ロクでなし魔術講師と赤髪の天災魔術師   作:クッペ

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駄文過ぎてやばい…読まなくていいレベル…


いつの間にかお気に入りが100件超えていました…

皆様ありがとうございます!



第二話

「いやー、すいませんね。えっと・・・パーリ―先生?」

 

「ハーレイ!ハーレイ=アストレイだ!・・・貴様、いつからそこに・・・」

 

 気が付いたら目の前に現れていたカインに向かってハーレイは聞いた。

 

「さぁて、いつからでしょうね?最初からいたのかもしれませんし、今瞬間移動できたかもしれないですね?」

 

「答える気はないということか・・・それに、この手袋、いったいどういうつもりだ?」

 

 怒気をはらませながらカインに向けて威圧的に言い放つ。しかし当のカインは全く気にした様子もない。

 

「いやぁ、自分決闘戦に出るんですけどね?決闘戦って練習とかできないじゃないですか?そしたら目の前にちょうどいい感じの人がいるじゃないですか?でもただ決闘戦の練習申し込んでも断られそうだたんで、魔術師同士の決闘なら断られないかな?みたいな。それに・・・」

 

 へらへら笑いながらそう応じていたカイン。顔は確かに笑っていたが、目が笑っていなかった。

 

「怖がられているとはいえ、クラスメイトをそこまで馬鹿にされたら腹も立ちますしね。で、ハー・・・何とか先生、その決闘受けて下さるんですか?」

 

「ふん、下らん。なぜ私がお前みたいな一生徒の決闘を受理しなければならない」

 

「あぁ・・・もしかして、自信ないんですか?俺みたいな一生徒に勝つ自信もないんですか?いやぁそれならば仕方がない。流石に生徒の前で、生徒に負けるなんて恥さらしたくは無いですよねぇ?そういう理由ならば仕方がありません、ちょうどいい練習相手がいるかと思ったんですが諦めましょう」

 

 やはりグレンの弟だけある。口が悪く煽るだけ煽る。生徒が講師に向かってちょうどいい練習相手なんて失礼なことは普通は言わない。しかしそこは沸点の低いハーレイだった。あっさりとこの挑発に乗ってきた。

 

「ほう、この私に向かってちょうどいい練習相手だと?その身の丈に合わない不遜な態度、叩きのめしてやろう。私は初級の攻性呪文しか使わない。貴様は何をしても良いぞ。ただし、できるのであればな。そして貴様が負けた時の条件は、貴様の退学だ!」

 

 カインはハーレイが出してきた決闘のルールについて、口を開けてぽかんとしていた。もちろん軍事機密されている固有魔術を使うつもりは全くないが、それでもここまでのハンデをつけてくけてくるとは全く思っていなかった。

 そしてこのルールに間抜け面をさらしていたのはカインだけではなく、後ろにいるグレンも同様の表情をしていた。

 

「あの・・・ハー・・・何とか先輩?本当にそのルールで決闘するんですか?」

 

「当然だろうグレン=レーダス。ここまでコケにしてくれおったこやつの鼻っ柱を叩き折るには、ちょうどいいハンデだと思うが・・・まだ何かハンデが必要か?」

 

 この言葉にはもう笑うしかない。カインは腹を抱えて必死に笑いをこらえながら決闘のルールを受諾した。

 

「・・・ックク、分かりました。それで行きましょう。じゃあこちらが勝った場合の条件は、兄さん、グレン=レーダスに魔術競技祭までお昼ご飯を奢ることでおねがいします」

 

「ふん、条件など何でもいいがな。貴様、名は?」

 

「カイン=レーダス。今日から2-2に編入してきました」

 

* * * * * * * * * *

 

 決闘のことをどこから聞きつけたのか、他クラスの人間まで集まってきていた。

 人垣でできた即席のフィールドにハーレイと、拳銃形態の魔導器を手に持ったカインが対峙していた。カインが持つ拳銃形態のものに大半が怪訝な顔をしていた。魔術決闘なのに拳銃を持っているとはどういうことかというものが大半だろう。見た目は拳銃と大差ないから仕方がない事なのだが。

 

「じゃあお互い準備はできてるな?」

 

 どこから湧いて出てきたのか、セリカが審判の位置にいる。

 二人が首を縦に振り、準備ができたことを伝える。

 

「では――始め!」

 

「≪雷精の紫電よ≫ッ!」

 

 開始と同時にハーレイが黒魔【ショック・ボルト】を発動――しようとした。

 開始と同時に右手を前方に突き出したカイン、その行動によってハーレイの魔術は発動できなかった。その後もハーレイは魔術を発動しようとするが、魔術を発動できないでいた。

 

(どういうことだ!?あいつは今なにも魔術は唱えていない、いったい何をした!?)

 

「あれ、ハー・・・何とか先生?攻撃してこないんですか?」

 

「・・・貴様、一体何をしている?魔術の起動が起こらない・・・いや、起動はしているようだな。だが発言する直前に消されていると言えば正しいか。どういうことだ!?」

 

「・・・先生、やっぱりルール変えませんか?それとも降参してくれません?これ以上やっても時間の無駄ですよ」

 

 カインがため息交じりに提案してくる。しかしハーレイはプライドのためか、降参などできるはずもない。

 

「ふざけるな!降参などできるものか!≪雷精の紫電よ≫ッ!」

 

 いつも発動するよりも魔力を込めるがやはり発動できない。発動する直前で魔術式が吹き飛ばされてしまうのだ。

 

「・・・ではこちらもそろそろ行かせてもらいますよ」

 

 そう言って左手に持った拳銃形態の魔導器の引き金を引く。黒魔【ゲイル・ブロウ】が発動しハーレイが吹き飛ばされる。

 

「・・・っく・・・ま、まだだ・・・」

 

 そう言ってハーレイは立ち上がるが余裕はなさそうだ。

 

「そろそろ終わらせますよ」

 

 そう言って引き金を引く。【ショック・ボルト】が発動し、ハーレイの体を感電させ意識を刈り取る。

 

「勝者、カイン=レーダス」

 

 セリカがそう宣言し、決闘はカインの圧勝で幕を閉じた。 




戦闘シーン下手くそ過ぎて笑えないんですが…

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