神の意思が俺をTSさせて百合ハーレムを企んでいる 作:とんこつラーメン
多分、ストックが無くなるまではこっちに集中します。
私…織斑千冬が仲森佳織と言う少女と出会ったのは、もう随分と前の事になる。
あれはそう……私達姉妹の両親が突如として蒸発した頃か。
私達の家の近所に新しい家族が引っ越してきた。
当時の私は色々と必死で他の事に気を向ける余裕なんて無かった為、どんな家族が来たかなんて全く把握していなかった。
だが、私の妹である一夏が友達として佳織を家に招待し、その時初めて私は佳織と邂逅した。
あの頃はまだ何も佳織の事を知らなかったから、私からすれば容姿を除けば至って普通の少女と言った印象だった。
佳織との出会いを切っ掛けにして、私達は仲森家の人々と知り合うようになっていった。
人々と言っても、佳織は一人娘だから、他にいるのは彼女の御両親だけだがな。
それまでは束や箒の両親である篠ノ之夫妻になんとか支えて貰っていたが、正直言ってそれだけでは苦しかったのが現実だった。
当時はまだ私も学生。
バイトをしたいと思っていても、学校側が簡単には許可してくれない。
だからと言って、流石にそんな事を面と向かって言うつもりは毛頭なかったがな。
私もそこまで失礼な女ではない。
だが、そこに仲森家の援助が加わってから、ようやく生活が安定しだした。
一夏が箒だけでなく佳織とも遊ぶようになったのを見て、とても嬉しく思ったのは今でもよく覚えている。
箒とも知り合ったと言う事は、当然のように束とも顔を合わせる事になるわけで…。
優れた頭脳を持つが故に他人を見下す傾向にある束は、最初は当然のように佳織の事も見下していた。
だが、どんなに辛辣にされても佳織は決して諦めなかった。
私と束は自分でも他人よりどこか突出している部分があると自覚している。
特に束はその傾向が顕著だ。
だからだろうか、どうしても同年代の人間とは仲良くなりづらい。
気が付けば二人で一緒にいる事が殆どだった。
だが、そこに佳織が加わることで私達の生活が劇的に変わった。
他の連中は私達の事をどこか色眼鏡で見ている節があった。
都合のいい時だけ利用出来ればそれでいい……そんな感じだ。
別にそれを否定するつもりはない。
私だってそんな部分はあるからな。
けど、佳織は違った。
佳織は何と言うか……どこまでも優しかった。
私がイライラしていて辛辣になった時も、日頃のストレスで苦しい時も、辛くて泣きそうな時も、いつも傍にいてくれた。
まるで本当の母親のような包容力を持っていたんだ。
勿論、佳織は優しいだけじゃない。
怒る時はちゃんと怒る。
特に私や束の部屋が散らかっていた時は凄かったな。
まるで鬼のような形相で叱りつけてきたっけ。
あれから、佳織を本気で怒らせてはいけないと言う、私達の中での暗黙の了解が出来てしまった程に。
だけど、だからこそ、私は段々と佳織に惹かれていったのかもしれない。
私の事をちゃんと『私』として見てくれたから。
私の心をずっと支え続けてくれたから。
気がついた時には、自分よりもずっと年下の少女の事を本気で好きになっていた。
多分それは束も同じだろう。
アイツもいつの間にか佳織の事を『かおりん』と渾名で呼んでいたからな。
束にだけは絶対に渡さん…!
