インフィニットストラトス return of calamity リメイク版 作:アルバロス
鈴たちがアウターヘブンで訓練をしている最中、俺は錬があらかじめ組んでいたスケジュールに沿って知り合いの元へ転々と動きまくっている。ただ偉い立場の人物との会合やらで色々気を使わないといけないのが連続で少しは休憩したい……
「さて、次は………バラライカに張のとこか……今までより随分マシだな」
バラライカと張、この二人は犯罪都市ロアナプラに居を置くマフィアであり、個人でも団体でも俺たちと関係の深い奴らだ。
「さて、あの二人との話合いがあるならついでにダッチのところに寄ってくか」
目的地も決まったことだし、俺は今いる世界からバラライカたちの世界へ道を繋ぎ、そこを渡った
ロアナプラに着いた俺はダッチの元へ向かうのは最後にして最初にバラライカの事務所へ向かった
「よう、バラライカ」
「あら、終夜じゃない。どうしたの、いきなり」
「まぁ、色々あってな。んで、バラライカからの用ってのは?」
「ああ、錬の代わりに来たのね」
「本来の立場だと俺が来るのが普通なんだがな。それで用件は?」
「いつも通りって伝えておいて」
「はいよ………んじゃまた来るよ。今度は嫁達を連れてな」
「はいはい………は?あんた嫁出来たの!?しかも達!?」
「いってなかったっけ?」
「聞いて無いわよ!軍曹、お前は聞いていたか!」
「いえ、大尉殿。私も今初めて聞きました」
「あら、そう。んじゃそゆことで、俺は張の所にいってくるよ」
「そゆことでって待ちなさいよ!」
バラライカの怒鳴り声と銃撃しようとするバラライカを必死で止めようとする軍曹の声を尻目に張の元へと向かう
そのまま、張のいる事務所に向かおうとしたが、昼時なのを思い出し、張が基本、よくいく店に向かったら予想通り、張は数人の部下を連れ食事をとっていた。ので俺は張の反対の席に座る
「久しぶりだな、張」
「確かに久しぶりだな、終夜。それで今回は何の用なんだ?」
「それはこっちのセリフだ。バラライカと張から仕事があると言われてここに居るんだからな。まぁ、バラライカのは既に終わってるが」
「錬に?………ああ、あの件か。悪い、終夜にしてもらう仕事はない」
「なんだ?組織潰しかなんかか?」
「まぁな。だがそれも先日終わったところでな」
「そうか、なら俺はダッチのところにでもいこうかな」
「今ダッチなら依頼を受けてていないぞ」
「まじ?んじゃ時間前倒しして次の所にいくか」
ダッチが居ないことを聞いたので、次の場所を確認すると、ダイシーカフェで商談と書いてあった
「エギルのとこ……確か前に錬が食材やらコーヒー豆がなんやらと話し込んでたな……多分それだな。時間は前倒しして余ってるしゆっくりできそうだ」
そうして、ここに来たときと同じ手順でエギルたちのいる世界へ渡った
カランカラン
「いらっしゃい……って終夜か。いつものアイスコーヒーでいいよな?」
「おう。サンキュー」
「んで、今回はどうしたんだ?」
「錬と前に話していた食材とかの件。色々と目処は付いたってよ。まぁ、この後俺がその相手方に向かわないといけないが」
「そうか、そりゃよかった」
ある程度エギルと談笑してから次の仕事へ向かう。スケジュール詰まり過ぎてて辛い……
「あ、そうだ。レインから伝言だ」
「なんだ?」
「『またデートに連れてって』だそうだ。」
「覚えとく。商談が終わったら次はセブンのところだし、その次の仕事との合間にでも連れてくよ」
「二人…いや三人の女の子から好かれてるとか、キリトの二の舞にならないように気を付けろよ」
「その三人目ってセブンのことじゃないだろうな?」
「それ以外に誰がいる?」
「はぁ……まぁ、キリトみたいなことはしねぇよ。さらに二人増えたしな」
「おい、ちょっとまて。それはどういうことだ!」
「言葉通りだ」
墓穴掘って自滅することは無いはず……だからな。
とにかく、レインをどこへ連れていくか考えながら次の商談先へと向かうのだった
まず4ヶ月も更新せずすいません!
以前に投稿した話から、次の話がどうも上手いこと書けず、そのままズルズルと引っ張ってしまいました。
四月、ゴールデンウィークは部活の試合等でほぼ全てが潰れ書ける時間がなかったこととありますが……
もう部活も終わった身なので、スランプにならないのと、しっかり続くよう頑張っていきたいと思います
で、冒頭のヒロイン追加ですが、SAOからレインを追加します。理由としましては、作者自身がユウキに次いで好きなキャラであること。超ガバガバ状態で次に投稿するかな程度のSAO構想で、あーなんかそっちルートいきそうだなという二つが重なった結果です
文化祭編で少し登場させる予定です
そして、一つの悩みができまして……それはISの最新刊の内容です。ネタバレ等にもなりますので内容は差し控えてもらいますがラストの衝撃的展開に、(作者の)予想斜め上を行かれてしまい、さてどうしようとなってる次第であります。……まぁなんとかしますが
それでは次話をお楽しみに