デート・ア・ライブ 黄金の精霊   作:アテナ(紀野感無)

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fgo2部がとうとう来ましたね。
いやあ、面白かったです。アナスタシアちゃんはまだお迎えできてないですが。
ぶっちゃけると更新遅くなった理由の一つです、はい。

まあ、それ以外に決定的に、この作品自体もう消してやろうか、みたいなこともありましたがそれは後書きにちょっとした悪いお知らせを添えてかきます。


それではどうぞ


18話

「……よっしゃぁぁぁぁ!やっとオワッタァァ!マジで疲れた……。……先生!アニメで出てくる(キャス)はロクなのいないとか言ってすいませんでしたぁ!」

 

あ、もう7時がくる。はやく学校行く準備しないと。アニメ以外で徹夜したの久しぶりかも。

 

いや、しようがない。これは必然だ。

 

F○Oでやっと新章が来たんだから。午前4時までオタ生活(日課)をやった後にガチャを………まあそこそこ。その後に全力で進めた私は悪くない。

え?ゲーム名隠せてないって?まあまあ、固いことは言わない言わない。

あ、ちなみに英雄王、賢王、子ギルの皆様方はスタメンから一切外してないよ。いやぁ、槍とか騎とか相手は辛かったなぁ……。

 

「……このまま学校休もうかな」

 

コンコン

 

と、そんなことを漏らすとドアがノックされた。

 

誰だよもう。いまから寝る準備……じゃなくて学校の準備をして朝ごはん食べないといけないんだから。

 

「はいはい、だれで……」

 

「あ、あの…神夏、さん。その…おはよう、ございます」

『やっほー。みんなのアイドルよしのんだよー。まるで寝不足かのような神夏ちゃん、目、覚めた?」

「……うん、目は覚めた」

 

ドアを開けると、そこには四糸乃とよしのんがいた。

今日は朝から温度、というか湿度高めなため少し暑いのか、薄手のワンピースを着ていた。

控えめに言って萌え死しそう。

 

思わず携帯に手が伸びかけていたが、なんとか自粛した。

 

「四糸乃、どうしたの?こんな朝早くに」

「そ、その……士道さんに、朝ごはんに誘われて、作ってる最中に十香さんもきて、どうせなら神夏さんも呼ぼう、ってことになって…。まだ寝てるかもしれないから起こしに行ってあげて、って頼まれて…」

「ああ……なるほど。まだ寝てるかも、じゃなくてまだ寝てない、が正しいんだけどね……

「?」

「なんでもないよ、ちょっと準備してくるから、中で待ってて。外は暑いでしょ」

 

四糸乃を部屋に上げて、私は速攻で服を着替える。

学校への遅刻未遂が90回は超え、そろそろ3桁に行きそうな私にとって1分早着替えなんて造作もない。

え?威張れないって?はっはっは、知ってるよこんちくしょう。

 

それはそうと、1分早着替えで制服に着替えて四糸乃のところまで行くと、なんか周りをずっと見渡してた。

 

「どうかした?」

「い、いえ……すごいな、って思っちゃって……」

『神夏ちゃん、この男の人のグッズ多すぎない?』

「そんなことはないよ、よしのん。私は英雄王(この方)が大好きすぎるんだ。よしのんも、四糸乃のグッズあったら集めるでしょ?」

『うん、そうだね。ああ、なるほど。神夏ちゃんが士道君のアレを受け入れないのはこういうことだからねー』

「ど、どういうこと…?よしのん」

「『四糸乃にはまだ早い領域だよん』」

「そ、そうなんですか……?」

 

危ない危ない、四糸乃にはまだ虹オタクという道へ理解を示すべきじゃない。

 

「と、それはそうといこう。待たせた私がいうのもなんだけどね」

「はい…!」

 

ああ、天使が目の前におる……。いや、女神か?