そんな平凡を絵に描いたような能力しかない筈の佳織が、まさかISに於いてあれ程の才能を発揮するとは夢にも思わなかった。
誰にでも一つは取り柄があるとはよく言ったものだが、まさか、佳織の場合はそれがISだったとは…。
世の中、何があるか本当に分からないものだ。
佳織が筋肉痛から復帰して、早速アイツのISを調べてみた結果、驚くべき事が判明した。
機体の色と頭部のブレードアンテナ以外は、特に機体の形状に変化は無かった。
なにやら特徴的なエンブレムは描かれていたが。
ま、佳織によく似合っているから私は気にしないがな。
話が逸れたな…。
ごほん。実は一次移行を終えた佳織の専用機『ラファール・リヴァイヴⅡ』は、各部スラスターの出力リミッターが強制解除されていて、機体の限界性能が極限まで引き出されていたのだ。
かと言って、別に武器の威力自体に変化は無い為、ルール上は支障は無いのだが、それでも凄いと言う他無かった。
あんな出力では操縦性は恐ろしく神経質になるだろうし、そこら辺の素人ならばあっという間にSEを消費して機動不能に陥るだろう。
だと言うのに、実際の佳織は私達の目の前で卓越した操縦技術でアレを完璧に乗りこなしてみせた。本当に驚愕すべき事だ。
途中から口調が変わったのにも驚かされたがな。
あれはあれでとても恰好よかったから、私的には充分、許容範囲内だが。
あの試合の光景を見た一部の生徒達が、アリーナを赤い軌跡を残しながら駆け抜けていく様を見て、佳織の事を『赤い彗星』と呼ぶようになったとか。
まさか、入学して早々に異名で呼ばれるようになるとはな。
流石は私の佳織だ。
……なに?まだ彼女は私の物ではない…だと?
何を言う。最終的には私の物になるのだから、別にいいだろう。
これだけは誰にも譲れないからな。
それが例え実の妹であったとしても……だ。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
春も麗らかな4月下旬。
今日も今日とて、皆と一緒に楽しい授業の真っ最中。
私が筋肉痛で寝込んでいる間に、いつの間にか一夏の専用機の受領は完了していて、復帰した時には彼女の左手首に見慣れない白い腕輪のような物が装着されていた。
どんなISか聞こうとしたけど、それは授業の時までお楽しみと言われちゃった。
多分、白式だとは思うけど、もう原作知識は当てにならないからなぁ~…。
どこでどう変化しているか分かったもんじゃない。
で、今日の授業はグラウンドでの実習になる。
私達はISスーツを着てグラウンドに並んでいる。
千冬さんと山田先生は揃ってジャージ姿。
私的には見慣れた光景だけど。
「では、これよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。…が、その前に……」
……ん?なんでこっちを見るんですか?千冬さん。
「仲森。そのISスーツは何だ?」
「こ…これは……」
実は、私が今着ているISスーツは、この間の試合の時に着ていた学校指定の物じゃない。
まるで私のラファールⅡと同じように真っ赤に染まったスーツを着ているのだ。
お腹の部分にはご丁寧にシャアのエンブレムまで描かれているし。
「えっと……あれから私でも少しISを見てみたら、いつの間にか、このISスーツが拡張領域内に入っていたんです。で、試しに取り出してみたらなんでか私にサイズがピッタリで、それでどうしようか迷っていたら、なんでか皆が『着た方がいい』って言ってくるもので…。その勢いに負けてしまって、こんな事に……」
「そうか…」
これもどう考えたって、あの『神』の仕業だろう。
全く…!あのターニャちゃんが存在Xを心の底から嫌悪する気持ちがよく理解出来るよ。
けど、これが見つかった時の皆も凄かったな~。
グイグイ迫って来るもんだから、完全に迫力負けしちゃったし。
特に一夏と箒とセシリアが凄かった。
三人とも鼻血を流しながら来るんだもん。
本気で泣きそうになったよ。
最終的には本音ちゃんの懇願に折れたんだけど。
「お前達……」
お?何を言う気だ?
「よくやった」
真剣な顔でサムズアップするような事か!?
「あの織斑先生……授業……」
「おっと、そうだったな。私としたことが……」
山田先生に言われて、ようやく授業に戻った。
こんなんで本当に大丈夫だろうか…?
