僕とテストとAクラスのあの娘   作:KuromeBright

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2ヶ月ぶりの更新です、大して長くもない文章なのに更新遅くてすみません。こんな作品でも未だに読んでくださっている方がいるというのが嬉しくて嬉しくて...元々は自己満で始めた作品ですが読者の皆様の為にも頑張っていきたいと思います!

それでは本編へどうぞ!


デートと策略

妹「ねぇ、お母さん」

 

母「...何?」

 

妹「お姉ちゃんさ、何であんなウキウキしてんの?」

 

母「しっ、黙って見守ってなさい」

 

美穂「〜♪」

 

母「(大人しくて一人でいることが多かったあの子がここまで変わるなんて、やっぱり彼のおかげなのかしらね)」

 

母「......頑張りなさいよ、美穂」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久side

 

明久「うーん、流石に早く来すぎたかな…笑」

 

今日は美穂さんと如月ハイランドに遊びに来ることになっていて現在待ち合わせ時刻の1時間前。相手を待たせるのは申し訳ないから早めに来たんだけどどうやら早すぎたらしい。こうなるとどこかで時間を潰さないと流石に暇を持て余してしまう

 

明久「どこかテキトーな店に入...ん?今の...」

 

気のせいかな、今クラスメイトらしき人が居た気がするけど…どうでもいっか

 

明久「あ、意外と近くにカフェあった。ここで待ってようか」

 

そうして美穂さんが来るまでの間僕はカフェで時間を潰すことにした

 

「あっぶなーい笑もう少しでバレるとこだったよー」

 

 

「別に何も予定言ってないんだから見つかってもバレたりしないわよ」

 

「...小さなミスも命取り」

 

「それもそうね。ささ、そろそろ行動に移るわよ」

 

「「りょーかい」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜如月ハイランド(待ち合わせの20分前)〜

 

明久「さて、そろそろ行こうかな、会計お願いします」

 

会計ぱっぱと済ませて僕は元の集合場所に戻った

 

5分後...

 

美穂「明久さーん!おはようございます、待たせちゃいましたか?」

 

明久「おはよう美穂さん、僕も来たばかりだから大丈夫だよ」

 

美穂「そうですか、今日はよろしくお願いしますね」

 

明久「こちらこそ」

 

今日の美穂さんは白のシャツに薄い水色のカーディガンを羽織り、藍色のロングスカートという格好だ。うん、すごくかわいいと思う」

 

美穂「ふぇ!?あ、明久さん!?///」

 

ん?何故に美穂さんは赤くなってるん...だ...

 

明久「もしかして、声に出てた?」

 

美穂「は、はい...」

 

明久「...えっと、ごめん///」

 

美穂「い、いえ、嬉しいですから///」

 

「「......。」」

 

明久「...行こうか」

 

美穂「...はい」

 

お互い恥ずかしさから気まずくなったのでとりあえず園内に入ることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本日はプレオープンにお越しいただきアリガトウございマース!チケットはお持ちデスかー?」

 

入口でスタッフの人から声がかかりそちらに反応する。ここでチケットの確認をするみたいだね

 

明久「はい、どうぞ」

 

「拝見しマース...!?」

 

美穂「どうかしましたか?」

 

「イエイエなんでもありまセーン、少々お待ちいただけますカー?」

 

美穂「は、はぁ...」

 

スタッフは少し離れてどこかに電話をかけ始めた

 

「私だ。ターゲットを確認した、をウェディングシフトの用意を始めろ。確実に仕留める」

 

明久「ちょっと待て。今物凄く物騒なこと言わなかった?」

 

「コチラの話デース気にしないデくだサーイ」

 

明久「......」

 

どうもこの人怪しいな

 

「コホン、デハ最初に記念写真を撮りマショウ。」

 

明久「だって美穂さん、どうする?」

 

美穂「せっかくですからお願いしましょう」

 

3分程で別のスタッフがカメラを持って来た

 

「カメラをお持ちしました」

 

「おや、アナタでしたか、ありがとうございマース」

 

ん?今のスタッフ、なんだかうちのクラスの眼鏡をかけた優等生に見えた気がしなくもない

 

「ササ、それではお二人サーン撮りますヨー」

 

明久「あ、ハーイ」

 

とりあえず今考えるのはやめておこう。今は撮影に集中しないと

 

美穂「......」

 

明久「あれ?美穂さん、どうしたn」ギュッ

 

美穂「...///」カオマッカ

 

