@月д日 天気:非常識的な常識ってなんなんでしょう
オーストラリアのPV撮影の際に弟子の成長具合を確かめたいなぁ…と考えていたが、機会が向こうの方からやってきた。
今回は【センゴク☆ランブ】のDVD企画・特典の一環として、寸劇を撮影するとの事。その中で敵役にも本来なら他のアイドルが選ばれるのであろうが、事前の募集結果では何故かぴにゃこら太がダントツの一位だったのだ。
その理由が以下のとおりである。
『こいつなら何があっても大丈夫』
『着ぐるみが敵っていう絵面が見たい』
『ぴにゃこら太、次は劇に挑戦してください!』
…などというメール・葉書が346プロダクションに何通か届いたのが大きい。
それをプロデューサーさんが目を通して企画してみたら、上層部からGOサインが出たらしいのだ。
その許可が下りる時にとある常務さんが達観した様子でコーヒーを飲んでいたらしいが、何かあったのだろうか?
設定としてはぴにゃこら太は悪代官の役で、弟子である浜口あやめちゃんは正義のくノ一の役、相方の丹羽仁美ちゃんは悪を公正に裁く奉行役、あやめちゃんと共に悪代官を成敗する剣客として脇山珠美ちゃんが出演予定であるとの事。
大雑把な話の流れとしてはぴにゃ代官による悪行によって談合が起きており、横領を受け取っているところから始まる。その証拠である証文を盗み出すところを悪代官に見つかるが成敗するという話の流れらしい。
ふむ……これ、ちょっと意外性を求めて悪代官がめっちゃ強かったら面白いのではないかと思いつき、また話の流れを少し調整すれば弟子と対決できるんじゃないか?そう考えてプロデューサーさんに理由を話して提案してみたところ快諾され、監督さんからは派手な演出を頼むと逆に依頼されてしまった。
偶に思うが、本当にここはアイドル事務所なのだろうか。
結論から言うと、派手にセットを壊しちゃいました。
筋書き通りに順調に撮影が進みはしたのだ。
剣客として脇山珠美ちゃんが見事な殺陣を演じきったのだが……ぴにゃ代官と正義のくノ一あやめとの直接対決の際、想定していたよりも此方を追いつめてくる弟子に対してついつい熱が入ってしまい所々にばれない程度にお互いに忍法を駆使して激戦を繰り広げてしまったのだ。
その余波でセットが半壊してしまい、撮影終了後に弟子とそろって平謝りした。
しかし、
『想像していたよりも激しくていい殺陣が取れた!逆にありがとう!!』
と監督から何故かお礼を言われてしまい、他のアイドル達からも『凄かったよ~』ぐらいの反応であった。
普通ならセットを壊したらいけない気がするのだが…まぁ、それだけいい映像が出来たのだろうと考えて、必要以上に振り返らないことにした。
脂肪とのシンクロ率、地味に上昇中(涙)