 

 

 

「あ、あの……」

 

「ん…?どうしたの?」

 

「か、神夏、さんは……怖いって思うこと…は、無いんですか?」

 

「?」

 

目と鼻の先にある五河家へむかって一緒に歩いて行き、四糸乃と他愛もない話をする。

けど、そんな中、四糸乃が先ほどのようなことを聞いてきた。

 

「一体どしたの」

 

「い、いえ…その、神夏さんは…その、士道さんとは違う意味で、好きで、よしのんとも違う意味で、憧れてる、って言えば…いいんですかね。よしのんや神夏さんのように、強く在りたいって、思いました。でも、私は、臆病なのは治せなくて、検査してる時……私、何でも怖がっちゃって……。だから、検査も…長引いてしまって。そ、その時に令音さんが、神夏さんも怖いものがある、って言ってて……。あんなに強くて優しい人が、怖いものが……あるのかな、って疑問に思っちゃって……」

 

「うん、あるよ。全然ある」

 

超軽く四糸乃の質問に返すと、あまりの即答に驚いたのか目が点になっていた。

 

「私はね、他人を殺すことが怖い」

 

『ええー、でも躊躇なく攻撃してなかった?』

 

「ゔっ…それを言われると辛いけど。…元々、アレは私の性格じゃないからね。こう見えて私、結構臆病だし。でも、最近は、なんというかね。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()自分がいるんだ。だから、自分の意思じゃないとはいえ、自分の体で、能力を使って、他人を思うがまま殺してしまうんじゃないのかな、って怖くなってる」

 

「…わかり、ます。私も…よしのんがいなくなった時、どうしようもなくなっちゃいましたし…アレに慣れたらダメだって、思います」

 

「うん、でもね、四糸乃。臆病なことは何も悪いことなんかないよ。むしろ、何かを怖い、って思うのは生物としては当然のことなんだから。むしろ何も怖くない人がいるなら見て見たいもんだね。っと、辛気臭い話はやめて、あの女子力がやたら高い人からご飯をもらおう」

 

気づくと五河家に着いていたので、インターホンも鳴らさずに無遠慮に入って、妹さんに怒られました。なんでやねん。飯に誘ったのそっちやろがい!

 

え?私が悪いって?ンナバカナ。

 

 

 

 

「んー、美味しい。……五河君よ、今度私に作りかたを伝授してもらえないだろうか」

「はは、いいよ。いつでも来てくれ」

「シドー!今日の朝ごはんもうまいな!」

「おいしぃ…です」

 

あーホントに美味しい。

白米に鮭の塩焼き、味噌汁というありたきりな朝ごはんなのだが、なぜこんなに美味しく作れるのか聞いてみたくなる。

特に鮭の塩焼きがこれまた美味しい。

 

『よし、神夏よ。我に変われ。どれ程のものか我も確かめてやろう』

「え…私食べ……」

『我に二度同じことを言わすつもりか?』

「い、いえ!申し訳ありません!」

 

なんか急に喋り出した、とか思われてるんだろうなぁ。

けど、そんなことを気にしている暇もないため、精霊化しギル様に体の主導権を渡す。

 

ギル様、絶対食べたいだけでしょ。

 

 

 

 

「神夏よ、思っていることはこちらに全て伝わっていることを忘れるなよ?」

 

今しがた()へ引っ込ませた神夏の思考を読み取り、軽い脅しも含め言うと、即座に撤回し謝って来た。

 

まあ、あとで適当な罰を与えるとしよう。

 

「ぬ…?神夏、また雰囲気が変わったか?」

「黙れ、許可も得ずして我に気安く話しかけるでない。死にたいというなら我の食事の邪魔をしても構わんが」

「なっ…!シドー!今は私が嫌いな方になってるぞ!」

 

やかましいな。食事くらい静かにさせんか。

 

「黙れ、と言ったのが聞こえなかったか、雑種。……ほほう、なかなかに美味だ。褒めてつかわすぞ、道化」

「あ、ありがとうございます。あ、あとその怒りを抑えてもらえると嬉しいのですが……。主に十香が更に不機嫌になりかねませんので……」

「心配するな。今は暴れる気などない。神夏らか絶賛している貴様の料理を食いに来ただけだ。ま…そちらから仕掛けて来たなら話は別だがな?」

 

その言葉を境に、この場の空気が締まる。

道化を含めた周りの雑種は明らかにこちらを警戒していた。

 

「…ふぅ、食事すら満足にできんとはな。躾がなっていないぞ、道化よ。自らが手篭めにした女と身内の躾くらいは完璧にしておけ」

「なっ…!」

「なぜ顔を赤くする必要がある……ん?道化よ、少しばかり寄れ」

「「へ?」」

 

道化とその妹とやらが間抜けな声を出したが、素直に近づいて来たところを首元を持ち更に近づかせた。

 