「織斑、仲森、それとオルコット。三人とも前に出てISを展開。その後、試しに飛行してみろ」
「「「分かりました」」」
本当は抵抗感ありまくりだけど、ここは授業だと割り切って我慢しよう。
お願いだから、また恥ずかしい発言はよしてよね…。
私達は揃って列の前に出て、ISを展開する。
私は自分の専用機である『ラファール・リヴァイヴⅡ』を。
セシリアは『ブルー・ティアーズ』。
そして一夏は……
「よし、出来た」
「三人とも一秒未満か。中々に筋がいいな」
「えへへ……」
嬉しそうに頬を緩ませちゃって。
純白の装甲に翼状の
間違いなく、私が知っている一夏の専用機『白式』だ。
「それが一夏の…?」
「そう。私の専用機の『白式』だよ!」
自慢げに胸を逸らす一夏。
今一瞬、確かに揺れたぞ。
「そうか。仲森はまだ見ていなかったんだな」
「はい」
「まぁ、これから幾らでも見る機会はあるんだ。今は授業に集中しろ」
「「はい」」
そうだな。
流石にこれ以上は授業から脱線するわけにはいかないよね。
「よし。ならば飛べ」
そう言われると同時に、私三人は一斉に飛行を開始する。
上昇するスピードは、一番は私でその後ろに一夏とセシリアが並んでいる形だ。
「うわ……。間近で見たら、佳織ってこんなにも早いんだ…」
「ふふ……当然です!この私に勝ってみせたのですから!」
「それって自慢するような事?」
話しながら出来てる時点で、二人とも余裕がある証拠だよ。
それだけでも私は凄いって思うけどね。
ある程度の高さまで上がると、私達は停止した。
「ふっ……。普段は見る事の出来ない上から見る学び舎と言う物も、存外悪くないな」
「そ…そうですわね!(また佳織さんの『ヅカキャラモード』を見れましたわ~♡)」
「う…うん。偶にはいいよね。(キャ~!ISに乗ってる時の佳織って、やっぱりカッコいい~♡)」
気のせいかな…?変な幻聴が聞こえたような気が…。
「と…ところで佳織さん?」
「ん?どうした?セシリア」
「これからは放課後に訓練等をするのでしょう?」
「そうだな。私はまだまだ未熟。体も心も操縦技術も、鍛えなければならない事は多々ある。これからはアリーナが空いている時は基本的にISの操縦訓練に放課後を費やすだろう」
「で…でしたら!是非とも私と一緒に訓練しませんこと?」
「君とか?」
「はい!」
それは嬉しい申し出だ。
勝負に勝ちはしたけど、私が未だに素人なのは変えられない事実。
代表候補生であるセシリアから学べる技術は非常に多い筈だ。
「ならばお願いするとしようか。君からは多くの事を教わりたいと思っていたしな」
「はい!」
「む~…」
あ、一夏がふくれっ面になってる。
なんかしたっけかな?
「私もする!」
「え?」
「私も一緒に放課後の訓練する!私だってまだまだ未熟だもん!」
明らかにムキになってますね。分かります。
「抜け駆けは許さないんだからね…!」
「ぐぬぬ~…!」
なんでそこで睨み合うの?
『お前達。今は授業中だと言う事を忘れてないか?』
「「「あ」」」
千冬さんからの通信回線で我に返る。
すっかり忘れかけていたよ…。
下を見てみると、箒と千冬さんが恨めしそうにこっちを見上げている。
本音ちゃんは相変わらず眠たそうだ。
流石に実技の最中の居眠りはやめた方がいいよ?
『そこまで余裕があるのならば、今から急降下と急停止をしてもらおうか。目標は地表から10cmとする』
10cmか…。
中々にシビアかも。
「了解しました。では私から」
こっちに目配せをした後、セシリアは来た時と同じ要領で一気に降りていく。
結構なスピードが出てるけど、見事に急停止に成功したようだ。
「むむむ……やっぱり凄いなぁ~…」
私からすれば、一夏も充分凄いからね?
