僕とテストとAクラスのあの娘   作:KuromeBright

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納得のいく文章をつくれないまま二ヶ月が経ちました。妥協の末になんとか投稿です!

相変わらずの駄文と短さ(尚本作では最長)ですがそれでも良ければ今回もゆっくりしていってくださいね!


お化け屋敷と出来レース

明久side

 

お化け屋敷の中に入ってみるとオススメしてくるだけあってかなり本格的で、もしかんて本物が紛れてるんじゃないかという雰囲気を醸し出していた

 

明久「思ったよりも本格的だね」

 

美穂「廃病院を改装したみたいですね。私のこういうのはそこまで苦手ではn「ガシャ!!」キャッ!」

 

明久「うおっと、美穂さん、大丈夫?」

 

美穂「あ、、はい、大丈夫です......」

 

明久「結構しっかりしてるな、美穂さん、僕から離れないでね」

 

はぐれるといけないのでそっと美穂さんの手を握る

 

美穂「は、はいぃぃぃ///」

 

「ん?美穂さん?......あっ///」

 

美穂さんの反応を見て今更ながら自分のしたことを理解する。無意識にやっちゃったよ...

 

明久「ご、ゴメン!すぐ離すから」

 

美穂「い、いいんです!ちょっとびっくりしちゃっただけで、その......嬉しいですから握っててください///」

 

明久「そ、そう?それじゃあ先に進もうか」

 

美穂「はい♪」

 

『・・・・・』

 

意気込んだもののその後は何故かほとんどおばけに遭遇することもなく出口まで辿り着いてしまった。もちろん何度かお化けと遭遇したけど、それでも建物の広さに対して少ないと感じたのが率直なところだ。変だなとは思ったけどお化けが出た時には美穂さんが抱き着いてきて実際はそれどころじゃなかった。終始ドキドキさせらてお化け屋敷は文字通り"心臓に悪い"と思ったよ

 

明久「なんというか、あっけなかったね」

 

美穂「何か不具合でもあったんでしょうか?コースの長さの割にほとんど何も起きませんでしたね」

 

明久「考えても仕方ないか、次行こっか色々あるけど、」

 

美穂「そうですね。次はここなんかどうですか?」

 

明久「うん、じゃあそこに行こうか」

 

お化け屋敷の件は謎のままだけど、どうせ答えもでないし今はいっか。ちょっと得も出来たし、ね(笑)そこだけはあのスタッフに感謝してもいいかな。怪しいけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

「ンー、なんとも言えない結果デスねー」

 

「全く、何やってるのよアナタ達。せっかく念入りに立てた計画をパーにしてくれちゃって」

 

『『『いや、なんかあの二人の間に入っていけなくて......』』』

 

「まーまー優子、落ち着きなって。それに完全に失敗って訳でもないみたいダヨ?」

 

「え?」

 

「......お化け屋敷に入る前に比べてだいぶ距離が近づいてる。経過はともかく結果は十分」

 

「んー......確かにいつもより距離が近いみたいね。まあいいわ、結果オーライなら」

 

「二人はまだ色んなアトラクションを楽しんでるみたいだね.......羨ましいな(ボソッ)」

 

「ん?久保くん、何か言った?」

 

「いや、唯の独り言だよ、気にしないでくれ」

 

「そう、みんな、作戦はまだまだこれからよ。気を引き締めていきなさい!」

 

「「「おう!!!(うん)」」」

 

「それから、バレないようにそれとなく誘導するのよ、いいわね?」

 

「「「は、はい(まだバレてないと思ってたのか)」」」

 

「では霧島さん、ワタシは持ち場に戻らせていただきマース」

 

「わかった」

 

ガチャ、パタン...

 

「......明久、美穂。大丈夫、きっと上手くいく。頑張って」

 

翔子の応援にフラグが立ったのかどうなのかはわからない。しかしこの後、明久達は厄介事に巻き込まれることになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中央広場

 

明久「ふぅ、結構な数回ったねどのアトラクションも想像以上にクオリティ高くてびっくりだよ」

 

美穂「ホントですね。楽しくてちょっとはしゃぎすぎちゃいました(苦笑)流石に疲れましたね」

 

明久「そういえばそろそろお昼時か。美穂さん、お昼はどうs『ピンポンパンポーン』ん?」

 

《本日は、如月ハイランドのプレオープンにご来場いただき、まことにありがとうございます。12:30より、中央広場のレストランにおいてイベントを行います。お食事と合わせてどうぞお楽しみください》

 

美穂「イベントですか、面白そうですね。行ってみますか?」

 

明久「う~ん、そうだね......」

 

「オーウ、ココにいましたか」

 

明久「ん?あぁ、さっきのスタッフさん、どうかしましたか?」

 

「先程のアナウンスはお聞きになりマシたか?お二人にはチケットの特典として豪華な昼食をご用意しておりマース。オゥ吉井サーン、我々は毒を盛るつもりなどないのでその疑わしさ全開の目を止めて下サーイ」

 

美穂「あの、明久さん、いいじゃないですか。行ってみませんか?」

 

明久「......はぁ、分かったよ。それじゃあスタッフさん、案内お願いします」

 

「かしこまりマシた。こちらデース」

 

5分ほど歩いて見えてきたのは僕らみたいな学生には到底手の届かなそうな高級レストランだった。たかがテーマパークでここまで......今はどこもこんなものなのかなぁ?中に入るとこれまた綺麗な内装。奥にステージがあり、僕と美穂さんはそのステージに一番近い、目の前の席に案内された

 

「それではごゆっくり、オシャレなひと時をー。後はお願いしマース」

 

