超次元ゲイムネプテューヌ-DIMENSION TRIGGER-   作:ブリガンディ

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今回でアニメ1話部分が完結します。


11話 変わりゆく繋がり、潜む影

「はぁっ!」

 

「とぅっ!」

 

村人に案内されたトゥルーネ洞窟に入った俺たちは、モンスターを倒しながら奥へと進んでいく。

進んでいくと近くからモンスターが二体程現れたので、奥にいたモンスターをノワールが剣を右から水平に振り、手前のモンスターを俺が剣を左から水平に振ることで斬る。

このモンスターたちは小型であるため大して強くない。そのため、女神化しているノワールの一撃は当然、俺の一撃でもあっさりとモンスターを倒せた。

周りにモンスターがいなくなったのを確認し、俺たちは洞窟の奥へと進んでいく。

スライヌの時は数が多すぎたから『蒼炎の書』を使ったが、今回のように弱いモンスター数体程度なら使うことはないなと俺は思った。

 

「なあノワール。ちょっと聞きてえんだが・・・」

 

「?どうかしたの?」

 

さっきの二体からモンスターが一向に出てこないため、俺は歩きながらも今のうちにラステイションでのユニに向けた言葉を指摘することにした。

ここならネプテューヌやユニに気を遣うことはないからな。モンスターも大して強くないから片手間で行けるという判断から来た。

 

「ラステイションで女神の心得どうこう言ってた後に、ユニが書類置きに来ただろ?お前が一言言った後のユニの表情、どうなってたか知ってるか?」

 

先ずは聞いてみる。これで知ってると知ってないだと大きく違う。言うこと自体はあまり変わらないのだが、言う強さは変わってくる。

気づいてないなら、今すぐ気づかせなきゃいけない。それはノワールがその人を解ってるつもりで解ってないという、致命的なミスを犯している証拠だからだ。

 

「全く気にかけてはいなかったけど・・・何か問題があるの?」

 

どうやら気づいていないようだ。であればその状況を伝えなくてはならない。それと、ユニから聞いた情報が正しいかの確認もだ。

とは言え、それで変に慎重になられても困るっちゃあ困る。だからこの時最も慎重であるべきなのは俺だ。俺は一度気を落ち着かせてから口を開く。

 

「あいつ・・・結構落ち込んでたぞ?んで、その後お前らが友達がどうのこうの話している時にユニから話を聞いたが・・・いつもあん時みたいな態度なのか?」

 

「・・・・・・」

 

まずはノワールがかけた言葉によるユニの反応を伝える。それと同時に、真意の確認もだ。

ここでノワールが違うと言えば態度のことに関しては少し言いにくくなるが、今回の件は紛れもない事実なため、どの道そこの指摘はするつもりだ。

ノワールは俺の問いに思わず足を止める。それに合わせて俺も足を止める。

 

「そうね・・・。確かにそうかもしれないわ・・・」

 

ノワールから来た言葉は肯定だった。その声は震えていた。少し踏み込み過ぎたか?俺は思わず緊張が走る。

 

「余計なお世話かもしれねえけどよ・・・早めに改めた方がいいぞ?少なくとも、今のまんまを続けたらユニがいずれ持たなくなる」

 

「ユニが?分かった・・・そうするわ。でも、そんな簡単に改められるかしら?」

 

「教会にいた時も言ったろ?ちょっと素直になるだけでいいって・・・。大丈夫だ。俺じゃないんだから、そんなに時間は掛かんねえよ」

 

ノワールは納得しつつも疑問が残っていたようだ。不安とも言えるかもしれない。

だから俺はなるべく励ますように言う。もうやり直せない俺とは違って、ノワールにはやり直すための時間は十分にあるからな。俺は結果として1年掛かっちまったけど、本当はそんなに掛かんないだろ。

 

「まあ、どうすりゃいいかわかんなくなったら話しに来てくれても構わねえよ。答えられる範囲で答えるからよ」

 

「あ、ありがとう・・・随分と気遣いが上手いのね」

 

「こう見えて、わがままな妹と、泣き虫な弟の兄貴をやってたからな・・・面倒見るのには慣れてる」

 

俺の一言に、ノワールは俺の方を振り向き、恥ずかしがりながらも礼を言う。

それと同時に言ってきた一言に俺はこう答えた。サヤは病弱で甘えん坊。ジンは「月が落ちてくる」だの何だの言ってしょっちゅう泣いてたからな・・・。

あいつらの面倒を見るのは結構大変だった。本当は『蒼炎の書(こんな力)』よりも教会での暮らしを続けたかったが、ゲイムギョウ界(この世界)での生活も悪くないから良しとする。

 

「なら・・・今度参考に聞かせてもらおうかしら?」

 

それを聞いてノワールは笑みを見せた。

こういうところを見ると、女神とは言っても、普通の女の子とあんま変わんねえな・・・。俺はそう感じた。

 

