ROAD toRURI外伝ROAD toSanctuary   作:のうち

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闇の12闘士登場

紫がジャミールにて命をかけたアイテムの修復を始めた頃、キュアキャンサー、魔傷を受けた東堂シオンは療養のために聖域の日本支部富士の麓にかつて英里が住んでいた場所にいた。

基本的に日本で誕生するプリキュアは強者が多く、企業などもプリキュアに力を貸しているところが多いため、聖域支部の施設を使うものは少ない。そのため基本的には誰も来ないのでのんびりとした生活を送れる。英里がこの場所を隠居先に選んだのも頷ける。

シオンは基本的に使う技が特殊なせいで弟子を取るようなことはあまりしていないためゆっくりとした1人の時間が取れるのだ。

 

シオン「ふう、さすが教皇の育てていた野菜たち三年ちょっと留守にしてもたくましく育っていたのは幸いでした。」

と何故だか知らないが、聖域時代サヤやマヤがたまに大量の野菜を持って帰ってきていた。

 

シオン「いったいどうやったらこんな野菜が作れるんですかね。」

 

ユウキ「それは、作物を育てる全ての工程に小宇宙を込めてるんだよ。」

と声のする方をみるとそこには件の教皇英里の弟子の2人、ユウキと雛子がいた。

シオン「ユウキさん、雛子さん。」

 

雛子「やあ、シオン、元気そうで何よりだよ。」

 

シオン「それで今日はどう言った御用で?」

 

ユウキ「いやぁ、最近まで先の戦いの傷のせいでずっとベットで寝たきりだったわけだし、師匠の野菜の収穫ついでに修行にな。」

 

雛子「わたしはユウキが無理をしないかの監視にな。」

 

シオン「それにしても、やはりここはのどかでいいですね。私はずっと師匠と一緒に黄泉の穴でしたからこういう所は大好きです。」

 

雛子「私もここは好きだ。師匠との思い出や姉弟子との思い出も」

と雛子は懐かしいように語るが雛子の頭の中には英里との修行の風景が映し出されていた。殆ど雛子が殺されかけてる場所しか出て来ないようだ。

とユウキが戻ってきた。

 

ユウキ「おいそんな所で、話してないでお前達もやろうぜ。」と

ユウキは2人の手を取ると3人はいきなり現れた気配を感じた。

 

雛子「どうやら良くないお客さんの様ね。」

 

ユウキ「どうする。」

 

シオン「とりあえず、変身できるようにだけはしておきましょう。」

 

雛子「ユウキ、シオンこれを」丸薬を2つ取り出してユウキとシオンにわたす。

 

雛子「魔傷の効果を一時的に和らげる薬よ。これでも変身できるのは魔傷を受けたもので30分が限界だった。」

 

ユウキ「それだけあれば充分だよ。」

とユウキは丸薬を受け取り一気に飲む。

 

シオンもこれを呑む。

 

3人はプリキュアに変身する。

 

スコーピオン「いやぁ、久しぶりにこの姿になった。」

 

キャンサー「私もです。やっぱりいいですね。この感じ」

 

リブラ「さっ、気配のする方へと向かうしよう。」

 

リブラ達は気配のする場所へと向かう、そこには3人の少女がいた。

 

キャンサー「貴女は真中らぁらさん」

 

スコーピオン「サクヤ」

 

リブラ「桜花姉さん」

 

らぁら「なんだ、12闘士抹殺の任を受けてきてみれば、あまちゃんのあんたか」

 

サクヤ「ユウキ、諸悪の根源である、邪神アテナの元につくなど見損なったぞ!」

 

桜花「雛子か、随分と久しいな。」

 

リブラ「その指輪は!」

 

3人はプリキュアに変身した。

 

カンケル「闇の12闘士、蟹座、キュアカンケル!」

 

スコーピオ「黒き流星、闇の蠍キュアスコーピオ、私の運命(さだめ)は嵐を呼ぶぜ!」

 

ジュゴス「キュアジュゴス!」

 

 




今日のプリキュア
闇の12闘士

真中らぁら/キュアカンケル(初代)

闇の12闘士のプリキュアで、闇の蟹座のプリキュア。12闘士では最年少枠。
東堂シオンのライバル枠で、元は人気絶頂のアイドルであり、世界中を飛び回っていた。だが、中東にある国にて、テロに巻き込まれて行方不明になる。その後は、テロが起きた国で、人々が苦しむのを見て、精神を磨耗され、悩んでいる所をデヴァインに出会い、闇の蟹座の指輪を受け取り、闇の12闘士として選ばれる。戦争が人を狂わすと言うか、12闘士になってからは、暗く冷酷な性格になっている。東堂シオンが聖域に着任する前に何度か会っており、シオンはらぁらを助けたいと考えている。なお、らぁらが巻き込まれた国には、キュアカンケル(二代目)が居る。

なお、カンケル、スコーピオ、パイシーズには適合者がもう一人居る。

キュアスコーピオ/流星サクヤ

キュアスコーピオン、如月ユウキの12闘士になるまえユウキが英里共に暮らしながら修行をしていた頃、通っていた高校の親友である。
ユウキの突然の転校に戸惑うサクヤはユウキの行方を探すべく高校を飛び級して国際捜査局の捜査官になり、ユウキを探していたが見つからず途方にくれていた時に任務中のユウキと出会うのだったがその後マルス軍が接触し、キュアアテナは邪神でありユウキはそれに従っている悪の手先になってしまったという催眠をかけられてしまう。
それからマルス軍により指輪を受け取り、12闘士キュアスコーピオへと選ばれた。

必殺技はプリキュアブラックニードル、奥義ストームスコルピオ

キュアジュゴス/玄武桜花
モデルは聖闘士星矢Ωの玄武と無印の王虎である。
朱雀雛子の従姉妹であり修行時代の姉弟子であり、共に鍛錬をしてきた中で本当の姉妹のように中が良かった。だがキュアリブラとして雛子が選ばれた時、何故自分ではないのかなどを英里に聞くも取り合ってくれずに自分の胸に聞いてみろなどと言われたが理解できずに暴走して雛子と命懸けの姉妹喧嘩をしたのちに雛子の逆鱗にふれ、倒されるが漸く英里が雛子を選んだ理由を理解し、英里により破門されていたがその破門は解かれ、それ以降、自分探しと修行の旅に世界中を歩き回っていた。その旅の途中風の噂でアテナ軍がマルス軍に敗れたことを知りなんとか、力になりたいとマルス軍に入り込み、英里に匿名希望で情報を流していたりする。情報収集の段階でヘレンにばれるがヘレンも決してマルス軍の完全な味方というわけではないことを知り、それからは2人でことに当たっている。

必殺技はリブラと殆ど同じで
桜花が独自に編み出し、英里から使うことを禁じられた廬山坑龍波

ちなみにジュゴスとは天秤座のドイツ語での名称です。

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