僕とテストとAクラスのあの娘   作:KuromeBright

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明久「美穂さん、なんでも今回から僕たちが前書きと後書きを担当するらしいね...作者はどうしたの?」

美穂「確かKuromeさんなら...『文才を探す旅にでてくる』とか言ってましたよ?」

明久「どうせ見つからないものを探しても仕方ないじゃないか...」

美穂「まぁまぁ」(笑)

明久「...仕方ない、僕らで頑張るか。あ、そうそう。前回の最後に出てきた謎の二人が誰かは今後の展開で明らかに(明記はしないかも)なるよ」

美穂「既に感想に予想を書かれている読者様がいましたね」

明久「うん、答えを意識しながらまずは3回戦までを見ていってね」

明・美「「それではどうぞ」」


A vs F 1~3回戦

美穂side

 

 

高橋「これより、Aクラス対Fクラスの一騎打ちを始めます。一回戦の選手は前に出てください」

 

 

ついに始まりましたね。今回の戦争は何が起こるかわからない、そんな予感が頭を離れない。わたしは今回の戦争が不安で仕方ありません

 

 

優子「アタシがでるわ」

 

 

秀吉「ワシがいこうかの」

 

 

いきなりの姉弟対決ですね

 

 

高橋「教科は何にしますか?」

 

 

秀吉「姉上、決めてよいぞ」

 

 

優子「...そう?じゃあ古典で」

 

 

高橋「承認します!」

 

 

優・秀「サモン!」

 

 

Aクラス 古典 Fクラス

木下優子   木下秀吉

288点  VS   108点

 

 

点数では優子さんが圧倒的ですね

 

 

秀吉「どうじゃ、ワシも頑張っておるのじゃ!」

 

 

優子「それが何?その程度で誇られても困るわ」

 

 

ヒュッ、ズバッ!

 

 

木下秀吉 87点

 

 

秀吉「おわっとと、いきなりじゃのう」

 

 

優子「アタシはここに長居したくないの、さっさと終わらせるわよ」

 

 

優子さん、やっぱり昨日のことを気にしているのでしょうか

 

 

秀吉「随分と殺気だっておるのぉ、じゃがそんな安直な攻撃では倒せんぞ?操作技術で負けるはずがないのじゃ」サッ

 

 

優子「アンタ、これで全力だとでも思ってるの?」ザッ!

 

 

秀吉「なっ!」ザシュッ!

 

 

木下秀吉 0点

 

 

さすがですね優子さん、正確に喉元を狙ってましたね

 

 

高橋「勝者、Aクラス」

 

 

「「うぉ~~~!」」

 

 

 

秀吉「そ、そんな...!」

 

 

優子「はじめからアンタに手こずるわけがないのよ。全部アンタを油断させて倒すための作戦よ」

 

 

高橋「二回戦を始めます。両者前へ」

 

 

愛子「優子お疲れ~♪次はボクが行ってくるね~」

 

 

優子「えぇ、油断すんじゃないわよ?」

 

 

愛子「大丈夫だって!ボクに任せときなよ♪」

 

 

愛子さん、多分無理です(泣)何故だかそんな気がするんです

 

 

愛子「Aクラス、工藤愛子でっす!」

 

 

土屋「...Fクラス、土屋康太」

 

 

高橋「教科は何にしますか?」

 

 

土屋「...保健体育」

 

 

愛子「君、保健体育が得意なんだってね?でもボクもかなり得意なんだよね。君と違って...実技でね♪」

 

 

土屋「実技......ブシャァァァァア!」ドサッ

 

 

「「「ムッツリー二ィィィィ!」」」

 

 

「ちくしょう!俺らより先に逝きやがって!」

 

 

「衛生兵!衛生兵!」

 

 

「誰かこのエロの化身を救ってくれ!」

 

 

美穂「優子さん?なんで耳を塞ぐんですか?」

 

 

優子「いいから!アンタの純情は守って見せるわ!」

 

 

何を言ってるのでしょうか?それに相手の方は大丈夫なんでしょうか

 

 

土屋「...問題ない」スクッ

 

 

高橋「それでは二回戦を開始してください」

 

 

高橋先生冷静ですねー

 

 

土屋「...サモン」

 

 

愛子「サモン!」

 

 

Aクラス 保体 Fクラス

工藤愛子    土屋康太

446点  VS ???点

 

 

「400点オーバーだと!?」

 

 

「なんだあのバカでかい斧は!?」

 

 

「腕輪もあるぞ!」

 

 

愛子「実践派と理論派どっちが強いか教えてあげるよ。バイバイ!ムッツリーニくん!」

 

 

土屋「...加速」ザシュッ!