「・・・さて、まだクエストは終わってないし、そろそろ進みましょうか」

 

「おう。早いとこ終わらせよう」

 

ノワールが前へ向き直り歩き始める。俺はそれについていく形で歩みを再開した。

奥まで進んでいったが、モンスターは特に現れず、行き止まりであろうところまで来てしまった。

 

「ん?先がねえな・・・」

 

「なら、今回はここまでね。引き揚げましょうか。・・・!?」

 

俺たちが来た道を戻るべく歩き出そうとした瞬間に、デカい足音が聞こえて来る。

嫌な予感がして俺たちはそっちの方を振り向きながらそれぞれの武器を構え、いつでも戦えるように準備する。

デカい足音の主の姿が少しずつ見えてきて、ハッキリ見える距離まで近づいてきた。

 

「エンシェントドラゴン・・・!」

 

「ちっ・・・またテメェかよ・・・。たく・・・あん時といい、しつけえモンスターだなぁ・・・」

 

その足音の主は、奇しくもゲイムギョウ界で『蒼炎の書』を使った最初の相手。エンシェントドラゴンだった。

今後も何かあるとエンシェントドラゴンと戦う羽目になるんだろうか?少しだるく思いながらも、俺は気を引き締める。

 

「でも、幸いに一体だけ・・・ラグナ、早いとこ畳み掛け・・・」

 

ノワールが俺に方針を提案している最中にまたデカい足音が聞こえてくる。

足音は俺たちからして左側から聞こえてくる。俺たちがそっちを見やると・・・何の冗談だ?エンシェントドラゴンがもう一体来やがった。

 

「・・・もう一体だあ?めんどくせぇな・・・っ!」

 

俺が愚痴をこぼすと、先に来ていたエンシェントドラゴンが俺たち目掛けて右腕で殴りかかってきた。

それに気づいた俺たちは後ろに飛びのいてどうにか避ける。殴るべき相手を見失ったエンシェントドラゴンの拳は地面に当たり、砕けた地面を構成していた岩の破片が飛び散る。

 

「ラグナ!私が奥の方をやるから、あなたは左の方をお願い!」

 

「分かった!

第666拘束機関開放・・・次元干渉虚数方陣展開!『蒼炎の書(ブレイブルー)』・・・起動!」

 

短くやることを話し、ノワールは早速奥にいるエンシェントドラゴンへと飛んでいく。

俺は一度剣を地面に突き立て、右腕を自分の腕の高さまで持って行き、『蒼炎の書』の起動を完了させる。

 

「こんなところで暴れられても面倒だ!最初から全力で行かせてもらうぜ!」

 

俺は地面に突き立てた剣を右手で引き抜き、右腕を伸ばした状態で後ろに引く。

 

「カーネージッ!」

 

その状態で地面を強く蹴ってエンシェントドラゴンへと向かっていく。

この時、ヘルズファングと同じく術式と同じ要領で地面スレスレを飛んでいる。

近づききった俺は剣を右から斜めに振り下ろす。ヘルズファングの時より速い速度で懐に飛び込んだことが幸いし、エンシェントドラゴンは今の一撃でようやく俺に気がついた。

だが、エンシェントドラゴンが俺に気づいた時には、既に本命の一撃の準備ができていた。

 

「シザーッ!」

 

俺はそのまま左に一回転しながら、術式と同じ要領で剣の刃部に血のような色をしたエネルギーを溜めておいた俺は、剣を右から斜めに振り上げながらそのエネルギーを前に炸裂させる。

炸裂したエネルギーの中から、巨大な鋏のような形をしたエネルギーが現れ、エンシェントドラゴンの腹を縦に切る。

その一撃はエンシェントドラゴンに浅からぬ傷を与え、エンシェントドラゴンは驚きの声を上げてよろめいた。

また、カーネージシザーも『ソウルイーター』の効果が付いているため、紅い球が三つほど出てきて、俺の右手の甲に吸収される。大きさはヘルズファングより大きい。

 

「思った以上に効果があるみてえだな・・・」

 

モンスターも生き物であるため、倒し過ぎたら耐性がついてしまうのではないかと思っていたが、そんな心配は要らなかったようだ。

なら一気に畳み掛けるだけだ。俺は一度剣を逆手持ちから通常の持ち方に変えて構え直す。

俺が構え直してすぐに、エンシェントドラゴンは左腕で殴りかかってくる。俺はエンシェントドラゴンの頭上に行くようにジャンプして避ける。

 

「ナイトメアエッジ!」

 

頭上にたどり着いた俺は剣を左側に振りかぶる。

そこからすかさず黒い炎のようなものを纏わせて振り下ろしながら、術式と同じ要領で地面に向かって急降下する。

その一撃は、エンシェントドラゴンの胴から腹にかけて傷跡を作っていく。

地面に着地したと同時に、俺は振り下ろしていた剣を振り抜く。

 

「沈めッ!」

 

