東方魂魄恋愛談   作:魂夢

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こんにちは、魂夢です。2018/02/01、私は受験当日だったんですが、なんと一発合格しました!
ほんとに泣きそうになりましたよ!と言うより泣きました。ハイ
二年の努力が報われました!受験勉強も終わったので投稿ペースも上がりますよ!(多分)



第35話 輝く箒と掃除

どうしたもんかなぁ〜

箒が無いんだ、手だけでこの量を掃除するのはちょっと無理がある

そこそこな広さあるぞ、この家

 

「なぁ、箒を買って帰ってくるまで何時間ぐらいかかると思う?」

「いや、配達でいいんじゃ無いの?お金を積めば速達だよ?」

 

いや何それ、Amazonじゃんそれ

幻想郷ヤベ〜。というよりかAmazonがヤベェよ

 

「そう。プライム会員ってところかな」

「なんでそうなる。というか俺の心の中を覗いて突っ込むな、てかどうやってやった!?」

 

“いや別に“、と黒フードは呟く

“別に“じゃねーよ、教えろよ!気になるよ!ふざけんなし!

 

まぁいいや、どうせ教えてくんないし

てかどうしよう、わりとマジで

 

そういえば俺の能力って“想像を形にする程度の能力“だった気がするんだが...

 

「ちょっとやってみる」

 

ん?何を?と言っている黒フードを無視して俺は早速作業に取り掛かる

 

まず俺の手から幻力を出し、箒の骨組みを組み立てる

これだけじゃ触れもしないし、力を抜いたら消えてしまうので、最近幻力に取って代わられて全然使わなくなった霊力でコーティングする...

それを何重にも施しておけば...よしっ!完成!

 

「で〜きた!」

 

俺は黒フードに向かって、下から上に上げるように出来立てホヤホヤの箒を投げる

黒フードはそれをバシッと受け取った

 

「輝く箒、ん?なんだこれ。幻力か?」

「そう。俺がたった今幻力だけで作ったものだ」

 

黒フードが2から3秒くらいポカーンとした後、状況が読み込めてきたのか、クワっと言うように目を見開いて「え〜!!」と大声をあげた

結構うるちゃい

 

「ど、どうやって!?」

「うるせぇよ。んなことより黒フード、俺の能力知ってっか?」

 

俺が“うるせぇよ“をヤンキーのように言ったお陰か、静かに首を横に振った

よく学習できた。黒フード君の得点は100点、よくできましたシールを貼ってあげましょう

 

「一つが“無限に想像する程度の能力“で、もう一つの方は“想像を形にする程度の能力“だったと思う」

 

黒フードがコクコクと頷いてみせる

いや、もう喋ってもいいよ?お、怒りすぎてごめんね?

 

あっ、そういえば俺、妖夢に“場所教える“って言っちゃたなぁ

行くのも時間かかりそうだし、どうしようかな?

 

「なぁ黒フード、妖夢...あ〜、えっと白玉楼に届けて欲しいものがあるんだけど...」

「何?」

 

俺は持っていた紙を黒フードの前に出す

魔法の森からこの場所までの地図だ

これを渡せばここにいることを理解してくれると思う、絶対、いや多分、きっと、やっぱり無理か?

自信がなくなってきた、大丈夫大丈夫、無理じゃないさ!

 

「わかった行ってくる。じゃあ僕がこれ届けている間に掃除しといてね。バイバイ」

 

黒フードは言うだけ言うと、俺に箒を渡し、そそくさと準備をしたあとさっさと行ってしまった

 

あの野郎、自分の嫌な仕事をほっぽり出してどっかに行く気だな!?

逃がさんぞ!

 

俺はドアをバタンと開けるものの、黒フードはもういない

ただ寒い風が強く吹いていただけだった

 

ちくしょう!逃げられた。こうなりゃ後の祭りだ、掃除するしかないな

 

俺はシクシクと一人悲しく掃除を始めた

その後帰ってきた黒フードが夜遅くに帰ってきたのは言うまでもない




長らく忘れていた流楠の能力。こう言うことだったんですよねぇ
最初に紫は“霊力を使えば“って言ってるけれど霊力と幻力の両方じゃね?って思う方がいると思うので補足

霊力だけでもできるが流楠には実力不足ということです

後物語の最初の方は毎日投稿だったんですが、受験が終わっても多分それは無理かと
何故なら書く量が多いから。
あの時のような千文字ぽっちじゃ一話一話のオチが決まりにくいんですよ、わかってくださいお願いします

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