ゼロだけの時間   作:海棠

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黒ルイズの本領発揮です。自分としてはディエゴをここのルイズのイメージの根幹としています。









Act2「世界/THE_WORLD」

あの後、掃除を命令されてルイズとザ・ワールドは掃除をして終わった時には昼食までぎりぎりだった。急いで昼食を摂りに行った。そして昼食を食べていると少し離れたところに人だかりができ始めていた。興味がわいたのでそこを無理やり割って進むと中心ではなぜかギーシュとメイドが面と向かい合っていた。

 

「あら、ギーシュ。そんなところで何しているのかしら?」

「あぁ、ミス・ヴァリエールかい。引っ込んでくれたまえ。君は関係ないだろう」

「いえ、そういうわけにはいかないわ。ここでそんなことをやられたら昼食がまずくなるのよ」

そう言いながらルイズはシエスタの前にたつ。

 

「・・・ところで、何があったのか説明してくれるかしら? この子、尋常じゃないくらいおびえてるのだけれど?」

「あぁ、そこのメイドはこの僕に恥をかかせた挙句二人のレディの名誉を傷つけたんだ。許すわけにはいかないよ 」

「・・・そこのところどうなのかしら、メイドさん」

「わ、私はただ…ミスタ・グラモンが香水を落としになったのでそれを拾ってグラモン様にお届けしようと……」

「やれやれ、低脳な平民はコレだから困る…。いいかい? よく聞け。僕はあの時、コレは僕のじゃない、と言ったんだぞ。君はその時点で場の流れを察し、その香水を手に早々に去るべきだったんだ」

するとルイズはプルプルと震えだした。

 

「ん、どうしたんだい?」

「・・・ンフフフ」

『『『?』』』

「・・・フフフフフフフフフフフフクククククククククククククハハハハハハハハハハハハアーッハッハッハッハッハッハ!! アヒィーッ!アヒィーッ! アァーッハッハッハッハッハッ!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」

ルイズは大声で品もなく笑い始めた。とてもとてもおかしくてたまらないという風に。

 

「な、なにがおかしい!」

「ンフフフフフだってフフフフフお、おかしいじゃないハハハハハハ・・・フヒィーッフヒィーッ・・・だって、二股したことがばれたのは自分のくせにメイドに罪を擦り付けようとしてるのよぉ?!! みんなわかるかしら、このおかしさが!! これが笑わずにいられるわけないわぁ!! そんなタンカスにも満たないようなちっぽけなプライドのためにそんなことを人前で堂々と言えるなんて、呆れを通りこして笑っちゃうわよぉ――――!! ア―――ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

すると全員がルイズの笑い声につられて笑い始めた。

ギーシュはプルプルと顔を真っ赤にさせながらうめくようにつぶやいた。

 

「こんな屈辱を受けたのは初めてだ…!!」

「あら、まだましじゃな~い。私と比べたらまだ可愛いものよぉ? どうかしら、私の今まで味わった気分を味わうのは」

そう言いながらルイズはニヤニヤとし始める。

 

「く・・・け、け」

「?」

「『決闘』だ!!! この償いは死を持って償わせてやる!!!」

「あら、それでいいの? あなたも覚悟した方がいいんじゃないかしら?」

「何を言ってるんだい? 君こそ覚悟した方がいいんじゃないのかい?」

するとルイズはただニコニコとしながら笑い始めた。その姿に彼は不気味な雰囲気を感じた。

 

「ヴェストリの広場で待つ!! 逃げるなよ!!」

「それはこちらのセリフよ、女の敵」

「くっ・・・!!」

ギーシュはすごすごと広場へ向かった。

 

「ね、ねぇルイズ・・・」

そしてニタニタしていたルイズにキュルケが顔を軽く青ざめながら話しかけてきた。

 

「ん、なにかしら?」

「あなた、今すぐ謝った方がいいわよ…」

「なんでかしら? 私はあいつを笑っただけよ? それなのになんで私が謝らなくちゃいけないのかしら?」

「ギーシュはまがりなりにも土のドットメイジよ?!! 特にその中でも錬金は誰よりもうまいわ!! あなたみたいにいつも失敗しているわけじゃないのよ?!!」

「・・・ねぇ、キュルケ」

「な、なにかしら」

「私ってなんでいつも爆発するのでしょうね?」

「なんでって・・・、素質がないからじゃないのかしら?」

「だったらなんで素質がなかったら爆発するのかしら? ほかの人は失敗したり素質がなかったら何も起こらないでしょう? おかしいじゃない」

「・・・そういえばそうね」

確かにそうだった。自分たちの思い通りにならないから爆発は失敗と考えていたがよく考えたら異常だ。あんな爆発、火薬もないのに起こせるものなのか? というよりなぜ起こせる?

