「やれやれ、確かにこれは人が入れないのも納得だな」
リリィタウンを抜けてマハロ山道へと到着する。そこでは既にカプ・コケコの物と思わしき強い戦意と闘気が感じられた。マハロ山道の奥にある戦の遺跡、その中から溢れ出す様にカプ・コケコの濃厚な気配を感じていた。ただそれは完全にコントロールされており、此方へと挑発する様に向けられていた。我慢していたところに極上の料理が用意された、という所だろう。
「誘ってるな、こいつめ」
『下品』
ボール内からスティングの静かな一言が聞こえた。その言葉に苦笑しながらマハロ山道を歩き始める。カプ・コケコの住まう遺跡、戦の遺跡へと通じるこのマハロ山道の整備具合は
特に今回はトレッキング用の恰好ではないのが更に影響している。何時ものバトル用のブーツではなく、特注品ではあるが普通のシューズを履いているのが原因だ。ここまでちゃんと整備されていない所を歩くのだったら、最初から何時ものコート姿で来りゃあ良かったな、と軽く後悔する。
とはいえ、ここで足を止める予定はない。物事には機というものが存在する。カプ・コケコに関してはそれが今だろう。此処で準備を整える為に戻った所で、またカプ・コケコに会えるとは思えない。そういう天運の巡りだと思っている。
陳腐だが……運命論の様なものだ。故に文句を言わずにマハロ山道を歩いて行く。
そこに当然ながら人の気配はなく、ポケモンの気配もない。対策のない準伝説級のポケモンとは災害レベルであり、本来は軍隊を派遣するレベルだ。今ではアルセウスのレベルキャップ解放により準伝説の脅威度は大きく減ったが、それでも自然と100レベルを超えることが出来るレベルキャップの高かった準伝説はポケモンからしても恐ろしい。
故にこれまでの闘気と戦意を放っていれば、それから逃げるのも当然だ。アローラの環境ではレベル100を超える野生のポケモンは珍しく、ポニ島の一部でのみ目撃されるらしい。だがそれをしても準伝説には届かないだろう。
アローラのバトル文化も主要地方の様な徹底したバトル環境ではない。アローラにおけるバトル文化は島巡りと呼ばれる風習によるものであり、四つの島を巡る事で、一番レベルの高いポケモンが出現するラインまでトレーナーを育成するところまではある。つまりこれはトレーナー対トレーナーではなく、トレーナー対ポケモンという環境にどこまでも特化した風習なのだ。
Zワザも解りやすい。トレーナーであれば戦闘前に相手の構成や編成を見ればZワザをガードしたり無効化したり、外させたりする事はそこまでは難しくはない。Zワザは確かに威力は強いが、ポケモンは種族等でサブウェポンなどの傾向は読みやすく、Zワザは誰に何を使わせればよいのか、というのは解りやすい部分がある。故に対トレーナー戦におけるZワザの価値はそこまで高くはない。
だが野生のポケモンは違う。そこに読みの要素は薄く、殺るか殺られるか、それだけしかない。そしてその環境を考えるとZワザという大技を叩き込めるのは非常に重要だったりする。その為、アローラの全体的な環境はシンプルだ。
鈍足アタッカー。これに尽きる。一部アローラのポケモンはSが高かったりするのだが、これは一部の例外でその大半は鈍足になっている。つまり耐えて殴る。それが最も基本的なスタイルとして刻まれているのだ。だがそれ以上の成長はしていない。ポニ島にあるバトルツリーでは独自のバトル環境が構築されているらしいが、アローラ全体におけるバトル環境は停滞している。トレーナー対トレーナーの考えがメジャーではないからだ。
そしてその結果、発展しない。
ポケモンのレベル上げも基本的にはトレーナー対トレーナーによる結果のものであるからして、トレーナー同士でのバトルが発生しないとレベル100を超える事がないのだ。