振り抜いてからすぐに、俺は剣を左手で逆手持ちに持ち替え、黒い炎のようなものを纏わせて上から縦に振った。

この一撃はナイトメアエッジで与えた傷の部分に当たり、エンシェントドラゴンは絶叫しながら数歩下がる。

このまま行けばこっちはもうすぐ片付きそうだな。そう考えた俺はノワールの方を顔だけ向けて見やる。

 

「もらった!・・・?」

 

ノワールはエンシェントドラゴンの攻撃を避け、そのまま剣を右から斜めに振り上げようとする。

しかし、そこで何かに気づいたのか動きが一瞬止まる。それが仇となり、ノワールは地面に叩きつけられる。

ちなみに、この時エンシェントドラゴンは動いていなかった。エンシェントドラゴンの頭に乗っていた小型モンスターがノワールにタックルをかましたことで、ノワールははたき落された。

 

「かは・・・っ!?」

 

地面に背をぶつけたノワールが思わず声を上げる。

ノワールはすぐに起き上がろうとするが、その時ノワールの変身が強制的に解除された。

 

「え・・・?噓っ!?」

 

「なっ!?」

 

ノワールは自身の姿を確認して動揺し、変身が解除される所をみた俺は驚く。

ノワールと対峙していた方のエンシェントドラゴンはゆっくりとノワールに近づいていく。

 

 

「あっ・・・ああ・・・」

 

「ノワール!・・・っ!」

 

ノワールは地面に座ったまま竦んでしまっていた。変身が突然解けたんだ。頭から疑問が離れないはずがない。確かにそれは無理のないことだが、今回はモンスターがトドメを刺さんとしているため、かなりヤバい。

すぐに助けねえと!危機を感じた俺はノワールの元へ走ろうとしたが、俺と対峙していたエンシェントドラゴンが右腕を突き出してきたため、俺は剣を左から水平に振って受け止める。

最初からエンシェントドラゴンを押しのけてノワールの元へ行くつもりなら、黒い炎のようなものを纏わせた威力のある攻撃で弾き返せただろうが、今回は何も準備ができなかったが故に普通の状態で受け止める羽目になった。

 

「この野郎っ!邪魔すんな!」

俺は右腕に黒い炎のようなものを纏わせ、エンシェントドラゴンの右腕を殴りつける。

それはエンシェントドラゴンの右腕を無理矢理左側に押しのける。

 

「あぁ・・・!?」

 

それを確認したらすぐにノワールの元へ走り出そうとする。しかし、振り向いてみればもうエンシェントドラゴンがノワールを殴りかかれる距離まで近づいていた。

 

「(間に合うか・・・?いや、ここはやるしかねえ・・・!)」

 

「どっせえええいっ!」

 

そう決めた俺が走り出そうとした時、俺たちが進んできていた方から声が聞こえ、その声の主がエンシェントドラゴンを蹴り飛ばした。

声の主はネプテューヌだった。

 

「ネプテューヌ!助かったぜ・・・」

 

「やっほーい!」

 

「ネプテューヌ・・・あなた・・・」

 

俺は突如来た頼もしい援軍に感謝する。ネプテューヌはこんな土壇場でもいつものお気楽な調子でそう言う。

それに対して、ノワールはネプテューヌが来たことに驚いていた。

 

「・・・って、あれ?ノワール、何で変身解けてんのー?」

 

「分かんないけど、突然・・・。っ!ネプテューヌ!」

 

ネプテューヌもノワールが仕事で外に出てるのに変身してないことに違和感を感じて訊いたが、エンシェントドラゴンの動きに気がついたノワールの声で中断されてしまう。

エンシェントドラゴンは新たに現れたネプテューヌを排除すべく左腕を突き出した。ノワールの声に反応したネプテューヌは太刀を上から斜めに振って受け止める。

俺は自分と対峙していたエンシェントドラゴンが動いたであろう気配を察知して振り向く。

エンシェントドラゴンは再び右腕を突き出そうとしていた。それを見た俺は一度剣をしまって右腕を引く。

 

「ガントレット・・・」

 

俺は黒い炎のようなものを右腕に纏わせ、軽くジャンプしながらエンシェントドラゴンの胴を殴る。

俺が無防備だと思っていたエンシェントドラゴンは、俺の突然の一撃に驚き、一歩後ろに下がる。この時、エンシェントドラゴンは攻撃体制を解いてしまった。

 

「ハーデス!」

 

一撃目の時に体が左に半回転していたので、俺はその勢いを使いながら左足で蹴り上げるタイミングに合わせて、術式と同じ要領で左足から血のような色をしたエネルギーの刃を三つ飛ばす。

この一撃でエンシェントドラゴンは数歩分後ろに飛ばされる。また、エンシェントドラゴンは蹴り上げられたのに斬られた痛みを感じたのか、訳が分からないとでも言いたそうだった。

 

 

