ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary 作:のうち
巨蟹宮への階段を駆け上がり、巨蟹宮へと入ったパライストラの一行は闇の蟹座のプリキュアキュアカンケルと対峙していた。
カンケル「貴女がたがパライストラのプリキュア達ですね。」
キャンサー「まさか、こんな短い時間で新たな適合者が見つかるというの」
カンケル「まさか、むしろ我々の方が正規の適合者なのですよ。あんな奴らは良くて補欠です。」
キャンサー「貴様!」
カンケル「それに私は貴女と同じくらいに積尸気を使えます。貴女と私は対等という事です。」
キャンサー「巫山戯るな!、貴様のような汚い傭兵くずれみたいなやつが積尸気を語るんじゃない!」
カンケル「ほう、私が元傭兵だと良くお分かりでさすが蟹座のプリキュアは観察力にもたけてらっしゃるようで」
キャンサー「貴様だけは私が倒す!」
アリエス「まってキャンサー、落ち着いて、私がフォローするわ。私は幸い魔傷を受けてないからな、それにそんなに怒っていては周りの状況も見えてこないわよ。」
キャンサー「アリエス」
アリエス「解ってるわ。カンケルは貴方の手でケリをつけたいでしょ」
キャンサー「ええ、同じ蟹座である以上放置は出来ない。それに洗脳から解放されたらぁらさんの為にも負けられない。」
キャンサーとアリエス、カンケルの激しい戦いは続く。
お互いが積尸気を使うためにその威力は相殺されていく、この状況を芳しくないと思ったのかカンケルは最大奥義を放つ。
カンケル「受けよ!!私の最大奥義!!積尸気冥界輪舞!!」
キャンサーも最大奥義を出すが、魔傷でパワーが出づらい(薬で魔傷を抑制してるが)
キャンサー「このままでは」
アリエス「足りないのかキャンサー、ならば私の技で強くしてやる」
カンケル「馬鹿な!!何故アリエスが積尸気を!?」
アリエス「歴代のキュアアリエスの中にはこう言う技を持っていたのでな。ならば受けろ、積尸気転霊波!!」
転霊波を食らうカンケル。
キャンサー「アリエスが私を助けてくれる。ならば私も!!今度こそ、積尸気冥界波!」キャンサーはカンケルを積尸気へ引きずっていった。
カンケル「ここは黄泉の入り口か!」
キャンサー「そうだ。こここそが死んだ人間があの世に行くための入り口だ。」
カンケル「だか失敗しましたね。キャンサー!」カンケルの体に次々とパワーが流れ込んでいるのを感じた。
キャンサー「まさか貴様!」
カンケル「そうその通り、私はもともと仮死状態にある体を人形のように操ることができた。それを魂を操る応用死者の魂をエネルギーに変換し、さらなるパワーを得ているのですよ。」
キャンサー「貴様、それでも人の魂を司る蟹座のプリキュアか!」
普段滅多に怒ることのないキャンサーは激怒した。
キャンサーはとっておきの新技をカンケルに放つ。
キャンサー「積尸気冥窮波!!」
キャンサーの新技により、鎧をバラバラにされ変身が解除され、そして
闇の蟹座の指輪は回収される。
そして変身を解かれたユーリは冥界の入り口に倒れた。そして死者達に顔を踏まれて行く。
キャンサー「魂を弄んだ貴女には生きる価値も死ぬ価値も無い。永遠に生と死の狭間で苦しみ続けるがいい!」とキャンサーはユーリの体を埋める。
ユーリ「お願い、助けて死者の魂を弄んだことはあやまるから!」
キャンサー「もう遅い、そこで一生そうしてなさい!」
キャンサーはユーリを置き去りに元の世界へと帰還する。
そして元の巨蟹宮ではみんなを先に行かせて自分だけ待っていたアリエスがいた。
キャンサーはアリエスに自分が抱いた疑問をぶつける。
キャンサー「どうして積尸気が使えたのですか?」
アリエス「歴代キュアアリエスの中に積尸気を使う者が居たからよ」
とだけいうと力の消耗で倒れそうになるキャンサーに肩を貸し次の獅子宮へと向かうのだった。
感想ダメ出しお願いします。
今日のプリキュア
もう一人の闇の蟹座のプリキュア
ユーリー・シャリアン/キュアカンケル(二代目)
らぁらがシオンによって取り戻されたのを見て、デヴァインに呼び出された新たな闇の蟹座のプリキュア。らぁらが巻き込まれた国の出身で、ある傭兵団に所属する少女兵として人を殺してきた過去を持つ。顔の一部に傷がある。(その為、この部分には蟹を模した仮面のパーツが付く)力こそ全てと言う考えの持ち主で、プリキュアになる前は戦場で戦っていた為、体術レベルがかなり高い。また死者や仮死者をも操る能力を持つ。