魔法少女きょうこ☆マギカ 流れ者達の平凡な日常(魔法少女まどか☆マギカシリーズ×新ゲッターロボ)   作:凡庸

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第46話 紛い物よ、贄と為れ

 異界の空を、真紅の風が切り裂いていく。

 風は閃光と灼熱、砕かれる異形の破片と絶叫と咆哮を孕んでいた。

 

「キョウ…コ……お前…っ!!」

 

 槍に腹を貫かれ、異形の飛翔の伴侶とされたナガレが叫ぶ。腹からは大量に出血、宙吊りになった両太腿には槍穂が二本ずつ刺さり、左胸を貫いた槍の先端は背に抜けていた。

 両手で持った異形の重火器からは高熱からの白煙が昇り、全体に高温が広がっていた。それを抱える彼の両手指の接面からは肉が焼け爛れる甘い臭気が昇っていた。

 

 それとは異なる、そして同じ種類の香りが彼の鼻先を掠めた。臭気の源泉は、彼を貫いた異形であるマガイモノから生じていた。

 酸味と甘みが混ざり合った果実の香り、それは林檎の香りに酷似していた。それが、彼の持つ重火器が放った熱線により抉られた個所から立ち昇っていた。

 

「ああ…くそっ、いい香りすんな畜生!」

 

 激痛による自意識の喪失を防ぐ為に彼は叫んだ。彼自身も何言ってんだろ俺、と思いながらの叫びであった。

 マガイモノの醜悪な顔面の左半分は粉砕され、胴体にも大穴が幾つも空き、両の巨大な翼の根元も大きく抉れていた。

 その姿を前に彼は再び叫んだ。

 

「いつもの紙装甲と下手な防御は何処行きやがった!頑丈過ぎるだろうが!!」

 

 感情のままに彼は叫んだ。マガイモノから放たれる無数の槍穂を、魔女の力を借りた破壊光で迎撃しつつその本体を撃ち続けた。

 数十発も連打された破壊は、一撃一撃が並みの魔女を粉砕する威力が込められていた。それに耐え切り、マガイモノは半壊しつつも形を保っていた。

 半分だけになった、異形の爬虫類を思わせる顔は彼を嘲笑うかのような形となっていた。

 

 それの前に彼は再び重火器を構え、引き金を引いた。骨まで焼け焦げた指は辛うじて動いた。

 

「貫けぇええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!」

 

 咆哮と共に、重火器からは殊更に巨大な閃光が放たれた。先端のフレームが砕け、銃身が蕩けながらの一撃だった。

 それはマガイモノの口に突き刺さり、残っていた全ての牙を粉砕した。

 

 そのまま喉を貫き胸に至るその瞬間、直進していた筈の熱線はマガイモノの背中より放射された。

 異界の空を貫き、何処とも知れぬ場所へと着弾。果てしなく遠い鏡面の空に、紅の円弧を咲かせた。

 閃光があらぬ方向へと跳ね上げられた理由は、一つしかなかった。内部にいるものが、それを切り裂き弾いたのだった。

 

「ちゃんと生きてるな。心配掛けさせやがって」

 

 その言葉通り、彼は酷く安堵の表情を浮かべていた。行為と矛盾した発言ではあったが、この少年の姿をした存在なりに考えはあったらしい。

 言い終えた瞬間黒血を吐き出したその顔が、いや、その姿が赤く染まった。

 

「あぁ…ったく」

 

 視認した先には、牙を全て失った口を全開まで開いたマガイモノの姿。その洞の様な口内の奥には、真紅の光が灯っていた。

 

「だから、杏子、お前…強過ぎんだよ!!!」

 

 叫ぶながら、彼は全身からダメージカットを全開発動。展開した障壁により串刺しにしていた槍が破壊され、彼の身体が宙に浮いた。

 槍を引き抜き治癒魔法を発動させる。そこに向け、マガイモノの口内から紅光が奔った。同色の光と障壁が激突し、眩い光が異界を照らす。

 繰り返し展開されたせいか障壁の能力が向上し、熱線に対しても効果を発揮していた。

 

 しかしその拮抗状態も残り数十秒程度である事は彼も分かっていた。サイズ差もあるが、マガイモノから放たれる熱線の威力は彼が放つそれの一桁は上であった。

 魔女から彼の脳へと送られてきた温度の数字は、30000と刻まれていた。

 

 何かよく分からねえけどやるしかねえとナガレが決断。この男は何時もこうである。

 熱線を切り裂き懐に飛び込む、と彼が動いた瞬間、彼の身体は背後に引かれた。抗う間もなく、剛力で引き寄せられる。

 

