ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary   作:のうち

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白羊宮ヘレンの正体、金牛宮ごろつきの猛牛

パライストラの一行は聖域がマルス軍に占拠されてからおよそ一年ぶりに白羊宮へと足を踏み入れた。

 

?「お待ちなさい。」

 

英里「お主は⁉︎、まさか」

 

アリエス「ヘレン!」

 

エアリーズ「お久しぶりです。エレオノーラ姉様、英里様、サヤ様におかれましてはジャミールを許可をなく留守にしたことお詫び申し上げます。」

 

サヤ「教皇、あのものこそ、私のアイテム修復の技術を受け継いだもの、そしてエレオノーラ様の双子の妹君、ヘレン様です。」

 

ペガサス「あの、さっきからエレオノーラ、エレオノーラ言ってるけど、結局エレオノーラって誰なの?」

 

英里「そういえば話とらんかったの」と英里がエレオノーラ、つまりは玲央のことを知らない皆に話す。

 

アンドロメダ「まさかアリエスやヘレンは200年前の時代からこの世界にやってきたなんて」

 

ペガサス「それにしてもその厄災てなんなんだろうね。」

 

エアリーズ「とりあえずは皆、アイテムの修復をしましょう。」

ヘレンはパライストラの戦いで傷ついたアイテムの修復を1つ1つ丁寧にやっていく。

 

サヤ「しかし、キュアエアリーズといえばマルス軍の参謀と言われる立場のプリキュアです。一体ヘレン何があったのです。」

 

エアリーズ「サヤ様ここに私がいるのは決してキュアアテナを裏切った訳ではありません。ここには私や姉様がお父様から聞いた厄災のもとかもしれぬと思い潜入していたのですが、最近になってある夢を見るようになったのです。」

 

英里「夢とな?」

 

サヤ「教皇、実は………」サヤは自分と玲央がある夢を見ていることを英里に伝える。

 

英理「ペガサスが闇に落ち、ジェミニがわしらの敵になって12闘士を倒すと言う予知を見たのか?」

 

サヤ「はい、玲央も同じビジョンを見たと言ってました」

 

マヤ「信じられません。サヤだけでなくエレオノーラ様まで同じビジョンをみるなんて」

 

英里「実際ヘレンまでもが同じ夢を見たというではないか、これは200年前来たもののと生きとったもの、もしくは牡羊座のプリキュアはエスパーじゃし、それに近いものを3人とも感じ取っておるのやもしれな。」

 

ペガサス「そんな夢を見られてる私からして見ればいい迷惑だわ。」

 

アリオス「まあ、とりあえずアイテムの修復が終わったみたいだし行こうか。」

 

エアリーズ「次の金牛宮にいるのは明日香とは違った意味で暴れ牛ですので。」

 

英里「わかった、助かったぞ。」と英里達はその場を後にした。

キグナスと途中合流したドラゴンが白羊宮へとやって来た。

 

ドラゴン「ヘレン!」

 

キグナス「知り合い?」

 

ドラゴン「ああ、ジャミールでな。」

 

エアリーズ「お久しぶりです。ドラゴン、キグナスは今アイテムを治しますね。」

 

そしてエアリーズがキグナスの修復を始めた頃、12闘士の面々とともに活動してるので早くも金牛宮へとたどり着いた。

 

英里「金牛宮か・・・・」金牛宮それは英里の最近の弟子の中では最もお人好し明日香の守っていた宮だったからだ。

 

サヤ「英里、感傷に浸っている場合ではありません。」

 

?「侵入者と聞いて誰が来たかと思えば、あんたか」

 

英里「お前は桐矢カケルじゃったな。」

 

トーラス「おっと間違えちゃいけねぇ、今はキュアトーラスだ。」

 

英里「闇の牡牛座か」

 

サヤ「知り合いですか?」

 

英里「まあな、弟子入りを断ったそれだけの関係じゃ。」

 

トーラス「あんたに弟子入りを断れてからあたしはあれただがあたしはこうしてプリキュアとしての力を手に入れた。」

 

英里「ふっ、お前さんはその指輪の力に星座のプリキュアに選ばれる意味を知らんな。私がお前さんを断ったのはお前さんが当時求めていた力はただの血塗られた人生においてさらに相手を傷つけるためのものだったからだ。」

 

