ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary   作:のうち

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処女宮の戦い

獅子宮にて待ち構えていたキュアリーオーは星座を司るプリキュアの究極に至る真髄セブンセンシズにショウ達を目覚めさせたショウ達もまた先に処女宮へ向かった英里達を追いかけるべく先を急ぐのだった。

 

ショウ達と合流し、処女宮へとたどり着いた英里達はおおきな蓮の上に座っている1人の少女と出会った。

 

 

英里「お前さんが、乙女座の闇の12闘士じゃな」

 

シュナ「ええ、私はシュナ、なにとぞよろしく、神殺しの龍よ。」

 

ジェミニ「まさか、英里の当時の2つ名を知っているとは貴様、ただ人間、いや人間の類ではないな!」

 

シュナ「そうですね、確かに私がこの世に生を受けてもう500年程になりますかね。」

 

英里「なんと、前教皇のワイズマンが生きていたならばちょうど同い年といったところか」

 

シュナ「ワイズマン!、随分と懐かしきものの名前をお出しになるのですね。」

 

英里「ワイズマンを知っているとは随分と化けもんだの。」

 

シュナ「化け物とはなんと嘆かわしきかな。貴女方はここを通りたいのでしょうがやはり私はここを守るものとして貴女達の前に立ちはだかるべき相手だ。我が友キュアマルスの頼みを無碍にも出来ないからな。」

シュナ「おや、貴女達とは別の誰かがここにお見えのようだ。」

 

?「ふっ、かつての教皇の友人たる貴女が今はマルスが友とは笑わせてくれる。」

 

ペガサス「お前は!」

 

アンドロメダ「姉さん!」

 

シュナ「ふむ、君はデスクイン島にてディヴァイン殿が率いた兵達がお前を討伐したはず」

 

フェニックス「ふっ、貴女は私が何の星座のプリキュアか、忘れているようね。いいわ、なら教えてあげるわ。私は鳳凰座、キュアフェニックス!フェニックスは何度でも蘇るのよ。」

 

シュナ「正に不死鳥か」シュナを指輪をはめてプリキュアへと変身する。

 

ビルゴ「キュアビルゴ、これが私のプリキュアとしての姿だ。」

 

フェニックス「教皇、ここは私がなんとかする、貴女達は先へ行ってくれ!」

 

アンドロメダ「姉さん、私も」

 

フェニックス「あまちゃんの貴女の手なんか、借りないと言いたいところだけど、いくわよ!」

英里達は先へ進んだ。

 

アンドロメダ「プリキュアネビュラチェーン!」

アンドロメダがビルゴへ向けて攻撃するがビルゴの不思議な何かにより、ネビュラチェーンは跳ね返り、アンドロメダを逆に締め付けていく。

 

アンドロメダ「まさか、私のネビュラチェーンが跳ね返ってくるどころか、逆に私を攻撃してくるなんて」

 

ビルゴ「ポトリと?いくかね。」

 

フェニックス「アンドロメダ!、貴様!」とフェニックスが攻撃をするが、

 

ビルゴ「カーン!」ビルゴの技により張られた障壁により跳ね返される。

 

 

フェニックス「うわぁぁ!」

 

ビルゴ「天魔降伏!」更にフェニックスを吹っ飛ばす。

 

ビルゴ「さて、向かってこられても面倒だ。天舞宝輪!」

 

すると

フェニックスの体がねじ曲がっていった。

 

フェニックス「なんだ」

 

ビルゴ「五感のうちの1つ、触覚を奪い去ったからよ。さあ次はどれを奪いさろうか」

 

フェニックス「ならば次は視覚を奪ってもらおう。神仏の類でありながらキュアマルスに下ったお前など視るに耐えんからな」

 

ビルゴ「ふっ、よかろう、視覚だけと言わず、残りの4つの全て奪い去ってやろう。天舞宝輪!」

 

フェニックスは五感の残り全てを奪われた。

 

ビルゴ「さあ、君の五感は全て奪った。いや気が変わったぞ、フェニックスよ、君に聴覚を返してやろう。」とビルゴはフェニックスの聴覚を返す。

 

ビルゴ「さあ、フェニックスよ、そこで君の妹が苦しむ声をあげながら死んでいく様を聴いていろ。」

 

フェニックス(やめて、やめてぇぇ!)

ビルゴがアンドロメダに攻撃をしようとしたその時

ゴォォーンと

何処からか、寺の鐘の音が鳴り響く。

ヴァルゴ「オーム。」の声とともに

そこにキュアヴァルゴが降臨した。

 

ヴァルゴ「遅ればせながらキュアヴァルゴ、ここに参上した。」

 

 

ビルゴ「ほう、貴女がシャナの後継者か、どうやら神に最も近いプリキュアの異名は次代に受け継がれても廃れてはおらんと見える。」

 

ヴァルゴ「ほう、我が師を知っているか、ならばこの技も知っているのだろうな。六道輪廻!、さあ貴様は六道のどの世界に落ちるのかな。」

 

ビルゴの体は燃えていた。

 

ヴァルゴ「ビルゴよ、その苦しみから解放されたくば私に跪くことだ。そして大地に頭を擦り付けて私を拝め!」

 

ビルゴ「ふっ、ヴァルゴよ、この私とて乙女座のプリキュアだ。これを破る術を持っていないわけではないだろう。」とビルゴはヴァルゴの技を解く。

 

ビルゴ「まあ、お互い乙女座だ。このまま技を掛け合っていてもいずれはどちらも倒れるだろう。それならばお互いの最大の奥義を持って決着をつけるとしよう。」

 

ヴァルゴ「よかろう。」

 

ヴァルゴ「天空破邪魑魅魍魎!」

 

ビルゴ「ビルゴジャッジメント!」

 

2人の技は押し合い、そして等々ビルゴが押し負けた。そして2人の変身は解けた。

 

シュナ「く、殺しなさい…」

 

恵「わかった。殺さない。」

 

シュナ「は?」

 

恵「いやだから殺さない。」

 

シュナ「な、何故…」

 

恵「貴方を殺したらだれかが悲しむ。そうしたら憎しみが広がる。それはあってはいけない。

そもそも命を何か悪いことをしたからといって奪ってはいけない。

そんな理由で奪えば人は勝手に裁きを下し始める。だから私は人を殺さない。

 

シュナ「けど私は許されない罪を犯した!この罪はどうやって償えば…」

 

恵「生きればいい、その罪を背負って。それが償い。」

 

シュナ「!…優し過ぎるわよ、貴方・・・」

 

シュナは恵の言葉に涙を流した。恵はフェニックスの五感を戻し、アンドメダはフェニックスを担ぎ、そして3人は天秤宮へと向かうのだった。

 

 




今日のプリキュアは
サウザンドピースさんの考案です
闇の乙女座

キュアビルゴ

シュナ・アーカルイド

黄金の鎧と赤と薄い桃色のロングドレスを着たプリキュア。
髪はオレンジ色で瞳は赤と緑のオッドアイズ。
普段は穏やかだが感情が高ぶると荒々しくなる。
だが、戦い方は最初が全てを力でねじ伏せるような闘い方で
感情が高ぶるほど静かで合理的な闘い方になる。
必殺技は諸行断罪、生死即涅槃と、
敵の動きを念力で封じ、天から雷を落とす”ビルゴジャッジメント。


シュナ・アーカルイドは破壊で人を救済できると考えている少女。
髪は朱色で瞳は黄色と緑のオッドアイズ。


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