 引き切られた瞬間、彼の眼の前の光景は一変していた。足は地に着き、周囲は壁で覆われていた。

 壁は粗く抉られた鏡で出来ていた。上空から悍ましい叫び声が生じた。

 音量からしてかなり遠方ではあるものの、それは地上にも届き万物をその音で震わせていた。

 

「また助けられたか」

 

 自らの襟首を掴んだ者へと、彼は声を掛けた。返事は直ぐにあった。

 

「ああ…本当に…手の掛る奴だ」

 

 崩れ落ちる身体を振り返ったナガレが支えた。彼女の身体は血に塗れていた。

 そして彼の姿を見た朱音麻衣は絶句した。

 

「ちょっといいツラになっちまったかな」

 

 いててと言いつつ頬を指で撫でると、その部分の皮膚がまるで枯れ葉の様に剥離した。

 今の彼の姿は血染めに加え、マガイモノの放った熱線に障壁越しに焙られていた。

 更に襟首を引かれた瞬間に解除された障壁を越え、一瞬だが熱線が彼の身を舐めていた。身体の前面には皮膚が蕩けるほどの火傷が生じていた。

 常人なら全身が炭化していておかしくない熱量に耐えている事は大したものだが、何故生きているのか分からない有様だった。

 

「ああ、その姿も中々可愛い」

 

「せめて格好いいって言ってくれよ」

 

 濡れたような声で言った麻衣にナガレは普段の調子で返した。苦痛は無論あるのだろうが、反論の方が優先されるらしい。

 確かに火膨れは少なく元々の美少女然とした顔は熱で均され、毛髪は棘を成したような形はそのままに髪同士が蕩けたように交わっていた。

 潰れた左目とその周囲の肉は焦げ、まるで闇を孕んだ坩堝となっていた。痛ましい姿ではあったが、麻衣はそこに美意識を見出したようだ。

 

 その麻衣はと言えば、空中で彼女を貫いた両肩の槍は抜かれていたが、それ以外は膝に下腹部にと十本を超える槍穂が突き刺さっている。

 破裂した右の眼球や抉られた頬肉などの負傷もそのままである。不死身に近い生命力を誇る魔法少女とはいえ、こちらも無惨な姿だった。

 膝を貫いている槍穂を手早く抜くと、彼は彼女の身を地面に横たえた。槍を引き抜く際、彼女は一言も呻き声さえ漏らさなかった。

 ナガレはグリーフシードを噛み砕いて魔力を補充し、魔女に治癒魔法を発動させる

 そのまま麻衣に向けて治癒を全開発動、自分の負傷は後回しである。

 

「レディファーストとは紳士だな」

 

「俺はそんなガラじゃねえ」

 

 そして屈むと、彼女の腹に突き刺さった槍の一本に手を添えた。それはスカートの中から入り込み、彼女の下腹部に向けて刺さっていた。

 槍の先端と思われる場所、彼女のへその辺りを左手で抑え残りの右手で槍穂の根元を持った。

 

「悪いな」

 

「腹に触れただけだぞ。散々殺し合った仲じゃないか、そんな事で気負うな」

 

 血染めの顔で麻衣は笑う。それにナガレは苦笑で返した。

 

「お前ら…歳の割に強過ぎんだよ」

 

「過酷な宿命を背負ってるからな」

 

「ああ、何て言えばいいのかねぇ」

 

 苛烈な言葉に焼けた唇を噛み締め、ナガレは吐くように呟く。その様子に麻衣は好ましそうに笑った。

 

「その顔、まるで自分の事みたいに悩んでいるな」

 

「そう見えるか」

 

「ああ、君はもう少し自分を知った方がいい」

 

「何がだよ」

 

 意味が分からないといった表情で彼は尋ねるように言った。

 

「君の心が持つ美徳は、君が自分と向き合って気付くべきだ」

 

 微笑みながら麻衣は返した。

 

「自分と向き合え、か。頭の悪い俺には難しそうだな」

 

 バツが悪そうにナガレは言った。自分というありふれた筈の言葉には、やや忌々し気な響きがあった。

 

「抜くぞ」

 

 手に力を込めると、麻衣は奥歯を噛み締めた。彼女の抉られた頬からは、噛み合わされる歯が見えた。

 

「頼む」

 

 瞬間、彼は一気に槍を引き抜いた。

 粘ついた血の線が糸を引き、紅の先端と彼女の肉を繋いでいた。それはまるで、臍の緒にも見えた。

 槍を投げ捨て、ナガレが魔女へと治癒魔法の発動を命じる。肉の裂け目が塞がり、そして血が増やされる。

 

「純潔は無事とはいえ…私が自分の子宮を通して、最初に産み落としたものがあれとはな」

 

 彼方へ投擲された槍の方へ視線を送りながら麻衣は言った。

 

「冗談だ。別に気にしちゃいないよ」

 

