対の銀鳳   作:星高目

9 / 20
アカギさん、誤字報告ありがとうございます!感謝っ……!圧倒的感謝っ……!(作品違ってすいません……!)


小悪の罠(前)

「婿殿よ、何をそんな深刻そうな顔をしておるのだ?」

「お義父さん。いえ、何やら二人ほど懲らしめなければいけない男がいる気がして……」

「セラフィーナのことが心配かの?」

「ええ。気のせいだとは思いますが」

「親ばかも過ぎると毒じゃぞ」

「肝に銘じておきます」

「セラと言えば今日、オルターさんの息子と仲良く走っていきよったな」

「ちょっといって(懲らしめて)きます」

「待たんかバカもん」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 初等部に入学してから二年が経ち、エルたちは三年生になっていた。

 

 この二年間彼らが何をしてきたかといえば。

 

 幻晶騎士の設計を学ぶと意気込んでいたエルは、幻晶騎士設計に関する授業を彼自身が騎士学科であることなどお構いなしでとってきた。そのために犠牲になった騎士学科の教師は数知れない。

 

 セラはというと、エルの魔法バージョンである。ただ、魔法に関しての知識はエルの幻晶騎士のそれとは違い幼少期から蓄えてきたものがあるため、取る授業は高等部の高度な内容がほとんどだった。それ以外の時間で、オートンの研究室に入り浸り意見を交わしあったり、幻晶騎士の部品である魔導演算機(マギウスエンジン)の術式の写し等の図書館にもない非常に貴重な資料を見せてもらったり、新たな基礎式の開発をしたりなど、基本的に魔法漬けの日々を過ごしていた。

 

 バトソンはエルに感化されたのか、少しづつ幻晶騎士の勉強を始めている。

 

 そして最後のキッドとアディはというと。魔法では初等部の範疇を逸脱しているとはいえ、エルやセラのようにほかに取りたい授業もない二人は、空いた時間で模擬戦を行うようになっていた。

 

「キッド!そろそろ一発ぐらい当たりなさいよ!」

 

「お断りだ!そっちこそすばしっこく動きまわりやがって!」

 

 二人はエルが使用する『銃杖(ガンライクロッド)』を改良しどんな剣とでも接続できるようにした新型の杖でもって剣を交える。キッドが得意な大剣を、エルが極限まで魔力消費を効率化した限定身体強化(リミテッドフィジカルブースト)で強化された膂力のままに振りかざせば、アディは両手に持つ双剣で受け流し、手数を生かして攻めかかっていく。

 

 効率化されているとはいえ、中等部でも使用できるものが限られている上級呪文を併用しての戦闘は、目で追うのがやっとのスピードで進められていく。それは彼らの姉で、騎士学科の最優秀生徒として生徒会長を務めるステファニアにとっても驚異的なほどだ。

 

「キッドもアディもすごいじゃない。私も二人にはかなわないかもしれないわね」

 

「姉さんならそんなことないだろ」

 

「私たち、二対一でもエル君とセラちゃんには勝てないし」

 

 双子のあっけらかんとした答えに、ステファニアは顔を手で押さえる。それはつまりあの銀髪の双子が規格外を越えたなにかというだけで、この二人は周りからすれば自分たちも規格外の範疇にあることを理解していないのか。どこの誰が、初等部にして二人そろって上級呪文を使用しながら模擬戦を行えるというのか。

 

 彼らは、周囲との感覚のずれを理解していなかった。彼らに好意的なステファニアでさえ、いくらかの恐れを抱かざるを得ないその能力を、果たしてほかの人間が目の当たりにしたときにどう思うのか。

 

 彼らの模擬戦を柱の陰から覗いていた人影が、ひそかに立ち去ってゆく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 バルトサールは焦燥を表情に浮かべていた。自分が妾腹の子だと見下す双子の実力を、理解してしまったからだ。今までのように噂だけならば、周囲の勘違いで済ませて自分を納得させられた。だが、実際に目にしてしまえば嫌でも現実を知らされてしまう。

 

 彼は自分より優秀なものが疎ましくて仕方がない。生まれた時からすでに周囲に比べて自分は劣っていたのだと言われてきたような、そんな錯覚を胸に抱いている。

 

 彼の兄と姉は彼とは比べ物にならないほど優秀だった。姉は現に今学科最優秀で生徒会長を務めているし、兄も若くして父親の補佐として領地の経営を任されるほどだ。

 

 それに比べて自分はどうだ。次男であるから、貴族として父親の跡を継ぐことはできない。それ以外の能力も、兄と姉に比べればどれもパッとしない。

 