 

「しかもあの威力をを武器にしたらどうなるのかしら? フフフフフフフフフフフフフフフフフ・・・・・・・」

「・・・ッ」

「それに」

「・・・?」

「私が今からやることは決闘じゃないわぁ。『テスト』よ。私のこの爆発と」

ルイズはザ・ワールドを出現させる。

 

「この子の、ね」

するとそんな二人にシエスタが話しかけてきた。

 

「あ、あの・・・」

「・・・ん、なにかしら?」

「私のせいで、こんなことになってしまって・・・」

「いいのよ。どうせこの子の性能テストはする予定だったし。ソレが早くなっただけよ。それに」

「?」

「あなた、なかなかに可愛らしいじゃな~い。気に入ったわぁ」

そう言いながらルイズはスキップ気味にその場を離れて行った。

キュルケはどうにも悪寒を止めることができなかった。

 

この時、ルイズ以外の全員が気付かなかった。

 

 

シエスタの爪と歯が鋭くなっていることに。

 

 

そしてそれを抑え込んでいる彼女に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~同じ頃~

 

一人の男が図書室の一室にこもっていた。

彼の名はコルベール。この学校の教師をしている。

 

「こ、これは・・・!!」

彼は何か重大なものを発見したらしい。彼は慌てて部屋から飛び出すと学園長室に向かった。

 

 

 

 

 

所変わってここは学園長室。

そこには美人の秘書と長老みたいな男性がいた。

といっても老人の方は頬に紅葉のマークをつけていたが。

 

「・・・別に叩かんでいいじゃろうに、ミス・ロングビル」

「セクハラは犯罪ですよ。通報しないだけ慈悲があるものだと思ってください」

「通報が怖くてセクハラなんぞしとらんわい」

「oh・・・」

するとそこに慌ててコルベールが入ってきた。

 

「た、たたたたたたたたたたた大変です! オールドオスマン!!」

「どうしたんじゃ、ミスタ・コッパゲ」

「コルベールです! じ、じじじじじじ実は、ミス・ヴァリエールの使い魔のルーンを調べていましたところ、これだったのです!!」

そう言いながらオールドオスマンと呼ばれた老人はコルベールの見せたものに目をむける。すると少し険しい表情をして秘書であるミス・ロングビルに言った。

 

「ミス・ロングビル。少し退室してもらいたいのじゃが」

「了解いたしました」

そう言って美人秘書は学園長室からいなくなる。

 

「・・・で、なんじゃと? ミス・ヴァリエールの使い魔が『ガンダールヴ』じゃと?」

「はい! 『ガンダールヴ』は始祖ブリミルが、呪文詠唱中の無防備な状態を守るために用いたと言われている伝説の使い魔です! その力は千人の軍隊を一人で壊滅させ、並みのメイジではまったく歯が立たなかったと!」

「ふむ・・・それは少し早計じゃと思うが…」

「た、大変です!」

するとそこにミス・シュルヴルーズが慌てて入ってきた。

 

「どうしたのじゃ、ミス・シュルヴルーズ」

「どうしたもこうしたもないんです!! ヴェストリ広場で、決闘をしようとしている生徒達がいます! 何人かの教師が止めようとしましたが、生徒達に邪魔されて、止められないようでして…」

「なんじゃ、それぐらいの事で騒々しい…で、その暇な貴族は誰と誰なんじゃ?」

「それが、片方はミスタ・グラモンで・・・、もう片方がミス・ヴァリエールとのことです」

「子供同士の戯言じゃ。使わんでもよかろう」

「は、はい。わかりました」

そう言ってミス・シュルヴルーズは出て行った。

 

「・・・ではわしらはこの鏡から見るとするかのう」

すると鏡がぼうっと光り、光が収まると景色が映っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一方そのころ~

 

途中でルイズは食堂へ向かい、用が済むと広場に向かった。そして到着すると颯爽と登場した。

歓声が沸く。

 

「ようやく来たのかい、やれやれ逃げるのかと思ったよ」

「女性をエスコートするのが男性の仕事でなくて? そんなこと言っていたら、男性として失格よ?」

皮肉のつもりで言ってやったのに流された挙句バカにされたギーシュは眉間をぴくぴくさせた。

 

「・・・そうかい。では名乗らせていただこうか。僕の名はギーシュ・ド・グラモン。『土』のドットメイジだ。二つ名は『青銅』。よってワルキューレを使わさせてもらう。異論はないね?」