「じゃあ、次は私が行っていい?」
「勿論だ。気を付けろよ」
「任せといて!」
私の一言で笑顔になった一夏は、セシリアと同じように急降下、そしてギリギリの所でなんとか急停止に成功したようだ。
基本スペックが違うせいかな、やっぱり原作のようにグラウンドに見事なクレーターは作らなかったか。
「最後は私か」
この機体は所謂シャア専用にバージョンアップされてるから、スピードには細心の注意を払わないと。
「では…行くぞ!」
なんて言ってる傍から全力降下ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?
なんでそうなるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?
「む……!」
ち…地表がもう目の前にぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?
ぶつかるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
「ここだ!」
と…止まった…?
体を捻って態勢を整えてからの急停止。
凄い勢いで降りたにも拘らず、クレーターどころか砂煙すらも碌に立ってない。
よ…よがっだぁ~…(泣)
「実に見事だと言っておこう。だが……」
千冬さんがやって来て、出席簿で軽く頭をポンと叩かれた。
「もう少し速度の調節を心掛けるようにしろ。見ているこっちが冷や冷やする」
「これは失礼しました。これから気を付けるようにしましょう」
「う…うむ。それでいい…(か…佳織の凛々しい顔が傍に~!ニヒルなお前も素敵だ…佳織…♡)」
また幻聴か…?
「佳織……♡」
「うぅ~……」
そんで、箒は目をキラキラさせてこっちを見て、本音ちゃんは顔を真っ赤にして両手で胸を押さえている。
どこか具合でも悪いのだろうか?
「で…では、三人とも列の前に来い。次は武装の展開をしてもらう」
「「「了解です」」」
武装…ね。
白式の武装ってやっぱり『アレ』だよね…。
少し浮遊して移動し、皆の前に立つ。
「まずは織斑。武装を展開して見せろ」
「は…はい!」
右手を僅かに開いて、一夏は精神を集中させるように目を瞑る。
すると、右の掌から光が発せられ形となり生成される。
光が収束すると、そこには真っ白な一本の剣が握られていた。
この間、僅か1秒にも満たない。
「出来た…!」
「0.5秒。及第点だな」
それで及第点なの!?
「ふむ…。一夏、それが君の武装か?」
「そうだよ。雪片弐型って言って、姉さ…織斑先生が昔使っていた雪片の後継に当たる剣なんだって」
「ならば、まさか零落白夜も…?」
「まさか~!そこまで都合よくできてないよ~!」
…………え?
今…なんて仰いました?
「織斑先生。少し佳織に説明してもいいですか?」
「構わん。だが、他の連中にも聞こえるように説明しろ」
「分かりました」
れ…零落白夜が使えないってどういうこと?
白式は最初から使えるんじゃないの?
「この雪片弐型は、この実体剣と光学兵器であるレーザーブレードを状況によって使い分ける事が出来るんだよ。勿論、レーザーブレードを使用の際はエネルギーを消費するけどね」
れ…零落白夜の代わりにレーザーブレード…?
本当はこっちの方が普通なんだろうけど、下手に原作知識を知っていると、こっちの方に違和感を感じるよ…。
「一応、これは初期装備なだけであって、拡張領域にはラファール程じゃないけどそこそこの空きはあるみたいで、そこに他の武装を入れる事は可能みたい」
え~と…つまり?一撃必殺の零落白夜が無くなった代わりに、エネルギー効率がよくなって、しかも他に武装が装備出来るようになって汎用性も増した…と。
攻撃力は低下したかもしれないけど、これって……
総合的に見れば、原作よりもずっと使いやすさがアップしてない!?
