祖なる龍
煌黒龍が番になる時
天地再び動きだす
番の子が生まれならば
星は奇跡を持って祝福す
終焉と幻想を司りし龍
神域の新たなる主になるであろう
この龍に会ったなら
選ばれし選択は一つ
身を差し出す事のみと
無駄な足掻きは終焉の逆燐に触れるだろう
怒らせてはいけぬ
その時は黒き太陽を上回れし能力を持って
人類は滅び進む道を示されるだろう
その龍の名は焉幻龍 グリムロス
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「グォォォオオオオオオオオォォォォォォォォオオ」
神様転生してもらったけどここどこだ!?
辺りを見渡すが溶岩に囲まれた小さい島みたいな印象が俺が抱いた印象だった
全体的に赤く普通の人なら暑さですぐまいってしまうだろう。
あれ?なんで俺は大丈夫なんだ?
…あ、そうかモンスターに転生させてもらったんだっけ
つかここ神域だよな、アルバ様がいるところ。
じゃあなんでアルバ様がいないんだ?。
ま、まさか俺がアルバ様に!?
いやいやいやいや、流石にありえないでしょ、だって下見たら自分の足みたいのあるけど、スッゲー白いし
自分の翼だって見るからに翼膜がない、え、と、例えるなら天使が付けてそうな翼だし
あー、自分の姿が見れないのがもどかしい!何のモンスターなの俺!?
でも、多分骨格はアルバ様とミラボレアスを足して二で割ったぐらい
そうだなぁ、クシャルダオラに近いかな、骨格は
…これからどうしようかな
誰もいないんだし攻撃どんなの出せるのか検証しといた方がいいよな
でも、どうやって攻撃するんだ?
つかさっきからずっとくしゃみ出そう
は…は…ハックション!
瞬間俺の口から黒い雷が出て神域の壁に当たった
神域の壁にはクレーターができ、神域全体は凄まじい地震を起こした
………は?………
え、私のくしゃみ強すぎ?
ちょっと待って、くしゃみしたら雷が出て神域の壁、もとい大岩に当たり地震が起きて
眼前にはクレーターと、くしゃみで?
ま、まぁ、保留にしよう、
他に何か出来んのかな?黒い雷体に纏えたりすんのかな
なんか、こう、体に流れてる血液を外に出すような感じで、そうか、これが古龍の血か
でも、俺古龍なんだ、本能的なもので何となく分かったけど、古龍か、
え、と、こうか?…なんか違うなこれか?…うーうー、あ、できた
おそらく身体の中に発電機関があるのだろう
フルフルみたいだな…
~~壮大なくしゃみをする数分前~~
ードンドルマー
「ゴア・マガラの件…【我らの団】専属ハンターに任せようと思う」
異様に高い椅子に座った1人の老人が呟いた
その老人は何処か貫禄のある歴戦の戦士の様な雰囲気を醸し出していた
「ギルドマスター、それはいささかハンター1人では危険過ぎるのではないですか?」
筆頭ハンターのリーダーがギルドマスターに心配するかの様に告げる
筆頭ハンター、通常のハンターには公開されないギルドの特殊な任務を請け負っているハンターたちのことであり
他のハンターと比べて実力のある集団だ
全員がハンターとしての能力はもちろん、何らかの専門知識や技術に秀でていることが多い。
“あるモンスター”に関する調査を行っており、情報を求めて世界中を飛び回っているらしい。
今、ギルドマスターと話しているのはそのあるモンスター、【ゴア・マガラ】である
「我らの団のハンターは君達もよく知っているだろう、並みのハンターではない…だがいくら我らの団でもいささか今回の件は二が重い、お前さん達も協力してやってはくれぬか?」
「えぇ、勿論です、そもそも今回は私達の件です、サポートするのは最初から弁えております」
「ホッホッホッ、それでは任せようかの、君達の口から我らの団に伝えといておくれ」
「わかりました」
筆頭ハンターのリーダーは決して軽くしはいけない首を責任感により重く頷く
「では次の件だが……なんだ?地震かのう」
「そのようですね、かなり大きい様です」
その時、大きい音で扉が開かれる
「これこれ、今は会議ちゅ「古龍観測隊から通達!!ダレン・モーランが先程の大地震で動き出したようです!!ドンドルマの方角に向かってきます!!」
「筆頭ハンター、行ってくれるか?」
「任せてください」
扉を開いたギルド職員の次に他のギルド職員が会議室に駆け込んでくる
「我らの団の専属ハンターが1人でダレン・モーラン討伐へ向かったそうです!」
そのギルド職員に対してギルドマスターは溜息を吐く
「まったく、まだ依頼は発行しておらんだろうが、まぁ良い今回は特別だ、筆頭ハンターさん続けてすまぬが、我らの団のハンターに協力してやってくれ」
「ははは…わかりました」