トーラス「うるせぇ!、なら今のあたしをみろあんたも魔傷にやられてプリキュアには変身できねぇ、それじゃぁあたしにすら勝てねぇ。影の存在とはいえプリキュア最高位の12闘士の力を手にした私にはな。」

 

英里「ふっ、お前さんは何か勘違いをしておらんか、我ら星座のプリキュアの強さを決めるのは12闘士かどうかなどではない。己の内にある小宇宙を爆発させたものが勝つのだ。」

 

トーラス「御託をならべんじゃねぇ、今あたしの力があんたより上だってことを思い知らせてやる!」

 

英里「ならばかかってこい、今のお前などには変身できなくても充分勝てるわい。」

 

トーラス「その減らず口叩けねぇようにしてやるよ!、プリキュアグレイテストホーン!」トーラスの後ろに巨大な黄金の牛が見えた。

 

英里「廬山龍飛翔!」と英里の拳から放たれたオーラが龍となり黄金の牛を消し飛ばし英里はトーラスは膝をついた。

 

トーラス「なんでだ、なんであたしはプリキュアになったはずなのに12闘士になっだはずなのに」

 

英里「お前さんは星座のプリキュアに選ばれたことの意味を知らんなお前さんは私から弟子入りを断られたあとプリキュアになるべくただひたすらまっすぐに目標を追いかけてプリキュアになったそれが影の存在であろうとな。」

 

英里「今のお前さんなら合格じゃ、お前さん今更と思うかもしれんが私の弟子にならんか。」

その言葉を聞いたトーラスは涙を流していた。

トーラス「こんなあたしでもいいのか。」

 

英里「ああ、お前さんはそのプリキュアになりたいというまっすぐな気持ちでプリキュアになった。以前のお前さんの血塗られた暴力に満ち溢れた顔ではないからな。」

 

トーラス「わかった。これからはよろしく頼むよ、お師匠さん。」

 

英里「では通らせてもらうぞ。」

 

トーラス「ああ言ってくれ。あたしはヘレンを連れて必ず合流する。」




今日のプリキュア

桐矢カケル/キュアトーラス

闇の牡牛座のプリキュアで闇の12闘士のメンバーの中ではトップクラスのパワーファイター。自らを12闘士一の戦闘狂と自称している。
英理の弟子の一人である響鬼明日香をライバル視しており、魔傷のせいで殆どのプリキュアが戦えない事に不満を抱いている。過去の出来事があるせいか、弱いもの苛めをするやり方を人一倍嫌っている。
もともとはアメリカにある裕福な家の生まれだったが、家族旅行にて抗争に巻き込まれた際に家族を失うと言う凄惨な過去を持つ。そして、スラム街で一人で生きぬくために、様々な暴力行為に手を染めてきた。そんな時にキュアサウンドの頃の明日香に出会い、英理の弟子の一人として入れようとしていたが、力を求めるあまりに血塗られた行為をするのを見て弟子入りを断られた過去を持つ。
力を発散する為にストリートファイト等をしており、そんな時にデヴァインに出会い、闇の牡牛座のプリキュアとして選ばれる。
見かけに依らず繋がりを欲っしており、姉妹関係のヘレン、幼なじみ関係の詩織や謡、先輩後輩関係のあかり、ライバル関係のリューネなどを羨ましがる節がある。

モチーフは仮面ライダー響鬼の桐矢京介と聖闘士星矢Ωのハービンジャー

キュアエアリーズ/ヘレン・アルゴー

闇の牡羊座のプリキュアで、自らを闇の12闘士の参謀と名乗っており、実際に作戦立案を任されている。
自由奔放で闇の12闘士では珍しく友情を重んずる人物であり、闇の12闘士にされた謡や詩織、らぁらやホーネットを心配しており、彼女を救えないかと悩む一面を持つ。また、トーラスやあかり、リーオーとも仲がいいが、その反面、貞美やパイシーズ、カンケル(二代目)にはいい感情を持っていない。また、デヴァインを嫌う節がある模様。敵ではあるが、彼女の行動は所謂もう一つの正義に準じており、敵に与しているのもある理由がある。
自分のライバルに当たる玲央の事を何故か姉さんと呼んでいる。

キャラモチーフはシンフォギアのカリオストロをベースに聖矢Ωの牡羊座の貴鬼の要素がある。


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