「ちょっ!何してるのよ!」

「あ、あのっ⁉︎俺何かしちゃいましたか⁉︎」

 

「少し黙れ。……ふむ、貴様が誰かに似ている、と思ったが……()()()()()。恐らくは……。ああ、なるほど、そう言うことか」

 

「シドーから手を離せ!困っているだろう!」

 

と、我が思考している最中だと言うに、雑種がそれを中断させて来た。

道化を離すと、なぜか先程より顔が真っ赤になっていた。

それにしても……。

 

「貴様はどうやら、よほど死に急ぎたいらしいな」

 

「…っ、やれるものならやってみろ!」

 

「いやいや!落ち着きなさい十香!」

「ギ、ギルガメッシュ王よ、そ、その怒りをお鎮めください」

 

先ほどからずっと不敬な態度をしてくる雑種に向かって王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を2門ほど展開する。

が、周りにやたらと止められ、神夏にまで止められた。

 

「…まあ、よかろう。こんなことで怒っていては我の沽券にも関わる。だがな、次はないと思え。では、さらばだ。ああ、道化よ。次も我に食事を振る舞え。これは命令だ。そうさな、場合によっては褒美をくれてやろう」

 

「へ?は、はい」

 

雑種がまだ何か言いたそうにしていたがそれを一瞥し神夏の中へ戻った。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

「……ああ、なんだろう。満腹感しか私には残ってないこの悲しさは……。いや、英雄王様の命令だから喜んで受け入れるけども……」

 

場所は変わり学校。もうホームルームか始まろうとしていた。

あの後は何となくその場に居づらくなったからすぐに出て学校へ来た。

 

ぶっちゃけると、五河君のご飯は食べたかった。うん。だってそこらのチェーンの飲食店より美味しいし。

 

「……まあ、済んだことはしょうがないし、ねよう…」

 

「あれ?狂三のやつ転校二日目で遅刻してんじゃねえか…」

 

五河君がそんなことを言うもんだから思わず辺りを見渡す。

およ?本当だ。眠たい目を無理やり起こして辺りを見渡すと狂三がいない。

 

「…来ない」

 

すると、左前から静かな声が響いた。

確か…と、とびいち?合ってる?まあいいや、五河君の左隣の人がそう言った。

 

「ぬ?どういう意味だ?」

「そのままの意味。時崎狂三は、もう、二度と学校には来ない」

 

「……?何言ってんの?たとえ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「は……?」「一体どういうことなのだ…?」

「……いいや、絶対に来ない」

 

うーん、あの狂三に限って絶対そんなことないと思うんだけど。

まあいいや、担任ことタマちゃんの気持ちのいい子守唄を聴きながら眠りにつ…

 

「申し訳ありませんわ。登校中に少し気分が悪くなってしまいましたの」

「だ、大丈夫ですか…?保健室行きますか?」

「いえ、今はもう大丈夫ですわ。ご心配おかけしてすみません」

 

なに、みんなで私の睡眠妨害計画でもあるの?

そうとしか思えないくらいの寝ようとするドンピシャなタイミングで何か起こるんだけど。寝るな?ちょっとなに言ってるのかわからない。

 

ていうか、ほら。狂三きた。

 

とびいち?が心底驚いたような顔をしていたが、まあどうでもいい。寝よう。

 

 






作品が面白く無い、とかいう感想じゃなく、私自身についての酷評をするだけして、数分経ったら消す、みたいなことをする輩は滅べばいいと思います。
どなた、とは言いませんが、書くならずっと書いたままにしておいてください。ただブロック等色々とするだけなので。別にそんなことを書き込んですぐに消すような人なら私のような人からブロられても痛くもかゆくもないはずでしょう?

あとはわざわざメールで見る価値ないとかいうことを言ってくるやつですね。明らかな捨て垢をわざわざ用意してまで。
別に見る価値ないと思ったならそんなことに労力を使う前にブラウザバックしやがれ、です。

お陰でこの作品消したらいいんだろうが!って言いながら思わず消しかけました。ええ、未遂になりましたけども。お陰でモチベほぼゼロになりましたけどね。

AUOをよごすな!みたいなコメは流石になかったですけどw

と、いう事情から、更新頻度のろまになります。ご了承を。

読んでくださりありがとうございました。

サブタイトルあったほうがいい?

  • あったほうがいい
  • 無くてもいい

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