 唯一母親は末っ子の自分をそれでも甘やかしてくれた。自分に何かあれば些細なことで相手にケチをつけては、バルトは賢いのだと、えらいのだといって。その幻想的な言葉は彼にとって唯一のすがるところになり、彼の性格を、目を歪ませていった。

 

 そうして気位ばかり醸成されていった彼は騎操士としての花道を思い描くようになった。騎操士として彼の家専属の『緋犀騎士団』に凱旋し、ゆくゆくは騎士団長となって彼の兄を支えていく。それが家督を継げない彼にとっての次善の策でもあった。

 

 しかし今、その唯一の明るい道にさえ、影が落とされている。あの双子だ。彼らが騎操士になれば、自分の実力では及ばないのはわかり切っている。あまつさえ、優秀な我が姉は彼らに篭絡されてしまっている。兄とて、優秀な彼らを好んで手元に置きたがるだろう。

 

 もし彼らが緋犀騎士団に入ったなら。守ってくれる後ろ盾のない自分の道はそこで閉ざされてしまう。彼らが家にかかわるつもりはないと言っても所詮妾の子、卑しいたくらみを腹の底に抱えているに違いない。とても信用などできるものか。ここで、ここで必ず潰しておかなければ。

 

 そんな妄執に彼の心は囚われてしまった。彼は決して彼が思うほどの無能ではない。ただ兄と姉があまりに有能すぎただけのことだ。そんな彼の頭脳とその妄執が、どこまでも卑劣な手段を彼に与えた。

 

 歩き出した彼の表情はすでに無く、ただその目の奥にどこまでも昏い光をたたえていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある日の授業の合間の時間、バトソン・テルモネンは教室から鍛冶場へ行くために、廊下をのんきに移動していた。鍛冶学科は実技に専用の設備が必要であり、理論に関してもかなりの知識を求められることから、他の学科に比べても教室間の移動が多いのである。

 

 階段を降り、角を曲がったところで奥の階段に消えていく見知った人影とそれを先導する見知らぬ男を発見した。見知った人影は、グループの賑やかし役筆頭のアディである。

 

「あいつ一体誰だ……?」

 

 しかし男の方は、バトソンは見たことがない。一瞬見えたアディの横顔も、いつもより険しいものだったように思う。

 

 彼も彼女が誰かと歩いていたからといってどうこうするつもりもないし、彼女自身が騒いでいないのだからそれほどのことでもないのだろう。

 

「一応知らせとくかねえ」

 

 そうはいっても引っかかるものが多いと、近くの教室にいる親友に知らせるために彼は踵を返した。

 

 

 

 

 

「これはどういうことでしょうか、バルトサール兄様」

 

 一方、バトソンが言う見知らぬ男ことバルトサールに人気のないところへ連れてこられたアディはいつでも動けるよう構えながら目の前の男に問いかける。そんな彼女を下卑た笑みを浮かべる男たちが逃げられないように囲い込んでいる。

 

 一人で歩いていたところをバルトサールに呼び出され。人気のない所へ連れてこられたと思えば、バルトサールの合図とともに現れた男たち。まず間違いなく彼の取り巻きなのだろう。とするならばアディは今窮地に立たされているということになる。

 

 バルトサールは口元を皮肉気に歪め、見下したような口調で答える。

 

「彼らは私の友人さ。礼儀知らずなガキの教育を、多忙ながらも喜んで手伝ってくれるそうでなあ」

 

 バルトサールが言うような礼儀の教育とはおそらくろくなことではないだろう。好意的な感情を一切含まない冷ややかな視線がそれをアディに明確に感じさせる。とうとうこいつ実力行使に出てきたわね、と思うもののいかんせん状況が悪すぎる。口だけで切り抜けることは難しいかもしれない。

 

「礼儀は授業で学んでいる途中です。皆様のお手を煩わせるほどのものでもありません」

 

「妾腹のガキには授業だけじゃあ全然足りてないね。そんなお前にこの兄が手ずから教えてやろうというのだから、平身低頭して地面に頭を擦り付けて請うべきであると思うのだがね」

 

 バルトサールの背後から、一番下卑た視線で彼女を見ているものが進み出てくる。生理的に嫌悪したくなるほどのものだ。

 

「そう、お嬢さんはおとなしくして……」

 

 年下の女子を相手に大勢で囲んでいるという状況からか、不用意に近づいてきた男に、アディの堪忍袋の緒が切れた。言葉を言い終わる前に銃杖を抜き放ち、限定身体強化(リミテッドフィジカルブースト)を発動する。眼前の男は女性の敵だ。容赦なく蹴り上げる。男は当たり所が悪かったのか形容しがたい悲鳴を上げてくずおれた。

 