 残った左眼でウインクをしつつ麻衣は言った。

 全員がこうではないのだろうが、血みどろの最前線にいる魔法少女の冗談は凄惨に過ぎた。

 流石に男の立場で云える事は無く、彼は残りの槍にも手を掛けた。槍の穂先が埋まっていると見えた場所に添えた彼の手に、麻衣は手を重ねた。

 

「済まない…やっぱり…ちょっと、キツい…少し…私の話を聞いてくれないか」

 

 それは彼女の懇願だった。

 

「好きに話しな。手を動かしながらですまねえけどよ、聞いてやる」

 

 言い終えた瞬間、彼は槍を抜き彼女の視界の外へと放り投げた。

 

「私は…強者との戦いを望み、それを対価に契約して魔法少女となった」

 

 思い出すように麻衣は語っていく。どこか虚無的な表情だった。

 聞きながらも手を緩めずにナガレは槍を抜いていく。契約、という言葉が彼の精神を逆立たせた。

 その感情の矛先は、白い獣へと向けられていた。

 

「我ながらイカれた望みだ…他の魔法少女の願いは誰かの為を想っての尊いものや、自分の幸福の為だというのに…私のそれは破滅の招来でしかない…」

 

 滔々と、そして淡々に麻衣は語っていく。

 

「だがそれでも…満足の行く日々だった…。血みどろの日々は私に生きる気力を与え、私には勿体ない仲間も出来た…そして君という面白い奴にも逢えた」

 

 虚無を宿した表情に小さく笑みが生じたのは、仲間と口にした時だった。

 

「しかし、私は…弱いな…先程、何でも従うと言ったのに…気力が枯渇しかけている」

 

 麻衣は拳を握り締めた。骨どころか手自体を破壊しかねない力が籠められていた。

 彼女の血色の眼の中には、闘志とそしてそれよりも色濃い恐怖があった。

 

「その点…君は凄いな。何故、そこまで戦える?」

 

 麻衣はナガレの眼を見た。その黒い瞳の中には微塵の恐怖も感じられなかった。

 そして、麻衣への応えは直後であった。

 

「今までずっとそうしてきたからな。一度戦いが終わっても、またすぐに次が来やがる」

 

 ややうんざりしたように、それでいて楽しそうな口調でもあった。

 この男の場合、戦いとは非日常ではなく日常そのもので、至って平凡な行いであるからだろう。

 これまでも、そしてこれからも。

 

「だから慣れちまった。逆を言やぁ、俺はそれしか生き方を知らねえのさ」

 

 我ながらバカな生き方してるもんだと彼は言った。

 当たり前の事実を述べるような口調だった。ようなではなく、正真正銘の事実なのだろう。

 

「素直に生きるか…羨ましい…奴だな」

 

「素直っていやそうかもな。実際は厄介事から眼ぇ背けてるだけってコトだけどよ」

 

「そのあたりは解釈の違いだな。悲観することは無いと思うぞ?」

 

 薄く笑いながら言う麻衣の様子に、彼は少し不吉なものを感じていた。

 自分の言葉を妙に好意的に受け取る麻衣の様子に、こいつ将来男絡みで苦労しなきゃいいんだがと、彼は勝手ながらに思っていた。

 

「ついでに…何か一言、言ってくれないか…やる気を出す…言葉がいい」

 

 それもまた懇願だった。今にも泣きそうな麻衣の表情は、年相応の少女のものだった。

 腰と腹の間辺りで帯に結ばれた宝石の色は鮮やかな紫色から黒へと変わりつつあった。

 本来の色を喰らいながら蠢くその黒は、そこから別の生き物が生まれたがっているような悍ましい色だった。

 そして最悪な事に、それは比喩ではなく事実だった。本能のままに叫びたくなる衝動を抑えながら、彼は言った。

 

「生きろ。お前、叶えてぇ夢があるんだろ」

 

 ああ。情けねえ、と。言葉を言いながらナガレは思った。もっとマシな事言えねえのかよ馬鹿野郎と。

 

「覚えてたのか」

 

 彼が自分でも陳腐だと思ったその言葉に、麻衣は眼を丸くしていた。

 

「ああ。昔っから能天気に好き勝手生きてる俺からしたら、お前さんが言った人生設計が立派過ぎてな」

 

 何がしてぇかとか目的とか、将来の夢を考えた事も記憶にねぇやと彼は続けた。

 

「だからお前はちゃんと学校通って働いて、いい男でも見つけて家族を持ちな。あと、猫も飼うんだろ」

 