「ノワール!変身ってのはさ・・・こういう時に使うんだよっ!」

 

一方で、ネプテューヌはそのまま太刀を無理矢理振り切ってエンシェントドラゴンの右腕を押しのけ、更に左脚でエンシェントドラゴンの胴部に蹴りを入れる。

そして、今なら変身できると確信したネプテューヌが変身をする。

 

「女神の力、見せてあげるわ!」

 

ネプテューヌは凛々しい声で宣言し、エンシェントドラゴンの頭の高さまで空中に浮きながらながら太刀で牙突の構えを取る。しかし、後から来ていた小型のモンスターに気が付いていなかった。

それに気づいたノワールはすぐに起き上がり、アイテムパックからガード付きの片手剣を呼び出しながら小型のモンスターに向かっていく。

 

「カッコ付けてんじゃないわよ・・・!」

 

ノワールはネプテューヌのことしか見ていなかった小型のモンスターに剣を右から斜めに振り上げることで一太刀に斬り捨てた。

小型のモンスターは光なって霧散した。

 

「ありがとう。後は私に任せて」

 

ネプテューヌは顔だけ向けて礼を言い、すぐにエンシェントドラゴンの方を見る。

そして、少しだけシェアの力を溜め、ものすごい勢いでエンシェントドラゴンに向かっていった。

さて・・・こっちもそろそろ終わらせるか。頭に血の登った俺と対峙している方のエンシェントドラゴンはゆっくりと歩いて俺に近づいてくる。

それを見た俺は敢えて自分の方からエンシェントドラゴンの懐に走っていく。十分に近づききったところで俺は右腕を引き、術式と同じ要領で右手に血のような色をしたエネルギーで巨大な手を作る。

 

「クロスコンビネーション!」

 

「闇に喰われろ!」

 

ネプテューヌは太刀を右から斜めに振り下ろし、左から斜めに振り下ろし二回、右から斜めに振り下ろし、左から斜めに振り上げ、上から縦に振り下ろしの六連撃を食らわせる。

俺は出来上がった巨大な右手でエンシェントドラゴンの腹辺りを掴む。そして、そのままエンシェントドラゴンに手から無数の血の斬撃を走らせる。

 

「砕け散れ!」

 

十分に斬撃を食らわせた後、俺は手を形成していたエネルギーを爆発させた。無数の斬撃を受けただけじゃなく、至近距離で爆発を受けたエンシェントドラゴンは絶叫を挙げながら光となり、柱状の爆発を起こして消えていった。

この時、紅い球が出てきたが、普段は三つなのに対して、闇に喰われろは十ほど紅い球を出していた。それでいて大きさもデッドスパイクと大して変わらなかった。そのため、右手の甲に吸収された時、普段より回復してる実感が湧きやすかった。

ネプテューヌのと対峙していたエンシェントドラゴンも、ほぼ同じタイミングで同じように消えていった。あまりの光の強さに、ノワールは思わず顔を覆う。

周囲にモンスターがいないことを確認できたため、ネプテューヌとノワールは武器をアイテムパックの中へとしまう。

ネプテューヌがノワールの元へ移動するのが見えたので、途中で武器をしまっていた俺はそのまま歩いてノワールの元へ移動する。

 

「・・・やるじゃない。あなたたち・・・」

 

合流して一番最初に口を開いたのはノワールだった。助けられたことが自分の中で納得行かないのか、ふてくされた表情をしていた。

 

「あら?珍しく素直ね?」

 

「な・・・何よ?別に、助けてもらわなくたって・・・」

 

「テメェ、馬鹿か。こんなときまで強がりはよせよ・・・正直なところみっともねえ」

 

ネプテューヌが少しからかい気味に言うと、ノワールが感情的に言い返し出したので、俺は少し怒気の籠った声で無理矢理遮る。

 

「ラグナ・・・?」

 

「俺はゲイムギョウ界(こっちの世界)に来たばかりの時みたいに、向こうの世界で突然右腕が動かなくなって取っ捕まったことがある・・・。

そん時俺は「右腕が動かねえから負けただけで本当ならこんなもんじゃない」って言ったんだ・・・。どうだ?負け惜しみにも程があるだろ?」

 

あの時はマジでみっともねえし、情けなかった。あの時の俺は『蒼の魔導書(ブレイブルー)』無しでもカグラに負けていただろう。

民のために力をつけたカグラと、ただ復讐のために力を振るっていた当時の俺では話にならねえくらいに力量に差があった。

 

「・・・確かにただの負け惜しみね・・・でも、私は・・・」

 

「いや、同じだよ・・・。あんまり言いたくねえけど、お前・・・変身解けた時の自分がどんな状況だったかわかるか?」

 

「うっ・・・それは・・・」

 

俺に言われたノワールは思い出して顔を下に向ける。よっぽどショックだったみたいだな・・・。俺は少し言い過ぎたと反省する。

 

「それに・・・お前らはもう敵じゃない。仲間なんだろ?だったらもう少し頼ることを覚えてもいいんじゃねえか?