「かしこまりました。吉井様、佐藤様には当店のシェフが腕を奮ったメニューを提供させていただきますので少々お待ちください」

 

明久「......優子さん、バイト?」

 

スタッフが持ち場に戻るのと入れ替わりでやってきたレストランの店員。最早隠す気がないのだろうか、多少繕ってるみたいだけど、どこからどう見ても優子さんなんだけど。なに?向こうは気づいてないとでも思ってるわけ?流石にバレバレだよ!?だって入場の時からずっと怪しかったもん、僕が気にかかった二人も愛子さんと久保君で間違いないな。

 

優子?「なんのことでしょうか?私は優子さんではありませんよ」

 

あくまでシラを切るつもりか

 

明久「そう、じゃあ確認させてもらおうかな」prrrrrr

 

優子?「(prrrrrr)ん?失礼。...はい、どうかしましたか?」

 

向こうは電話に出たけどこちらはまだ呼び出し中、無駄に用意周到だ。でもそんな工作するなら変装ももう少し何とかするべきだったんじゃないかな。流石に美穂さんも疑ってるし

 

優子?「失礼しました。ただいま料理をお持ちします」

 

しばらくして運ばれてきたのはオードブル。まさかフルコースか、自費でフルコースなんてただの高校生にはとてもじゃないけど出来ない。如月グループの力の入れようはどうやら僕が思ってた以上のものらしい。ここまでガチな計画に自分の学校の生徒が組み込まれるとなれば流石の学園長も認められなかったのかな......でもそれならなぜ美穂さんにチケットを渡したのかだ。まああの人のことだから面白半分なんだろうけど、一応善意のつもりなのかな?まあどっちでもいいか、それは今考えることじゃないし、今は美穂さんと料理を楽しもう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何事もなく落ち着いた時間を過ごす。やたらと絡まれてきたけどここには何もないのかもしれない。そう安堵してデザートを食べ終えた、その時だった

 

 

《えー皆様、本日は如月ハイランドプレオープンにご参加いただき誠にありがとうございます》

 

ステージにあがった女性スタッフのアナウンスに昼食を楽しんでいた客が反応しステージに注目が集まる

 

《なんと、本日は当会場に結婚を前提にお付き合いしているカップルがいらっしゃいます》

 

へぇ、高校生なのにもう結婚まで考えてる人達がいるんだ。僕もいつか結婚するのかな、でも相手が......もし美穂さんと結婚したら、いやいや、うーん

 

《そこで如月グループはそんなお二人をサポートする為にある企画を御用意致しました。名付けて『ウェディング体験プレゼントクイズ』です!それではお二人にはステージ上に上がっていただきましょう。吉井明久さん、佐藤美穂さん、どうぞ!》

 

明久「ブハッ!ゲホッ、ゴホッ、は!?」

 

いきなりのことで思わずテーブルから立ち上がってしまい余計に注目を集めてしまった。クソっ、何も無いハズがなかったじゃないか。このレストランだってあのスタッフに案内されたんだから。しかしどうするか、なんかもう逃げられない雰囲気出てるし......仕方ない今は大人しく従っておくか。なんとかこの危険極まりない企画を回避しないと......

 

《企画は至ってシンプル。こちらの出すクイズに見事5問連続正解すれば当グループが提供する最高級のウェディングプランをお試しいただけます。あ、ご本人様同士の合意があればそのまま入籍という形でも問題ありませんよ》

 

問題しかないわ!!そもそも僕達まだ17だから法的にアウトだよ

 

美穂「・・・・・・。」

 

美穂さんはもう何が何なのか分からないという顔でただボーッとしてる。そりゃいきなりこんな展開になって混乱しない方がおかしいんだけどね

 

《さて、さっそく1問目いきますよ!お二人の結婚記念日はいつでしょうか?》

 

・・・ん?おかしい、問題がわからない。答え以前に問題が謎だ

 

ーピンポーン

 

美穂「き、今日?」

 

明久「美穂さん!?」

 

《正解でーす!》

 

正解!?なんでだ!?司会者は僕にだけ分かるように笑顔を向けている。まさかの出来レースか。というか美穂さん普通に答えちゃってるし

 

《それでは2問目参りましょう!お二人が式を挙げるのはどこでしょうか?》

 

ーピンポーン

 

明久「サバの味噌煮!」

 

《お見事、正解です!挙式は当園内の如月グランドホテル・鳳凰の間、別名『サバの味噌煮』で行われる予定です》

 

明久「待て!明らかにそれはおかしいよ!?」

 

《第3問!お二人の出会いはどこでしょうか》

 

流された!?まずい、ここまで酷い出来レースだとは思わなかった。あの司会から不正解を引くにはどうすれば......

 

ーピンポーン

 

美穂「高校です」

 

《せいか~い!お二人は高校で知り合ったのです。運命ってやつですかね?羨ましいです!》

 

しまった!考え込んでる間に美穂さんが答えちゃった。こうなったら最終手段だ!

 

《それでは4問目です!お二人n「わかりm」正解です!》

 

無理だ、問題を無視しても正解にされるんじゃどうにもならないじゃないか。もう僕は諦めるしかないのか、そんな時だった

 

「ねえねえ、おかしくな~い?」

 

不意に聞こえた声。それは明久に手を差し伸べる救いの手か、それともー




純情美穂さん、Aクラスの策略、如月グループの暗躍、謎?の乱入者
悩める明久はどうなってしまうのか!?(すっとぼけ)

次回はもっと早く投稿出来るといいですね。まあ勉強もあるし他の作品もあるので実際あんま余裕は無いんですけどね(笑)それでも読んでいただけるのなら、これからも応援よろしくお願いします!
ではまた次回!

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