につくような人ではなかった、何故なんだ。」

 

ジュゴス「今のお前には何を言ったとて、理解はしても納得はできまい、私達2人の意見が合わぬ時はいつもこうしていただろう。」

ジュゴスは構える。

 

リブラ「老師・・・」

 

英里「わかっとる、私達はお前達の立会い人だ。この場においてはマルス軍、アテナ軍どちらの立場も関係ない、これより行われるのは義姉妹同士の喧嘩だ。弟子の喧嘩に口を出すほど野暮ではない。」

 

ジュゴス「ありがとうございます。」

 

リブラも構え、2人はお互いに構えたまま動かない。

それは両者の実力が拮抗しているために両者ともに隙がないのだ。

 

一方その頃、次の天蠍宮へと向かう一行の前に天蠍宮を目前にしてある1人のプリキュアが立ちはだかった。

 

ペガサス「オシリス!」

 

オシリス「ペガサス、よくここまで来れたわね。でも貴女達はここで行き止まりよ。」

 

そして場面は天秤宮へともどる。

リブラとジュゴスの戦いは先程の睨みあいから脱して、2人は激しい拳のラッシュをお互いに繰り広げ、お互いにカウンターに切り替えられるようなスタイルを取って戦っていた。

 

ジュゴス「強くなったな。リブラ、お前が私の名前を呼びながら後ろをついて回っていた時とは見違えたぞ!」

 

リブラ「私も昔の私ではないということだ!、そういう姉さんこそ昔のように血迷っていた時とは比べものにならないくらいに腕を上げましたね。」

 

ジュゴス「私をいつまでも未熟だった私と一緒に見てはいけないということだな。」

 

英里「2人とも強くなったのう」英里は感心していた。

 

英里「それに桜花にはあの時の迷いが感じられん、どうやら吹っ切れたようじゃな。」

 

 

リブラとジュゴスの戦いは凄まじくすでに2人はかなり消耗していた。

 

ジュゴス「どうやら、お互いに限界は近いらしいな。」

 

 

リブラ「おそらく、お互いが全力で技を打てるのは良くてあと一発が限度だろう。」

 

リブラ、ジュゴス「「技を撃てるのはな!」」とリブラとジュゴスは全く同じ言葉を言いながらお互いの顔に拳をぶつけた。そしてお互いが倒れ、すぐに立ち上がりお互いに鎧はボロボロになりながらも必死に殴り合い、蹴り合い激しい戦いは続き、もう何発目かすら覚えていないほどに殴りあった後、2人の戦いは引き分けという形で幕を閉じた。

英里は2人に英里が作った薬を塗っていく。

 

英里「2人ともよくやったの、修行時代の罰ゲームをかけて喧嘩しておったのを思い出したぞ。」

 

リブラ「老師の修行は厳しかったですからね。終わった後の組手で負けたものの追加の修行は辛かったですからね。」

 

ジュゴス「全くだ!」

 

三人「はっはっは!」と笑っていると三人は殺気を感じてとっさにその場から離れる。

 

アクエリア「ふっ、やはりお前は我らマルス軍に仇なす裏切りものだったか。」

 

ジュゴス「アクエリアか、自分の守護する宮を抜けてこんなところにまで来るとはどういう了見だ。」

 

アクエリア「ふっ、私は裏切りものであるお前を始末しにきたのだ。」

 

ジュゴス「ふっ、最初から筒抜けだったというわけか」

 

アクエリア「疑っていたさ。だが今のを見て確信したよ。」

 

デヴァイン「アクエリア、いけませんよ。持ち場を離れては」

 

アクエリア「デヴァイン様」

 

デヴァイン「おや、ですがここには侵入者達の中核をなす、面々がおいでのようだ。いいでしょう、アクエリア、この三人を討ち取れば今回の件、不問としましょう。」

 

アクエリア「かしこまりました。というわけだ結局のところお前達三人を殺すことに変わりはない!」

 

英里「ふっ、貴様のような力に踊らされとる小物なぞ、私どころか、あの2人にも勝てやせん。リブラ、ジュゴスお前達にあいつの相手を任せる。私は・・・」英里はデヴァインの前に立つと

 

英里「こいつの相手をする。」

 

デヴァイン「やれやれ、どうやら私の周りには敵味方関係なく、強者の女性が多いようだ。」

 

英里「抜かせ!」

 

そしてリブラ達は

 

アクエリア「貴様達も残念だったな。全快の時ならまだしも全てを出し切った後に私と戦わねばならぬとは」

 

ジュゴス「貴様は馬鹿か、我ら天秤座のプリキュアは師である英里により全ての教えを受けているのだ。故に怪我を治す薬を持っていないとでも思うか。リブラ傷滅薬は持ち合わせているな。」

 

リブラ「もちろんです。」とリブラとジュゴスは薬を取り出して飲むとみるみるうちに傷は回復した。

 

ジュゴス「これでなんとか大丈夫なはずだ。」

 

リブラ「姉さん、今ならあの技が成功するんじゃないかな。」

 

ジュゴス「あれか、あれは修行時代に成功したのも一回だけだぞ。・・・だが面白いやってみるか!」

 

アクエリア「何をする気だ!」

 

リブラとジュゴスはエネルギー解放し、構えをとる。

 

リブラ、ジュゴス「見よ!、これこそが無限の理をもつ龍神の天へと登る姿!、廬山無限龍神昇!」

 

リブラとジュゴスの2人の究極の合体技がアクエリアが声を上げる暇もないほどに消滅させた。




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