僕とテストとAクラスのあの娘   作:KuromeBright

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今回は特になんもないです

ただの交渉です


vs Aクラス 交渉編

明久side

 

 

昨日は大変な1日だったな。ん?何が大変だったのかって?...かいつまんで話すと凝んな感じだ

 

 

1.試召戦争に巻き込まれた(参加してないのにだ)

2.優子さん達に過去を話した

3.廊下で倒れた

4.美穂さんに泣きつかれた

 

 

そして今日は今日で...

 

 

「「「死ねーー!吉井ーーー!」」」

 

 

明久「ハァ、死ぬわけないでしょ。今回も逃げさせてもらうよ」

 

 

「「「待てー!逃がすなー!」」」

 

 

朝学校に着いたらいきなりFFF団に襲われた。罪状は「昨日女子(美穂さんと優子さんのこと)と話してた」からだとさ。あきれるよほんと。この前なんて女子と廊下でぶつかり「かけた」だけで紐なしバンジーだよ?

 

 

明久「悪いけど、この辺でおさらばさせてもらうよ」ダッ!

 

 

「「「ちくしょー!うらやましいんじゃボケー!!」」」

 

 

やっぱりそれが本音か。さて、バカどもを撒けたことだしAクラスに向かうか。確か戦争の交渉をするとか言ってたはずだ

 

 

美穂side

 

 

~Aクラス~

 

 

坂本「失礼する。Aクラスの代表はいるか?」

 

 

あれは...誰でしょうか?

 

 

優子「今代表はいないわ。代わりに話はアタシが聞く」

 

 

坂本「そうか。それなそれで構わない。では早速本題だ。俺達FクラスはAクラスに対して一騎打ちを申し込む」

 

 

Aクラス「「「!!?」」」

 

 

優子「断るわ。」

 

 

坂本「うちから姫路が出るのを懸念したな?安心しろ、うちからは俺が出る」

 

 

優子「信用できないわね。なんせこれは『戦争』なんだから」

 

 

翔子「...その勝負、受けてもいい」

 

 

そうですよね、さすがに信用できn...ってえ!?代表、いつの間にここにいたんでしょうか。気配すら感じませんでしたよ

 

 

優子「代表!?いつからそこに、ってそれよりもうけるの?」

 

 

あ、やっぱり優子さんも気づいてなかったみたいですね

 

 

翔子「うん。ただし、条件がある」

 

 

坂本「条件?」

 

 

翔子「...負けたらなんでも一つ言うことを聞く」

 

 

何故そんな条件を付けるのでしょうか?

 

 

坂本「フム...」

 

 

明久「それでいいよ。その代わり勝負を5vs5にして欲しい」

 

 

明久さん、いいんでしょうかそんな勝手に決めて...ん?明久さん?...え、明久さん!?いつからいたんですか。しかも物凄く自然に会話に入ってきたから驚きすらしなかったし

 

 

翔子「...それなら吉井は四回戦に必ず出て。それで承諾する」

 

 

坂本「おい明久!何勝手に「じゃあそれで宜しく」おいk「わかった」チッ、まあそれでいい。その代わり科目の選択権を3つもらうぞ。勝負は放課後、これで失礼する!」

 

 

向こうの代表さんは少し機嫌を悪そうにしながら教室を出ていきましたね。まぁ勝手に話が進んだら誰でもそう思うでしょうけど

 

 

優子「それで代表、人選はどうするのかしら?」

 

 

それです。すごく気になります

 

 

翔子「わたしと優子、それに愛子と久保も。それから...」

 

 

美穂「わたしも出させてください!」

 

 

優子「美穂?」

 

 

翔子「もとからそのつもり。美穂は吉井の相手をしてもらう」

 

 

美穂「え、明久さんのですか?」

 

 

翔子「そう。吉井は実力がわからない。それに他に出てくるメンバーは大体分かる」

 

 

優子「それって?」

 

 

翔子「雄二と土屋と優子の弟、それから姫路」

 

 

優子「なるほど、そのメンバーなら対策が取れるって訳ね」

 

 

翔子「...コクッ。でも吉井は全く実力がわからない。わたしみたいなオールラウンダーよりも突出した点数の教科がある美穂が出るべき」

 

 

美穂「それって、2回しかない科目選択権をわたしが使うってことですか?」

 

 

わたしが貴重な1回を使うなんて...

 

 

翔子「わたしはこれが最善だと判断した。お願いできる?」

 

 

確かに代表の言ってることは正しいと思う。それにわたしは何故かさっきから明久さんと戦いたがっている...それなら

 

 

美穂「わかりました。がんばります!!」

 

 

翔子「それじゃあ二人とも、油断はしないように」

 

 

「「はい(えぇ)!!」」

 

 

 

明久side

 

 

さっきから雄二がご立腹だ

 

 

坂本「明久テメェ勝手なことしやがって!」

 

 

明久「仕方なくだよ雄二。それにもとから5vs5にするつもりだったでしょ?」

 

 

坂本「!?まあ確かにそうするつもりだったが...」

 

 

じゃあいいじゃんか

 

 

明久「ならいいじゃないか、それで僕と雄二は確定として残りのメンバーはどうするの?」

 

 

坂本「ムッツリーニ、姫路、秀吉でいく。島田はAクラス相手には戦力外だ」

 

 

あっさりと切り捨てられた島田さん。さすがにそれはひどすぎでしょ

 

 

明久「なるほどね、了解だよ」

 

 

ガラガラッ(Fクラス)

 

 

坂本「お前ら~、放課後にAクラス戦だぞー。各自準備しておけ~」

 

 

「「「うぃーっす」」」

 

 

さて、今回は"全力"でいくべきかな...?

 

 

三人称 side

 

 

~回想~

 

 

Aクラスで交渉が始まった直後の廊下

 

 

???1「○○さん、ちょっといいかな?」

 

 

???2「○○、どうしたの?」

 

 

???1「実はお願いがあるんだ......ってことなんだけど頼めるかな?」

 

 

???2「...わかった。じゃあそっちもわたしに合わせて」

 

 

???1「オーケー。それじゃあよろしくね」

 

 

~回想終了~

 

 

相手の戦力を分析した上であくまでも油断はせずに策をねるAクラス。はたまた始めから敗北など考えず、ただ勝利のみを意識して動くFクラス。誰が見てもどちらが勝つか目に見えているがそれは本当ににそう見えるだろうか?何が起こるかわからないのが戦争である。

 

 

AクラスはFクラスを過小評価したわけではないが過大評価をしたわけでもない。FクラスはAクラスを強敵と考えてはいるが敗北が眼中にない。どちらかが己らの間違いに気づけば勝負の流れは変わるだろうがそれに気づくことはない。両クラスの中に一人だけ、この戦争の結末を予測し、裏から戦争を操っている人物がいること。そしてそれに協力している人物がいることにも、誰も気づくことはできない...




前書きで何もないと言ったな。あれは嘘だ



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