そうもなれば、準伝説が環境を完全に支配してしまうのも頷ける。
「やれやれ―――と言いたいけど、実際は助かっているから文句なんて言えないか」
こうでもなきゃ堂々とカプと戦える機会なんてなかっただろう。そう思うとアローラの環境のがばがばさには感謝しても良いかもしれない。そんなくだらない事を考えながら誘われる様にマハロ山道を進んで行く。整備が最低限の道ではあるが、昔から旅慣れているのだ。チャンピオンとして、ポケモントレーナーとしてなるべくポケモンの行うトレーニング内容について行くのはモチベーションと連帯感の為に重要な事だから体力はつけている、筋力もある。
流石に山道を登る程度で疲れる程軟な鍛え方はしていない。
山道を進んで行けば段々と高くなって行く足場。ところどころ崩れている道を進んで行けば吊り橋を見つけそれを渡って行く。意外としっかりとしたつくりに管理だけはちゃんとされているんだな、と感心しながら渡って行く。
マハロ山道を登り始めてからしばらく、漸く戦の遺跡を見つける。その入り口はトライバル、とでも表現するものだった。山の中腹、そこをくりぬいたような入り口が岩によって補強され、逆三角の様なアイコンを入り口に塗りながらガードもなく、そこに存在していた。流石に無造作―――だと思いたかったが、そういえば普段はこの中にはいないという言葉を思い出す。だが中から感じる力はまず間違いなく準伝説ポケモンの濃密な気配だった。
「黒尾、スティング」
『はい』
『ここに』
「……井の中のニョロトノに大海というものを知らせてやろうか」
この程度の威圧であればまだかわいいぐらい―――アルセウスの方が遥かに酷かったな、と人生最悪の圧迫面接を思い出しながらいつもと変わらないペースで足を進ませ、戦の遺跡へと踏み入れた。短い通路を抜けて出た戦の遺跡は驚くほどに明るかった。外へと通じる窓がある訳でも、人工的な照明が持ち込まれている訳でもなかった。ただ、何らかの発光現象を起こす物によって戦の遺跡は明るかった。
戦の遺跡自体は結構古い建築の様だが、所々補修や修復、手入れの類が行われている痕跡が見受けられる。どうやら島民の愛着を集めている場所らしい。ただ奥へと続く道は一本道で、迷う必要もなく、片手で黒尾の入ったボールを何時でも転がせるように握っておく。
「私の力必要?」
「抜かせ。準伝程度にお前らの力を借りるもんかよ」
耳元で囁かれた言葉に笑いながら返答を返せば、声が小さな笑い声と共に消えた。悪戯小僧の様な連中の事だ、どうせダメだと言っても勝手に出てくるときは出てくるだろうが、その時に対処すればよいと思いながら奥へと進んで行く。
山をくり抜いてその内部に作ったような石造りの遺跡を。
中へと向かって進めば進むほど奥からの威圧感が強くなってくる。それには戦意のほかにも歓喜とも呼べる感情が混ざっているのを感じる。本当にタダのやんちゃ坊主かもしれないな、これ。そんな事を考えればあっさりと最奥に到達する。
そこは祭壇が置いてあった。綺麗に磨かれ、整理され、そして清潔に保たれたカプ・コケコをたたえる為の祭壇だった。その前にはどこかトライバルな感じを持つ、浮かび上がる両腕が半分となった仮面のポケモンだった。どこか人の面影を持つポケモンはしかし、その形状からして原種と判断できる姿をしている。
「マッテイタ」
「お前がカプ・コケコか……落ち着きのないガキめ。相手をしてやる」
言葉と共に異能が戦の遺跡全体に浸透し、そして飲み込んだ。この場が決戦場でありスタジアムとして認識される。そこに歓喜の感情を表すかのようにカプ・コケコが全身から雷を放出し始めながら迎え撃つ。
