◎月ё日 天気:土日は寝られるが今日はだめだった
今日は丹羽仁美ちゃんと浜口あやめちゃんのユニット【センゴク☆ランブ】の収録で、ある清流で有名な川の近くに来ている。
PV撮影のために来ているのだが、何でも近くに鮎掴み体験が出来るというサービスを行っている料亭があるとの事で、出演者の皆で昼食をそこで取ることにしたらしい。
一方の俺はというと、スタッフさん達と仲良く屋外で弁当を食べていました。
普通のハンバーグ弁当であるが、やはりマイナスイオンが出ている清流の近くのせいか、いつもより大変おいしくいただきました。
今回は折角なので、弟子(浜口あやめちゃん)に鮎掴みに挑戦してみてと言っておいたのだが、どうなったことやら……
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心を穏やかに、清流の流れを読み、命の鼓動を感じ取り―――
『―――――――――――――ニンッ!』
ゆっくり掬うようにする動作を限りなく最速で行う。
その次の瞬間、あやめの手の中には立派な鮎が掴まれていた。
『おお、すごいではないかあやめ殿!泳いでいる魚を一瞬でつかんで見せるとは!!』
師匠の言いつけ通りに日々精進した結果が明確に出ていることを実感した、初めての瞬間だった。
これまでは基本の忍術と身体能力の向上がメインであり、忍ドルとしての成長している実感が中々覚えられなかった。
確かに地道ながらも成長していることは薄っすら感じ取ってはいたが、この調子で本当にトップ忍ドルになれるのか不安だったが――――
『これもまた、精進の一環という事ですな』
そうですよね、師匠。
これからもついていきますよ、私が立派な忍ドルになるまで逃がしません。
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どうもこんな感じで大成功したらしい。地味に成長を遂げている弟子に嬉しくなったが、気を緩めるわけにはいかない。少しだけ褒めて、次の修行へと取り掛からねば。
さて此方はというと今回はぴにゃこら太チャレンジ!ということで、何故か激流川下りにカヌーで挑戦という企画が実施された。
弟子は鮎を食べられて師匠は激流下り……これが格差社会というものか。
取り敢えずぴにゃこら太用に調整された(わざわざ用意したらしい)カヌーに乗り込み、ゆっくりと漕ぎ出した。その様子と風景をドローンで撮影することで、PVの一部に使う予定らしい。
何故あの二人のユニットのPVにぴにゃこら太が映り込んでいいのかというと、最近のメール投稿やデレラジの中で結構【ぴにゃこら太の次のチャレンジは何ですか?】という質問が多く、いろいろ要望も多いらしい。
スポンサーの方々も無茶がきく上にある程度の人気があるキャラクターということで採用してくれることもあり、なんだかんだで346プロダクションに貢献しているらしいのだ。
やったぜ、ぴにゃこら太の認知度が高まっている証拠だ。
という話を夢の中で鳳凰さまに報告すると溜息をつかれた。
これだからこやつには気苦労が絶えぬ、と苦笑いされたがどこか嬉しそうにしていたのは気のせいかな。
評価数もお気に入り数も伸びております。
皆様、本当にありがとうございます。