一人でやるのもいいけどよ・・・一人じゃどうにもならない時なんていくらでもあるんだ・・・。俺はあの世界で・・・嫌ってくらいにそれを知った」

 

『あの日』の惨劇。ニューに負けて『黒き獣』になっちまいそうになった時。無謀にもテルミ挑んだ時。カグラに取っ捕まった時。自分の持っている力の使い方を決めた時。『神の見る夢(セントラルフィクション)』を止めようとして、ナインに何度も妨害を受けた時。そして、スサノオユニットからテルミを引き剥がした時・・・。

それらは全て俺一人で解決できなかったことだ。特にテルミとニューの時はノエルとラムダ(あいつら)の助けがなければ死んでいたし、力の使い方はセリカがいなければ決まらなかっただろう。

最後にサヤのところへ行ったのは俺一人だが、それまでの道は多くの奴らが助けてくれたからこそ成り立った。それは紛れもない真実だった。

 

「そうは言われても・・・私には・・・」

 

「仲間ならもういるだろ?ほら、すぐそこに・・・」

 

「え・・・?」

 

俺はネプテューヌの方を見ながらそう言う。俺の見てる方に気がついたノワールはまだ変身したままであるネプテューヌの方を見る。

 

「ネプテューヌ・・・?」

 

「ノワール、私はもう仲間だと思っているわよ?」

 

「ちょ・・・いきなり堂々と言う?」

 

困惑の残るノワールにネプテューヌは余裕がある笑みを見せながら言う。ノワールは顔を少し赤くしながら顔をそらす。

まだこういうのには慣れてねえみたいだが・・・まあ、その内慣れるだろう。俺は珍しく気楽な思考をした。

 

「それならノワール。今回はどうしてこの辺りでのクエストを選んだのかしら?」

 

「そ、それは・・・あなたたちに早く帰って欲しく・・・」

 

「私が活躍すれば、国境越しにプラネテューヌに届く・・・そうすれば私はシェアを回復できる。でしょ?」

 

ノワールがいつものように恥ずかしさ故に素直に言えないところをネプテューヌが遮って言う。

それを言われてノワールはハッとした顔になる。どうやら当たっていたみたいだ。言い過ぎたかとは思ったが、そこまで引きずることはなさそうだな。俺は少し安心する。

 

「ありがとう。ノワール」

 

「ネプテューヌ・・・」

 

最後に礼を言って、ネプテューヌは変身を解き、いつもの活発な少女の姿に戻る。

 

「まあ、そんな訳だ。これからは仲間意識持って行こうぜ?何、慣れるのにそこまで時間は掛からないさ」

 

「それに、みんなで一緒にいると楽しいしねっ!」

 

「・・・あなたたちの言い分は十分に解ったわよ・・・。でも、今すぐには無理よ?」

 

俺たちが協力したり、友好関係を築くのはいいことだと言うとノワールは参ったと言わんばかりの顔で頷き、同時に少し自信のなさそうな回答をする。

 

「分かってる。だから俺たちはその時まで待つ。もし悩んだりしたら話してみるのもいいさ。

さっきの時も言ったが、俺ならいつでも話し相手になるぜ」

 

「ラグナ・・・。あなたは優しいのね・・・」

 

「ん?そうか?俺は普通だとは思うが・・・」

 

ノワールが少し嬉しそうな顔でそう言うが、俺は自分のどの辺が優しいのかが分からないので困惑した。

 

「あら・・・意外と無意識なのかしら?まあいっか。今はまだね・・・」

 

「?何のことだ?」

 

「何でもない。さて、そろそろ帰るわよ」

 

「うん!そうしよう!」

 

俺が何のことか分からず困惑している間に、ノワールはいつもの調子を取り戻し、さっきの時みたいに仕切り出した。

ネプテューヌもその言葉に賛同する。・・・だけなら良かったんだが・・・。

 

「ノワールがやられかけてたところも、ちゃんとみんなに伝えないいけないしね♪」

 

「なぁっ!?ちょっとぉっ!お願いだからそれだけは止めて!」

 

ネプテューヌがノワールの方を向きながらウインクしてとんでもないことを言い出した。

それを聞いた俺は驚き、ノワールは必死に止めるよう懇願する。

 

「おぉ~い、みんなぁ~っ!ノワールがぁ~・・・」

 

「ちょっと待って!待ちなさいってばぁっ!」

 

ネプテューヌがそんなことをお構いなしにわざとらしく言いながら走るのを見て、ノワールは慌てて追いかける。

 

「やれやれ・・・。なんか締まんねえなぁ・・・」

 

せっかく上手く纏めたのになぁ・・・。何でこう台無しになるんだろ?俺は少し悲しくなる。

まぁ、あれでノワールが素直になってくれんならいいかな?俺はそんなことを思いながら歩いて戻った。

 

