【迷宮キングダム】迷宮少女リリカルなのは【なのはシリーズ】 第4話勲章授与投票受付中 作:龍委員長
はやて:
さて、ほな再開しようか。
遭遇の処理が終わったから次は「キャンプの処理」やね。部屋や通路、オブジェクトの「捜索」。発見済みトラップの「解除」。ランダム表を使う「休憩」。今回はおらへんけど友好的モンスターとの「取引」。通路の先にある部屋の「情報収集」。それ以外の計画・支援行動「その他の行動」。
ヴィクター:
聞いた感じですと、アイテム作成が増えているだけでしょうか?
はやて:
せやね。アイテムの作成は王国フェイズの時と違って、冒険に持ってきている素材と《モンスターの民》しか使えないこと。それと判定に成功しないとアカン所に注意やな。
ディアーチェ:
ふむ。まずは捜索だな。それをすましてしまわんことには落ち着かん。
はやて:
使用能力は〔探索〕か〔才覚〕好きなほうでできるで。
ヴィヴィオ:
ココアは捜索かなぁ【使い魔】があるから有利だろうし。
アインハルト:
ではまずは捜索でトラップの確認でしょうか。
ディアーチェ:
だな。ではまずシルクが部屋の捜索を行おう。難易度は10か。もちろん〔才覚〕での判定だな。
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シルク
〔才覚〕5+(6、2)=13 成功! 《気力》3→4
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はやて:
お、そうすると罠の類は見つからんかったけど、潰された小屋の瓦礫とかの物陰に人間と発見するで。
イクス:
? この人たちはいったい・・・。
はやて:
話を聞けば判るけど、バナナ公国の民やね。なんとか身を隠して危機を脱してたみたいや。
ディアーチェ:
お? これは《配下》の補充イベントか?
はやて:
は? 他国の民まで支《配下》に入れようとはさすがに闇を統べる人は違うなぁ。
ディアーチェ:
ぐぬっ。
ではこのイベントはどういうモノなのだ?!
はやて:
ん? 別にこれといったデータ的なものはないよ。単なるストーリー上の演出やね。
(い ま の と こ ろ は)
ディアーチェ:
くそっ! 行動を1回無駄に使ってしまったではないか!
ヴィヴィオ!
ヴィヴィオ:
はい! 〔探索〕で通路を捜索します!
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ココア
〔探索〕5+(5、6)+1=17 成功! 《気力》0→1
キリエ、【楽器】使用。 ココア《気力》1→2
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はやて:
まぁ、成功するわなぁ。その通路を調べると往復あわせて8本もの線路を遮断機で囲った【踏み切り】の罠や。いわゆる開かずの踏み切りやな。
ヴィヴィオ:
えぇと、通過しようとすると余分に時間がかかる罠ですか。
ヴィクター:
さほど強力な罠には見えませんわね。
はやて:
(今までの迷宮やったらなー)
アインハルト:
カイザーたちはどうしましょうか?
ディアーチェ:
その前に覇王っこ。素材をシルクに渡してキリエから【楽器】を受け取っておいてくれ。
イクス:
そうですね。さっきも結局イクス《HP》を削ってしまいました。
あ、装備欄が空くので【香水】を拾っておきますね。
ヴィクター:
さぁ、する事といえば休憩ぐらいしか・・・指令?
はやて:
?
ヴィクター:
公国民を対象に「取引」は可能ですか? 敵対ではないですし、付近で暴れていたモンスターを退治したのですから、中立の態度でもないと思うのですが。
はやて:
っ! た、確かに・・・ちょっと考えるから待ってな。
(完全にモブのつもりやったからデータ無いんよな。でもPLの提案は拾ってあげたいしな・・・さっきの連中が暴れてるのに抵抗できんかったということで、最低レベルの「歩き髑髏」よりレベルが低いという事にしようか。そうするとレベルは1やな)
よし。ほなどんな取引をする?
ヴィクター:
《配下》を失ったばかりですし「自国に勧誘」も捨てがたいですわね。しかし情報の判明していない部屋も多いですし、「情報を教えてもらう」ほうが良さそうなんですのよねぇ。
アインハルト:
でしたら、先にカイザーが取引をしましょうか? 部屋のモンスターの数しか引き出せないようですし、A2以外の部屋は通路情報を得ないことには取引もありません。
ヴィクター:
そうですね。それでは
イクス:
あの、でしたら先にキリエが動きましょうか? 取引の判定は〔魅力〕ですし。
ヴィヴィオ:
あ、そうだね。
アインハルト:
では、お願いします。
はやて:
難易度は8やで。
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キリエ 取引判定
〔魅力〕5+(1、4、6*1)=15 成功! 《気力》0→1
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はやて:
A2にはモンスターは居らん事がわかったで。
ディアーチェ:
やや拍子抜けだが、失敗よりは良かろう。
ヴィクター:
そうですわね。才覚休憩を行いますわ。
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メトロノーム
才覚休憩表:2.寝付けないので民と噂話に花を咲かせる。すると経費削減のアイデアが・・・。〔才覚〕
〔才覚〕3+(1、5)=9 いちたりた!
《維持費》3MG減少!