不意に美穂さんが僕の腕に抱き着いてきた。突然のことに僕の頭は全く働かず、茫然としている中スタッフはというと

 

「オーウ、仲睦まじいデスねー。そのまま笑顔でお願いしマースはい、チーズ」パシャ

 

「すぐ現像しマスのでそのまま待っていて下サイ」

 

「「......」」

 

明久「えっと、美穂さん?///」

 

美穂「えと、その...///」

 

気まずい、とても気まずいぞ!スタッフさん早く戻ってきてください

 

「おまたせしましタ、こちらデース」

 

明久「どれどれ...ってこれなんですか?」

 

写真には顔を真っ赤に染めて僕の腕に抱き着いてる美穂さんと、戸惑いながらも照れているのを隠しきれていない僕が写っていた。ここまでは別に問題という問題はない。ただ写真の縁はハート型で、さらにその下には『私達、結婚します』と書かれており横から天使が祝福していた

 

「サービスで加工も入れておきまシタ」

 

なんていらないサービスだ

 

「この写真をパークの記念館に飾っても良いデスか?」

 

明久「やめて!そんなことされたら恥ずかしさで死ねるよ!」

 

美穂「あの...せめて加工を外してもらえれば...」

 

「わかりまシタ。では加工は外しておきマース」

 

イマイチ納得いかないけど、美穂さんがいいならそれでいいか...

 

「ねぇねぇ、写真撮影だってー!アタシらも撮ってもらおうよ」

 

「俺たちの結婚記念にか?そりゃいいな、おいスタッフ、俺らも撮ってくれよ」

 

やってきたのはちょっとチャラい若い男とその彼女らしきギャルのカップル。うわぁ、これ確実にめんどい奴だ...

 

「すみません、コチラは特別企画ですので...」

 

男「あぁ!?俺たちはオキャクサマだぞコルァ!」

 

女「キャー、リュータカッコイー♪」

 

こんな化石のような奴がまだいたとは、でもこれはこれで都合がいい。スタッフさんには悪いけど今のうちに退散させてもらおう

 

明久「美穂さん、今のうちに行くよ」ヒソヒソ

 

美穂「うぇ?あ、はい」ヒソヒソ

 

あわれなスタッフと迷惑なカップルを残して僕達は園内に入る

 

明久「美穂さん、どこから見ようか?」

 

美穂「んー、そうですねぇ...」

 

「ねぇねぇそこのお似合いなカップルさん」

 

「「???」」

 

「フィーがオススメのアトラクションを紹介してあげるよ♪」

 

現れたのは如月ハイランドのマスコットキャラクターであるキツネのフィー。ボイスチェンジャーで声を変えてるから確証はないけど、この他人をからかうような喋り方、凄く身に覚えがある。覚えがあるが一先ずここは相手の出方を伺おう

 

美穂「どこがオススメなんですか?」

 

美穂さんは気づいてないみたいだ。美穂さんって僕より彼女達と長い付き合いのはずだよね?

 

フィー「フィーのオススメはあそこに見えるお化け屋敷だよ♪」

 

はい、これは確実に罠ですね。絶対に何か仕掛けがあるはずだ...このフィーがホントに僕のクラスメイトならだけど

 

明久「へー。よし美穂さん、お化け屋敷"以外"にしよう」

 

フィー「え!?な、なんで?お化け屋敷に行ってよ!」

 

明久「そこまでして行かせようとする辺りが特に怪しいんだ!絶対罠でしょ!」

 

「ココにいまシタかー。吉井さん、お化け屋敷に行って下サーイ」

 

さっきのスタッフさんだ。あの迷惑客は無事撒いたようだ。それより

 

明久「ここまで明らかな罠にまだ行かせようとするの!?」

 

美穂「あの、明久さん。別にいいじゃないですか、行ってみましょう」

 

明久「うぐっ、まぁ美穂さんがいいなら構わないけどさ...」

 

「助かりマース。ささ、どうぞ中へ」

 

流石に美穂さんにまで言われては逃げ場がない。納得行かない部分が多いけどとりあえず余計な考えは捨ててお化け屋敷に入った。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・(ニコニコ)」ピッ

 

『...こちら司令室』

 

「ターゲットがお化け屋敷に入った。これより作戦を開始する」

 

『...了解』

 

「では失礼しマース」ピッ

 

「...霧島さん考案の作戦、吉と出るか凶と出るか。楽しみデスねー」

 

 

 

 




スタッフから強キャラ感が...まぁ普通のスタッフなんですどね。次回でデート回終わるかな?終わらない気がする


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