 当然ながら逃げ出すためにはこの包囲を突破しなくてはならない。男が倒れたことに、周りの男が色々な意味で気を取られている間に勢いよく駆けだした。しかし。

電撃矢(スパークダート)

 

 背後のバルトサールから電撃の矢が浴びせられた。勢いそのままに、アディはもんどりうって倒れていく。

 

 薄れていくアディの意識が最後にとらえたのは、バルトサールの邪悪な笑みだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 セラは高等部の校舎から初等部の校舎に向かう途中で見知らぬ男に声をかけられた。嫌らしく笑うその男を無視して立ち去ろうとして、男が身に着けているものに気付いた。

 それはアディの髪飾りだった。男が普段から身につけるには不釣り合いなそれが、今目の前にあるということはつまり、アディが何らかの危険な状況にあると考えるべきだろう。

 

 歩き出した男の背後を黙って追いかけながら、セラは今後の展開を考えていた。

 

 セラが男に案内されたのは既に使われていない人気のない教室だった。男に扉を開けるよう促されて言われたとおりにすれば、目に飛び込んできたのは椅子に縛り付けられたまま気を失っているアディと、彼女に杖を突き付けてかすかに笑うバルトサールの姿だった。

 

 後ろで案内してきた男が扉を閉め、ぐっと背に杖を突き付けられる感触がした。

 

「セラフィーナ、だったか。久しいな。今もまだキッドとはお熱いのかね?」

 

 セラは彼の問いかけと周囲の男たちの嘲笑に、すでに地の底を這っていた機嫌をさらに害した。  

 

 キッドは彼女にとって、今世でようやく得られた親友と呼べる関係の人だと思っている。彼女はキッドにかなり好意を抱いているがそれは親友としてのもので、そういった勘ぐられるような類のものではない。時折キッドが照れたようにしているのも、前世で見てきた思春期真っ盛りな男子に普遍的な物で、特別なものでは決してないだろうとも思っている。

 

 もっとも彼女は前世では親友どころか友達もいなかったため、他の人が思うそれらよりいくらか距離が近いということに気付いていない。バルトサールの勘繰りは、彼らを見た多くの人が思っている事だった。

 

 それはさておき、この状況、セラはすでに詰んでいるといっても過言ではないだろう。下手な抵抗はアディに累が及ぶ。

 

「……何の用、でしょう?できればアディを放してほしいのですが」

 

「まあまあそう焦るな。取りあえずはこちらの椅子に座ってゆっくりしてくれたまえよ」

 

 そう言って指し示されたのはアディと背中合わせに並べられた椅子。そのそばではほかの男が縄を用意して待ち構えている。

 

「変なことを考えるなよ?ガキを躾ける用意はできているからな」

 

 周囲をちらと見れば、ほかにもおよそ六人ほどの男がアディに杖を向けている。自分の後ろにいる男を含めれば、バルトサール以外に七人の男がいる。誰かが必ずアディを傷つけられるというなら、おとなしく従うほかにない。

 

「おい、その手に何を握っている」

 

 いつまでも握りこんでいるセラの拳を不審に思ったのか、バルトサールが問いかける。バルトサールの言葉に従った男がセラの手を開けば、その手から一つの細く加工された触媒結晶があらわになった。男はそれを奪い取ると、バルトサールに放り投げる。

 

「こんな小細工をしてたとはな。他にも持ってないか」

 

「……私は杖を一つしかもっていないのだけれど」

 

 男はセラのポケットや手などを調べたが、それらしいものは見つからない。見つかったものと言えば、ばらばらになった奇妙な棒の束だけであった。

 

 バルトサールも納得したのか、セラに顎で着席を促した。

 

 セラは黙ったままで、自分の体に掛けられる縄を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人ともおせえなあ……」

 

 初等部の教室で、キッドはアディとセラの到着を待っていた。しかしもう授業が始まる時間だというのに、二人は現れない。

 

 探しに行こうかと教室のドアを開けたところで目の前にいたのは予想外の客だった。

 

「おや教室にいたのか。探す手間が省けて何よりだよ」

 

 予想外の客、それはバルトサールだった。目の前で薄く笑うバルトサールの言葉に、キッドはなぜだか嫌な予感を掻き立てられる。何かがいつものバルトサールと違うような、そんな気がするのだ。

 

「先輩、今日は何の御用でしょうか」

 

 ここは教室の前、いつもバルトサールが話しかけてくるような人気のないところではない。人の多いところで話しかけられることは確かに違和感がある。けれど、本当にその程度か?もっと違うものじゃないのか?