 

 

だが、この時俺たちはノワールの変身が解けた原因となったものが落ちていたことに気がつかなかった。

そして、奴の影にも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「ブラックハート様とパープルハート様が!」

 

「ハイパー合体魔法で、モンスターを倒してくださったわ!」

 

『ばんざーいっ!ばんざーいっ!』

 

「なんか・・・話作られてね?」

 

俺が二人に遅れて洞窟から戻ってくると、いつの間にか『ネプテューヌとノワールの二人で放ったハイパー合体魔法』とやらでモンスターを倒されたことになっていた。

その子供たちの喜びぶりをみたネプテューヌは少し困惑しながら頭を掻いた。

 

「まあ、いいんじゃねえの?少なくともお前の部分が俺じゃなくてさ・・・」

 

「ねぷぅっ!?ちょっと、ラグナ!そういう冗談はやめてよっ!心臓に悪いよぉ!」

 

俺が茶化すように言うと、ネプテューヌは焦り、抗議の声を上げる。割と効いてたのか、かなり狼狽していた。

 

「最近サボってたお前が悪い。自業自得だ」

 

「もぉーっ、ラグナの鬼ぃ!ていうか、最近遠慮しなくなってない!?」

 

俺がさらにネプテューヌに効くようなことを言うと、ネプテューヌが鬼呼ばわりして来た。

最近遠慮なく言えるようになってきたのは、ネプテューヌのだらけっぷりを見てきたのもあるが、この世界に慣れたからだろう。

こんだけ時間あれば、色んな事をやらかしてきた俺でも変われるんだな・・・。それを改めて実感した。

 

「・・・・・・」

 

しかし、俺はネプテューヌと談笑していたため、ノワールが考え事をしていたことに気づけなかった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「奴らがモンスターを仕留めてくれたおかげで楽になったな・・・」

 

「モンスターと会ったらオイラは逃げなきゃ行けないっちゅからね・・・」

 

ラグナたちがトゥルーネ洞窟を去った後、魔女のような格好をした白い肌の女性と、まるでマスコットのように胴よりも頭の方が幅の大きい、二足歩行のできるネズミが入っていった。

彼女たちはある目的のために、必要なものを探していた。

 

「あとどれくらいっちゅかね?」

 

「もうすぐ最奥部だ。見つからなければまた別のところになるが・・・ん?」

 

二人・・・正確には一人と一匹はトゥルーネ洞窟の最奥部までたどり着く。

ここまで来て何も無ければ徒労に終わってしまうのだが、その目当てのものは運よく見つかり、女性はそれを拾い上げる。

 

「あったぞ。これだ」

 

「これが、オバハンの言ってたアンチクリスタルっちゅか?」

 

「ああ。これだ・・・情報が正しければ他にも三つあるみたいだが・・・。後、オバハンはよせ。

まあ・・・何がともあれ、これで女神どもを打倒するために一歩前進だ。できればあの『紅の旅人』も倒せればいいが・・・」

 

女性はネズミの質問に応えながらも、ツッコミを忘れない。

―アンチクリスタル・・・。赤い微弱な光を放つこれは、先ほどノワールの変身を強制的に無効化してしまった元凶であり、シェアエナジーを無効化できる成分が結晶になったものである。

彼女たちの目的は女神の排除であり、そのため女神を無力化できるアンチクリスタルを集めていた。また、ラグナのことに関しては彼女自身、特に恨みは無いが、女神に協力しているため、障害となっている。

 

「さて、ここでの目的は果たしたし・・・次へ向かうとしようか・・・」

 

「へぇ・・・面白そうなこと考えてんじゃねえか・・・俺も混ぜてくれねえか?」

 

「ぢゅぢゅっ!?お、オバハン!何か声が聞こえて来たっちゅよっ!?」

 

目的を果たした一同はこの場を去ろうとするが、どこからともなく声が聞こえたので、一同は足を止める。男の声だった。

ネズミは焦りながら辺りを見渡し、女性は警戒しながら辺りを見渡す。

 

「あぁ・・・ここだよここ。そのテメェが持ってるアンチクリスタルとやらの中」

 

「・・・アンチクリスタルの中だと?」

 

声が再び聞こえ、その声の主の回答に女性は思わずアンチクリスタルを凝視する。

赤い色をしたアンチクリスタルの中に、碧黒い人型のような影が混ざっていた。

 

「やっと気づいてくれたか・・・」

 

「妙な奴だな・・・ところで、混ぜろとは言ったがどういう意味だ?」

 

影は少し楽しくなってきたような声を出す。その影は笑っているようにも見える。

女性はこの影が最初に言った言葉の意味を問う。

 

「ここじゃあ『紅の旅人』っつったか・・・。そいつにちっとばかし礼をしに行きたくてな・・・。

こっから出て元に戻る必要もあるが、もし戻してくれんなら、俺も女神とやらの打倒に付き合うぜ・・・ケヒヒ」

 