「いつも通りやるぞ黒尾」
「はい、あなた」
「ユク……ゾ……!」
フィールドに黒尾が降りたつのと同時にカプ・コケコから放出される雷が地面へと降り立ち、そのまま遺跡全体を覆う様に走った。感電する程ではないがピリっと刺激する程度の電撃は呼び水でしかない。本命を放った時にそれを強化させるための電撃の下準備、《エレキフィールド》だ。それを登場と共に発動させる能力、《エレキメイカー》。島の守護神カプたちが保有する環境形成能力。
「タイプ一致に《エレキフィールド》で技の倍率がヤバいな。とはいえ、対処法はいくらでもある」
一瞬で遺跡を埋め尽くした《エレキフィールド》に対抗する為、指をスナップさせた。それに反応して黒尾が手を掲げた。それに反応し、世界が変質を始める。《エレキフィールド》によって電撃に灯された世界は一瞬で黒く消沈した。
闇の中、赤の色が黒尾の足元に生まれる。
それは花―――彼岸花。一輪の彼岸花が生まれ、そしてそれを中心に一瞬で広がった。無限の暗夜を埋め尽くす様に、照らす様に光を灯した彼岸花が広がる。それは生まれるのと同時に闇の中に隠れていた無数の鳥居の姿を見つけ出し、闇の中にその姿を見せ始める。展開された異界は《エレキフィールド》を一瞬で塗り潰して展開された。
フィールド系列の能力で最上位に来るのが異界の存在だ。環境そのものを塗り替えるそれは天候、そして《エレキフィールド》を初めとする設置する環境効果を解除する……《ステルスロック》などを解除する事は出来ないが。それでも環境支配系最上位能力である事に変わりはない。黒尾の習得した異界発生能力は専用枠を消費している。
その名は《命枯れ果てる彼岸の地》。シンプルに場に出ている味方の攻撃にドレイン能力を付与する、という内容になっている―――超攻撃的アタッカーのいるこのパーティーだとこれが凄まじい回復リソースとなる。
終盤に残して怒涛の逆転をするか。それとも序盤で使ってペースを完全に握るか。どちらにしろ、環境を完全支配できるという点ではかなりの強い専用になる。
「カウント2、何時も通り刻んでいくぞ」
登場時の処理が終了したところで一瞬でカプ・コケコが動き出した。高速アタッカーの名に負けず一瞬で先制を奪って黒尾へと接近しようとする。だがそれよりも早く、速度関係をコントロールする優先度の役割によって黒尾が先に行動を行えた。放つ技は《トリックルーム》。速度を反転させる空間が生み出され、カプ・コケコの動きが一瞬で鈍足へと変化する。だがその直後、電撃を身に纏ったカプ・コケコの姿が黒尾へと衝突した。《ワイルドボルト》によって黒尾が吹き飛ぶが、吹き飛びながら空中で体勢を整えて横に着地した。どんな攻撃であっても、奥義級でもなければ《やみのころも》で大体1回は耐えられる。
「1stオーダー」
静かに指示を下す。前へと飛び出した黒尾が手を振るえばそれに従う様に漆黒の殺意が刃となってカプ・コケコに絡みついた。そしてそのまま、カプ・コケコのAを2段階、カウンターを全消費して下げた。
「そして、これで完了です」
優先度により再び先手を奪って黒尾が今度は《ひかりのかべ》を張る。そこに加速された雷撃を纏ったカプ・コケコが衝突し、黒尾を吹き飛ばしながら瀕死に追い込んだ。Aを2段階下げてもやはりキュウコンベースでは体力が持たない。
「良くやった、戻れ」
ボールの中へと黒尾へと戻しながらスティングの入ったボールを手に取る。異界が展開され続ける時間は
「蹂躙するには十分すぎるな―――スティング」
掌に乗せたボールが内側から開かれた。彼岸花を散らしながらその花弁を巻き上げてスティングが登場する。デスサイスを片手に、片手を大地に着けるような形で立ったスティングの視線と殺意がカプ・コケコを確実に捉えた。その登場にカプ・コケコが全身から雷を放出する。