っていうか、こっちの白式の方がずっと強いような気がする…。
「最初でそれだけ説明出来れば上等だろう」
「ありがとうございます」
まさか白式すらも変化しているとは……。
どこまで変化しているのか、見極めるのも馬鹿馬鹿しくなってきたよ…。
「次はオルコット。やって見せろ」
「分かりましたわ」
セシリアは真横に右腕を突き出すだけで、あっという間に武装を展開して見せた。
光ったのも一瞬だけだ。
その手には前にも見た『スターライトMk-Ⅲ』が握られている。
しかも、ちゃんと銃身にはちゃんとマガジンがセットされていて、いつでも発射可能な状態になっていた。
う~ん…こっちも見事だ…。
「流石は代表候補生……と言いたいところだが、そのポーズはやめろ。真横に銃を展開して佳織に当たったらどうする気だ」
「す…すいませんでした…」
今、私の事を名前で呼んだよね?
なんで誰もツッコまないの?
「これからは正面に展開できるようにしろ。いいな」
「はい…。精進しますわ…」
展開時間は合格点でも、他が駄目なら意味無いって事か。
これはこっちも油断できないな。
「では、次は近接用の武装を展開しろ」
「りょ…了解です」
少し慌てたセシリアはライフルを収納し、次の武装を展開しようとした……が、中々に出てこない。
展開の光はセシリアの手の中で光り続けるだけだ。
「まだなのか?」
「も…もう少しですわ…!」
「いっその事、名前で呼んじゃえば?」
「それは……」
確か、頭でイメージするよりは直接名前を呼んだ方が早く呼び出せるって教科書にも書いてあったね。初心者用らしいけど。
「ああ~…もう!来なさい!インターセプター!!」
我慢の限界だったのか、最終的には名前を呼ぶ羽目に。
すると、彼女の手に小型のナイフが握られていた。
「はぁ……。馬鹿者。一体何秒かかっている。ご丁寧に展開するまで対戦相手に待ってもらう気か?」
「ち…近づかれる前に倒せば問題無いですわ!」
「阿呆が。戦いとは常に最悪の事態を想定しろ。お前の弾幕を突破してくる相手なんぞ、探せば幾らでもいるぞ。お前の隣とかにもな」
「う……」
それって私ですね。そうですね。
「これからは近接用の武装もちゃんと短時間で展開出来るように訓練しろ。分かったな?」
「はい……」
あらら。すっかり意気消沈。
「最後は仲森。出来るな?」
「当然」
どうして私はここまで自信満々かな。
「ではまずは……」
IS用マシンガンから始まって、次にIS用バズーカ。更にヒート・ホーク。
ここからは今まで出した事のない武装に移りま~す。
まずは左腕の前腕に固定式の2連装マシンガン。
そのまま一番大きい武装である『IS用対艦ライフルASR-78』を展開。
「これでよろしいですか?」
「ああ。全部合わせて約1.5秒。実に見事だ。お前達もこれを手本にしろ」
お手本は言い過ぎでしょ。
私の場合は単純にザクの武装が脳裏にこびり付いているから出来た芸当だし。
そうじゃなかったら、絶対に遅かったよ。
「で?今、お前が握っているのは何だ?初めて見るが」
「これは所謂『対艦ライフル』です。本来は対艦戦において使用される武器で、艦の装甲を貫いた際に弾子を撒き散らして内部から艦を破壊する特殊弾を高初速で発射するのですが、流石にIS同士の試合では使用しません。ちゃんと通常弾頭を使用するつもりですよ。そこはご安心を」
「そ…そうか」
因みに、対艦と言っているだけに威力は保証済み。
直撃すればかなりのダメージが期待できる……と思う。
キーンコーンカーンコーン……
あらチャイム。
「もう時間か。今日の授業はここまでにする」
「「「「「ありがとうございました!」」」」」
やっと終わりか…。
今日はなんとか恥ずかしいセリフは出なかったな。
この調子が少しでも続けばいいんだけど。
イベントがあったりしたら、そうもいかないだろうなぁ…。
はぁ~…前途多難だよ。ホント。
またしても、予想外に長くなってしまった…。
もう、この癖をマジでなんとかしないとダメですね。
いつもいつも、終わった時には文字数が凄い事に…。