インフィニットストラトス return of calamity リメイク版 作:アルバロス
今日は、鈴たちと訓練をすることが決まっていたので、三人でいつも通りアリーナへと向かい着替えて、今アリーナ内にいる
「今回は何をするんだ?」
「んーとね……」
「あの……終夜さん」
「オルコット?どうかしたか?」
「その…わたくしの訓練に付き合って頂きたいのですが」
「俺は別にいいが……何をすればいいんだ?」
オルコットが言うには、一つは、最近の織斑の訓練をデュノアが見ており、自分は一人で訓練することになるのだが、あまりレベルアップを見込めないこと。もう一つはこの前の襲撃のとき織斑先生からお前は連携ができないことを言われたので連携ができるようになるために連携訓練をしたいとのことだった。なのでオルコット、木綿季、鈴vs俺の組み合わせで模擬戦を行うことになり、そのまま数回模擬戦をやった。
「はぁ…はぁ…」
「改めて思うけど、やっぱり木綿季は凄いわよ。なんであんなに終夜に攻撃を当てれるのよ」
模擬戦を終えたとき、セシリアと鈴の二人は大きく肩で息をして、木綿季も少し息を乱していたが終夜はほぼ疲れてないように見える。息が乱れるときもたまにあるがほぼ無いに等しかった
「木綿季の場合は俺の癖とかもよくわかってるのが一つあるが、二人が俺に攻撃を少ししか当てれないのはちゃんとした理由がある」
「それは、なんなんですの?」
「オルコットは、射撃の狙いどころだ。確かに正確性で言えばオルコットの技術は一級品だ。だが山田先生の用に誘導するような射撃が無いから好きに動ける。やるなら、BTを全部じゃなくても、せめて一機か二機をライフルと一緒に使えるようにして、山田先生のような射撃を身に付けたらよくなると思うぞ。」
「わ、わかりましたわ」
「終夜、私は?」
「鈴は、龍砲を使うときに狙う場所を必ず見るからな。目線に気を付ければ大体避けれる。だから…全部そうしろとは言わないけど、数発は見なくても当てれるようにしたらどうだ?」
「うん……頑張ってみる」
終夜がアドバイスをしたり、改善点をセシリアたち三人で話し合ってたとき、周りにいた訓練機に乗って訓練している生徒たちが、ある客席の場所をみて、ざわつきはじめ、それに気づいた四人もそちらを向くとそこにはISを纏ったラウラがいた
「ボーデヴィッヒ?」
ラウラは終夜たちの方へは見ておらず、終夜たちの反対側で訓練していた一夏の方を見ていた
「織斑、今から私と戦え」
「イヤだ。理由がねぇよ」
「貴様になくても私にはある。」
「…また今度な」
「ふん。ならば、戦わざるを得ないようにしてやろう!」
ラウラは戦闘状態へとシフトさせた途端、左肩の実弾砲の火を吹かせた
ゴガギンッ
「こんな密集空間で戦闘を始めようとするなんて、ドイツ人はずいぶんと沸点が低いんだね」
「貴様…」
ラウラが放った砲弾は横から一夏を庇うように割り込んだシャルルがシールドで弾き、同時にアサルトカノンを展開する
「フランスの第二世代型ごときで私の前に立ちふさがるとはな」
「未だに量産化の目処が立たないドイツの第三世代型よりは動けるだろうからね」
二人とも涼しい顔をした睨み合いが続くが、ある一人の男によってそれは終わりをつげる。その男は終夜がある意味苦手な男だった
「バァァァカモノガァァァァァ。我がドイツの化学力は世界一ィィィィ!!!量産化など簡単にできてしまうわぁぁぁ!!」
「シ、シュトロハイム大佐!?」
「ボーデヴィッヒ少佐よ。少佐の気持ちはわからんでもないが、このようなことをすれば我がドイツ軍人の品格を疑われる。以後は慎むようにしろ」
「も、申し訳ございません。シュトロハイム大佐」
「うむ……それと」
「なんだ、アレの通りに顔を見せにきたか?シュトロハイム」
「クハハハ。それもある」
