ゾロさん、あなたを愛してます!!   作:ぞろおし

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ゆるっとした日常回です
日記形式にしています
読まなくても大丈夫だと思います。

……疑問なんですが暦ってどうなってるんですかね

どうぞ


閑話 アリスの日記1

○月×日天気

 

ナミさんが仲間に加わり(本人いわく手を組んだ)、二隻の船で航海しています。

といっても私たちはナミさんの指示通りに船を動かしているだけですが

ルフィさんの人選は間違っていなかったようで、ナミさんはかなり凄腕でした。

航海士という存在の大切さが身にしみましたね。

さて、ゾロさんの本日の様子は

 

(あまりに長いので中略)

 

そういえばナミさんがおっしゃっていたのですが、このペースだと明日には島に着くとのことです。

 

一体どんな島ですかね?ルフィさんなんてすでに目を輝かせています。

 

 

○月#日

 

今日は島に着きましたがキメラのような珍獣が生息してる島でした。

 

そんな動物たちを保護するかのように一人の男性、ガイモンさんが住んでいました。

彼は22年前、仲間と共に宝の地図を元に無人島へ上陸し、三週間経って、引き上げようとしたときに偶然空の宝箱にはまり気絶し、そのまま島に取り残されてしまったようです。

 

なんというか、小説にもなさそうな展開ですね

 

宝箱にはまって以来、髪を切っていないため、巨大なアフロヘアーになっており、眉毛もつながってました。

 

その容貌からルフィさんは「タワシのおじさん」と呼んでいました。

 

宝や珍獣目当てに上陸してくる海賊を「森の裁き」と称して撃退し、私たちにも攻撃を仕掛けて来ましたが、通用せず、互いに無害であることが分かり、親しくなった。

 

彼は20年守り続けた宝箱が空だったことをルフィさんから伝えられ仲間に誘われるが、「森の番人」として長年の友である珍獣の島にいる動物を守るため誘いを断り島に残りました。

 

旅は一期一会ですね。

 

 

 

○月%日

 

 

 

 

今日は何もなくただ海を行く航海の日でした。

 

ほのぼのゆったりゾロさんを眺めているとナミさんに話しかけられました。

 

なんでも私の能力に興味があるのだとか。大まかな能力について説明すると、急に目を輝かせ(ルフィさんに際限なく肉を出してくれと頼まれたときを思い出しました)、宝石などは出せないかと聞かれ、「出せる」と答えると試しに「なんでもいいから出して欲しい」と言われました。

 

試しに《ダイヤモンド》、と出してみると盗むかの勢いで宝石を取られました。別にいくらでも出せるのでいいですが……。ナミさんはしばらく手に取ったダイヤマジマジと観察し、そして一言、「ダメね」

 

頭に疑問符が湧きました。知識も想像力も十分に足りているのでキチンとしたダイヤだと思ったのですが。

 

そう抗議すると「これは只のダイヤで品質は並みね」とのことで、言ってる意味が分かりません。

疑問符を浮かべていると、やれ4Cがどうだの綺麗なブリリアントカットじゃないだの散々ダイヤについて抗議され、何度も出すように言われました。

鬼畜です。

その日嫌というほどダイヤを出して最後に出したものを見て、ナミさんが「ん、まぁ及第点ね」とのことで、この人は悪魔かと思いました。

しばらくダイヤモンドというか宝石がトラウマになるような1日でした。

ちなみに出したダイヤは全てナミさんが持って行きました。

 

 

 

○月&日

 

 

昨日に引き続き今日もただ海を以下略

 

朝ご飯となる食材を出し、ナミさんに調理してもらいました。

うー、料理といいスタイルといい女性として負けてますね。

 

うんうん唸っているとナミさんの船に呼ばれました。

 

……宝石ならもう絶対に出しません、絶対にだ!そんなこと思っていると顔や雰囲気に出ていたのか苦笑され、「今日は宝石じゃないわよ」と言われました。

 

なんでも今日は服だそうです。

 

ふむ、なるほど服ですか、ならばやりましょう!

女性としてファッションは大事ですよね!!

ゾロさんもダサい女性よりも綺麗な女性の方がいいでしょう。

 

ちなみに私はファッションセンスというものが皆無なので基本的に無地の白いTシャツとタイトパンツというシンプルで動きやすい格好です。

 

ナミさんいわく雰囲気にはあっているが、シンプルすぎるということで、持っている服を見せて欲しいとのことです。

持っている服というか、これだけなんですけど……

そういうと呆れたような顔をされました。

仕方ないじゃないですか!一人旅で余計なものを持つ余裕なんてなかったのですから!!基本なんでも能力で拵えてましたし!

はぁ、とナミさんが溜息をつきました。

普通に傷つきます……

「なら私がデザインしてあげる」そうナミさんがいってペンを取り紙に服を描き始めました。

それから色鉛筆やら色ペンを具現化してナミさんが服を描いてくれました。

 

ですが……ちょっと露出が多くないですかね?!私恥ずかしくて着れませんよこんなの?!!

そうナミさんに抗議するも暖簾に腕押しで聞き入れてもらえず、しぶしぶデザインされた服を出しました。布の材質まで細く書いてあって疲れましたが

 

しばらく出した服を着て着せ替え人形と化していましたが、やっぱり無理です、こんなの着れません!!

 

それから口論しまして折衷案として服にフリルをつけたり、可愛いイラストを描いたり、せめて背中を見せるなどになりました。

 

ちなみに出したのに着れなかった服をナミさんに差し上げると言うと、服をマジマジとみて「下はともかく、上は胸がきつくて」とのことでした。

 

殺意の赴くまま着れない服は燃やして灰にして、海に投げました。

 

 

 

 




日常回でした。

お陰様でお気に入りが400件を超えました。
今後とも拙作をよろしくお願いいたします。

感想お待ちしてます。

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