インフィニットストラトス return of calamity リメイク版 作:アルバロス
泣き終わった束とそれを黙って待っていた千冬のふたりが部屋に戻った。部屋にいた鈴たちは、目が腫れているのに気づきはしたが、あえて触れようと思うものは誰もいなかった。そうして、今度は他愛ない談笑をしていると(バカ多数を)殺っていた終夜と錬が部屋に入ってきた
「あークソッ。大分時間かかっちまった。待たせて悪い」
「ううん、大丈夫だよ。待ってる間にボクのことを話してたから」
俺はは木綿季の返答に少し驚くが、待たせたこともあり、早速本題に入ることにした
「さて、……俺のことだが何から話せばいい?」
「なら……終夜の過去から教えてよ」
まず最初の質問は鈴からだ。正直にいうと、その質問は長くなるから困るな
「俺の過去か。そうだな………なら過去を話す前に、正体から話した方が早いな。俺は……『災厄の始祖』と呼ばれた魔神だ」
「終夜さんが……魔神?」
「ああ。これの他にも『歩く災厄』やら色々と呼ばれてる」
「ちなみに終夜の強さですが、主神レベルでまぁ苦戦するぐらいですかね。というか、終夜が手こずる相手っていうのが十人弱ほどしかいませんので」
終夜の説明に錬のつけたし。だが、この説明に疑問をもったのは簪だった
「終夜さん。私、アニメの影響で神のことを調べてた時があるんだけど、そんな魔神はいなかったような……」
「そりゃそうさ。俺は、誰もが知らない神話の存在なんだからな」
「誰も知らない神話……」
「まぁ、それの内容はさておき、過去の話をするんだが、木綿季と出会ったあとは知ってるんだよな?」
「ボクがメディキュボイドにいたときだけだけどね。話したのは」
木綿季に話した内容の部分を確認すると終夜はようやく本題の過去を語り始める
「さっき言った神話、俺はそこの闇といえるだろう。だが、俺には何にもなくてな。ただ同等以上に戦えるやつを探すため、別世界を転々と回っていった」
「零童、何もないとはどういうことだ」
「終夜には支配欲などの欲求や目的が無かったということですよ、魔神と言う名に似合わずにね。木綿季さんに出会う前は、まさに空っぽでしたし」
「とまぁ色々あって、この組織を作ったわけだが……リーダーが俺の時点で目的が無いっていうな」
(((((それってだめなんじゃ……)))))
聞いていた鈴たちの心が一つになった瞬間だった
「まぁ、この組織は半ば同盟という形が強いですからね。非常時以外は基本、各々の目的のために動いたりしていますよ」
とっさに入る錬からのフォローだが、正直遅いと思う
「そして、木綿季と出会って……木綿季のことを気になりだして……告白して……まぁ、今に至ると」
「かなり省略してますけど、その大部分も戦闘だけ………ていうか、なんでそんなに目的とかできないんですか」
「俺が知りてえよ!」
「あ、ちなみにですが。木綿季さんと付き合いたての終夜は、木綿季依存症(勝手に命名)って言われたほどくっついてて当時の悩みは……」
「おいバカやめろ!」
無理やり口を塞ぎにかかる終夜をみながら笑いあう鈴たち。だが一部のものはその内心で木綿季から密かに聞き出し弄くるネタにしようと考えていた
……あれ?1200文字……最近長い話を書けてない……
しかも、過去の話をしっかりやると言っておきながら簡単な説明に終わってしまった………スランプかな?
もう一話二話書いたあとは皆で夏休みを楽しむのですが、シチュエーションがあまり思い付かないのでまたアドバイスお願いします。
それと、アーキタイプブレイカー導入の可不可も活動報告にてご意見お待ちしております