インフィニットストラトス return of calamity リメイク版   作:アルバロス

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シャルロットの決断と新たな問題

次の日の放課後、終夜はシャルロットにスパイの件の答えを聞くため、屋上で待っていた。ちなみにタッグだが、ラウラが先に申し込んできたため、終夜は二つ返事で了承した。そこにドアが開いて、シャルロットが終夜の元へと向かってきたので、終夜は先日の答えを聞き始めた

 

「さて、デュノア。答えを聞こうか……といきたいんだが」

「え?」

「あの馬鹿はあのあと何をしている?お前を助けると豪語してるんだ。普通は何か考えてたりしてるはずだが」

「……何もしてないよ。あの後、俺がなんとかしてやる!っていったけど、何かをしてる様子は一切ないよ。いつも通りに過ごしてるだけ」

「事情の危険さがわかるなら、この二日でも少しは考えるはずなんだが……まあいい、本題に入るか。デュノア、あの問いの答えを聞こう。お前自身は今のこの状況をどうしたい」

「わ、私は……」

 

シャルロットは一瞬言い淀むが、意を決するように強く言い放つ

 

「私は、自由になりたい!もうあの人の言いなりにはなりたくない。もう、嘘をつきたくない!」

 

シャルロットの本心からの叫びを聞いた終夜は何も言わずに携帯を取り出しあるところへと電話をする

 

『おう、お前から電話をかけてくるとは珍しいな』

「いきなり悪いな、ポルナレフ。例の件、準備はどうだ?」

『ああ、あのねーちゃんのお陰もあって、後は情報を回したら終わりだぜ』

「そうか。ならそのまま進めてくれ」

『わかったよ。ああ、それと。その嬢ちゃんにこれを伝えてやってくれ。あんたの父親はまがりなりにも、あんたのことを愛していたとな。詳細はすぐ送る』

「わかった。またそっちに行った時、一緒に飲むか」

『いいねぇ。楽しみにしておくぜ』

「じゃあな」

「……さっきのは?」

「フランスの友人だ。お前があのまま現状を受け入れるなら何もしなかったが、本心がそれだったらと一応根回しをしておいた。」

 

ポロン

シャルロットが電話を終えた終夜に不安そうに何をしていたのか聞き、それを終夜が答えたときに、先ほどの情報の詳細が届いた通知音がなった。終夜はそれをシャルロットにそれを見せながら、頼まれた言伝てをシャルロットに伝える

 

「俺の友人からだ。お前の父親はまがりなりにも、お前を愛していたらしいぞ」

 

携帯に送られた情報を言伝てを伝えながらデュノアに見せると、いきなり泣き始めた……こんなとき、どうすれば、いいんだ?………えーとっ……助けて、えーりん!

(私に言われても困るわよbyえーりん)

 

結局約二分ほどシャルロットは泣き続け、泣き終わると終夜に携帯を返し、感謝を伝えたあと、泣いた後の顔を治すため、トイレに向かった。もう用はないし、俺も時間を適当に潰すか……

 

 

「残るはボーデヴィッヒか……今日はタッグで訓練しないし、木綿季たちの訓練も覗いたら三日ほど口を利かないといわれてるから見れないし……」

「あ、しゅうやん…ちょっといいかな?」

「のほほんさん?どうしたんだ?」

 

特にすることもないため、学校内をぶらついていたら、いつものとは違った表情をしたのほほんさんが声をかけてきた。ついてきて欲しいと言われ、そのままついていくと学園の整備室の一角に着いた。そこには水色の髪の少女が座っており、その後ろには完成していないISが鎮座していた

 

「かんちゃん、来てもらったよ」

「ありがとう、本音。えーと、初めまして。更識簪っていいます」

「しゅうやんにね、かんちゃんの専用機開発を手伝って貰いたいの」

 

のほほんさんから事情を聞くと、この提案は木綿季らしい。少し前にアウターヘブンと関係がある木綿季にのほほんさんがこのことを話したら同じく関係がある俺に言えばなんとかなると言ったらしい。簪(話を聞く途中に名前を聞いた)は一人で作ると言っていたらしい。理由は姉の楯無を越えるため。だけどそれは木綿季によって解決されたらしくギスギスしてた関係が良くなったと喜びながら話していた。木綿季にどんな感じだったか聞いておくか

 

「でもなんで未完成のISなんだ?」

「それはあの織斑一夏のせい。あいつの専用機の開発に人員を取られて私の専用機開発は凍結。再開発される見込みも無いと聞いたから私が引き取ったの」

「それでのほほんさんはアウターヘブンに何とかして欲しいと思ったのか……わかった。掛け合ってみよう」

「ホント!?」

「ああ。関係が戻った姉に手伝って貰わないのは今までとは違った意味で姉を越えたいからだろ?」

「う……うん。」

「なら今度の土曜に向かうから、準備をしておいてくれ。俺が連絡をしておく」

 

そういって、整備室を出ようとすると、後ろから簪の感謝の声が聞こえてきた

 

「あの……終夜さん。ありがとうございます!」

「おう。また土曜日にな〜」

 

さて、スケジュールを取っておくか。

 

 

 

 

その日の夜、俺は簪についてのことを木綿季に聞いていた

 

「木綿季。のほほんさんから楯無と簪が仲が戻ったと聞いたんだが、何があったんだ?」

「えーと、言い争いの姉妹喧嘩らしいよ。ボクは見てないけど色々とぶつけ合ったみたいだよ」

「そうか。ああ、それとこの土曜日に簪とのほほんさんを連れてアウターヘブンに行くんだが、状態をみたいから木綿季も来て下さいってさ。訓練するんだったら鈴も連れていけばいいし」

「わかった!鈴ちゃんにも言っておくね」

 

そのあとは、二人とも適当に話をして一緒に風呂へ向かった。何があったかはご想像におまかせしよう




えー、あとがきをいれずに投稿してた……

ポルナレフは作者が知ってるキャラで皆さんがよくわかるキャラに当てはまっていたので急遽出演が決まりました。
ちなみにスタンド能力は持っていません。それをご了承ください

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