僕とテストとAクラスのあの娘   作:KuromeBright

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明久「なんか今回の僕弱いものいじめする嫌な奴に見えるんだけど?」

美穂「そ、そんなことないですよ!むしろ冷静さがかっこよくて...///」モジモジ

明久「美穂さん?」

美穂「は!な、なんでもないですよ!?」

明久「?顔が赤いな、熱でもあるんじゃ」おでこピタッ

美穂「ふぇ?...」ボンッ!

明久「み、美穂さん!?...あ~」

明久「そ、それでは本編どうぞ!」アセアセ


明久VS美穂 そして終結へ

明久side

 

 

明久「お待たせ、美穂さん。Fクラス、吉井明久です」

 

 

いやぁ、思ったよりも早く四回戦になってたね。危うく不戦敗になるところだったよ。え?何をしてたのかって?言えるわけないでしょ

 

 

美穂「明久さん...」

 

 

明久「悪かったね美穂さん。さて、早速始めようか」

 

 

高橋「教科は何にしますか?」

 

 

明久「美穂さん、好きな科目をどうぞ」

 

 

何を選んでも結果は変わらないからね

 

 

美穂「...明久さんの得意科目は何ですか?」

 

 

!...何か言われたのかな。まぁいいや、どうせ全力で戦うんだし、せっかくだから...

 

 

明久さん「美穂さん、僕が一番得意なのはね...日本史だよ」

 

 

美穂「そうですか...先生、日本史でお願いします」

 

 

明久「いいんだね美穂さん?ハッキリ言って勝ち目がないと思うよ」

 

 

美穂「大丈夫です。わたしは全力で勝ちにいきます!」

 

 

そうか、仕方ないね

 

 

明久「そう...なら、僕の"全力"で相手をしよう」

 

 

高橋「承認します。それでは試合開始!」

 

 

美穂side

 

 

明久「美穂さん、僕が一番得意なのはね...日本史だよ」

 

 

明久さんて日本史が得意なんですね。そういえばDクラスの人たちに絡まれたときも日本史でしたっけ

 

 

久保『君は吉井君に勝てない』

 

 

あれはどういう意味なのか、まずはそれを知りたい

 

 

美穂「そうですか...先生、日本史でお願いします」

 

 

明久「いいんだね美穂さん?ハッキリ言って勝ち目がないと思うよ」

 

 

美穂「大丈夫です。わたしは全力で勝ちにいきます!」

 

 

明久「そう...なら、僕の"全力"で相手をしよう」

 

 

え?それって...前は全力じゃなかったってことですか?

 

 

高橋「承認します。それでは試合開始!」

 

 

考えても仕方ありません、今は全力で戦い抜きます!

 

 

美穂「サモン!」

 

 

Aクラス 佐藤美穂

   300点

 

 

優子「美穂ってば、なんで自分の得意科目を選ばなかったのかしら?」

 

 

翔子「...美穂に思うところがあったんだと思う」

 

 

優子「ふーん、ところで代表、どこにいってたの?」

 

 

翔子「...それは言えない」

 

 

優子「そう...」

 

 

明久「さすがだね美穂さん、でも僕には届かない。ねぇ美穂さん、僕が前に召喚獣を出した時のこと覚えてる?」

 

 

!?『クラスチェンジFクラス』

 

 

明久「あの言葉の意味を教えてあげるよ。だから今回はあの言葉は言わずに召喚するよ」

 

 

明久「...サモン」

 

 

Fクラス 吉井明久

   ???点

 

 

明久「これが...答えだよ」

 

 

Fクラス 吉井明久

   1289点

 

 

美穂「...え?」

 

 

「「「な、なに~~~!?」」」

 

 

優子「せ、1000点ですって!?」

 

 

坂本「マジか!?」

 

 

島田「か、カンニングでしょ吉井!」

 

 

姫路「だ、ダメですよ吉井君!カンニングはいけないことですよ!?」

 

 

明久「なに言ってるのさ。カンニングなんかするわけないでしょ」

 

 

高橋「そうですよ。私達がカンニングを見逃すはずはありません。なにより吉井君は一人でテストを受けています」

 

 

島田「で、でも!」

 

 

明久「うるさいなぁ。少し静かにしててくれるかな?」

 

 

美穂「それが明久さんの実力...!?もしかして、あの『クラスチェンジ』って」

 

 

明久「僕の腕輪の能力だよ。自分の指定したクラスの平均点ぐらいに点数を調整できるんだ」

 

 

美穂「そういうことだったんですか。でもそれなら何故その力を隠すんですか?Dクラス戦のときも」

 

 

明久「あまり目立ちたくないからね。さて、そろそろ始めようか」

 

 

美穂「はい!それでは先行はもらいますよ、せい!」

 

 

わたしの召喚獣はダッシュで明久さんの召喚獣に近づいて鎖鎌でその右腕を...