 

 そんなキッドの疑問をよそに彼は高らかに宣言した。

 

「アーキッド・オルター!君に決闘を申し込みに来た!」

 

 違和感の正体は考えてもわからない。大勢の目にさらされる決闘を申し込むなど、こいつのとる手段ではなかったはずだ。

 

 けれど一つだけはっきりしていることがある。それは心底嫌いな相手に喧嘩を売られているということだ。

 

「決闘、いいじゃねえか。受けて立ってやる!」

 

 いい機会だ、日ごろから見下されてきたうっぷんまで熨斗つけて返してやる!とキッドは闘志をみなぎらせてゆく。

 

 バルトサールはそれを冷ややかに笑うのみだ。

 

「汚い言葉遣いだ、まったく品性を疑うね。そのケダモノのような威勢がどこまで持つか、楽しみだよ」

 

 彼は地に倒れ伏すキッドの姿を想像して、口元を邪悪に歪めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ライアヒラ騎操士学園では生徒同士の戦闘行為を禁止している。だが、例外とされるものが二つ存在している。それが、『模擬戦』と今広場で行われようとしている『決闘』だ。

 

 『模擬戦』に関しては実質グレーゾーンではあるものの、戦闘技術の養成が騎士には必要であるという観点から、暗黙の了解という形で認められている。両者の合意が必要である事と危険行為を避けること以外は、当事者の裁量にゆだねられる。

 

 一方で『決闘』にはルールが存在し、公認のもとで行われる。一対一であることや第三者の審判がいること、決着は片方の意識の喪失もしくは敗北の意思表明によって決められることなど細かい条件が付けられている。

 

 騎士学科は血の気が多い生徒も多く、決闘は度々ある催し感覚で行われていた。今回のキッドとバルトサールの決闘はさらに、高い実力を持っていると期待されている初等部の生徒の実力を見るいい機会でもある。二人とかかわりのない人物が審判を買って出、広場には彼らを囲むように常の決闘に比べても大勢のやじ馬が集まっていた。

 

 

 

 

 ことここに至ってもキッドの嫌な予感は消えていなかった。いつもとあまりに違いすぎるバルトサールの行動は、何か理由があるはずだ。しかしその違和感がわからない。それを探ろうとキッドは注意深くバルトサールを見つめている。

 

 審判が決闘の宣言を朗々と歌い上げている最中に徐にバルトサールが胴についたポケットを開き中身を取り出した。

 

 それを見たキッドの表情が固まった。同時に違和感が氷解し、バルトサールの行動の目的も理解する。

 

「てめえ、セラとアディに何しやがった……!」

 

 バルトサールがわざとキッドに見えるよう取り出したそれはアディの髪飾り、そして、セラの扇杖の棒の束だった。

 

 キッドの疑問にバルトサールはようやく気付いたかという風に肩をすくめ、とぼける。

 

「ふん?何のことかわからないが」

 

 種明かしをして楽しくてたまらないのか、彼の笑みがどんどん歪んでいく。ここからは、すべてが自分の思うつぼだとばかりに。

 

「時にキッド、君は初等部にありながらすでに上級呪文を使いこなしているというじゃないか。もしよければ、後学のために見せてくれないかね?」

 

 キッドの顔が怒りと悔しさのあまりに、恐ろしいものへと変わっていく。それを見てもバルトサールは動じない。相手がとるべき道が一つしかないのを知っているから。相手が大勢の前でこれからみじめな姿をさらしていくのだと考えると、あまりに、あまりに楽しいじゃあないかと、彼は愉悦を味わっているのだ。

 

「……使えねえよ、そんなもん」

 

「ん?よく聞こえなかったな。何せこんなに人がいるのだ。もう少し大声で言ってくれたまえ」

 

「上級呪文なんか使えねえって言ってんだよ!」

 

 野次馬がにわかにざわめき始めたのを見てバルトサールはほくそ笑む。噂に上る期待の一年生が、噂を否定しているのだからそれもそうなるだろう。彼が嘘つきだったのかと疑う物もいるだろう。

 

 仕掛けは完璧にはまっている。これを笑わずしてなんとしようか!

 

「ヒハ、ヒャハハ!なんだそれは!噂は何かの間違いだと?全く君は希代の詐欺師じゃないか、これだけ大勢の人をだましていたのだからなあ!これは、私が罰を下さねばならんだろうさ!」

 

 キッドの視線はもはや彼を視線だけで殺せそうなほどのものになっている。審判が用意を促し、バルトサールが剣を構える。対するキッドは銃杖に大剣を静かに接続した。

 

 これからの行いを予想して、悪魔のような邪悪な笑みでバルトサールは笑った。

 

「さあ、皆に代わってお仕置きをしようじゃないか」

 

 決闘という名の公開私刑の幕が切って落とされた。

 




感想欄でいろいろ意見やアイデアをいただけて何やら幸せです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。