影は気味の悪い笑いをする。ネズミはその影から言い知れぬ恐怖感を感じ、震えていた。

 

「・・・フッ。いいだろう。貴様がそういうなら方法を探してやろうじゃないか」

 

「オバハン!?正気っちゅか!?」

 

女性の判断にネズミは正気を疑った。アレはただ者ではない。間違いなく危険なことを考えている。ネズミはただクリスタルの中にいるはずだけの影に恐怖する。

 

「いいねぇ。交渉成立だ・・・。待ってろよ・・・『死神』、『ラグナ=ザ=ブラッドエッジ』・・・。今度こそ俺様がブッ殺してやるぜ・・・!」

 

「『ラグナ=ザ=ブラッドエッジ』?それが奴の名前なのか?」

 

「あぁ・・・俺のいた世界ではな・・・。こっちじゃあただ『ラグナ』って呼ばれてるだけだがな」

 

女性の疑問に影は自分の知りえる範囲で答える。

ラグナ=ザ=ブラッドエッジ。それは向こうの世界でラグナが呼ばれていた名である。統制機構に反逆し、いつしか『死神』と呼ばれるようになっていたのだ。

この影はそのラグナに因縁があったのだ。

 

「『俺のいた世界』か・・・面白い。そうそう。名乗っていなかったな・・・私の名はマジェコンヌ。女神打倒を目指すものだ。貴様は何という?」

 

女性・・・マジェコンヌは影の目的。そして、彼の持っている情報に興味を持ち、協力関係を作ることを決め、名を名乗った。

 

「俺か・・・?ヒヒ、俺の名はユウキ=テルミ・・・ラグナ=ザ=ブラッドエッジを葬り、この世界に恐怖を振りまく存在だ・・・ケヒヒヒヒ!」

 

ユウキ=テルミと名乗った影は再び気味の悪い笑いをした。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「凄い!シェアクリスタルがこんなに輝きを放つだなんて・・・!」

 

「ふふーん♪」

 

プラネタワーのシェアクリスタルがある部屋で、俺とネプテューヌ、そしてイストワールの三人で輝きを放っているシェアクリスタルを見ていた。

少し寂しいのは、シェアクリスタルの周りはサークルだけであったことだが、それでも虹色に輝くシェアクリスタルは見ていて綺麗だと感じる。

その輝きを見て、イストワールは感嘆の声を上げ、ネプテューヌは両手を腰にあててドヤ顔をする。

 

「さすがノワールさんとラグナさん!」

 

「ねぷぅっ!?」

 

だが、イストワールの予想外な感想にネプテューヌは思わず足を滑らせて尻餅をつく。

 

「もぉー・・・そこは流石私でしょー?」

 

「ネプテューヌさんの功績かどうか、私、正直疑っています」

 

「うわー、いーすん酷ぉい・・・」

 

「なら、そこは俺が保証するぜ。実際、ネプテューヌがいなかったらやばかった場面あったからな・・・。

たまには認めてやってもいいんじゃねえの?今回は大分働いてたしな」

 

ネプテューヌはイストワールの対応に唇を尖らせる。

イストワールは普通の国では考えられないようなことを言う。まあ、ここが『プラネテューヌだから』で解決しちまうくらいな国だからもうツッコまねえが。

とは言え、流石に否定的な言われようは今回だと割に合わないので俺はネプテューヌに助け舟を出す。

 

「・・・ラグナさんがそういうのなら・・・」

 

「おおっ!ラグナ、私に味方してくれるの!?」

 

俺の一言でイストワールは悩みながらも納得し、ネプテューヌは目を輝かせてこっちをみる。

イストワール。やっぱり半月何もしてねえネプテューヌに頭抱えてたんだな・・・。俺はイストワールの態度を見て納得した。

 

「頑張ってたやつを酷く言う必要はないからな。これからもこの調子で頑張ろうぜ。

・・・まあ、適度に休みを入れながらな」

 

実際のところ、俺は一度ノエルを酷く突っぱねてしまったことがある。

流石にあの時は俺もどうかしてたな。サヤに似すぎてて、「何で目の前にいんのがサヤじゃなくてノエル(こいつ)なんだ」って言わんばかりの態度はまずったなホントに・・・。

 

「わーいっ!ありがとーラグナーっ!」

 

「おわぁっ!いきなり抱きついてくんじゃねえっ!」

 

ネプテューヌが嬉しさのあまりか抱きついてくる。俺はその勢いに負け、二歩ほど後ろに下がってしまう。

 

「・・・ラグナさん。よっぽどネプテューヌさんに頼られてるみたいですね」

 

「・・・そうなのか?頼られんのはちと面倒だが、それならそれでいいか・・・」

 