「……」
言葉を発さず、ただ殺すという意思を込めてスティングが睨み、カプ・コケコが睨み返す刹那、言葉も音もなく、動作もなくスティングに指示を繰り出した。それに反応し一瞬でスティングの姿とカプ・コケコの姿が加速して消失した。トリックルームの影響を受けてしかし、速度を上回ったのは―――カプ・コケコだった。
先手を取ったカプ・コケコが《ブレイブバード》で加速しながらスティングへと衝突した―――タイプ不一致ではあるが強力な弱点技はスティングの体力を容赦なく奪って行く。既に何度も《ワイルドボルト》や《ブレイブバード》を放っているが、それで体力が削れている所は見えない―――反動消去持ちだろうか。どちらにしろ、
「今の一撃で倒せなかったお前の負けだ」
弾き飛ばされたスティングの姿が残像と共に消え去り、《ブレイブバード》を放った直後の硬直したカプ・コケコの背後に分身して出現した。背面、両側から鏡映しの様にデスサイスを振り上げたスティングが異界の闇を纏い、花弁を散らしながら一瞬で振り抜いた。
二発の《くびをおとす》が同時にカプ・コケコに叩き込まれた。《てきおうりょく》によって倍加された上にひたすらAで殴り殺す事だけを目的とした種族値、そして有利タイプによる判定とタイプ一致による威力がダメージのインフレを発生させ、与えたダメージで一瞬でスティングを異界効果によって完全回復させる。
「煩い」
一言でバッサリと切り捨てながらスティングが着地し、此方の前へと来るように立った。油断なく武器を構えたまま正面、カプ・コケコへと視線を向けた。準伝説ポケモンは伝説程特別なポケモンではなく、普通に戦術がハマれば十分に倒せる相手だ。事前にタイプと能力傾向を聞けて良かった、と思いながら彼岸花の中に倒れたカプ・コケコを見て思った。
普段ならここでゲットするのだが―――流石に、他所の土地の守り神に手を出して国際問題を起こしたくはない。
とはいえ、
「……今ので満足してくれれば良かったんだがな」
溜息を吐く様に呟きながら正面を見れば、カプ・コケコが再び浮かび上がりながら先程よりも更に強く電撃を放つ。時間切れの影響から異界と《ひかりのかべ》が解除され、元の戦の遺跡へと場所が戻った。電撃を放つカプ・コケコが一瞬で戦の遺跡を最初よりも強い《エレキフィールド》で覆い尽くしながら、
……伝説御用達の能力で能力低下の類と強化効果を剥がしてきた。準伝説級ではあるが、長年からの役割で技能的には伝説に片足突っ込んでいる……という所だろうか? まぁ、どちらにしろ、瀕死からの復活や『伝説の波動』は準伝上位や伝説がデフォルトで保有するチートスキルだ。
「……」
スティングもこうなる事を理解していたのか、一切油断する事無くカプ・コケコが倒れてからずっと構えていた。此方の意思を感じ取っていつでも飛び出る準備は完了している。とはいえ、この状態に突入した準伝説をスティング一体で抑え込むのも少し難しいという話だ。スティングの運用は決戦カウンターか、瀕死の仲間を並べる事前提だからだ。そこから圧倒的なSとAで相手をひたすら居座って殴り殺すのがスティングのスタイルだ。
流石に専用を切った状態で蘇生されると辛い。
辛いが、
「―――俺を怒らせたな、準伝の分際で」
横へ手を伸ばした。後ろへと掌を向ける様に伸ばされた手はその直後、バシ、という音と共に縮小化された二つのモンスターボールを手にしていた。良いタイミングだ、と思いながらも中身のあるボールと、中身のないボール、その両方を見極めた。
「セットバック―――」