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ヴィクター:
《民の声》が欲しかったところですが、これも悪くはありませんわね。
アインハルト:
ではカイザーも才覚休憩を行います。
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カイザードラゴン
才覚休憩表:7.配下や仲間たちに指示を出し休憩中も休む暇なく働く。くたくたになってあくびをすると配下がお茶を差し入れてくれた。《民の声》が1点回復する。
《民の声》2→3
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アインハルト:
なんとか回復できましたけど、まだ油断できませんね。
はやて:
まだ災厄表圏内やからなぁ。ほな1個ずつ演出していこうか。
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B1:
0ターン.0クォーター
カイザードラゴン(アインハルト):
「大臣は部屋の中を、ココアは通路の調査をお願いします。
陛下たちは周囲の警戒をお願いします」
シルク(ディアーチェ):
「うむ」
GM(はやて):
シルクが瓦礫などの下に伏兵や罠が無い事を確認していると、つぶれた小屋の中で身を寄せ合う人々を発見した。
???(GM):
「ひ、ひぃっ た、助けてください、い、命だけはっ!」
自身の身を隠してた瓦礫が取り除かれたのに驚いた人々は必死に命乞いをしている。
シルク(ディアーチェ):
「落ち着きたまえ。我々は前公王の要請を受けて救助に来た同盟国、天階マジカル合衆国の者だ。貴君らは公国民の方々で間違いないか?」
と合衆国の国章を見せながら声をかける。
???(GM):
「あ、あぁよかった。
はい。えぇそうです。私たちはバナナ公国の者です」
自分たちを発見したのが襲撃者ではないことを理解して胸をなでおろした。
シルク(ディアーチェ):
「無事・・・とは言い難いが命があってよかった。他の者たちは?」
バナナ公国民(GM):
「この狩場に居たのは私たちだけです。お願いします。どうか、国を公王様をっ」
深々と頭を下げる公国民。
キリエ(イクス):
「もちろんです。公国のかたがたにはこちらの大統領たちを救っていただいた大恩があります。
ですが我々も充分な準備ができているとは言いがたい状況。皆さんにも協力していただきたいのですが」
公国民(GM):
「わたしたちにできることがあるのでしょうか・・・」
キリエ(イクス):
「ご安心ください。みなさんに何かをさせようというのではありません。地理については地元の方におうかがいするのが一番かと思っただけです。この部屋の北東にある部屋について何かわかることはありますか?」
公国民(GM):
「北東というと・・・」
「あぁ、『流星神殿』ですね。天使様をまつる神殿がある場所です」
「無事だといいのだけれど」
少しでも協力しようとみな口々に情報提供してくれる。
一方そのころ
ココア(ヴィヴィオ):
「ふぅ」
カイザードラゴン(アインハルト):
「戻りましたか。どうでしたか?」
ココア(ヴィヴィオ):
「通路が途中でメトロ
カイザードラゴン(アインハルト):
「やっかいですね。彼らの移動タイミングや経路は本人たちも完全には把握していませんし・・・」
合衆国民(GM):
「騎士様、少し休憩してください」
カイザードラゴン(アインハルト):
「これは、すいません。いただきます」
GM(はやて):
ひととおり情報収集を終えた宮廷は移動を開始する前に小休止をすることになった。おのおの交代で見張りをしつつ仮眠などをとっている。
メトロノーム(ヴィクター):
「・・・ふぅ」
見張りをしながら小さくため息をつきます。
合衆国民(GM):
「陛下、少しよろしいでしょうか」
メトロノーム(ヴィクター):
「あら、どうかして? 休憩が終われば出発です。少しでも休んでおいたほうが良いですよ」
国民(GM):
「えぇ。ただ寝付けなくて。少しだけお話、よろしいでしょうか」
メトロノーム(ヴィクター):
「仕方ありませんわね」
国民(GM):
「ここを襲っている連中は何者なのでしょう?」
メトロノーム(ヴィクター):
「さすがにまだ判断ができませんわね。
単純に考えるならバナナ公国と敵対している国家の攻撃でしょうけど。それなら宣戦布告ぐらいありそうなものですし、そうなるとテロリスト? 公国の方が相手について判らない所をみるとクーデターではないでしょうし。合衆国もどこかと安全保障条約を締結して防備を考えるべきかしら? でも保障の見返りに我が国は何を出せるかしら。費用を出せといわれても最近は余裕が出てきたとはいえ、そこまで裕福ではないですし、なにか特産物でも考えないといけませんかしら、とはいえウチに国外に出せるような物は・・・! そうですわっ。倉庫番の給金を下げて倉庫の維持費を下げてやれば良いのですわね! そもそも領内にあるものですし見張りなんて必要ないでしょう。そうですわ、そうしましょう」
国民(GM):
「へ、陛下?」
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ディアーチェ:
この節約案はむしろ判定に失敗しておるだろ。
ヴィクター:
思いついてしまったので勢いでやってしまいましたわ。
はやて:
判定に成功さえしてしまえば演出はやったもん勝ちやからな。ただこの節約案は精神的にダメージを受ける
アインハルト:
では、これで1クォーター目は終了でしょうか。
はやて:
そうなるな。
ヴィヴィオ:
あ、忘れないうちに陣形を戻しておきます。
はやて:
ち、覚えてたか。
これでもうやり残したこともないかな?
休憩を挟んだら2クォーター目を始めようか。
つづく
というわけで1部屋目のキャンプをお届けしました。
常駐効果のスキルやアイテムはついつい忘れてしまいますね。やっぱり独りでキャラをまわすのはなかなかに難儀します。
こんごもグダグダすることがあると思いますが、生暖かい目で見ていただけますようお願い申し上げます。
次回、2部屋目への移動からになります。
しばらくお待ちください。