 

 

愛子「え!?」

 

 

土屋「...加速終了」

 

 

工藤愛子  土屋康太

 0点  VS 576点

 

 

高橋「勝者、Fクラス」

 

 

愛子「そんな、このボクが...!?」

 

 

あ~、やっぱり負けちゃいましたね。

 

 

愛子「うぅ~、ゴメンみんな」

 

 

優子「大丈夫よ。あと三人で勝てばいいだけの話」

 

 

美穂「そうですね。...あれ?そういえば代表はどこにいったんですか?」

 

 

優子「え?確かに開戦のときもいなかったわね」

 

 

利光「あぁ、代表なら『用事ができた。四回戦までには戻るから、それまでは指揮は久保に任せる』って言って昼頃にどこかへ行ったよ」

 

 

優子「そうだったの、なら大丈夫そうね」

 

 

利光「うん、それじゃあ僕は三回戦にいってくるよ」

 

 

美穂「はい、頑張ってくださいね!」

 

 

戻ってくるなら大丈夫ですけど、いったいどこに行ったんでしょうか?

 

 

高橋「三回戦を始めます。両者前へ」

 

 

利光「Aクラス、久保利光」

 

 

姫路「Fクラス、姫路瑞希」

 

 

高橋「教科は何にしますか?」

 

 

姫路「総合科目でお願いします」

 

 

高橋「承認します。それでは試合開始!」

 

 

久保「...サモン!」

 

 

Aクラス 久保利光

   3997点

 

 

島田「凄い、学年次席ってあんなに点数高いの!?」

 

 

姫路「わたしはまけません!サモン!」

 

 

Fクラス 姫路瑞希

   4409点

 

 

「「「4000点オーバー!?」」」

 

 

坂本「学年主席に匹敵する点数だな」

 

 

利光「なるほど...姫路さん、提案があるんだが?」

 

 

姫路「?なんでしょうか」

 

 

利光「お互い最初の一撃に全てを賭けないかい?恨みっこ無しの一発勝負だ!」

 

 

姫路「...わかりました。その勝負、受けて立ちます!」

 

 

利光「(あっさり乗ったな。伸びたのは点数だけか...)よし、それじゃあいくよ!」ダッ!

 

姫路「いきます!」ダッ!

 

 

ヒュンッ!ザザシュ!

 

 

 Aクラス 総合科目 Fクラス

久保利光       姫路瑞希

7点          0点

 

 

高橋「勝者、Aクラス」

 

 

姫路「そ、そんな、なんで...」

 

 

利光「試召戦争は点数がすべてとは限らない。武器の相性や駆け引きなんかも重要だ。君は今までそんなことを考えてこなかっただろう?それが君の敗因だ。いくら点数で負けていても、僕の鎖鎌は2本あって、君の攻撃を防ぎながらの攻撃も可能だったんだ。これから精進することだね」

 

 

姫路「あぅ...」

 

 

利光「あぁそれと、みんな勘違いしてるみたいだけど、僕は学年次席ではないよ」

 

 

「「「!!?」」」

 

 

え!?久保くんって次席じゃないんですか?それじゃあいったい誰が...

 

 

利光「因みに主席も霧島さんじゃあない。それは誰なのか...ま、すぐにわかるだろう」

 

 

でも代表が主席じゃないとはいったい...

 

 

利光「佐藤さん」

 

 

美穂「久保くん、どうしたんですか?」

 

 

利光「次の試合、君は絶対に吉井君に勝てない。理由は戦ってみればわかるだろう」

 

 

美穂「え?それはどういう...」

 

 

利光「吉井君に得意科目を聞いてから戦うといい。じゃあ頑張ってくれ」

 

 

...どういうことですか、わたしは絶対勝てないって

 

 

高橋「それでは四回戦を始めます。両者前へ」

 

 

美穂「Aクラス、佐藤美穂です」

 

 

高橋「おや?Fクラスは...」

 

 

???1「危ない危ない、思ったよりもギリギリだったみたいだね」

 

 

???2「...早くいって。じゃないと不戦敗になる」

 

 

???1「そうだね、じゃあまた後でね、『霧島さん』」

 

 

翔子「うん、頑張って」

 

 

高橋「急いでください」

 

 

???1「ふぅ、おまたせ、美穂さん。」

 

 

今目の前にいるのは、いつもの冷たい眼をした彼じゃない。何かを楽しむような、そんな不敵な笑みを浮かべる...

 

 

明久「...Fクラス、吉井明久です」

 

 

吉井明久さん!




美穂「明久さん、ずっといなかったみたいですけどどこにいたんですか」

明久「それは...今は言えないかな」

美穂「そうですか。ところで久保くんは明久さんについてなにか知っているみたいですね」

明久「うん。今回久保君の残したセリフの真意は前話までに答えがあるんだけど、その経緯というか補足的なものが今後明かされていくことになるかな」

作者「ただいま~」

明久「あ、お帰りKurome。文才は見つかった?」

作者「HAHAHA、そんなものあるわけがなかったよ」

美穂「あらま、お疲れ様です」

作者「(´;ω;`)...まぁそれはさておき、次回はついに明久君のターンだね!」

明久「でも次話全く書いてないでしょ?いつになることやら」

作者「フフフ、安心しろ!土日は休みだ!」

美穂「楽しみですね!それではこの辺で」

作明美「「「またみてね!」」」

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