「私の名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。・・・そうね、二つ名は『ゼロ』。『ゼロ』と言わさせてもらうわ」

すると周りから笑いが漏れた。

 

「ゼロを二つ名にするなんて…、君も誇りを失ったのかい?」

「あら、あなたは簡単な算数もできないのないかしら? (ゼロ)の次は(イチ)よ? こんなことちっさい子でも知ってる常識じゃない、フフフ」

今までのルイズだったらここで喚くのに今の彼女は完全に波を自分のものにしている。ギーシュは奥歯で歯ぎしりした。

 

「・・・おっと、話がそれたわね。私はまともな魔法が使えない。まぁ、皆知っての通りよ。だから、様々な方法を使わさせてもらうわ。それでもかまわないわね?」

「いいとも。それでどこまで君があがけるのか楽しみだ」

「あなたこそ、『錬金』しか能がないくせにどこまであがけるのか楽しみよ」

ギーシュの目が血走り始める。

 

「ところで」

「なんだい?」

「あなたの二つ名、違うんじゃないかしら?」

「・・・どういう意味だい?」

「あなたの二つ名、『二股』とか『好色』とか『失恋』の方が似合ってるんじゃないのかしら? 私個人としてはそちらの方がお似合いよぉ?・・・ねぇ、元『二股』『好色』家、ギーシュ・ド・グラモンさま。『失恋』の味はどうかしら?」

すると周囲の観客(傍観者ども)に笑いが走る。するとギーシュはぶちぎれた。

 

「・・・僕をおちょくるのも大概にしろぉ!! けがで済ませようと思ったが限界だ!! ここで殺してやる!!!!!」

するとルイズはさらに笑みを深くした。かかった。こんな簡単な餌に引っかかるとは思わなかった。ルイズはおかしくてたまらなかった。

ギーシュはバラを模した杖を振る。するとワルキューレが現れた。どっと歓声が沸く。

彼は叫んだ。

 

「行け、ワルキューレぇえええ!!!!!」

するとワルキューレが突撃してくる。ルイズはそれに対して真正面から構える。

そして呪文をワルキューレに向かって唱えた。

 

「『錬金』」

するとワルキューレが砕け散った。その場にはその破片だけが散らばった。ルイズはそれを見てふむ、と思う。

周囲が笑いだす。

 

「おいおい、あいつ爆発させたぞ!!」

「ルイズ、ついに爆発させたのか、ギャハハハハハハハ!!!」

「お似合いだぜぇえええええええええギャハハハハハハハ!!!!」

 

「・・・フフフ」

するとルイズは愉快そうに笑った。皆その態度を不思議がる。

 

「・・・なんで笑っているんだい?」

さっきバカにしようとしたギーシュも今のルイズのおかしな態度に怪訝そうにする。

 

「あなたたち、ホント脳みそ錆びついてるわぁ~~。ほんとどうしようもないくらいに」

ルイズはわざと大きな声で言った。周りにいた全員がそんなルイズの発言にぴきっとくる。

 

「それはどういう意味だい…?」

「それくらい自分で考えなさいよぉ。ま、どうせあなたは四六時中女の子のことしか考えてないから意味ないでしょうけどね」

「…このゼロがぁああああ!!!!!!!」

ギーシュは激昂しながら杖を振る。すると新たに7体のワルキューレが出現した。

 

「あらあら、派手な歓迎ね?」

「殺す!殺す!殺してやる!絶対に殺してやる!!」

「あらあら、聞こえてないみたい」

すると斧を持ったワルキューレが一体ルイズに向かってくる。

 

「・・・」

ルイズはそれを見るとザ・ワールドを出現させる。ザ・ワールドは一直線にワルキューレに向かうと思いきり顔面を殴りつけた。

するとパァンとはじける音がしてそこには青銅のかけらしか残されていなかった。

 

「あら、あなた強いじゃない」

ルイズがニコニコしながら言う。

この時、ザ・ワールドは困惑していた。確かに自分は人間よりか破壊力はある。しかし、どんなことを言っても今破壊したのは金属だ。金属をこんなに一発で砕くことができるのだろうか? しかも力がどんどん湧き上がってくるのを感じる。 その時、ふとザ・ワールドは左手を見た。

そこにはなんと!  

     なんと!!

      なんと!!!

 

 

 

ルーンが光を発していた!!

 

 

 

これか!! これのせいか!! ザ・ワールドは目撃し、今理解したッ!! 自分のこの異常なまでに湧き上がってくるパワーの正体を!! この左手に刻まれたルーンが自分に与える影響を!!