ボールを軽く上へと投げながらスティングをボールの中へと戻し、落ちてくるころには手元の整理を終わらせる。そしてそのまま、カプ・コケコへと向かってボールの中身を放った。
「2ndオーダー……メルト」
ボールの中からポケモンが繰り出される。その巨体は空間そのものを圧迫するような巨体を保有しており、出現するだけで凄まじい威圧感を持っていた。カウンターを消費しながら出現した種族最高サイズを誇るヌメルゴンのメルトはオーダーを受けて殺意を身に纏って鎧とした。
直後、出現したメルトとカプ・コケコの一撃が衝突する。スティングを潰すつもりで放たれた《ブレイブバード》はメルトの体力を大きく残しながらカプ・コケコに《ぬめぬめ》で速度を奪い、反動で戻ってくる。その姿をボールで迎えながら、掌でボールを転がし、二つのボールをベルトへ、
そして空になっているボールを前へ突き出した。
「―――殺せサザラ」
「任せなさい」
背後から頭上を飛び越えて一つの姿が出現する。それと同時にトリガーを引いた。条件は実にシンプル。『伝説の波動』などと言うクソ戯けたものを俺の前で使った事だ。
「フルカウント。3rdオーダー」
場に出たサザラのAがぐーんと上昇し、同時にタブーに触れたカプ・コケコを虐殺すべく統制者の牙が剥かれた。伝説の波動を食い殺しながら突入したフルカウンターモードでサザラの能力が限界強化される。片手にキングシールド、もう片手にギルガルドを握った魔王竜と称されるサザンドラの暴力が解き放たれる。
伝説、或いは準伝説の権能を剥ぎ取られたカプ・コケコがどんな反応をする前に。サザラが前に飛び出した。そこに専用が乗る。
あらゆる特性、スキル、技、異能を無視した《殺しの一太刀》が《やみのつるぎ》によって放たれる。ダークタイプを纏った剣は一瞬でカプ・コケコへと叩き込まれながらその姿を遺跡の石畳へと叩きつけ、押し潰す様に爆裂させた。
そしてバウンドして起き上がった姿をそのままサザラが全力で蹴り飛ばした。カプ・コケコの姿が抵抗も出来ずに壁へと衝突し、半ば陥没する様に埋まった。サザラに適応する様に両手長剣サイズへと成長したギルガルドを一回転させてから石畳へと突き刺し、サザラがカプ・コケコを見た。
「っさ、準伝説なんだからこの程度じゃないんでしょ!? もっとあるでしょ、不屈の闘志とか! 絶対の権限や権能が! もっと、もっと強くかかってきなさいよ、この程度だなんて言わないで私を楽しませてよ、さぁ、さぁ、さあ―――!」
サザラの声に反応する様にカプ・コケコが体を引き剥がした。『伝説の波動』はそのまま殺したままにすればサザラとカプ・コケコならひたすら殴り合えるな、と確信したところでサザラとカプ・コケコの第二ラウンドが開始する。
この様子だとどちらも気絶するまで戦い続けるだろうが―――両者、いいガス抜きになるだろう。
やれやれ、と思いつつも成果があるだけに笑みは隠せなかった。
ちなみにメルトとはメルト自身を満足させるだけの食事量、そして縁のあるヌメルゴンの群れの安全を守るという事を対価に契約していたりする。メルト自身種族最大サイズなので非常に大食いで、普通のトレーナーが維持しようとすると食費だけで破産する。
そしてみんな大好き暴力担当サザラ。
https://www.evernote.com/shard/s702/sh/2ab3ac07-1057-4435-ab9b-78bbe59e030b/e19ffdc8eef95c6b2ddb437999e6ceb1
メルトは受けて居座る事も視野に入れてある。だがやはり恐ろしいのはサザラ。干渉も防御もしらん死ね! と言って殴り殺すタイプ。エースアタッカーとはまさに彼女の事よ。