「それもだと?なら他は」
「終夜!左!」
「うおっ!」
ドガッ
終夜に攻撃を食らわせたのは、エディだった。生身でISを蹴り飛ばしたエディを木綿季を除くアリーナ内全員が驚いた顔でエディのことを、そしてこの後の成り行きを見ていた
「よう、おひさ」
「いつも軽いんだよ、てめえは」
「んなことは置いといて。いつも通りにさっさと殺ろうぜ」
「なんだ。久しぶりに会ったと思ったらそれか。会うとこ会うとこで血を流したいドMだということがよくわかる」
「あ?」
「あぁ?」
「コラッ。二人ともやめなさい!」
終夜とエディの一触即発を嗜めたのは、エディの嫁であるエレナだった
「二人の仲はよくわかるけど、場所を考えなさい。それとシュトロハイムも、物騒なものをしまいなさい」
「むう……やはりブラヴァツキー殿には勝てんな」
エレナの言葉で終夜とエディは戦闘状態を解除し、シュトロハイムも銃に掛けていた指を離しやれやれと両手をあげる。
「終夜。お前に少し話がある。時間はあるか?」
「まぁ、一応訓練も一段落したし……」
「なら来てくれ。色々とある……と、木綿季ではないか!」
「はぁ……挨拶は後にしてくれ。木綿季、鈴、オルコット。悪いけど後は三人でやっていてくれ」
「う、うん。わかった。シュトロハイムさん、挨拶は、その……後で」
「うむ、ではいこうか」
終夜はシュトロハイムたちとアリーナの外へ向かう。アリーナ内は、ラウラと一夏の件はラウラがやる気を削がれたのでなかったことに。周りで見ていた者たちは、木綿季の元へ説明してもらおうと殺到していた
人目がつかない場所に移動した三人(エレナは木綿季の元へ殺到した女子たちの対応をしている)は
「んで、話ってのは?」
「ボーデヴィッヒ少佐のことだ。彼女をお前にどうにかしてもらいたくてな」
「ボーデヴィッヒを?」
「ああ。彼女は自身を落ちこぼれから救ってくれた織斑千冬を心酔していてな。最強である彼女の唯一の汚点ともいえるモンドグロッソ不戦敗の大きな理由の織斑一夏を恨んでいる節がある」
「………俺がどうこうできる問題に見えんのだが」
「それと、彼女の力に対する考え方もある」
「まだあんのかい」
「ああ。彼女は力が全てだと思い込んでいてな。ある意味落ちこぼれのときの環境と織斑千冬の影響があるのだろうが……だが彼女の考え方がこのままだとただの暴力に成り下がる。だからその前に力が全てを決めるのではないことを教えてやって欲しいのだ」
要するに、織斑への恨みを無くすことと、力がどういうものか教えてやれと……
「キツいぞ……色々と」
「無理難題なのは承知している。だが、お前のことだ。結果的にでもなんとかするとわかっているからな」
「はぁ……なんとかしよう」
「助かる。それでは、私達はドイツへ戻る。また、学年別トーナメントのときにな」
「あいよ」
そのまま別れ、エディとシュトロハイムはエレナを迎えにいくのと、シュトロハイムは木綿季と会うためアリーナへ向かい、終夜はそのまま寮に戻っていった。
だが終夜の顔はこれからのことで沈んでいた
ということで、今回はここで終了です!
えー一週間ほど空いてしまいすいません。でも一つ言わせてください
fgoのイベント事の間隔狭いせいでイベント周回に時間使って小説書く時間がとれない!
沖田さん当たるわマーリン当たるわで色々大変だよ!コンチクショウ。当たったのは嬉しいけど
皆さんって星四交換何にしたんですかね?
作者はアナ(メデューサリリィ)ちゃんです。候補が多すぎて超絶困った……
あと九枚くらいチケットくれてええんやで!(もう遅い)
とまぁ、小説と全く関係ない(fateという点だけ関係あるけど)話で終わってしまいますが、今回はここまでです。
この話の感想から順次返信していきます。そこのとこ、ご了承ください