 

「ぼ、僕のワルキューレが一発で・・・」

「ウフフフフフフフ・・・・・・・・」

するとルイズが笑いながらザ・ワールドに近づく。ギーシュは我に返るとすぐにワルキューレに攻撃を仕掛けさせた。目標はあの亜人。あの亜人さえ殺せばルイズは煮るにも焼くにも好きにできる。そう判断したからだ。

槍を持ったワルキューレが突撃してくる。ザ・ワールドはその槍をぐっと止めるとそのまま引き寄せて勢いに任せて頭を殴りぬいた。

その時ギーシュは後ろに回り込ませて剣で切ろうとした。

しかし、ここで思わぬアクシデントが発生したのだ。

 

 

 

 

すり抜けたのだ。

 

 

 

 

まるで幽霊のごとく、その剣がその亜人をすり抜けたのだ。何も引っ掛かりもせずに、だ。

 

「え・・・?」

ギーシュが固まっていると亜人は後ろ回し蹴りで後ろで剣を持っていたワルキューレの頭を木端微塵にした。

そしてルイズが歩いてザ・ワールドに追いつくと自分の腰の方に手を回した。

 

「ところで」

「!」

「あなたワルキューレに武器を持たせたわね? つまりその武器で私を殺す覚悟があったってことでいいのよね?」

「・・・それがどうかしたのかい?」

「何でもないわ。ただの確認よ。・・・でも、これで堂々とやれるわ」

「な、なにをだい?」

「あなたは私を殺そうとしてきた。それによって」

するとルイズは口の端をさらににやぁと釣り上げ、叫んだ。

 

 

「今ここであなたを殺す口実ができたのよ!!!」

 

 

彼女はズラリとナイフを構えた。

 

「そ、そのナイフでどうするんだい?」

ギーシュは動揺しながらもワルキューレを動かそうとする。

 

「フフフフフ・・・・、わかってるくせに。こうするのよ、(THE)・」

ルイズはカッと目を見開いて叫んだ。

 

 ワールド(WORLD)!!

 

 

ドオォ――z__ン!!!!

 

 

 私だけの時間だわ!!」

するとすべての人間の動きが制止した。ルイズ以外の世界が文字通り『停止』したのだ。

 

「これが、ザ・ワールドの真の能力よ。ま、止まっているあなたには理解できていないでしょうけど、ね」

そう言いながらルイズはナイフを構えた。昔母親が魔法が使えないルイズをかわいそうに思って彼女に様々なことを教えてくれたのだ。ナイフの投擲(とうてき)もその一つだった。ルイズはその技術をすべて吸収した。どんなことを使ってでも自分をあざ笑った奴らに見返してやる、復讐してやるという気持ちがあったのだ。そしてこれまで数えきれないくらい自分を嘲笑った奴等を闇に葬ってきた。そこに貴族とか平民とかの区別や階級はなかった。彼女を『馬鹿にした』という事実の下で平等だった!

そして今、ルイズは思った!!

 

 

今こいつをここで闇に葬り去ってやる!!!

 

 

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄…無駄ぁ!!」

ルイズは叫びながらナイフを4本投げつける。そしてザ・ワールドも隠し持っていたナイフを4本投げつける。

するとナイフは二人の手から離れていき、ギーシュの目前で止まった。

 

「そしてもう一本!!」

ルイズは叫びながら全力で最後の一本を投げつけた。そのナイフは寸分狂わずギーシュののどぼとけ(・・・・・)にまっすぐ飛んでいった。そして当たる寸前で制止する。

 

「・・・」

ルイズは自分の周りに複数いるワルキューレを見る。これを破壊してもいいがそれだとさすがに怪しまれる。そう思ってルイズは動くのをやめた。

 

「1秒前」

ルイズはつぶやいた。

 

「0」

時は再び刻み始めた。よってナイフは動き、ギーシュにすべて突き刺さる。

それを見るとルイズはにやぁと笑った。やった、やった、やってやった、と。

すると周りの生徒が悲鳴を上げる。

 

「だ、だれか、水のメイジだ!!水のメイジを呼べ――――ッ!!!!」

誰かがそう叫ぶと彼の恋人、モンモランシーがいち早く駆け付けた。誰かがナイフを抜くと鮮血があふれ出す。彼女は吐きそうになるがぐっとこらえて治療を開始する。その眼には涙があふれていた。

その時、ルイズとナイフはすでにかき消すようにいなくなっていた。

 

 

 

 

続く




当初はスケアリー・モンスターズを使い魔(?)にさせる予定でした。ですが、ギーシュとの戦闘シーン以外でうまく思いつけなかったのでお蔵入りにしました。

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