 口に出して言うと、麻衣が望むのはまともに過ぎる人生だった。彼も一瞬自分に当てはめて想像しようとしたが無理だった。

 全くとして予測が出来ず、曖昧模糊とした様子も思い浮かべない。嘗て一緒にいた腐れ縁の存在なら、その可能性はZEROだと言ったに違いない。

 だが彼が告げた言葉に、魔法少女は一定の満足を覚えたようだった。麻衣の表情は幾分か晴れ、柔らかな笑みを浮かべていた。

 

「…この女殺しめ」

 

 ただ彼に聞こえない声で、喉の奥で彼女は唸る様にそう言っていた。

 

 

「さて…やるか」

 

 それには気付かず、彼は斧槍を垂直に立てた。そして魔女へと命令を伝えた。

 麻衣の傷は癒え、更に立ち直ったとまでは言わないが多少はマシな精神状態になっていた。やるなら今だと、彼は思った。

 命令を受け取った魔女の、斧の中央に生じた眼は困惑の瞬きを放った。しかしながら、彼女はそれに忠実に従った。

 大斧が急速に収縮し、柄の部分へと刃が寄り添うように細まった。大斧槍は小さな斧を備えた槍斧へと姿を変えていた。

 変形を見届けると、彼は麻衣から少し距離を取り両膝を着いた。

 

「何をだ」

 

 その姿に不吉さを感じ、麻衣は尋ねた。

 ん?ああ、とナガレは応じた。日常そのものといった様子で。

 

「いつも必死に生きてるお前らに比べて、俺は楽をし過ぎた」

 

「何を、言っている?」

 

 答えになっていない言葉に理解が追い付かない、というよりも理解したくないという思考が麻衣の中に浮かんだ。

 それにそもそも、この常に血みどろになっているような少年が楽に生きているとは全くとして思えなかった。

 

「命も削らねえであいつに勝てるだなんて、甘すぎたのさ」

 

「リョウマ、お前…何をする気だ」

 

 麻衣の言葉は問い掛けでは無かった。彼女の声は怯えを孕んでいた。

 得体の知れないものに対する、根源的な恐怖だった。

 例えば、こことは異なる場所から来たものに向けるような。

 

「お前らと…昔会った奴のマネゴトだ」

 

 彼の表情に、麻衣はああ、と呻いた。

 強敵へと向かう彼の顔がそこにあった。戦う獣の様な、獰悪な表情が。

 その表情のまま、彼は槍を旋回させた。そして槍穂の手前で絵を握るや、その切っ先を自身に向けて突き刺した。

 頑強な胸板と骨を貫き、黒い槍穂は心臓を切り裂きその背中へと抜けた。

 

「リョウマ!?」

 

 立ち上がり叫ぶ麻衣の前で、彼の身が闇に包まれた。それは槍の全体から放たれていた。

 

「お前さん達の…苦労なんざ…」

 

 自ら心臓を切り裂きながら、ナガレは言葉を告げていく。

 

「これっぽっちも…背負ってなんて…やれねえが…俺でも…この…くらいは…」

 

 彼の言葉はそこで途切れた。闇の中に浮かぶ彼の体表という体表に、黒い拳大の紋章が刻まれていった。

 それは魔女が贄を誘う際に用いる魔の焼き印、魔女の口づけだった。彼の支配下を離れたと察した魔女が、彼へと叛逆を開始したのであった。

 本能を剥き出しにした魔女は蛇状の使い魔達を召喚し、紋章で覆われた彼の上へと巻き付けさせた。

 その上から更に、槍の柄から無数の針を発生させて彼の全身を貫いた。

 彼と魔女の間からは、悍ましい音が鳴り始めた。肉が裂かれ、骨が磨り潰される音が。

 

「やめろ!!そいつから離れろ!間女!!」

 

 麻衣が叫び、魔女へと刃を振り下ろした。接触の寸前、彼女は刃を静止させた。

 彼女の脳裏に声が届いていた。女の様な声の、思念の言葉だった。それは『待て』と言っていた。

 

「お前にも」

 

 声が続いた。それは、麻衣に向けての言葉では無かった。

 

「散々…苦労掛けてる…からな…今は…好きに……喰いやがれ……だから」

 

 その後の言葉に、麻衣は言葉を失った。

 

 

 何だと。

 

 リョウマ、お前。

 

 今、何て言った。

 

 

 

 闇に覆われてはいたが、跪き、槍を両手で握り、それで身を貫いた彼の姿は祈りにも、供物の姿にも見えた。

 呼吸さえ忘れて麻衣はその様子を見た。理解が及ばない、異形を見る眼であった。

 しかし彼女は眼を背けず、その様子を見続けた。そしてやがて、闇の一部が裂けた。

 彼の顔の部分、潰れて孔となった左目がある筈の場所が。

 

 闇が開いた先には、闇よりも黒い何かを孕んで渦巻く瞳があった。

 円環する地獄を顕現させた様な眼は、ナガレリョウマのものだった。

 

 

 


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