~コブナント艦内~
?『おい!どうなって居るんだ!』
兵『はい!何者かが私達の宇宙船を占拠していきます!』
?『そいつらは、なにもんじゃ?』
アービター『はい。彼らは、誇り高き戦闘民族サイヤ人だと叫んで居ます。』
?『困った野蛮人だ。さっさと最強兵器を出して倒してしまえ!』
アービター『私もそう思い、最強兵器をサイヤ人に向けて放ちましたが、全く歯が立ちません。』
?『預言者殿、このままでは陥落するのも時間の問題です。』
?『そのサイヤ人やらの所属している組織は?』
アービター『彼らはフリーザ軍と名乗ってました。』
?『直ぐに使いを出すのだ!和睦して人間どもを根絶やしにしてやる。』
~地球統一政府宇宙船~
俺達は、慎重に進んで指令本部に向かっている。
自分『あれから随分と歩いているが、コブナントの連中には出くわさないぞ?』
隊員1『どうしたんでしょうね。実はサイヤ人は、人間とコブナントを敵対視していて、まずこの宇宙船にいたコブナントを倒したのだと。』
自分『一人残らず消えた?いや、そんなはずはない。凱はどう思う?』
凱『もしかして隠れてんじゃねーの?』
自分『そんなまさか。サモールカメラに映らんぜ?』
隊員2『でも、侮ってはいけないようですね。』
自分『あぁ、そうだな。』
と俺が言い、少し前に進んだ時だった。
隊員3『隊長…グォ!』
自分『大丈夫か!』
隊員が何か言おうとしたところをこのゲームでは出来ない筈の気弾が隊員に来たのだ!
凱『なんだこれ!?』
凱が驚いたのを合図かのように一人の宇宙人が表れた。
自分『て、テメーは!』
?『ほう、俺の事知ってるみたいだな。』
自分『同然だ!フリーザ軍直属部隊:クラッシャー軍の隊長、ターレスめ!』
俺達を襲いに来たのは、サイヤ人のターレスだった!
凱『ゑ?ゑ?』
自分『奴はドラゴンボールの映画に出てくる奴で当時小さかった悟飯達を襲い、最後は悟空によって倒された野心家。フリーザを倒し、全宇宙の支配者に成るつもりだったんだ。』
凱『な…なんだって!?』
ターレス『ほう、お前凄く知識があるなぁ~。気に入った。お前らより強い俺様が相手してやる。』
すると、後ろから赤い実を取りだし食べ始めた。
凱『なんの~!』
凱が飛び出し、攻撃しようとするところを止めた。
自分『止めろ!殺されるぞ!』
凱『それなら殺されないように躱すのみだ!!』
自分『ちゃんと話を聞けって、おい!』
俺の忠告も聞かず攻撃しに言った。もうだめだと思った。そして、凱を避けたターレスは、
ターレス『所詮下級戦士、無様なもんだ。』
と言い、凱の背中を蹴る。そして蹴られた凱は、そのまま突進するかの様に壁にぶつかる。
凱『うおっ!
効くな~だがまだまだだ!!』
まだ攻撃しようとするところを本気で止めた。
自分『もう止めろ!殺されたら復活出来んぞ!ちゃんと話を聞け!』
俺は必死で止め、話を聞いてほしいと言った。
凱『あ、ごめん自分忘れてたw』
自分『笑い事じゃあない。いいか?さっき奴が食っていた果物あるだろ。』
凱『食べてたっけ?』
自分『よく見てないな。奴が食っていた果物は神精樹の実と言って、それを食べると戦闘力が上がる。つまりどういうことか分かるか?』
凱『え、て事はあれを食う前に倒さねえと無理って事か』
自分『あぁそうだ。戦闘力だけじゃなく回復力も上がる。力任せにやれば奴は必要に応じて食い、逆に俺達が追い込まれることになる。』
ターレス『そう言うことだ。前にここにいたやつらは、そんなことを考えずに戦ったから、全滅させてやった。』
凱『マジか…。』
俺は、何故ここにコブナントの連中がいないのかと言う謎が解けたのと共に、今の立場から俺達はヤバイ状況と言うことを改めて実感した。
自分『とにかく、俺達では勝つこと不可能だ。』
凱『だけど俺たちならあの時の経験があるから出来るんじゃね?』
自分『でも、それを全て引き出す事が出来ないかも知れないぜ。』
凱『どうなんだろうな~まだ全力出してないし…』
自分『でも、やらない価値は無いかもな。よし、負けると知ってもやるか!』
凱『応!』
ターレス『おっ!やっとやる気に成ったか。』
こうして俺達は戦いに挑むことにした。
自分『おい、凱!四方八方のやり方をするぞ!つまり、囲んで攻撃するって事だ!凱は自分のチームの指示をしてくれ!』
凱『了解!』
こうして、サイヤ人対地球人の対決が始まった。
オッス!俺様は本条 信治だ!凄く嫌な奴に当たったぜ。無事生きて帰れるのか?
次回のHALO~人工知能は恐ろしい~は第八話~勝利はどちらに?~だ!ぜってー見ないと損するぞ?