そういや、頼られんのは久しぶりな気がする。教会でシスターと一緒にジンとサヤ(あの二人)の面倒見てた以来か・・・。

あの時はずっとこんな時間が続くと思ったが、今はゲイムギョウ界という、全くの別世界で生活してる・・・。人生何が起こるか解ったもんじゃねえな。

 

「お、おいネプテューヌ。そろそろ・・・」

 

「きゃあああっ!」

 

流石にずっと抱きつかれたままは無理があるので、俺はネプテューヌに離れてもらおうとするが、ネプギアの悲鳴が聞こえたため、俺たちは普段みんなで集まる部屋に移動する。

 

「ネプギアー。どうしたのー?」

 

「お姉ちゃん・・・私のヘンな写真がネットに・・・」

 

俺たちはネプギアの元まで行く。ネプギアが使っていたパソコンの画面を見ると、スライヌと戦ってた時にヤバい絵面してた時のネプギアの写真がネットに上がっていた。

広報用以外の写真は使わないから削除したはずなのだが、何でだ・・・?

 

「おお!私のメアド宛に送った写真!ネプギア可愛いよネプギア!」

 

「恥ずかしいよぉ・・・っ」

 

「・・・」

 

ネプテューヌはパソコンの画面をスクロールさせながらそんなことを言う。それに対してネプギアは顔を赤くする。

他の国はパソコンの画面を指で操作するようにはできてないのに対して、唯一パソコンを指でも操作できるプラネテューヌの技術は頭一つ抜けてると呆然としながら俺は改めて感心した。

 

「ネプ子・・・あんた送り先間違えたんじゃない?」

 

「まさかそんなぁ・・・。あっ・・・国民向けのメルマガアドレスに・・・」

 

「やっぱり・・・」

 

アイエフに言われたネプテューヌが自身の持っているNギアを操作する。

結果は案の定間違いだったそれを聞いたアイエフは頭を片手で抑えた。

 

「でもコメント、なんだか好評みたいです♪」

 

『えっ?(ん?)』

 

コンパの何気ない一言に、俺たちはパソコンの画面に注目し、そのコメントを確認する。

 

「『ビジュアルショック』・・・」

 

「『脳天直撃』・・・」

 

「『まだまだ行けるぜ!プラネテューヌ!』・・・支持されてるわね・・・」

 

「えっ?ええっ!?」

 

「オイオイ・・・嫌な支持のされ方だなぁ、こりゃ・・・」

 

コンパ、ネプテューヌ、アイエフの順で読み上げ、何故か支持されていることにネプギアは動揺し、俺は飽きれながら感想を述べる。

これが他の国だったらと思うと考えたくもない・・・。俺は少し不安になった。

 

「もしかして・・・シェアが急に伸びたのは・・・」

 

「この写真が原因か・・・?」

 

「すごいじゃん!ネプギア!」

 

「そ、そうかな・・・?」

 

だとしたら俺たちの努力は一体何のためにあったんだ・・・?俺は頭を抱えた。

ネプテューヌの方はそんなことはどこ吹く風と言わんばかりにネプギアを褒める。ネプギアは少し困りながら言う。

 

「てことは・・・こんな写真をばら撒けば・・・!」

 

「えっ!?」

 

「ネプギア、シェアの為だよネプギア!」

 

「ちょっと、お姉ちゃん!?」

 

ネプテューヌのとんでもない発言にネプギアは動揺する。

ネプテューヌはそんなこともお構いなしにNギアで操作を始めだしたので、ネプギアは慌ててネプテューヌを止めようとする。

 

「はぁ・・・この国の行く先が早くも不安です・・・」

 

イストワールのため息混じりの言葉に、俺は同情するしかなかった。

 

「流出は任せろバリバリーっ!」

 

「やめてーっ!」

 

ネプテューヌはネプギアの制止を無視してNギアを操作しようとする。それをネプギアが阻止する。

俺は最初こそその様子を眺めていたが、流石にネプギアが可哀想になったので止めに行くことにした。

 

「おいネプテューヌ・・・そろそろその辺に・・・」

 

「何を言うのさっ!シェアの為なんだよ!?」

 

「妹をダシにすんなこのお調子者がぁッ!」

 

ネプテューヌの迷いなき言葉に俺は一喝する。その後はシェアの為にとネプギアの写真を撒こうとするネプテューヌとそうはさせまいとする俺の論争が少し続いた。




これにてアニメの1話分は終了です。

とりあえずはテルミを出せました。これからも出せるタイミングでブレイブルー側からキャラを出していこうかと思います。

ラグナが出せてない技はベリアルエッジとシードオブタルタロスくらいですね。CF基準だからベリアルエッジは大分悩みどころです。

次回はオリ回を少し挟みたいと思います。

追記・・・またエンシェントドラゴンかよと思った方はすいません・・・。アニメ1話でエンシェントドラゴンと戦うシーンあったので。その時は一体ですが。

また、ノワールが不遇感ありますが、私はノワールのアンチではありませんので、もしそう感じた方は本当にすみません・・・。

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