 

 

切り裂いた

 

 

明久「っつ!」

 

 

美穂「え!?」

 

 

Fクラス 吉井明久

   979点

 

 

明久さん、まったく避けなかった?

 

 

明久「さすがにキツイね。容赦なく切り捨てるんだもんなぁ笑」

 

 

な、なんで...

 

 

美穂「なんで避けなかったんですか!?明久さんはフィードバックがついているのに!」

 

 

明久「これも僕が全力で戦うためだよ。今の僕にとって右腕は必要ないからね」

 

 

美穂「それはどういう...」

 

 

明久「こういうことさ」

 

 

そういうと明久さんの召喚獣は右手に握られていた木刀を『左手』で持った。そして木刀を勢いよく振ると剣先が抜けて『真剣』がその姿をみせた

 

 

明久「これが僕の本気だ。僕は本来左利きで、全力の試合のときは木刀に仕込んである真剣で戦う。あっ、右腕を切り捨てたのはおまけみたいなものだよ。」

 

 

美穂「くっ!それでもわたしは負けません」ダッ

 

 

まずは攻撃を当てないとどうにもなりません。せめて一撃入れば!

 

 

明久「...フッ、遅いよ美穂さん?」チャキッ

 

 

美穂「な!いつの間に後ろに...!?」

 

 

一瞬で背後を取られるなんて。やっぱり明久さんは強い...嫌、強すぎる

 

 

明久「本当はさっさと終わらせたいんだけど、今は時間を稼がなくちゃいけないんだ。もう少し付き合ってもらうよ」

 

 

そういうと明久さんはわたしから離れて学ランのポケットから腕輪を...腕輪!?

 

 

美穂「腕輪の二個持ちなんてできるんですか!?」

 

 

明久「それは少し違うよ。クラスチェンジは僕の点数を隠すために学園長がくれたものだ。そしてこっちが僕の本来の腕輪」ニヤッ

 

 

明久「腕輪発動『氷炎(インフェルノ)』氷獄」

 

 

その瞬間、フィールド内が極寒の吹雪に覆われました

 

 

美穂「こ、これは...!?」

 

 

明久「これが氷炎の能力だ。この空間にいる限り10秒に5点のペースでダメージが入るよ。因みに僕には影響しない」チラッ

 

 

これじゃあ攻撃するしか手段がない!急がないと!

 

 

明久「...ハァ、どうやら時間みたいだ。楽しかったよ美穂さん、それじゃバイバイ」

 

 

ヒュンヒュンッ!

 

 

美穂「...え?」

 

 

わたしの召喚獣は一瞬のうちに切り裂かれていました

 

 

Aクラス 日本史 Fクラス

佐藤美穂    吉井明久

 0点      949点

 

 

高橋「し、勝者、Fクラス」

 

 

全く、歯が立たなかった...!これで2VS2、もう後がなくなっちゃった。でも、クラスのみんなには申し訳なかったけど、明久さんとの戦いは楽しかった。もっと戦いたい、もっと同じ時間を過ごしていたかった...は!わたしったら何を考えて///ふぅ、今まで気づかなかったけどこれってやっぱり...

 

 

美穂「...そうだ!後で代表と優子さんに相談してみましょう」

 

 

明久side

 

 

ふぅ、やっと終わったね。さて、僕の計画も終わりが見えてきたね

 

 

明久「さぁ、最後の戦いだ...!」




美穂「う、う~ん」

明久「あ、やっと起きたね。もう本編終わっちゃったよ?」

美穂「え!?じゃ、じゃあ明久さんの勇姿は?」

明久「もう一周してきてね?」ニコッ

美穂「!?///わ、わかりました」トボトボ

明久「アハハ(汗)あ、Kurome、お疲れ様」

作者「明久か、お疲れさん。今回はどうだった?」

明久「僕はあんな感情を表に出すタイプじゃないはずなんだけど」

作者「今後の展開を踏まえてもそう言える?」

明久「ん~、ゴメン作者、確かに笑いたくもなるわ」

作者「だろ?っとそろそろ時間だ。それでわみなさん」

作明美「「「また次回!」」」

明久「美穂さん!?いつの間に」

美穂「えへへ笑」

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